清廉高校には天使、そして聖女と呼ばれる二人の女生徒がいる。
共に『儚い天使様』と『慈愛の聖女様』という異名を持っているが、幼馴染みである俺――芥知久は知っている。前者の高坂海晴は『履かない天使』であり、後者の綾辻小萌は『自愛の聖女』であ
る、と。要するに一方は履くべきものを履かない露出癖を持ち、もう一方は他人などどうでもいいエゴイストなのだ。
そんな二人ではあるが、見てくれは非常によろしいので学校では二大美女として祭り上げられている。もっとも化けの皮を被っていて本性は見せていないが、その反動は帰宅後に発せられてしまう。
「はー、今日も窮屈だったわー」
「ひと様の部屋にきて、いきなり下着を脱がないでいただきたい」
「周りへの気遣いなんて、くそったれよ。知久、ジュース買ってきなさい」
「だから、勝手に上がり込んで言うに事欠いてそれかよ」
二人の家は不幸にも、俺の自宅の両隣。
入れ替わり立ち代わりで放課後に突撃してきては、好き勝手に過ごしていく。果たして俺の高校生活に、平穏な日々が訪れる時はくるのだろうか……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-02 19:05:04
4922文字
会話率:40%
バイト帰りの幸村湊は繁華街の裏道で男に絡まれているように見えた大学の同期、琴朱鷺理世を助けた。だが、本当は莉世が家出をしていて、泊めてくれる人を探していただけだった。お人好しの湊はあてが無くなった莉世の頼みを断り切れずに一晩泊めることになる
。
その時はそれっきりで莉世との関係は終わると思っていたのだが……
「一日、一万円出す。私を泊めて欲しい」
莉世は再び泊めて欲しいと頼み、湊も断り切れなかったことで二人の同居生活が始まるのだった。
カクヨムにも投稿しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-31 07:10:00
102153文字
会話率:40%
一ノ瀬紅の隣の部屋には大学で『無口聖女』なんて呼ばれる美少女、瀬名香蓮が住んでいる。ある日の夜、バイト帰りの俺が目撃したのは、お腹を空かせて倒れているシスター服を着た瀬名だった。
「――汝、隣人を愛せよ」
そう訴える彼女に夕食を提供する
と、とても美味しそうに食べてくれる。
どうして瀬名が倒れていたのか聞いてみれば、燃費の悪さで空腹の限界が来たかららしい。
「普段は自分で作るのか?」
「…………料理、作れない」
発覚する事実。一人暮らしで料理ができないのは致命的だ。また瀬名が倒れているのを目撃することになるだろう。
それは流石に見過ごせそうになかった。
「……瀬名さえよければ、今後もうちで飯食べてかないか?」
「――いいの?」
俺の誘いを受けた瀬名はそれ以来、毎日俺の部屋に入り浸り、一緒に食事をするようになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-23 20:20:47
10144文字
会話率:32%
甘々?溺愛?禁断?逆ハーレム?
相手は弟、兄、先輩、後輩、クラスメイトに、同姓からも!?
