同盟連合と帝国の争いはし烈を極めた
同盟連合はイージス艦を失うという損害を出してしまったのだ
と同時に双方の空母の甲板が使用不能になる
そんな中、トリシャたちはシュエメイたち敵レイドライバーと対峙すべく市街地郊外に向かう
その戦場は少々異常
だった。僚機を盾に至近距離で撃ち合いという、常軌を逸した行動をとったのである
それは相手も同様に僚機を盾にして撃って来たのだ
そんな戦闘が続き、トリシャ、シュエメイの双方が心身をすり減らしたところで帝国の将校から光無線通信がトリシャの元へ入るのである……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-17 18:00:00
75451文字
会話率:24%
カズとクリスは司令室に向かっていた。そこでは海の向こう側、つまり旧米国との通信が繋がっていた。
「状況は?」
と問うと、
「どうも帝国は本格的に南米をどうにかするつもりのようだよ。同盟連合の偵察衛星が敵空母群をとらえたんだ」
と返って来る
帝国の第二弾とも呼べる今回の戦闘の舞台は南米のようなのだ。
当然、米州からも空母を派兵するのだが、旧キューバ沖で睨み合いになる。
そんな中、カズはレイドライバーの派兵に際してトリシャと新人のレベッカを起用した。
そこでトリシャ・エカードは[新人を盾にして戦闘]という可能性を告げられた。
一方の帝国、シュエメイ・チェンは上官から[僚機を盾にしてでも敵の撃破を]と告げられていた……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-01 18:00:00
71614文字
会話率:29%
「女王陛下、……いや、シルヴィア・ローゼンハイム。あなたを王国の大罪人として逮捕する」
ある日の夜、私は臣下の貴族によって逮捕された。臣下の一人が、私の髪の毛を掴んで窓際に連れて行く。そして、城壁の向こう側で淡く瞬く赤い光を私に見せた。
「……あれは何ですか?」
私の問い掛けに、臣下はしばらく|間《ま》を置いて答えた。
「革命の火です。王都は貴族連合軍が掌握し、残りはこの王宮を残すのみです。貴族連合軍と共に戦う民衆達が、王宮の城壁のすぐ外側まで迫っています」
「……革命?」
「今夜、ローゼンハイム王国は滅びたのです」
その逮捕から約一週間後、私は民衆の前で斬首刑となり、その躯(むくろ)は一切を残すことなく、灰になるまで焼かれた……。
◇ ◇ ◇
「シルヴィア・ローゼンハイム。汝は王国にその生涯を捧げ、鎮守の神々に忠誠を誓うか?」
……え?
私は、国王の王冠が置かれた玉座に向かって跪いている。斜め前には、背の高さほどの錫杖を持つ王国国教会の大主教が立ち、私を見下ろしていた。
──これは……、もしかして、六年前の戴冠式?
私は状況を理解できないまま、ゆっくりと後方を振り返る。すると、そこには数十人に及ぶ貴族達が整列して、私に向かって軽く頭を下げていた。
──あぁ……。あの時に戻ってきたんだ……。悲劇の始まりの日に……。
私は、玉座の背後に飾られた優しく|微笑《ほほえ》む父王、故グローヴィスの肖像画をじっと見つめる。
──お父様。私は帰ってきました。今度の人生では同じ過ちを繰り返しません。必ず、お父様から受け継いだこの国と国民を守って、立派な王になります。
「私は今ここに、第十六代ローゼンハイム王国の国王に即位したことを宣言します!」
こうして、シルヴィア・ローゼンハイムの国家再建ストーリーが始まった──。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 13:15:15
288206文字
会話率:42%
独身アラサーOLの私は、仕事に疲れて帰ってきたワンルームの賃貸アパートで、大好きな乙女ゲーム「フォルトゥーナの祝福」をプレイしていた。
