随分と訪れていない社がある。私が啖呵を切って、それっきりになってしまった社。
けれどもまた、訪れようと思うのだ。年末だし、挨拶はしないと。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
赤は纏
うよりも見る派の人間です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-29 14:57:45
832文字
会話率:38%
【2023年12月1日より改稿版を随時公開】
ファブール王国の王都シャルムの街では
『王室御用達』の氾濫が問題になっていた。
王が愛した逸品。惚れ込んだ技術。品質の高い工芸品や日用品。
限られたひと握りのものに与えられるはずだったその称
号は年を追うごとに増え、
気がつけば街中の店や工房に付けられていた。
このままでは称号の信用性が失われてしまうと、
国は制度改革を実行。
称号更新のための審査を実施し
『王室御用達』の名に相応しいものだけを残すこととなった。
その更新審査のための調査員として働くことになった少年リッドは、
よく効くと評判の薬を売る雑貨屋へ調査に赴く。
難なく更新できそうな案件だと思い話を聞いていると、
雑貨屋の店主が妙なことを言い出す。
「うちの薬ねえ、誰が作ってるか知らないんだよ」
薬をおいてくれと現れたひとりの少女。
初めて現れたときと契約を結んだときには顔を合わせたが、
会ったのはそれっきり。
契約をしてからは、知らぬ間に納品されるのだという。
納品場所は雑貨屋の倉庫。
裏通りとはいえ人が住む街中という場所にありながら、
どうしてか目撃者もいない。
仕方なく数日張り込むことにしたリッド。
ようやく納品の瞬間を目撃したのだが、
それは何とも不思議な光景で、
薬を納めにやってきた少女は自らを
『ファブールの魔女』だと名乗った。
それは二百年も前にこの国から消えた者の名前だった。
【重複投稿作品:こちらの作品は『カクヨム』でも公開しています】
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 19:00:00
140449文字
会話率:41%
芹那は14歳の時に初めての恋をした。同じ年齢の美貌の少年だ。『アラン、もう一度会いたい。ダメかな?』そう切り出した芹那を少年は優しく抱き締めてくれた。それっきり記憶が途切れている淡い初恋だ。
忘れられない記憶を引きずって10年。24歳になっ
ても淡い初恋を忘れられないままの芹那。そんな彼女を支配する夫… この男に強引に結婚させられたせいで、芹那の日常は灰色だった。そんな生活が善良なる魔女との出会いをきっかけに大きく変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-25 18:00:00
21081文字
会話率:42%
”ある事件”がきっかけで高校生活は平凡に過ごすことを望んでいた波多野蒼はある日、大男たちに絡まれ殴られそうになりそうなところを美少女に助けられる。
あっという間に男たちを撃退した美少女とはそれっきりだと思っていたが、波多野蒼が通う名門私立
桜彗学園に転校してきたのは数日前に奇跡的な出会いをした美少女だった。
彼女は如月グループのご令嬢であり、学校では上品にお淑やかに過ごしているようだが、本当の彼女は無邪気で子供っぽいところがある普通の女子高生。
そんな如月美月の裏の顔を知っている波多野蒼に何故か懐いている様子の美月。
学校一モテる才女の美月は常に学生の中心にいる。そんな彼女と関わることは”平凡”に暮らしたい蒼の学校生活において一番避けたいのに美月はお構いなしで距離を縮めていく。
そんな美月にもまた完璧な美少女を演じる理由があるようで?
