「真実の愛ゆえの婚約破棄って、所詮浮気クソ野郎ってことじゃない?」
巷で流行ってる真実の愛の物語を、普段から軽くあしらっていた。
そんな私に婚約者が静かに告げる。
「心から愛する女性がいる。真実の愛を知った今、彼女以外との未来など考えら
れない。
君との婚約破棄をどうか受け入れてほしい」
ーー本当は浮気をしている事は知っていた。
「集めた証拠を突きつけて、みんなの前で浮気を断罪した上で、高らかに婚約破棄を告げるつもりだったのに…断罪の舞台に立つ前に自白して、先に婚約破棄を告げるなんて!浮気野郎の風上にも置けない軟弱下衆男だわ…」
そう呟く私を残念そうに見つめる義弟。
ーー婚約破棄のある転生人生が、必ずしも乙女ゲームの世界とは限らない。
この世界は乙女ゲームなのか否か。
転生少女はどんな役割を持って生まれたのか。
これは転生人生に意味を見出そうとする令嬢と、それを見守る苦労人の義弟の物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 08:00:00
62512文字
会話率:17%
この世界では、15歳になると神から「天恵」という特殊な力が与えられる。古き時代より人々はこの力で、人生を謳歌したり世界を発展させたりしていた……らしい。
そんな古臭い話、今の時代じゃ誰も口にしない。天恵なんてマユツバな代物、誰も欲しない。
知ろうともしない。考えてみりゃ当然だ。自分の思い通りのものかどうかも分からないのにわざわざ高い金を払ってお告げをもらおうなんて、誰も考えない。少なくとも、俺の暮らすこの街では。恵神も天恵も、もはや完全に昔の伝説に過ぎない。俺の周りにも誰もいない。「天恵」を得た人間なんてのは。
世界も俺も誰もかも、天からの恵みなんて忘れている。今はそんな時代。だけど、俺は知らなかった。まさか天恵で、俺の人生が大きく変わる事になるなんて。
俺の名はトラン・マグポット。
19歳の誕生日を機に、俺の運命は動き始める。そう、あいつと一緒に。
ようこそ俺たちの店へ。 これは天恵を告げる、神託師の物語。
※スマホの方は「1行16文字」の設定でお読み下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:49:12
300709文字
会話率:32%
転生先の異世界から消えてしまうまでの有期契約期間は、たったの百日間。チートを駆使して、魔王を倒し、正規契約を勝ち取ることができるのだろうか。
異世界チート&ハーレム物です。
九重空(ここのえそら)は、この異世界の住人である。
正確に言えば
、つい先ほどこの異世界の住人になった者だ。
ただし、住人であるのかどうかも怪しい。
もっと正確に言えば、有期契約のこの異世界の住人なのだ。
期間は、百日間。
正規契約への昇進あり。
昇進条件は、ただ一つ。
昇進条件は、魔王ディストピアを倒すこと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:45:00
1615773文字
会話率:19%
不幸と不運と不遇が重なった悲惨な生活の果てに、尋常ではない格闘能力を身につけた薮上荊斗(やぶがみけいと)。しかし、裏稼業に奔走する日々を送っていた荊斗は、誰かに使われる立場のまま年老いて病に倒れてしまう。
死の間際、主役になるのを諦めたモブ
キャラ人生を心の底から後悔した荊斗は、薄れゆく意識の中で「やり直し」を強く願う。そして気が付けば、半世紀前に通っていた高校の教室――90年代の前半へと戻っていた。
この世界が現実かどうか疑いながらも、荊斗は未来知識と戦闘技能を駆使し、自分や家族や友人の人生を狂わせる理不尽を粉砕していく……
※この小説はカクヨムでも公開しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:10:00
26712文字
会話率:31%
ー”最後の一文”で世界が変わる-
"最後の一文" にすべては繋がっています。
最後までお読みいただいた方は、どうか、
タイトルと第一話
をもう一度だけ読んでみてください。
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ー
【物語のあらすじ】
辺境の村ゾネで貧しいながらも幸せな日々を過ごしていた青年、フィル。
二十歳の誕生日を迎えたその日、突如村を獣の大群が襲い、愛する両親を失ってしまう。
失意の中、生き残った幼馴染たちと共に命からがら逃げ出したフィルは、行く先々で過酷な運命に翻弄されながら、自分が進むべき道を模索していく。
道中で出会う個性豊かな仲間たち。世界の改変を目論む組織との衝突。そして、裏切りと新たな黒幕の存在。
世界の真実を知った時、フィルが最後に選んだものとは。
これは、『晶素』が満ちる異世界「イデア」で繰り広げられる、運命に抗う青年と運命に翻弄される二人の青年の物語
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※完結まで毎日投稿予定です!
