「オリオン! 貴様は今日かぎりでクビだ!」
ある日のこと。
オリオンは、勇者パーティのリーダーであるオリバーに、突如クビを宣告される。
「オリバー、いきなりどうしたんだ? これまで一緒に頑張ってきたじゃないか!」
「黙れ、この寄生虫
が! ろくに基礎魔法すら使えない。これまでパーティに居られたことをありがたく思え!」
この世界の魔法は、炎・水・土・風・闇・光の6属性に分類される。
そしてオリオンの使う魔法は、その6属性魔法のいずれにも属さない固有魔法である。
それはギルドでは評価されない力。
それでも修練を積み、支援魔法に攻撃魔法と、パーティの戦力として十分役に立ってきた。
「本当に良いのか? このパーティーで、魔法はすべて俺が担ってきた。俺の使う支援魔法が無ければ戦力は大きく下がる。それに魔法攻撃しか効かない相手が出てくれば――」
「はっはっは。役立たずのおまえに代わって、すでに優秀な魔法使いをスカウトしている!」
高笑いするオリバー。
そうしてオリオンは、パーティを追放されることになった。
しかしオリオンの使う固有魔法は、実は、当の昔に失われたとされる【古代魔法】であった。
その力は、従来の6属性魔法とは比べ物にならず、まさしく魔法の常識を塗り替えるものであった。
やがてオリオンの作りあげるパーティは、最強の名をほしいままにしていく。
一方、勇者パーティには破滅が待ち受けていた。
独断でオリオンを追放したことで、メンバーからの信頼はガタ落ち。
依頼は失敗続きで、徐々に社会的信用も失っていく。
――勇者パーティには、どこまでも暗雲が立ち込めているのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-17 20:24:28
88209文字
会話率:37%
定期的な運気の変動と、その影響による栄枯盛衰によって、12年の歳月をかけて幸福地帯と不幸地帯が頻繁に入れ替わる、円柱型の惑星『帝冠クラウン』。
まるで瓶の蓋を回すように、クルクルと吉凶がサイクルするその様子から、アラインたちは『帝冠クラ
ウン』を回転国家の俗称で呼んでいた。
『帝冠クラウン』には国旗がなく、代わりに各地に風見鶏が設置されている。
そこに目をつけたアラインは、因果の流れを読む能力『眸(ホルス)』を駆使し、日々国中を駆けずり回っては各地の風見鶏を、運気の流れをコントロールする機械『因果歪曲計(ウェザー)』搭載型の風見鶏とすり替え、吉凶の影響を受けないセーフポイントを国家全土に張り巡らせていた。
12年に一度、12日間に渡って国全体で行われる、終幕と新たな門出を同時に祝う式典、聖儀祭を数日後に控えた、ある日のこと。
恒例の『因果歪曲計』設置に勤しんでいたアラインは、警備隊に見つかりそうになった仲間を庇い、囮となって逃亡する。
やがてアラインは、いつものように『眸』を発動させて運気の流れを読み、視認した因果の奔流から最適な逃走ルートを導こうとするが――
※この小説はカクヨム様で同時掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:00:00
166566文字
会話率:33%
父親の海外転勤に伴いある片田舎に住む親戚の家へ引っ越した読書好き、金重氷汰。
そこは豊穣の神が住まうなんて与太話のある町だった。
不思議な町、実豊町の高校へ転校したは町一番の名家の娘、豊野秋と出会う。
そして、一目惚れだと言われ秋に告白さ
れた。
断るという選択肢を後ろの神様──しゅうに見惚れ、実質的に封じられた氷汰は告白を受け、根拠もない謎の好意を受けながら奇妙な学校生活を送る。
そうして二ヶ月が経ったある日のこと──。
*完結まで毎日投稿、およそ一ヶ月程度を予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-24 17:52:53
115845文字
会話率:42%
出版社に勤務するオッサン編集者である富士見大五郎は、ある日のこと、異世界へと転生してしまう。異世界において、これと言って何の能力も授からなかった大五郎だが、「魔法を使うために必要な魔法書」の存在を知るや、「魔法書の編集者」として生きる道を模
索する。出版文化が未熟な(衰退していた)異世界を舞台に大五郎は編集者として努力するも、戦争に巻き込まれたことを契機に、現代日本への帰還を切望するようになる。魔法という名の暴力がまかり通る異世界に絶望した大五郎は、自身が置かれた「物語」そのものを「編集」するべく、動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-19 11:05:36
87098文字
会話率:38%
推しを生きがいに働いていた雨宮雫(あめみや しずく)。
いつも通り、推しを生きがいに働いていたそんなある日のこと。推しが出ている作品の聖地でもあった出張先で事故に遭ってしまう。
遠くなっていく意識の中で聞こえていた周りの騒がしい声が段
々と静かになっていった。
これはもう死ぬんだな、推しの最後も見れずに私は死ぬんだ。
そう思ったのを最後に、意識は途切れて何も聞こえなくなった。
冷たくて寒い、深い恐怖の淵にいた。
でもそれは、だんだん暖かいものに変わっていった。
遠いところから聞こえる声。
それに返事をするために起き上がった。
死んだはずなのに、生きている感覚に驚きながらも目を開けるとそこには愛してやまない推しの姿。
混乱する中で状況を整理しようにも、目の前の情報についていくことができない。
左手を見ればそこには綺麗な指輪が薬指に嵌っていた。
何度も妄想した推しと結婚しているなんて、誰が想像した?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 17:08:51
3385文字
会話率:19%
何も持たない貧しい少年の綾人(あやと)、そんな彼に恋する恵まれた少女の祈(いのり)。自然と寄り合いうほど、馴染んだ二人。でも決して結ばれることのないその理由とは?