※青春ラブコメです!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 00:23:12
29856文字
会話率:35%
理由のない寂しさを感じて日々を過ごしていた高校2年の赤坂洋一。
洋一はクラスメイトの沖田夢香に告白され、夢香が求めている理想の恋愛について知る。夢香が求めている恋愛、それはお互いがお互いを知り尽くした関係であるというものだった。それに魅力
を感じた洋一は夢香と付き合い始め、自分のことを全て話し、夢香のことも全て知る。
日々を退屈で寂しくてつまらないと考えていた洋一は夢香と付き合い始めると、学校を休んで旅行に行ったりカラオケに行ったりネカフェに泊まったりして、警察に補導されたりと、滅茶苦茶な生活をするようになる。
そういう生活により、家族との関係性は悪くなり、身の回りの環境も悪くなっていく。
だが洋一には夢香さえいればよかった。
そう思っていたが、夢香は、ある理由から自殺してしまう。
それっきり洋一は家に引きこもり一ヶ月を過ごした。
そんな日々を送っていた洋一は、気づけば知らない世界に来てしまっていて。
自分と同じように、現実の世界からきた夕美という少女と出会う。夕美は、自分の過去について一切話そうとしない謎の多い女だった。
謎だらけの世界、謎の女。
この世界で、洋一と夕美はあることを知ることとなる。
殺された人間が、記憶を取り除かれ、新たな記憶を与えられ、生きる世界。
だが、神は、闇に飲まれようとしている。
あと三十日後に世界は滅びる
向こうの世界で生きる者の命を、一つ、必要とする。
さもなければ、お前たちは二人とも死ぬことになる。
二千三九年に神となった私より
二人を待ち構える運命とは。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-21 02:17:36
80184文字
会話率:32%
橋のへりにロープをかけ、首をくくろうとしている若者がいた。そうこのおれだ。この物語はファンタジーである。
「もう生きているのに疲れた。」
「・・・。」
はて。おかしいな。この物語はファンタジーであるはずなので、誰かが助けに来てくれるはず
である。
だが問題はそこではない。もう誰にも助けて欲しくない。もうおれは疲れたのだ。皮肉なことにおれは異世界なんてものは信じていなかった。だからもうそれっきり。今日本日10時ごろおれは命を落とす。
さようなら。父さん、母さん。出来の悪い息子でごめん。そっと遺書を乾いたコンクリートの地面にのせ、その辺で拾ってきた重めの石をおもりにする。
平日の昼間なんて人の影さえみえない。そんなの分かりきっているだろうが。今、人々は仕事の時間で。
おそらく会社の同僚たちもいつもどおり仕事をしていて。
先週から体調を崩したと会社を休んでいるので着信履歴は二桁を超えていた。あれほど手に取る事もできなかったスマホを握りしめ、地面に腹いせにたたきつけた。
なんだこんなにあっけなく壊れるものなのか。こぎみよい音を立ててスマホが地面を滑っていった。
「自殺ですか?」
長い耳のエルフの美女がおれに話しかけてきた。
「ああ。悪いが止めないでくれ。」
「それは許されません。」
ガシッとおれの腕をいつの間にかつかみ、ハサミをおれの首紐にあて、自殺道具を破壊しようとしてきた。
いや。このロープたぶんハサミではきれないのでは。ごほんいやそうではなく。
「見逃してくれないか。ここでおれが死ぬのもおれの選択だ。頼む! それに君に止められる筋合いはない! 君とおれはなにも関係がないだろう?」
「そういうわけにはいきません。これが私の仕事ですから。」
そういってなにやら彼女は魔法を使ったのか虚空から名刺をとりそっと丁寧に差し出してきた。なにやら見慣れない文字で <<NPY法人>> シャイン・キャサリンとある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 12:00:00
4556文字
会話率:26%
バイト帰りの幸村湊は繁華街の裏道で男に絡まれているように見えた大学の同期、琴朱鷺理世を助けた。だが、本当は莉世が家出をしていて、泊めてくれる人を探していただけだった。お人好しの湊はあてが無くなった莉世の頼みを断り切れずに一晩泊めることになる
。
その時はそれっきりで莉世との関係は終わると思っていたのだが……
「一日、一万円出す。私を泊めて欲しい」
莉世は再び泊めて欲しいと頼み、湊も断り切れなかったことで二人の同居生活が始まるのだった。
カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 07:10:00
102153文字
会話率:40%
大学生になった時告宿里は、ゴールデンウィークに陸奥横浜へ菜の花畑を見に行った。彼の目の前で、ある女性がカナリーイエローのハンカチを落とす。宿里は彼女にハンカチを手渡し、それっきりの縁だと思っていたが、昼食をとりに入った食堂で彼女と再会する
。彼女と話すうちに、彼女が初恋の人だと気付く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 18:00:00
3160文字
会話率:44%
社員食堂で、男性が愚痴をこぼしている。
「子供2人目が欲しいけど忙しくて無理って奥さんが言うから、『仕事辞めたら?』って言ったんだ。そしたらさ、『私の事、なんだと思ってるの!?』って。それっきり、口きいてくれなくなったんだよ。酷くないか?