目の前に広がるのは「フォルトゥーナの祝福」の世界。壮麗な王宮、華やかな貴族の邸宅、そして、煌びやかな魔
法学園の光景。
出てくる男性キャラは全てイケメン、主人公であるヒロイン「リディア」はとても愛くるしい笑顔を見せる美少女……。
しかし、私が好きなものは、そんな典型的な純愛乙女ゲームではない。
悪役令嬢モード──。
ベネディクト公爵家の令嬢「アイリーン」となって国内外を駆け回り、最後の「断罪イベント」で、バカ王太子ローゼンハルトもろとも、偽ヒロインのリディアを国外追放にすることを目指すモードである。通常モードでは悪役令嬢を演じるアイリーンが、逆にヒロインを断罪するシナリオだ。
「私、ローゼンハルトは、ベネディクト公爵家アイリーン嬢との婚約を破棄することを、今ここに宣言する!!」
私はゲームプレイ中に缶ビールを一気飲みして気を失った後、「逆断罪イベント」の開始を告げるそのセリフで目を覚ました。
急性アルコール中毒で、しばらく気を失っていただけだと思っていたが、何かがおかしい……。
目の前にアイリーンらしき美人がいて、隣にリディアのように可愛い美少女が立っている。後方には、私が何度もゲームで見たイケメン達……。そして、私はアイリーンを断罪するように人差し指を向けていた。私の想像通りなら、ここにいるはずの人物が一人見当たらない……。
──私、もしかして、「フォルトゥーナの祝福」の世界の、バカ王太子のローゼンハルトに転生しちゃった!?
この話は、破滅寸前の王太子に転生してしまった独身アラサーOLが、破滅を回避するために、ゲームのシナリオを超えて奮闘する物語です。
【注意】……良い子は、絶対に、お酒の一気飲みをしてはいけません!!!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 21:44:12
22156文字
会話率:41%
「エドガー様、私達の婚約を……解消致しませんか?」
シュトラス王国の第一王位継承権を持つエドガー・ヴァイアー・シュトラスはある日、婚約者であるカテリーナ・フォン・マイゼンブルク公爵令嬢から婚約解消の申し出を受ける。
カテリーナはデビュタン
トを終えてからというもの「王太子の婚約者に選ばれた!」という選民思想ゆえに傲慢で高慢、周囲からの評価は非常に悪かった。
カテリーナの扱いにほとほと困っていたエドガーは内心その婚約解消を喜ぶが、そう簡単に婚約は解消できないことに頭を悩ます。
しかし、カテリーナは「ハーバー男爵令嬢」なる者の名前を挙げ、身分差に囚われない婚約もアリなのでは?と提案をしてきた。
これまでと180度違うことを言うカテリーナに困惑しつつ、婚約解消をすべきかどうか悩むエドガー。
パーティーで出会うビアンカ・ハーバーとの交流を深めつつ、エドガーが出す結論は……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-16 07:11:20
15855文字
会話率:42%
公約でも確約でもない、あたしのマニフェスト。
まにうけないでよ!
最終更新:2024-12-16 07:00:00
455文字
会話率:0%
あたしを総動員でことにあたる。
最終更新:2024-06-14 07:00:00
336文字
会話率:0%
ふだんづかいのやさしさは、そっけなくていい。
最終更新:2024-01-18 07:00:00
486文字
会話率:0%
ぼくはグウゼンみてしまった
ママがおタカラをかくすところを
ママにナイショで、あのおタカラをてにしてやるんだ!
最終更新:2024-12-14 12:04:49
1454文字
会話率:11%
私の名前は花澤ゆき《はなざわゆき》四月にこの高校に入学した。
「ゆきさん、貴方に一目惚れしました。好きです。付き合ってください」
人生初の彼氏ができちゃった!
クリスマスプレゼント何渡せばいいのー!?