秘密にしたいけど、秘密にさせてくれない。
この作品は「魔法のiらんど」にも掲載しています。
最終更新:2024-02-24 17:04:23
1241文字
会話率:28%
結賀と明日乃、晶と紅葉は四人とも幼馴染であり、小さい時はよく遊んだ仲だった。しかし、中学、高校と年齢が上がるにつれ、四人の間でも恋心が芽生え始める。
中学二年の春に結賀と紅葉が付き合い始め、四人の仲は激変。明日乃は結賀と紅葉に対して気を使い
、どこか避けるように。晶はそんな変わってしまった関係にショックを受け、結賀を憎むようになったことから、四人は結賀と紅葉を除いてバラバラになってしまう。
そんなある日、未だ恋心の諦めきれていない紅葉が、結賀の家のポストに恋文を入れ続けていたのがバレて……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-08 04:16:39
5776文字
会話率:36%
相思相愛だったはずの夫アレンから、結婚1ヶ月を迎えた夜に「愛せない」と伝えられたユリーシャ。
結婚1ヶ月といえば、夫婦生活が落ち着いて初夜を迎える日として知られている。
そんな夜に愛せないと伝えてきたアレンは、何か大変そうで……。
最終更新:2023-12-15 18:25:12
11224文字
会話率:56%
トマシンは伯爵家の令嬢。平民の愛人と結婚したいスノードン侯爵は、おとなしそうな令嬢トマシンと偽装結婚を謀る。そしてトマシンに派手好き、遊び好きとうわさを立てて、気の毒な夫として同情を集めようとした。これで浮気もしたい放題。何ならトマシンの有
責離婚で、あわよくば愛人と再婚したい。有責の証拠のためにトマシンが連れていかれた娼館で、トマシンは美しい宝石のようなイケメンに出会う。「イケメン、危険」美人でも人目を惹くわけでもないトマシンは用心するが、イケメンの方が引っ付いてきた?「ねえねえ、復讐しようよ~」これは、イケメン主導による、トマシンの予期せぬザマァ&シンデレラストーリー。
甘々?は後半です。すみません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-04 19:50:54
57560文字
会話率:46%
王宮で働くクレアは、奴隷のような扱いから逃げたかった。けれど両親の形見を取り上げられ、叶わないままでいる。
「あれを見れば、あなたの出自がわかる。絶対に手放さないで」
亡き母親の言葉を守れなかった。取り戻すまでは王宮から逃げないと決めたもの
の、身分の低さゆえに満足な調査ができない。
一方、密命を受けたテオドールは、隣国に嫁いだ皇女の子供を捜していた。死産だったと言われていたが、密かに生きている証拠が見つかったのだ。
子供の存在が公になれば、戦争の火種になってしまう。
戴冠式を利用し、潜入した王宮で見つけたのは、魔術で姿を変えたメイドだった。
意図せず出会った二人が、ゆっくり距離を詰めて幸せになろうとする話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-28 19:16:38
200106文字
会話率:48%
ぼっち系男子高校生の米村春(よねむらはる)は、ひょんなことから学校をサボってしまい、乗っていた電車の終点駅まで向かってしまう。
そこで訪れた村の神社には、ケモ耳と尻尾を生やした謎のロリ狐娘が住みついていて……?
「お主、ウチが見えるのか!
?」
「見えてる。その色気の無いパンツまでバッチリとな」
「……今のは聞かなかったことにしてやるのじゃ」
その後、春はケモ耳少女から神社復興の協力をお願いされ、半強制的に契約を結ばされる。その日から春の退屈な生活は一変し、慌ただしいものになっていくのであった。
「春! この絵馬の願いごとを叶えるのじゃ!」
「春! この神社でお祭りを開催するのじゃ!」
「春! ここにプールを作るのはどうじゃ!?」
「勘弁してくれ……」
そんな気だるげ主人公と、元気っ子狐娘の不思議で甘々? なラブコメディ、ここに開幕。
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カクヨム、ノベルアッププラスにも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-28 18:37:04
40038文字
会話率:69%
海賊(義賊)の娘として生きてきたルティシア。ある日突然、両親が元々貴族だったこと、自分が貴族と婚約したことを告げられる。しかも相手はいつも笑顔で本音の見えない男で、曲がったことが嫌いなルティシアは苦手意識を持っていた。
どうせ貴族と婚約
できるなら、小さい頃にスカーフをくれた思い出の男の子がいいと反発するルティシアだったが、その婚約が違法な取引を商人たちにさせている侯爵の不正の証拠をつかむための作戦だと聞かされ、協力することに。
※「腹黒恋愛短編企画」参加作品です。
※ざまぁ要素はうっっっすいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-15 19:00:00
18532文字
会話率:43%
『ちょっとお兄!? 臭いが移るからソファーで寝ないでっていつも言ってるじゃん!?!?』
『あっ、兄さん……今部屋使ってるから入ってこないで』
『そんな所で突っ立ってないで早く出て行ってください!!!!』
3人の義妹に罵声を浴びせられる
俺、正直俺はこの生活に疲れ切ってしまっていた。
だが、そんな俺に転機が訪れる。
『父さん達、離婚しようと思うんだ』
その言葉に俺は賛同するが、何故か義妹達は焦り始める。だが、そんな事は知らん!!