※この物語はフィクションであり、実在する人物・地名・団体・国・その他固有名称等とは一切関係ありません。
※カクヨム様でも同時公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 07:09:04
46549文字
会話率:47%
【田舎から出てきたポンコツ聖女が、可愛いショタっ子と継承争いに参加でドタバタなラブコメ展開!?】
田舎で聖女をやっているスイ・ムラクモは、自信のポンコツっぷりが原因で、村の生活に居心地の悪さを感じていた。
以前から都会である王都で活躍し
たいという意思が強かったスイは、幼馴染であるジョイの力を借りて村から出ることを決意。
しかし、王都に続く道が分からず、一人荒野をさ迷っていると……
瀕死状態の可愛いショタっ子、ベイリールから助けを求められる。
聖女の力を発揮して、ベイリールを助けるスイだったが、
荒野で死にかけていた彼が、実はトランドスト王家の王子だということが判明。
さらにベイリールは、自分の弱点を補う力をスイが持っていることに気付き、いきなり熱烈なプロポーズを!!
ベイリールのプロポーズが本気かどうか判断できぬまま、王都まで行動を共にするスイだったが……
そこではテロ行為や黒霧と呼ばれる謎の災害、そして権力を我が物にしようと企む人々の陰謀が渦巻くのだった。
ただ、スイは知らない。もっと大きな災いが待ち受けていることを……。
さまざまな災難を潜り抜け、田舎ら出てきたポンコツ聖女は、大都会で大聖女として成り上がれるのだろうか??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 04:10:00
90882文字
会話率:48%
8尺程の身の丈は体毛に包まれており、手足口には肉を引き裂く爪牙、顔は狼のそれに近いが目の数は3対で合計6つもある。3歩歩けば子供が泣き叫び、また3歩歩けば婦女に悲鳴をあげられる悍おぞましい見た目の傭兵クルツと獣人の少女ナールの物語。
悲
劇あり失禁ありのダークファンタジー。救い難い世界の中で彼らはどう生きていくのか、そして何があって英雄となったのか。愛と勇気、血と汗と臓物があふれる物語をどうか最後までお楽しみくださいませ!