生にも死にも希望を見出せない高校2年生の綾人は、日々の生活に疲れ果てていた
。幼馴染の祈は、時に囀る小鳥となり、時に物言わぬ木となり、想い人である綾人を支えていた。
だが体育祭が近くなってきたある日のこと、綾人の周囲が不穏に騒ぎ始め、彼をますます追い詰めていくことに…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-05 09:05:13
34877文字
会話率:35%
これはむかしむかしの物語。
鬼の頭領である桃姫は日々"狩り"をしながら平和に島を治めていた。
ある日のこと、鬼退治を掲げた人間が島に攻め入って来たとの知らせが入る。
たった一夜にして桃姫の夢と城が崩れ始め────。
+++++++++++
++++++
当作品は『桃太郎』『吉備津彦命の温羅退治』をベースに創作した、IF日本昔話です。
カクヨム、アルファポリスにも掲載中。
(上記掲載版に加筆修正を加えています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-02 07:00:00
17863文字
会話率:42%
過去に告白した相手が、亡くなるということがあった海人は、もう二度と恋愛なんてしないということを誓っていた。それから三年たったある日のこと海人は、一人の女性と再会する・・・。それから海人の生活は一変するのだった。
最終更新:2023-05-23 11:13:34
5015文字
会話率:40%
僕、喜多川直樹は幼馴染で初の恋人である相葉花音とウブな学校ライフを満喫していた。
そんなある日のこと、僕の親友の久米宗太郎と花音が隠れてデートしているという噂を聞く。そんなまさかと思っていたら、二人が仲良くしているところを目撃して……!?
最終更新:2023-05-21 19:11:24
32365文字
会話率:70%
学校一の美人が僕の家に来て、手料理を振る舞ってくる!
ある日のこと、僕・遠藤洋文はとある事情で金欠気味になってお腹を空かせていたら、僕の親友の幼馴染みで学校一の美人の神城明理ちゃんが僕に手料理を作ってくれる。
しかし僕は金欠気味だ。一体ど
うやって対価を支払えば良いのだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-18 15:13:08
40356文字
会話率:65%
僕は福田雄五、『保健』の教科だけが得意な高校生だ。ある日のこと、机の中に手紙が入っており、放課後、どきどきしながら待ち合わせ場所に行くと校内一の美女がいた。相談内容を訊くと、実は『保健』の科目を教えてほしいと。え!? どゆこと!?
最終更新:2020-09-09 13:10:10
3442文字
会話率:65%
ある日のこと。息子が目を覚ますと、台所で母親が死んでいた。しかし引きこもり生活をしていた息子には警察や救急に連絡をする勇気がなく……。
そんな中、突然に家を訪ねてきた異世界転生コーディネーターと名乗る男。
彼はこれから異世界転生をする息子の
為に共にプランを立ててくれると言う。
そして息子に、様々なシチュエーションの転生オプションが掲載された分厚いカタログが手渡される。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-13 13:52:46
10240文字
会話率:50%
近衛騎士の夫は出張の度に律儀に妻と息子にお土産を買ってくる。しかしそれはいつもおざなりで選んでいるありがた迷惑な物ばかり。
そこである日のこと妻は夫に、お金を使うのは勿体ないから、地方の役所で発行しているスペシャルカードをもらってきて欲
しいとお願いする。それならただでもらえるからと。
ただし必ず二枚すつもらってきてねと。妻は美しいカードを集めるのが趣味だったのだ。
土産を買わなくて済むなら、その分酒や女遊びに使えると夫は喜んだ。
しかしそれから二年後、浮気旅行から戻ってくると、妻と息子はこつ然と姿を消していた。
探し回るが、見つからない。その後彼は上司と共にとある部署に呼びだされ……
噓に嘘を重ねる浮気クズ夫が突然ザマァされる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-05 22:47:17
10973文字
会話率:27%
ナーガ族の美少女セレンちゃんは沼とお魚とずっと傍にいてくれる竜人さんが大好き☆
でもある日のこと、いつものようにふかふかの柔らかい泥でぬくぬくしていたら
魔王様の兵隊に見つかってしまってさあ大変!
彼女の身を狙う魔の手から逃れるため人間の
住処へ向かうことになるセレンちゃんと竜人さん。
けれど辿り着いた街では百日後の投票で人々の信頼を集められなければ拷問して処刑すると宣告されて――――――!?