こっちは親切で言ってるのにさ」
「ああ、そう言えば、前にも同じ様な事、あったんだよな。奥さんが熱を出した時、洗ってない食器の事を気にしてたから、『熱が下がったら、洗えばいいよ』って言ってあげたんだ。でも、やっぱり、しばらく無視されるようになって」
内容にひいていると、別の方から明るい声が聞こえた。
「なるほど、自分の結婚相手が、常識の通じない人間のクズだって分かった時点で、リスク回避行動を取らなかったから、今、貴方の奥様は人権を剥奪される様な事態になってるんですよね」
「『それって、保険金殺人の話ですか?』と彼女は言った」(https://ncode.syosetu.com/n2640ir/)の続編のような話。これだけでも読めます。
今回の旦那は前にも増してクズですが、そのクズを選んでしまった妻はどうすべきだったかも考えて頂きたいな、という話になっております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-11 12:00:00
8063文字
会話率:53%
タウシリーズ6作目。(5作目は執筆中の短編オムニバスです)
読み:キゴクの女王
岐蘇(きそ)不動産 社長・源永(もとえ)。
黒祓いの巫女の血を引く、生存する最も血の濃い女性。
自分が継がなければ、友人がその代わりとなることを聞かされる。
そ
の友人とは、あの日けんか別れしてそれっきり。
タウシリーズもう一人の主人公・実敦(さねあつ)の親世代の物語。
あなたを幸せにしたいんだ。あなたと黄泉の国まで逃げ出して。
あなたを幸せにしたいんです。あなたをその地獄から連れ出して。
黄泉の国まで迎えに来て?
こんな地獄でも仲良く暮らせる貴方じゃなきゃ。
※ホラー要素が少ないのでジャンル迷子です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-24 10:03:37
78033文字
会話率:32%
レビューって素敵ですよね。素晴らしい!と思った作品を応援出来るのですから。
でも、「書いたらそれっきり」はなんとも寂しいもの。
そこで、これまで書いてきたレビューをポップ化してご紹介することにしました。
※「レビュー帳企画」参加作品です。
最終更新:2023-12-31 09:07:19
35524文字
会話率:3%
「江戸時代、紙屋で働いていた一人の若者が、店のお嬢様と恋に落ちた。若者は大旦那様に結婚の許しを得ようとしたのだけれど、はねつけられた。それでもあきらめない、何度も何度もやってきて畳に頭をこすり付けて懇願する若者に、大旦那様は言ったの。空を
飛んでみせろ。そしたら娘はお前にくれてやる」
想いを告げてくれた彼に対して、わたしはこんな話をしている。遠まわしに断られていると思ったかもしれない。
「それって天地がひっくり返っても、お前なんかに娘はやらないっていっているようなものだよね。だって江戸時代だろ?」
「でも、彼は飛んだのよ」
「何と」
「紙屋の技を活かしてね。和紙と布と竹の骨組で、とんでもなく大きい翼を組み立てたの」
「ハング・グライダーだ」
「そう、イギリスの誰だかがハング・グライダーでの滑降に成功した、その何十年も前のこと。ライト兄弟による飛行機発明の百二十年前。数え切れないほどの試作を繰り返して、ある夏の日、彼は橋の欄干から飛んだ。恋人の見守る前で。そりゃ物凄く怖かったろうけど一生に一度の勇気を出して、世界で初めて彼は飛んだ」
「で、ハッピーエンド?」
なんてあこがれる言葉だろう、ハッピーエンド。わたしは首を横に振った。
「残念ながら。夕涼みしていた町人たちが大騒ぎしちゃってね。本気で天狗が飛んできたと思ったみたい。彼、名前は浮田幸吉っていうんだけど、役人に取り押さえられて町から追い出されたそうよ。恋人ともそれっきり」
「罰が厳しいなあ」
「殿様の頭上を飛んだのがまずかったの」
「文字通り頭が高いってやつか。ところで、ということはだ。この場合みどりは紙屋の大旦那様で、俺がその浮田幸吉って人なのかな」
「ひどいでしょ、わたし。あきれてくれていいよ」
「こんなことであきれるくらいなら」
彼は、その先は言わずに微笑んだ。
わたしは彼に告白された。つきあってくれといわれた。その返事としてわたしは要するに、なにか凄いことをしてみせてくれたら、つきあってあげてもいいよと言っているのだ。
愚かしいほどに、頭が高い。
雨が窓ガラスを、わたしのことを咎めるようにたたき続けた。
あなたは何様ですか。そんなことをしてもらえるような、上等な人間なのですか。
本当はわたしにだって分かっている。
空を飛ぶべきはわたしなのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-29 02:11:07
148941文字
会話率:37%
「お前を一生愛することも、抱く気も更々ない」
夫パトリックに冷たく言われたクラッカは、それっきり一度も帰ってこない夫を待っていた。
だが一年後、夫の正妻だと名乗る女性サラが現れ、クラッカは彼女から衝撃的な言葉を投げつけられ、邸から追い出され