※本作品は既にある作品を加筆修正および改稿していくもので、1章終了ほどまでの大筋はさほど変わりません。ただし、誤字修正等々を行っているのはこちらなので、こちらの方が読みやすいと思われます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 03:22:25
237827文字
会話率:61%
ある日、夢の中で漫画「解き明かしてみせましょう、真実を。」通称「解き実」を見てしまい、その世界の悪役令嬢、西条 真里亜に転生している事に気がついてしまった。物語の中で彼女は物語終盤、屋上から落ちて死ぬ。漫画の中ではそれは自殺ではなく、他殺の
可能性があると言われていた。だったら屋上から落とされないような、人間に、敵を作らないように当たり障りない人間関係を作るのだ!そして物語の中心にはなるべく近づかないように……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 01:08:59
1557文字
会話率:0%
少し前に流行った異世界転生。まさか自分がそれに当てはまるとは思わなかった。ちょっと人付き合いが苦手な主人公が異世界へ転生し、一緒に転生することになった同居人(ペット達)や、現地で知り合った存在と面白可笑しく無難にニューライフを望んで生きて
行く。ただ、無難にニューライフになっているかどうかは、微妙なところ。前世は人嫌いだった青年が徐々に心を開きながら、彼の根底にある優しさで転がす異世界ニューライフ。目標は無難にニューライフ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 00:00:00
1083519文字
会話率:56%
【タイトル:世界最強の元一般人、その名を手にするために俺は俺を捨てた ~その少年、神から貰った力で全てを圧倒する〜】
学内で唯一まだ就職活動を行っていない主人公、白崎宗司。そんな彼が初詣に行った神社でふざけて『異世界で俺TUEEEして
る主人公みたい且つ、一国の王様になれますように』そうお願いしたらある日突然神様が表れた⁉
その願いを叶えるために必要な条件が全て揃ったことにより完全に人生の勝ち組だと思い込んでいた主人公に容赦なく迫りくる様々な問題と、二つの大きな人生の分岐点。一つは本当の意味でとある国の王様になるのかどうか、―――そしてもう一つは彼が "世界最強の元一般人" と呼ばれるようになった所以でもある、全世界が絶望したあの大事件……。
自らが願った力や環境を手に入れ、日本で生きていく限り永遠と続くであろう縛りから解放された時、いったい彼は何を感じ何を思うのか……。とか言いつつもちゃんと卒業する為に大学には通う、日本と異世界両方の世界で生活をしながらの異世界・日常・成長・バトル・ハーレム・ファンタジー。
――――もしもあなたがこの物語の主人公だったならば、どちらの人生を選択しますか?
※この作品はカクヨムにも掲載しております。
※【原作版】世界最強の元一般人 第15章連載中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:40:00
574586文字
会話率:53%
就職活動が本格化し始めてくるにつれて自分もな○う主人公みたいなお気楽人生を送りたいという気持ちが徐々に強くなってきていた普通の大学三年生、白崎宗司。そんな彼が初詣に行った神社でふざけて『異世界で俺TUEEEしてる主人公みたいになって、王
様になれますように』とお願いしたらある日突然神様が表れた⁉
その願いを叶えるために必要な条件が揃ったことにより完全に人生の勝ち組だと思い込んでいた主人公に容赦なく迫りくる様々な問題と、二つの大きな人生の分岐点。一つは本当の意味でとある国の王様になるのかどうか、―――そしてもう一つは彼が "世界最強の元一般人" と呼ばれるようになったゆえんでもある、全人類が絶望したあの大事件……。
自らが願った力や環境を手に入れ、日本で生きていく限り永遠と続くであろう縛りから解放された時、いったい彼は何を感じ何を思うのか。……とか言いつつもちゃんと卒業する為に大学には通う、日本と異世界両方の世界で生活をしながらの異世界 日常 成長 バトル ハーレム ファンタジー。
――――もしあなたがこの物語の主人公だったならば、どちらの人生を選択しますか?
※この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-02 22:01:53
692260文字
会話率:60%
母の葬儀を終えた翌朝、姉は双子の弟妹にこう宣言しました。
「私たち三姉弟は道化師になって旅に出ます」
13年前に起きた事件が家族の運命を狂わせた。この時、姉は10歳、双子は母の腹の中。
父母亡きいま、朧げな記憶を頼りに真実を求める旅が
始まる。
でも玉乗りしたり、歌ったり踊ったり、笑いを届ける道化師になんでまた?