結果無事、離婚になり当然、兄弟分離ならぬ義・兄弟分離することになるのだが……。
同じ高校に来た3人の様子がおかしい!?!?
これは絶対に負けたくない元・義兄妹による甘々?ラブコメ!!
―――――――――――――
R15指定は保険です。
この小説は小説投稿サイト『カクヨム』でも同タイトル・同内容で掲載しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-21 14:17:33
2463文字
会話率:46%
俺には幼馴染がいる。
家が隣で、お互いの部屋に窓で行き来するような、そんなありきたりともいえるシチュエーション...
どうだ?羨ましいだろ!
でも、一つだけ普通ではないことは、俺たち二人は引きこもりだということ。
ある日、俺の幼馴染は
引きこもりになってしまった。
俺が一緒に居てやれなかったせいで...
だから俺は、これからずっと一緒にいることを心に誓った。
これは、俺がひたすら幼馴染のそばに居続ける...そんな物語。
あ!シリアス展開は多くないと思うよ?
だって、ラブコメだもの。
※作者は文章を書くのが"とても"苦手です!
※人物の見た目や場所、動作の描写がうまく書けていないため、わかりずらい部分が多数存在しています!
※作者のメンタルはスライム並みの堅さです。(物語終盤に出てくるような奴じゃないですよ!)
※投稿頻度たぶん遅めです。
※一話1000文字前後ですので、サクッっと読めると思います。
※R15は保険です。
※基本、見切り発車です。
この点を十分注意して取り扱ってあげて下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-21 12:00:00
35010文字
会話率:39%
俺、織部一成《おりべかずなり》には義理の妹がいる。織部千夏《おりべちか》、一つ下で高1の代だ。
成績優秀、スポーツ万能、容姿端麗と非の打ち所がない三拍子を揃えたハイスペックシスターだ。
んでここからが本題であり、嘘のような本当の話なんだが
……ある日突然、兄である俺は千夏を妹ではなく一人の女性として意識し始めてしまったんだ。
可愛い可愛い可愛い……急にだ。今までなんとも思っていなかったのに急に千夏を異性として見てしまうようになった。徐々にじゃなく、急に。
俺はどうなってしまったのだろうか? その問いに答えてくれる者はいない。
ただ一つだけ――義理の妹が可愛いすぎることだけはわかっている。まぁ、言うまでもないと思うけど。
*この作品はカクヨム様の方にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 09:00:00
10078文字
会話率:45%
自称コミュ症の俺、天野数多《あまのあまた》にはクラスで唯一話せる人間がいる。自称ネット小説家の大前香苗《おおまえかなえ》だ。
違う道を歩んでいれば学園のアイドルにでもなれただろう彼女はしかし、周囲の生徒から変人のレッテルを貼られている。
「放課後に! 駅前で! 私と天野君が二人揃ってなにをするか! それはズバリ――〝悪漢《あっかん》にナンパされて困っている女子を探し救う〟だッ!」
無理もない。なにせナンパの現場を探そうとか言っちゃうぐらいだから。
「――や、やめてください」
「いいじゃんいいじゃん! 俺らと楽しいことしようぜぇ」
……え、嘘でしよ? マジで見つけちゃったんだけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 16:42:28
6623文字
会話率:48%
高校一年生である“空音鷹斗〈そらねたかと〉”は、中間テストが終わり、席替えをしたら隣の席が学園の三代美少女王のうちの一人である“猫宮鈴香〈ねこみやすずか〉”になった。
だが彼は「彼女が猫被りをしている」ということに気がつき、つい言葉に出
してしまう。
彼は彼女が猫被りしているということは秘密にすると言ったが、彼女はなぜか彼の前でだけ猫被りができなくなってしまった!
なんやかんやで助けてくれる鷹斗、ギャップが激しい猫宮は達は互いに惹かれあって行き……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-10 21:00:00
22019文字
会話率:45%
ユキは日下 隆行という、普通の男子高校生で……私の彼氏。
私は彼女。ユキの、日下隆行の彼女。
そんな、他人が見ると胃もたれしてしまいそうな、甘ったるい感情に私、大学生の月見里 由香理が浸っていると、家の階段を上る音がし、この部屋の唯一の
出入り口であるドアが開いた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-05 20:00:00
3147文字
会話率:17%
彼には婚約者がいる。かわいい。でもそういう事を考えてしまう年齢の王子には色々きついし彼女は警戒心無いし周りは変なお膳立てしてるし…
王子の内心と奇行の話。
設定ふわふわ、多分この国貴族制なのに乙女かどうかとか重視してないんだと思う。
気が
ついた、王子の名前設定して出てないことにoh(´・ω・`)...