る。
愛想をつかした夫とも離婚し、彼がいるという"ある場所"を訪れた先で墓守の青年と出会いーー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 20:25:39
10360文字
会話率:48%
毎度ゆるふわ設定。方言らしいものも偽物。すべてを薄目でごらんください。
天宮(てんぐう)の伍の宮にスザクという坊主と住む、元神官のセイテツは、色街のなじみの店でおかしな《うわさ》をきく。 北の方から来た女たちのもとに、カンというこどもが
迎えに来ると、それっきりになってしまうというはなしだ。
一方、壱の宮の大臣であるサモンが、おかしな様子の北の山をみにいっていらい、ひきこもってしまっており、その原因はどうやら『オニ』であるようだが・・・。
色街で用心棒をしている顔に傷のある男、トクジが、重い腰をあげてその《うわさ》と、『サモン』にむきあうことになる。
『おとぎばなし』シリーズまえにあったはなしとなります。
前回の『みつる 』に、ちょっとでてくる『顔に傷のある男』トクジをかきたくて書いた話ですが、壱の宮の大臣、サモンの話にもなりました。
ほかの『おとぎばなし』を読んでいただかなくともわかる内容となっておりますが、なにしろ、暗く、重く、悲しい話になってしまいました。。。。。つけましたが『怪談』には遠いところにいます
ひどい表現、残酷、流血、残虐な描写、場面多し。 ご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 12:41:01
41955文字
会話率:32%
18歳の時、付き合っていた彼女が別れを切り出してきた。他に好きな男が出来たということだった。俺のもとを去ったあいつは、それっきり姿を見せなくなった。フラれたショックで大学受験に失敗し、就職した先もブラック企業。そしてそのまま異性と付き合うこ
となく20年の月日が経ったある日、俺の住むおんぼろアパートの扉を叩く者がいた。それは、あの時別れたはずの彼女。しかも当時の18歳のままの姿で……
エブリスタの、三行だけの小説から長編小説まで100文字(三行程度)~8000文字。『超・妄想コンテスト』第196回テーマ「また会えたね」参加作品、「20年ぶりの再会、君は少女のままの姿」を加筆修正したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-01 18:31:47
8078文字
会話率:35%
平凡な日常を送っていたアキラは、ある日仕事の帰りに道端に倒れていた吸血鬼の少女を助ける。アキラにとってはそれっきりの出来事のはずが、なぜかその少女はアキラの家に毎日来て、夕飯を食べていくようになった。
短編(6話予定)
最終更新:2023-03-06 12:12:06
7875文字
会話率:32%
私は夜の歩道橋から飛び下りようとする少女を引き止めた。
少女とはそれっきりだが、言われた事で私の考えは変わらない。
最終更新:2023-02-25 15:00:00
785文字
会話率:27%
養護院で才能を見出され、魔法学院に入学したソロモン。
支援者の“エルヴァスティ伯爵”に、毎月欠かさず手紙を書いていたが、一度も本人と会うことはなかった。
最後の手紙で勇気を出して「会いたい」と伝えたものの、返事はなく、それっきりに。
傷心のまま働き始めた魔法研究所で、学院の二年上の先輩と再会する。
【他サイトにも公開あり】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-05 12:45:10
8000文字
会話率:24%
【この結末、予想できましたか?】
渡辺卓也には心に決めた女性が1人いた。中学生の頃、休み時間に本を読んでいると、突然話しかけてきたクラスメートだ。会話はそれっきりだったが、卒業してからも彼女の笑顔が頭から離れない。なんとか彼女を見つけ出した
い。必死の思いで探し続けていると、偶然にも彼女のSNSが更新され……
屈折した愛が生み出す衝撃の展開。
この作品は「アルファポリス」「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-23 10:14:19
10833文字
会話率:21%
村上翔太は肥満体の体格を馬鹿にされ、東京の高校ではいじめられていた。
ある日、出身の中学の見知らぬ後輩が他校の女子中学生、佐倉優佳に絡んでいた所を助ける。
感謝されて連絡先を渡すが、番号が間違っていたためそれっきりになってしまった。
半年後
の春。今度は普段彼をいじめている生徒から、入学したての女子生徒を助ける。
よく見ると、彼女は半年前に一度助けてそれっきりになった中学生、佐倉優佳その人だった。
彼女はわざわざ翔太の通う高校を探し当て、入学してきたのだった。
※中編予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 18:30:27
15172文字
会話率:41%