それは姉が考え抜いた計画の第一歩だったのです。
※ご挨拶※
初めて作った作品です。道化師という職業の存在を知って何かひらめいた気がして書き始めたら段々と話ができあがりました。この物語は第三部までで大まかな筋書きはできています。あとはこれを書き切れるのかどうか・・・がんばります。応援していただけたら嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 23:30:00
10243文字
会話率:35%
――初めまして、アナーキアマガジンです。
アナウンス致します。これより先は――特別総合都市アナーキア。
ここはすべての世界の生命が最後に訪れる場所。楽園であり墓場であり、外から煉獄と呼ばれることもある終末の新天地。十三の宝宮によって統
治された素晴らしき都市です。
全てをやり遂げ、新たな目的と探し物を見つけるべく旅に出た青年は、不可思議な海難事故に巻き込まれ、この『都市』へと招待されました。
「アウトサイダー」と新たな名前を与えられた青年は、『アナーキアC.E』――通称セントラルにて新しく発足される組織『テトラビブロス』の一員として都市内にて起こる様々な問題に携わることになります。
観測者の皆様に置かれましては、新たなる新天地での物語に困惑や疑問も感じるでしょうが、どうかご安心ください。
物語が紡がれ出した瞬間、アウトサイダーもまた皆様と同じく都市に対して無知ですので、彼と共にアナーキア独自の生活文化や個性的な市民を堪能してください。
そして最後に、アウトサイダーがどのような末路へと至るのか。
未来のことは分かりませんが、共に見守っていきましょう。
では改めまして――ようこそアナーキアへ。観測者様。
――我々『都市』は、皆様の観測を受け入れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:33:28
72870文字
会話率:47%
異世界に勇者として召喚された女子高生の雪村雫は、異世界召喚された際に魔剣の支配者というユニークスキルを手に入れた。その効果は特殊な力を持った武器の能力を最大限に引き出せる…というもの。
そこでシズクは武器系魔導具の開発を得意としている錬金術
師、クラースのもとへと向かうのだが、クラースの作る魔導具はチートすぎる性能なうえに変な魔導具ばかりなので、シズクの勇者としての力が発揮されているのかどうかいまいちよくわからない…ということに……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 22:22:31
17373文字
会話率:57%
――出港の汽笛が鳴る。ジャスティスは甲板から徐々に小さくなる自分が育ってきた国を見ていた。
「父様、母様……必ず戻ってきます。それまでどうか無事で」
親友と仲違いしたジャスティスは国を追われてしまう事に。逃げる道中にて新たな仲間と共に、
あまりにも不本意な旅が、今、始まる。
注意!
勇者のお仕事一巻【旅立ち編】からの続きです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:32:41
1892文字
会話率:46%
みなさま、本日の夜空は、どのような空ですか?
満天の星空?それとも雨が降る音が聞こえる?
さてさて、夜空と言えばお月様。
三日月、十六夜、弧月、青月・・・いろいろな呼び名がありますが、
「赤い月」は、ちょっとだけ「特別な力」があるようです
。
さて、どんな「力」なのか・・・
それでは幕が上がります。
・・・どうか、お気をつけて・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:08:10
1153文字
会話率:9%
中世ヨーロッパに似ているようで少し違う世界。
魔法が存在し様々な魔導具も生産され、人々の生活を支えています。
また、未開発の土地も多く、数多くの冒険者が活動していた。
この世界のとある地域では、シェルフィード王国とタターランド帝国とい
う二つの国が争いを続けていた。
戦争を行る理由は様ながら長年戦争をしては停戦を繰り返していて、今は辛うじて平和な時が訪れている。
そんな世界の田舎で、男の子は産まれました。
男の子の両親は浪費家で、親の資産を一気に食いつぶしてしまいます。
そして、あろうことか男の子を行商人に売り渡してしまったのです。
男の子は行商人に連れていかれながら街道を進んでいくが、ここで行商人一行が盗賊に襲われます。
そして盗賊により行商人一行が殺害される中、男の子にも命の危険が迫ります。
絶体絶命の中、男の子の中に眠っていた力が目覚めて……
この物語は、男の子が各地を旅しながら自分というものを探すものです
男の子が成長していく過程を、どうかご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:03:34
706322文字
会話率:43%
「淑女たるもの完璧であれ」
幼い頃からそう言われて育ってきた公爵令嬢レセリカ・ベッドフォードは断頭台に向かっていた。
有能すぎるがゆえに全てを一人で背負い込み、必死であらゆることを頑張ってきたレセリカだったが、それが逆に彼女から人を
遠ざけた。
冷静で、物事を深く鋭く見通せてしまう彼女は冷徹令嬢と呼ばれ、孤立していったのだ。
そして今、気付けば無実の罪で処刑されようとしている。婚約者である王太子を暗殺した、として。
レセリカは最期に祈った。「神よ、どうか慈悲を」と。
首を落とされたかに思えた次の瞬間、レセリカは7歳の頃に戻っていた。
しかも、ずっと後悔し続けていた子どもの頃の出来事が目の前で起きている。
混乱しながらも、持ち前の冷静な分析力で現状を把握し、レセリカは決意する。
(もうあんな思いは嫌。泣きたい。苦しいと言いたい。助けてと言いたい……!)
