「愛だの恋だのくだらない」
そう吐き捨てる婚約者に、命を奪われた公爵令嬢ベアトリス。
何もかもに絶望し、死を受け入れるものの……目を覚ますと、過去に戻っていて!?
しかも、謎の青年が現れ、逆行の理由は公爵にあると宣う。
よくよく話を聞い
てみると、ベアトリスの父────『光の公爵様』は娘の死を受けて、狂ってしまったらしい。
その結果、世界は滅亡の危機へと追いやられ……青年は仲間と共に、慌てて逆行してきたとのこと。
────ベアトリスを死なせないために。
「いいか?よく聞け!光の公爵様を闇堕ちさせない、たった一つの方法……それは────愛娘であるお前が生きて、幸せになることだ!」
ずっと父親に恨まれていると思っていたベアトリスは、青年の言葉をなかなか信じられなかった。
でも、長年自分を虐げてきた家庭教師が父の手によって居なくなり……少しずつ日常は変化していく。
「私……お父様にちゃんと愛されていたんだ」
不器用で……でも、とてつもなく大きな愛情を向けられていると気づき、ベアトリスはようやく生きる決意を固めた。
────今度こそ、本当の幸せを手に入れてみせる。
もう偽りの愛情には、縋らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-02 19:26:32
271886文字
会話率:33%
「汽車が強い理由は。」
「私みたいな大切な人が乗っているからだって。」
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「任務が全部終わったら。」
「私たちはどうなるのですか。」
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「リース、よく聞け。」
「それよりずっときれいに撮ってあげるよ。」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 14:44:39
68992文字
会話率:36%
私の世界には私しかいない。それ以外の者は背景に過ぎない。
けれどもある時、異界から訪問者がやって来た。
彼は胸ぐらを掴み、張った声でこう言う。
『良いか、お前に指示を出す』
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳
御座いません。
注意事項2
指示や助言というのは、やっぱり責任が発生すると思ってます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-26 14:11:33
900文字
会話率:45%
例えばちょっと想像力があったって、文章が欠けたとして、其れが世の中の役に立つ訳がない。
役立つのは一握りの人間だけ。
食ってなきゃ意味ないんだよ!!
文才あっても、社会に溶け込める才能がなければ意味無いんだよ!!
注意事項1
起承転結は
ありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
疲れてしまったので、開き直って自己肯定感上げるための小説です。
メンヘラな私、よく聞けや!!
誰にも『慰めて』なんて言わないから良いんだよ!!
縋る気もないから良いんだよ!! 悪いか!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-24 18:49:20
920文字
会話率:0%
この度、いろいろあって転生しました。転生先はなんちゃらってゲーム世界の悪役貴族だとよ。主人公のイケメンムーブの生贄になってくたばる役回りらしい。
しかもよくよく聞けばクソみたいな人生を送るそうだ。
ははっ。
・
・・
・・・
じょーとぉじゃねーーーーかあああああっ!!
お望み通り悪役貴族やってド派手に死んでやろうじゃねーかぁっ! こんな罰ゲームみたいな二度目の人生に未練なんてねーよ、クソがああっ!!
ふっざけやがってっ! ふっざけやがってぇええええっ!! 見てろよ、この野郎っ! 俺はっ!! 俺が思うまま、望むまま、邪悪になってやるぞっ!!
侍女A:最近、若様が部屋でぶつぶつ言ってること多くない?