ピュアな高校生カップルの青春ラブコ
メです。
あらすじ書くのめちゃくちゃ下手くそです…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 22:51:40
2802文字
会話率:25%
ソフィアは結婚が当然の貴族社会で一生独身を貫くつもりだったが、マゼンダ王国一のモテ男アーネスト・グロスター伯爵から結婚を申し込まれる。結婚生活は彼女にとって想像以上に満足できるものだった。しかし、円満にだと思われた夫婦関係は偽りだったのか、
1年目の結婚記念日にアーネストはソフィアを殺害する。彼女は気が付くと結婚式の日に戻っていた。なぜ自分が夫に殺されたのかは分からないが、殺人鬼の男とは暮らせない。彼から逃げる為、彼女は何ふり構わず周囲を巻き込んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-13 20:25:49
55561文字
会話率:32%
エレノア・アゼンタイン侯爵令嬢には秘密がある。サム国で孤児院から侯爵家の養女となったという異例の経歴の10歳だ。侯爵家の令嬢として参加が必須だったお茶会で18歳の王太子レイモンドから婚約者指名をされるが、拒否をする。しかし、彼は彼女の秘密を
知っていると脅し彼女に婚約するように強いてくる。エレノアの正体は帝国唯一のカルマン公爵家の娘だ。カルマン公爵家からは男を思うのまま操れる魅了の力を持つ女が生まれる。その力を武器に皇室権力を思うがままにしてきた家紋だった。しかし、エレノアは定められた運命に疑問を感じ、自分の能力を家でどんな虐待にあいながらも隠し続ける。彼女が能力を隠していることに気がついた、政敵のアーデン侯爵令嬢の手引きによりサム国に逃げる助けをしてもらう。人に期待しない事で魅了の力をコントロールしていたのに、人と深く関わることでコントロールが効かなくなる。純粋すぎる好意を向けてくる婚約者の弟君であるフィリッップ王子、不安な時を寄り添い続けてくれた幼馴染のハンス公子と深く関わるほどに自分の力を制御できなくなり悩み苦しむ。ただ何も考えず愛せる人間になりたいと願うようになっていく。
以前投稿した『逃亡した帝国の公女は他国の王子から目をつけられる。』の長編化です。主人公のエレノア公女の幼児期の話は『好きな人がいるので、この結婚はお断りします。』の番外編にも書いています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 07:09:50
103797文字
会話率:24%
あの観覧車、いつか乗ってみたい
最終更新:2024-12-13 07:07:26
1000文字
会話率:89%
侯爵家の長男 ロメオ・モンタローネは侯爵令嬢のロザリア・ローゼンベルクに一方的な婚約破棄をされてしまう。
そして、これが唯一のハッピーエンドだということは、誰も気づくことはない。ただ一人を除いて。
最終更新:2024-12-10 20:33:01
25101文字
会話率:34%
「あなたはこれから毎週月曜日9:30に行うプレゼン会議で承認されなければスキルを習得することができません。」
俺は女神様に思わずチートスキルの雑さを口出ししてしまったせいで、自分でスキルを考えなければいけない上にスキルの習得にはプレゼンで
の承認が必要になってしまった。
迫りくる魔物や隣国の強者たちと戦うのに加えて、常にプレゼンを通せるような丁度いい強さのスキルの考案と通すためのプレゼンスキルの工場が必要になった俺。なぜ異世界に行ってまでプレゼンを通さなければいけないのでしょうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-10 03:30:37
3427文字
会話率:67%
「私はこの世界で安眠してやる…!」
主人公、藤野永華はリアルでの安眠を
妨害される日々にストレスが溜まっていた。
そんな時、誕生日プレゼントで兄から
VRゲーム機とそのソフト、
「Stella remake online」をプレゼントされる
。
その世界は、現実世界の数倍の時間が流れる
世界を冒険する物語だった…が、
永香にはほとんど関係ない。
ただより良い寝具のため、もっと気持ちの良い
睡眠のため。永香はこの世界の最前線を
突き進むのだった…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 20:10:29
915355文字
会話率:31%
主人公藤野永華は兄にプレゼントされ、