処刑なんてされたくない。そのためには王太子暗殺を阻止しなければ。
その第一歩として、まずは自分の意見をちゃんと伝えていこうとレセリカは決意する。
「たとえ今度はワガママ令嬢と言われても。私は変わらないといけないわ」
そう覚悟をしていたのに、どうしたことかレセリカは気付けば色んな人から溺愛され始めていく。
……意思を伝えること=ワガママだと思っているレセリカは、人に頼ることに不慣れであった。
断罪の運命はどうなったのか? 王太子暗殺事件は? レセリカは幸せを掴めるのか?
悪役にされて悲しい運命を辿るはずだった令嬢は、やり直し人生で愛され令嬢の道を歩み始めたのだった。
※カクヨムでも連載中です?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 21:00:00
505393文字
会話率:34%
ふと気がつくと、私は水の中にいた。溺れ死ぬと諦めかけたその時、赤髪の美青年に救出される。
え? その青年って国の王太子だったの!? 衝撃の事実を知って驚いたのも束の間、その王太子、アンドリューに私は運命を告げられた。
「鍵の聖女様、
必ず貴女をお守りする。だからどうか幻獣人を束ねてくれないか。私と共に国の危機を救ってもらいたい」
この世界に蔓延る災いを呼ぶ禍獣。その頂点に立つ禍獣の王が蘇る前に、幻獣人の封印を解き、戦いに備えたいという。そのためには聖女の力が必要なのだ、と。
まったく話についていけないのですが……!?
世界を渡った反動からか、ところどころ記憶も失っている私に何をしろと? この世界にいる獣人よりもずっと能力も低い、よわっよわでネガティブなダメダメ人間なのに! そりゃあ髪もところどころ銀髪になっているし、右手の甲に鍵の紋章もあるけど……!
世界を救うなんて到底無理! そう断ろうとしたのに最初の幻獣人を偶然解放したことで運命の歯車が回り出す。
ちょ、ちょっと待ってーっ!? 私、本当に鍵の聖女に任命されちゃったの!?