侍女B:気難しい年ごろなのよ、きっと。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-12 17:00:00
154715文字
会話率:27%
本稿では主人公が変更された際の物語の変遷を検証した。
まず、惑星・ピセムにある絶海の孤島——「トマス・プランテーション」に十体のエージェントを用意する。エージェントは■■■■。■■■■、これを「その一体が主人公の小説」とした。
彼
らの中には人外——人殺しモンスターが紛れており、人外側は自分たち以外の人間を殺すことを、人間側は人外を見つけて排除することをそれぞれ目的とした。
(中略)
結果、すべての試行で異なる結末が得られた。■■■■は目的を達成できず、■■■■は目的を達成できた。■■■■は相打ちとなり、本人は死亡した。また、■■■■。全試行の中で■■■■を見つけることができたのは■■■■のみであった。
本稿の最後には、■■■■。
※アクセス制限がかかっています。
——————
よく聞け、この世界に主人公はいないんだ。
——————
毎朝7時頃に投稿予定です。
2月下旬完結予定。
感想、誤字脱字がありましたら、お気軽にコメントください。
〈注〉
この物語では犯罪に抵触する行為や、一部の人間に愉悦を与えかねない描写がありますが、
決して犯罪やその他の残虐行為を推奨するものではございません。
同時に、この物語に登場する人物・団体はフィクションであり、実在のものとは一切関係がないことを、ここに明記いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-10 07:00:00
10785文字
会話率:48%
伊集院桃子は、短大を卒業後、二年の花嫁修業を終えて親の決めた幼い頃からの許嫁・鈴木晃司と結婚していた。同じ歳である二人は今年27歳。結婚して早五年。ある日、夫から「離婚して欲しい」と言われる。何事かと聞くと「好きな女性がいる」と言うではない
か。よくよく聞けば、その女性は夫の昔の恋人らしい。偶然、再会して焼け木杭には火が付いた状態の夫に桃子は離婚に応じる。ここ半年様子がおかしかった事と、一ヶ月前から帰宅が稀になっていた事を考えると結婚生活を持続させるのは困難と判断したからである。
最愛の恋人と晴れて結婚を果たした晃司は幸福の絶頂だった。だから気付くことは無かった。何故、桃子が素直に離婚に応じたのかを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-15 06:00:00
153998文字
会話率:32%
お父様が再婚をされました。
お相手は貴族。
平民の我が家でよろしいのでしょうか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。お父様も実娘をそっちのけで義妹にメ
ロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「おねえ様、頂戴」が口癖。あまりに煩いので快く渡しているのです。
何故かって?
もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。
少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?
思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしているようで・・・?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-25 00:00:00
7419文字
会話率:18%
義母と義妹から虐げられていたアリアーナは、平民の資産家と結婚することになる。
それは、絵に描いたような契約結婚だった。
しかし、契約書に記された内容は……。
ヒロインが成り上がりヒーローに溺愛される、契約結婚から始まる物語。
短編版からの
長編化作品です。
だいぶ内容は変えていますので短編読了済みの方もぜひお楽しみください!
今回は夢の完結済投稿です♪折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 12:43:46
82812文字
会話率:42%
義母と義妹から虐げられていたアリアーナは、平民の資産家との結婚することになる。
それは、絵に描いたような契約結婚だった。
しかし、契約書に記された内容は……。
ヒロインが成り上がりヒーローに溺愛される、契約結婚から始まる物語。
最終更新:2023-09-23 18:00:21
5615文字
会話率:46%
【毎週水曜日更新】+ゲリラ更新あり
悪役令嬢に転生したら即死刑
時間戻しなんて便利な展開はありません!
神のミスで死んでしまったOLの宮森涼音は、転生後の条件を細かく指定し過ぎてしまい、とんでもない世界へと転生してしまう。
「皆の者!
よく聞け! 悪女ベネッサの処刑方法は、絶死のダンジョンへの追放に決まった! なおこの死刑は配信スライムにより配信される!」
悪役令嬢に転生して、ダンジョン配信?
設定盛りすぎ転生を果たしたベネッサの運命やいかに。
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励みになりますので、⭐︎やいいねをお願いします!数によって更新頻度上がります!頑張れます!お願いしますー折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-08 23:21:38
128021文字
会話率:54%
: どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。今回も死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、望みも目的も正体も判らない怨霊(?)の群れを鎮撫せよという無理難題を押し付けられる。古い祭祀遺跡を潰して畑にしたと聞かさ
れた主人公は、そりゃ祟られるのも当たり前だろうと呆れるのだが……よくよく聞けば話はそう単純なものではなく……