6時間で1日が経過するVRゲーム
『stalla remake online』をプレイする。
だが彼女のとてつもない運が
想像を超える事態を引き起こし、
それを聞いて騒ぎたいプレイヤーと、
眠りたい彼女
が引き起こす
ドタバタVRコメディー!(にする予定)
注意!この小説の投稿は不定期です。
R-15を付けましたが、保険です。
感想から、幼馴染の名前が分かりにくいとのことで、名前を永香から福音に変更いたしました。なおかつ、多少の文章変更をいたしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-21 05:33:16
52176文字
会話率:22%
瀬奈は社会人になってから、イケメンの真に惚れ込み、告白して付き合うことができた。それから4年、彼の結婚を願っていたが、真は一向にその気がないようだ。せめて実家に挨拶に行ってと頼んだが、けんもほろろに断られ喧嘩となる。
お盆に一人で帰省した瀬
奈は、幼い頃に庇ってくれた幼馴染に会う。
できる男になった幼馴染を意識する瀬奈に対して、真はうるさい恋人がいなくなった隙にと、女遊びを繰り返すが、事件に遭い、瀬奈のことを思い出す。
クリスマスイブに会う約束をした二人の結末は?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-09 16:50:53
6387文字
会話率:24%
幼い頃のクリスマス。サンタさんのプレゼントよりも印象強く記憶に残る、デコレーションケーキってやつの想い出です。
最終更新:2024-12-09 08:56:56
2589文字
会話率:5%
27歳の社会人女性、冬音(ふゆね)はクリスマスを一人で過ごしていた。
彼氏の湊斗(みなと)とは遠距離恋愛で、平日には会えない。
ちょっと寂しいと思っていると、湊斗からサプライズのプレゼントが届いた。
嬉しいけれど違和感がある。
そう
思いながらもカレンダーの12月24日に×印をつける。
あと三つ×をつければ、週末に湊斗に会えるから――。
※『第6回 下野紘・巽悠衣子の小説家になろうラジオ』の応募作品です。コンテスト規定通り1000文字以下、テーマは『カレンダー』を選びました。
シリーズから他の応募作品も辿れますので、そちらも読んで頂けると嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-08 21:16:08
995文字
会話率:11%
いつもはWEB小説ネタを扱いがちなお笑いコンビ「カクヨムボーイ」が「ゼンゼロ」漫才に挑む!
最終更新:2024-12-07 07:00:00
7929文字
会話率:37%
各所で話題沸騰!
量産型最強主人公小説や悪役令嬢、配信切り忘れ無双系等のゴミクソジャンルが跋扈し
腐敗と衰退の只中にあった「小説家になろう」環境に一石どころか手榴弾を投じた衝撃の問題作!
史上最悪の害悪的天才アマチュア作家"蠱毒成
長中"の手掛ける呪われし禁断の話題作「デッドリヴェンジ!」の公式外伝が遂に登場!
時は西暦2025年、西日本の豪雪地帯"佻尾《かるび》市"に建つ洋館アパート"紅桜館"の別館に集う十二人の男女!
明らかに癖の強い、存在そのものが混沌と言って差し支えないであろう彼らこそ、
裏社会に潜む謎の組織『ボーダーフールズ』の手で生み出されし黄道十二宮の星々を司る驚異の不死者兵器(アンデッド・ウェポン)、その名も"死越者《エクシーデッド》"である!
そしてその中でも一番の新入りかつ「デッドリヴェンジ!」本編の主人公も務める蟹座の男、北川ナガレは
死越者を率いる紳士アリオン・ガルゴノーツの誘いに乗り彼の主催するクリスマスパーティに参加していたのであるが、
然し死越者は軒並み個性的の一言では収まり切らない奇人変人狂人の集団!
瞬く間に混沌を極めていくパーティ会場で、ナガレを待ち受けるものとは!?
そしてパーティがひと段落した頃、ナガレは主催者アリオンから衝撃の事実を告げられる!
なんでも彼曰く「この世界にはサンタクロースが実在し、伝承通り毎年世界中の人々にプレゼントを配り続けている」というのだ!
俄かには信じ難い事実であったが、どうもアリオンは嘘や出鱈目を言っているわけではないようで……?
果たしてサンタクロースの正体とは!?
そして平和な時間も束の間、死越者らは新たなる戦いに巻き込まれていく……
なんだよまた変なサキュバスか何かかよと思ったら、敵はまさかの"若手のサンタ"……って、どういうことだよ!?