────癖の強い幻獣人たちを解放し、どうにかこうにか束ねて禍獣の王との戦に備える鍵の聖女、エマ。
そんな中で記憶、自信を取り戻し、力を得ていく。そんなお話。
※逆ハーレムチックですが恋愛にはなりません。
※カクヨムでも連載中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 17:08:39
313386文字
会話率:41%
国の末姫リリファはある夜、バルコニーに現れた魔王に攫われてしまった。
「姫よ。お前に咎はないが、俺と……この魔王ディアンジェロと共に来てもらおう」
呪いのせいで恐ろしい魔獣の姿をしている魔王を前に、恐怖で身体を震わせるリリファ。
なす
術なく魔王城へと連れ去られたリリファは、そこで思いがけず丁重に扱われた。
魔王の言動はいちいち嫌味だし、態度は悪いが何不自由なく暮らせるようにとあらゆる配慮がなされていたのだ。
そこでの生活を続ける内に、リリファは魔王が本当はどのような人物なのかを知っていく。
大好きだった昔話の黒魔王に抱いていた感情を思い出し、リリファはどんどん彼に惹かれていくのだった。
しかし、魔王は勇者に倒されるのが宿命。
姫が攫われたことで動き出した勇者一行は魔王城へと到達し、やがて戦いが始まってしまう。
「どうか、負けないで……!」
人類のために魔王は倒されなければならないというのに、リリファは魔王の生存を望み、彼の悲しい呪いが解かれることを願った。
これは美しい姫と醜い魔獣が惹かれ合う、シンデレラストーリーならぬ美女と野獣的恋愛ストーリー。
全5話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-30 21:06:49
22987文字
会話率:33%
山岳部の友人が急に亡くなった。
まだ若いのに。
葬式に出席するとご遺族の方に一冊の日記を渡された。
彼女が山岳部時代に使っていたものらしい。
読んでみると――え?
「皆で最後に冬の奥穂高に登れたらいいな」とか書いてあるんですけど。
卒業間際
の時期に聞いた時はてっきり冗談だと思っていたんですけど。
社会人になってから山とは縁遠くなった。
30歳。
皆それぞれ社会の中での立ち位置が決まっている頃だ。
僕もちゃんと登る機会なんて無いと思っていたけれど。
もし再開するなら今しかないよね。
冬の奥穂高に登れるかどうかは分からないけどさ。
大学時代の思い出を振り返りながら、社会人が山に登る。
もう一度あの峰へ。
亡くなった友人の分まで。
これは登山を通して綴られる一人の青年のストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:10:14
124451文字
会話率:12%
寺嶋勇人はプロのサッカー選手。ポジション、司令塔。
サッカー人生の分岐点になる明日の試合には、どうしても出たい。ワールドカップに出られるかどうかの瀬戸際だから。
だけど、彼の左膝は故障のせいで思うように動かない。絶対に活躍すると、ある少女に
約束したのに。彼を一途に応援してくれていた、今はもうこの世にいない少女に。
そんな暗い気持ちのまま、彼はカタールの街をさ迷い......そして。
これはとある日本人の青年とカタール人の少女が、サッカーを通して出会い、笑い、別れ、そして意外な形で再会する物語。四年前と現在は、一本のフリーキックで手繰り寄せられ結び付く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-15 10:33:45
11249文字
会話率:28%
「この物語はすべて神の芝居に過ぎない」
天地創造。森羅万象。
神に創造されし最初の人類。アダムとエヴァ。
天界の混乱。天使長ルシフェルの叛逆。
禁断の果実。悪魔の誘惑。失楽園。
そこから始まる人類の繁栄。
アダムの子孫《旧人類》とノア
の子孫《新人類》が共に織りなす未来。神に背いた《原罪》がそんな人類にもたらすのは破滅か、救済か。
それはーー神のみぞ知る。
永遠のベストセラー「聖書」の世界観を繰り広げた、神のお芝居物語ーー《神芝居》が今、始まる!
渦巻く虚偽と真実。
交わる悲劇と喜劇。
物語の結末を、どうか最後まで貴方の目で見届けてください。
ーー神の芝居が幕を下ろす時、
そこに人類の《答え》はあるのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:08:13
422001文字
会話率:38%
魔族と人族との闘いに敗れ、現代に逃げてきた魔王さまが男子高校生や女子大生との奇跡の邂逅!コンビニを経営する魔女や、ちんちくりんになったお子ちゃま魔王さまがアレやったりコレやったりして、魔族の復興を目論む物語です。果たして魔王さまはその宿願
を果たすことが出来るのか?
一話を一区切りとして不定期連載ですが、出来る限り日をおかず投稿する予定です。大きく間が空くことがあるかもしれません。その分にはどうかご容赦のほどを。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 20:00:00
111133文字
会話率:44%