祟りを為さないものを「怨霊」と呼んでいいのかという形而上学的問題は別にして、誰にも何にも怒りを向けないが故に、却って不満の理由が判らない。彼ら「怨霊」の呟きと状況のみを手掛かりにして、主人公が辿り着いた結論とは?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十七作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:00:00
7062文字
会話率:64%
あらすじ
ーーーーーー
通信機のノイズの音と共に声が聞こえた
『おい!聞こえるか?良いか、よく聞け、今お前は[時層帝国]の《α実験研究所》の地下5階にいる、俺が地上1階まで案内するからちゃんと聞いとけよ!....《五月雨》!意識はハッキリ
しているのか?』
『あぁ、ちゃんと聞こえてるよ《山辺》、てか俺を地下5階まで落とした【α】はどうしているんだ?』
『お前,覚えていないのか?,,,まぁいい今は危険ではないから最初から話すぞ、聞いとけよ!』
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-04 16:41:47
667文字
会話率:67%
俺は谷古宇 刀夜、高校二年生。異世界ファンタジーの小説が大好きだ。時々自分が剣と魔法が実在する異世界へ行くのを幻想した。
しかし、俺は突然異世界に召喚され、魔王になった。
「お前たち、よく聞け。俺はトウヤ・ヤコウ、お前たちの王だ。俺を信
じろ。俺は魔族を率いて我々魔族を強大にさせる、絶対に」
と宣言した。
魔剣を手に入れて魔法と剣術も学んで、能力は規格外だけでなく、国も女も入手してやった。
人族支配計画により、俺と魔族たちは身分を偽造して人族の国に行き、実力を隠して陰を狩って暗躍する……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-11 00:00:00
28567文字
会話率:43%
「いいか、よく聞け、アルス。婚約破棄ブームだ……」
最終更新:2022-07-01 17:26:37
5992文字
会話率:82%
「今日からお前は息子ではない。出て行け」”最強”を目指す貴族の一族に生まれたイグニは12歳の誕生日に行われた『適正の儀』にてファイヤボールしか使えないことが明らかになった。初級魔法しか使えないイグニはその日に家から捨てられる。
行くあても
なく大した魔法も使えないままその日暮らしをするイグニ。だが、ある日奇跡の再会を果たす。「なんじゃ?そこにいるのはイグニか?」「じ、爺ちゃん!?」かつて”極点”と呼ばれた最強の一角、しかし女遊びが激しすぎて貴族から追放された祖父との再会だった……!「爺ちゃん!強い男がモテるって言ったけど、俺、強くなれねぇよっ!!」「イグニ、よく聞け。強い男はモテる。だが、努力する男はもっとモテる……ッ!!」「じ、爺ちゃん!俺、頑張るよ!!!」イグニを追放した実家は知らなかった……。イグニの”モテたい”という執念を……ッ!”極点”と呼ばれる最強の魔術師の指導を……ッ!
「イグニ、そ、その魔法はっ!」「これ?ファイヤボール」「お前なら極点を目指せる!戻ってこい!!」「...貴族って、モテないじゃん」「お前は何を言ってるんだ?」これは”モテたい”一心で己の技を磨き続け、最強に至ってしまった若き魔術師がズレズレのまま無双する物語。
【日間総合1位いただきました!】
【ハイファン週間ランキング1位いただきました!】
【書籍化とコミカライズが決定しました!!】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-03 08:50:03
817630文字
会話率:50%
かつて世界を滅ぼしかけたダークソールがいましたデス
そのダークソールを倒すため、一人の少年が前世の記憶を取り戻し、目を覚ましたのデス!
その名は、ダークフレームマスター。暗黒ダークな力で敵を無双……
「あー、やめろ、やめろ。そんな話はない!
」
「Why? なぜデス。サムライマスターの過去は、最重要デス」
「そんな過去はない! いいか? よく聞け? 俺の名前は、神藤樹。どこにでもいる高校生だ。平凡を愛し、普通の暮らしをしていくんだ!」
「そんなのデッカイ、つまらないデス! サムライマスターは、昔の記憶を取り戻すべきデス」
「もう、中2病じゃないんだ! その事は忘れろ! 俺は、特待進学を目指しているんだ!」
「なら、私も勝手に楽しむのデス」
これは、俺と幼馴染みと旧幼馴染みのありふれた物語……
俺の日常が、旧幼馴染みに侵食されていくお話だ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-31 21:22:51
100174文字
会話率:51%
いいか?お前ら、よく聞け?
(゜д゜ )
(| y |)
エッチとエロでは単なるスケベ野郎だが、
H ( ゜д゜) ERO
\/| y |\/
二つ合わされば
ヒーローとなる。
( ゜д゜) HERO
(\/\/
そう、ある日突然。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-16 06:33:08
625099文字
会話率:74%
社畜騎士、ヴァン・イスルギ。
彼の務めている王国第九騎士団は平民のみで構成された騎士団だった。
そのため、貴族出身の騎士たちからは見下され、重労働な仕事ばかりをまわされる日々を送っていた。
そんなある日、ヴァンは嫌っている上司から騎士
団の慰労会に同席するようにと要請を受けてしまうのだった。
いたしかたなく参加した王城での慰労会では、気分を良くした上司に無理やり酒を飲まされる始末。
「あー…あの豚野郎…。しこたま酒飲ませやがって…!」
泥酔してしまったため、一度酔いを醒まそうと会場を抜け出すヴァンだったが王城の中で迷ってしまう。
ふと見つけた一室で少し休ませてもらおうと入っていくのだが…。
そこには月明かりに照らされた、黒縁のメガネが飾られていた。
「なんでこんな、仰々しくメガネなんて飾ってんだ??」
『おう、メガネなんてとは随分な口きくじゃねえか』
どこからか声が聞こえる!