王子「え、出してくださいよ」
作者「ソフィアちゃんとのイチャイチャと君の名前どっちが大事?」
王子「名前とかどうでもいいからソフィアとイチャイチャしたい…」
ソフィア「ふぇ!え…ぁ、〜〜!!」
王子&作者「(ソフィアかわいい)」
ってノリで書いたら2500字くらいで纏まってしまった短編
あんまりイチャイチャしてない?いやじれじれ系のイチャイチャしてるはず(はず)
アルファポリスさんにも投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-29 21:47:42
2522文字
会話率:27%
3年前、池上亜里珠は自分が寝ているベッドから落ちた拍子に、異世界へと転移してしまった。
それは望まれた召喚でもなく、完全なるアクシデントから。
その為か異世界転移の特典など何もなかった。
ただ唯一幸運だったのは、彼女を拾って助けてくれた彼に
出会えた事。
日本のバレンタインの日。異世界の暦で、その日に見合う今日この日に、助けてくれた彼、今では恋人になった彼にチョコをあげよう。溢れるほどの愛をこめて。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 17:24:25
7064文字
会話率:38%
渋々参加した夜会で公爵令嬢シルヴィア・セレスタイトは今まで見たこともないような霊を見てしまう。そしてそれはあろうことか第3王子ヴェントゥス・ウィスタリアに取り憑いていたのだった。
魔術師の家系の娘であるシルヴィアは霊を祓いその場を後にしよう
としたが......何とヴェントゥスは婚約者の「フリ」を迫った。
「でしたら私を王宮魔術師にしてくださいませんか」
それはセレスタイト家の夢。見えざるものが見えるせいで避けられてきて迷惑をかけた両親にもそして自分のためにもその夢を叶えたい。ヴェントゥスはそれを聞きある条件を出す。
それは霊から殿下を完全に守れるようにすること。
シルヴィアは王宮魔術師になるため、ヴェントゥスは霊による疲れと面倒な婚約から逃れるため......
シルヴィアは夢を実現するため、婚約者のフリに魔術師の勉強と頑張るのだが......
なぜだかもっと取り憑かれてません?
しかもなんだか甘ったるいというか......殿下は何を考えてるのー!?
これは鈍感令嬢と恋愛に疎めな王子のつかずはなれず時々甘々な夢を追うお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 22:14:21
46884文字
会話率:41%
※残酷な描写などはありませんが、一応R15で。お酒は二十歳になってから。
私の彼氏だった男が私の親友だった女と結婚するんだって……。それを聞いた帰り道のスーパーで、ヤケになって買った酒の缶数本と大量のお刺身と、鍵をなくして困った私。助け
てくれたのは、知り合いの男性で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-12 13:00:00
7356文字
会話率:43%
幼い頃からの婚約者である王太子に、婚約解消を言い渡されたアリーティア。王太子が選んだのは、幼い頃からの同志であるアリーティアではなく、平凡な子爵家の令嬢だった。
アリーティアの婚約解消とその後の顛末。4話くらいで終わります。
最終更新:2018-07-22 22:00:00
15047文字
会話率:10%
『この世界に必要な人間』として異世界に召喚された公務員、秋野梨沙。
王さまに啖呵を切ったら、何の因果か勇者様に気に入られ、求婚されました。
現在、住民相談窓口に勤務中。
税金の控除はきちんとした書類が必要です。
相談?業務時間なら喜ん
で。
いいですか勇者様、私は住民の皆様のよりよい生活のために奉仕しているのであって……、まぁ勇者様も一市民ではありますが……
婚姻届けは窓口にて全力で握りつぶさせていただきます!!
魔法使いとか、聖女とか、踊り子とか、同僚とか……たくさんの仲間に囲まれ異世界公務員、頑張ってます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-10 00:01:37
45809文字
会話率:47%