恋人・家族同伴不可(!?)、原作「デッドリヴェンジ!」のコアファンに贈るぶっ飛びカオスな掌編、連載開始!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-25 18:07:47
65411文字
会話率:30%
霧が立ち込める世界に突如転移した
高校生 神居 ゼン
貴方の平凡な日常は、終わりました。
さあ、冒険に出かけましょう。
最終更新:2024-12-02 22:36:30
3116文字
会話率:18%
あの日、あの時、
僕達は必死に生きようとしていた
立ち上がっては打ちのめされた
絶望の日々と闘いながら……
そして僕達は見つけた
救いのない今を生きていくために
子供達の未来を守るために
本当に大切だったことを……
この物語の主人公
は『最後の日記』の小説の追憶編に出てくる高田さん……
昔、私にある誕生日プレゼントをくれたおじいさんである高田さんとの出会いをきっかけに、
戦争・空襲・特攻・差別……大変な時代を生き抜いていた沢山の方々の日常や縁のある場所を調べていく中で偶然見つけた不思議な共通点や奇跡の出会いから生まれた、未来に送る願いと希望の物語……
(『最後の日記』BIRTHDAY~君の声〜に繋がる場面もあるので、先に読んだ方が本当の意味が分かるかもしれません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 21:10:28
148941文字
会話率:45%
そう、それは「神様からのささやかなプレゼント」人々は呼んだ。
数十年前、世界に配られた不思議な力、「ギフト」を持った人が突如として出現し、その力と適応する者も居れば、少なからず悪用し始める者が居た。
高峰瑠衣(たかみね るい)は物を引き
寄せることができるギフト、「魔引き(アトラクター)」を使い、ギフトに関連する事件を追っていく。
頼りなきバディ、榊陽介(さかき ようすけ)と共に今日も事件に翻弄されていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-01 12:07:04
6661文字
会話率:85%
昔、ローランド国という所に、ロルフという王子が居た。ロルフはとても魅力的だったので、若い娘はみな王子と結婚したがった。中でも、隣国のカイゼル国のイザベラ王女は、自分が一番ロルフの花嫁にふさわしいと思っていたが、ロルフが選んだのは、町娘のマ
リナだった。イザベラは嫉妬と悲しみで城にこもり、気が狂ってしまう。それから数年後、ロルフとマリナの間には子どもが生まれ、ロルフは王になるが、戦乱に巻き込まれ、2人とも死んでしまう。その際、子供だけは逃したという噂があるが、真偽は不明。一方、狂ったイザベラは魔女になり、全ての恋人たちを憎み、恋人たちを引き裂く魔術の研究を続けた。悪い噂は段々と広まり、城は魔女の住む城と呼ばれるようになった。
それから100年後、戦乱に巻き込まれずに生き延びた山間の貧しい村に、タイガという少年と、リィナという娘が住んでいた。2人は好意を寄せ合っており、タイガがリィナの誕生日に、市場で買った首飾りをプレゼントすると、リィナが突然カエルになってしまう。長老に相談すると、魔女の呪いかもしれないと教えられる。こうしてタイガはカエルになったリィナを連れ、元に戻す方法を探す旅に出る。
情報収集の為に、まずは旧ローランド国に向かった二人だが、盗賊にリィナごと荷物を盗まれてしまう。そのピンチを救ったのは、女盗賊のアリーだった。アリーは義賊で、悪いやつからしか盗らないという。タイガたちはアリーにご馳走し、旅の目的を告げると、魔女の宝が欲しいとアリーが仲間になる。その後、街で情報収集し、魔女の城への関門、迷いの森を目指す事にする。
(第1部 ここまで)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-29 18:37:56
30871文字
会話率:64%
バレンタイの日に初恋の女性を待つ男。プレゼントと共にその女性を待ちわびながら、彼の脳裏には幼い日の記憶が蘇る。それは1匹の大きなジョロウグモ。その毒を吸い出してくれた初恋の君。その君をいつまでも待ち続ける男の純愛、あるいは狂気。
最終更新:2024-11-27 02:20:29
4119文字
会話率:4%