よく聞けばその声は目の前のメガネからするではないか!
『こんな世界だぜ、メガネだって喋るくらいするわ!』
ホルスと名乗る喋るメガネと出会い、ヴァンの人生は大きな岐路を迎えることになる。
果たしてヴァンは、晴れて社畜を卒後業できるのか!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-09 19:05:56
6541文字
会話率:36%
「数多の神々よ。処分に困った魂や己のミスで散ってしまった魂を私の世界へ放り込むのはいい加減にしてくれないか。何回世界が無茶苦茶になったと思っている?そろそろ堪忍袋の尾が切れた。こちらとしてもそれ相応の対応を取らせていただく。…その通りだ。や
ってきた転生者、転移者を選定して、混乱を招く者と判断した者は即刻処分させていただく。文句は無かろう。処分の内容?…そんな甘い対応はせん。…やかましい!ぶっ殺すと言っておるのだ!え?チート?スキル?不老不死?やかましい!問答無用でこの世界から排除だ排除!いいかよく聞け、神だなんだと言うのならそもそもミスをするな。他者を頼るな。次元が違う者に干渉するな!そもそも私は創造神だの一神教だのが嫌いなのだ。ふらふらと当たり前のように人間の前に現れる神が信仰だの云々だのを語るな!ああもう頭にきた!この世界だけは守るぞ!遊びに遊んで出来あがった私のこの世界だけは、何でもかんでもがごちゃ混ぜになったこの世界だけは守り切ってみせるぞ!お、そこな人間、私の従者となり私の世界を守ってみせよ!それなりの地位は与えてやるし手伝ってやる。どうせうだつの上がらないサラリーマンだったんだろ?知らんけど。お前のドストライクイエットな女も男も近くに置いてやる。文句を言うなら神と名乗るクソどもに言え。分かったな!?お前は今日からこの国の大臣として任命する。しっかり職務にはげむよう。…は、ハゲちゃうわ!地毛ですぅ、これホンマもんの地毛ですぅ!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-23 12:12:04
778文字
会話率:100%
ここは貴族の通う学園の卒業式パーティ会場。
友人と卒業による離別を惜しむ様に歓談する女性に、一組の男女が近付いていた。
「ジェイミー・ヴァーゴ! お前に話がある!」
「ウォルト様? どうなさいました?」
「よく聞け! 私、ウォルト・リ
ーブラは…」
「やあ、これはこれはウォルト殿。久しぶりだね」
名乗りを上げた所で、後ろから名を呼ばれたジェイミーの兄、スタンリーが現れた。
※前作とは一切関連はありません。メインタイトルが同じなだけのオムニバスと思っていただければと思います。またも恋愛要素は殆どありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-20 16:06:38
4906文字
会話率:66%
「クックックッ。よく聞け勇者よ、この先の道、油断すれば貴様などあっと言う間に、あーっ! 駄目! あー……ほら死んだ。注意してるんだからちゃんと聞い、あー! ほらー、そうやってすぐまた死ぬー! あー!」
勇者はとても勇敢で、とても優しく、
とても心の清き者であった。
しかし、少し頑固で、少し運が悪く……死ぬほど短慮であった。比喩ではなく。
「クックックッ、その先には罠が、あー! 聞いて! あー、死んだー! またー!」
魔王は、正直世界に飽きていた。ぶっちゃけもう死にたかった。しかし死ねなかった。死ぬ方法は勇者に殺される外ない。
だから勇者をアシストしようとしても、勇者は負けん気だして即死する。
数十か、数百か、更にはそれ以上か、「え? なんでそこで?」みたいな場所でも容赦なく無為に死ぬ勇者を見て、魔王は考えを改めた。自分以外にアシストさせようと。自分には無理だと。
そして選ばれたのは、天涯孤独の中年。
若返り、力も得て、目指せゲームクリア。魔王は今日も死にたがっている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-05 00:35:16
200824文字
会話率:41%
ある日気づけば異世界転生や転移を担う女神様に拉致られ、後任になって欲しいと言われた主人公。話をよくよく聞けば選択肢はあってはないモノだったので後任になる事を了承する事となる。
職務関連の事は後ほど派遣されるお手伝いさんとやらに丸投げとい
う事。異世界物語を覗き見れる事は楽しみだけれどもそれ以上に不安ばかり。
――なんて思ってた時期もきっとあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-02-04 10:51:35
6023文字
会話率:52%