人間に懐かれるため頑張るセレンちゃん!
果たして彼女は生きて至福のヌマヌマライフを取り戻すことができるのか!?
ドキドキ命懸け人外美少女日常譚開幕!!
※この作品はカクヨムでも掲載しています!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-25 20:00:00
230033文字
会話率:30%
神聖力を持つものは、等しく神殿で聖女として従事する国、アイルティム王国。
未来の王妃に、当代で一番の聖女が選ばれるほどに聖女の存在は尊いものだった。
気弱な聖女レティシアは、聖女に相応しくない《外れ》スキル持ち故に、他の聖女の使いっ
走りにされて忙しく駆け回る日々を過ごしていた。
そんなある日のこと、瀕死の重体の王太子殿下が神殿に担ぎ込まれてきた。
神殿一の聖女でさえ浄化できない呪いを浴び、誰もが最悪の結果を覚悟した。
レティシアは震える足を踏み出して王太子殿下を救うべく、意を決して――殿下の頬を力一杯引っ叩いた。
◇1万字程の短編です
◇設定緩めなのでお気軽にどうぞ
◇アルファポリス様でも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-21 19:17:47
9752文字
会話率:41%
俺が、世界が変わってしまったのは、きっと少し前のお話。
でも、物語と呼べるようなことが起きたのはきっとあの日から。
それは、梅雨の季節に入ったある日のこと。
こことは全く関係の無い異世界から異物が紛れ込んだ。
親しい仲であった志藤さんはそ
れに巻き込まれ、魔法少女として戦っていた。だが彼女は一度それに敗北しているようで、敵を前に足を震わせて恐怖に怯えていた。
知り合いが殺されそうになっている。それは、俺が事件に介入するには充分な理由だった。
これは、ある吸血鬼が異世界から来たことによって始まる物語。
別世界の怪物との戦い。魔法少女を名乗った委員長と、いじめっ子バスターのあだ名を付けられ、もう一人の自分に苦悩する少年とが織りなす一つの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 02:00:00
62690文字
会話率:18%
瑞花国には、後宮の奥深くで引きこもっている公主がいる。
彼女は白い雪のような肌に艶やかな黒髪を持つ美しい姫君だと言われており、『白雪公主』と呼ばれていた。
しかし、病弱で人前には滅多に姿を現さず、彼女の姿を一目でも見たいと言う人々は少なくは
ない。
ある日のこと、後宮で起こった怪事件の解決のために宮廷所属の方士の青年、黎心は何故か白雪公主が住まう宮へと使わされる。
しかし、そこにいた少女は気品の欠片もない、昼寝ばかりするぐうたらした娘だった。
呆気に取られる黎心に彼女が名乗ったのは、『白雪公主』という名だった。
*なんちゃって中華ファンタジーです
*他サイトにも投稿しています
*コメント、誤字脱字・言葉の誤用などの報告お気軽にどうぞ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-15 20:00:00
43639文字
会話率:37%
侯爵令嬢アイリーンは突然の婚約破棄により、全てを失い部屋に引きこもる。
そんなある日、一人の醜男が屋敷に訪れ一度は追い返されるが、毎日手紙を届ける彼の気持ちに次第に心は揺れ動くが時既に遅し。
半年間が経ったある日のこと、彼は突然屋敷に来な
くなって⋯??折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-12 19:31:58
5371文字
会話率:43%
『はるか昔、この世界には怪獣が存在していた……』
ある日のこと、主人公・春風 虹七(はるかぜ にいな)は学校の近くの公園で不思議な卵を発見する。
『な、何なんだこの卵……?』
見たことのない卵に動揺を隠せない虹七だったが、卵の中からは
何か生き物の鳴き声が聞こえていた。
興味半分で家に持ち帰ることにした虹七は、その卵を見守ることにした。
そして、ついに卵が割れた時中からでできたものとは!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-11 12:42:51
232文字
会話率:30%
ある日のこと、平凡な村娘ノノア・マーシャルは死んだおじいちゃんアダン・マーシャルの遺品整理をしているときに、レシピが書かれた一冊の本を偶然見つける。
さっそく読んでみると、そのレシピ本に書いてある内容は料理のレシピとは違う、何やら別の物を作
るための不思議なレシピ本だった。
なんでおじいちゃんがこんなレシピ本を?
このレシピは何が作れるの?
おじいちゃんって、何者?
次々に疑問が溢れ出したノノアは、レシピのことやおじいちゃんのことを調べだす。そこからノノアの平凡な日常は、少しずつ変わっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-05 11:42:19
15381文字
会話率:42%
成長するために必要なことは何か。それは向上心ではなく、基礎をしっかりと固めることだ。
マサオ氏はその信念とともに建築家として成長してきた。
しかし、ある日のことだった。成長が終わってしまうほどの事件が起きてしまったのだ。もう終わりだ。誰かが
呟き、誰もが絶望し諦めていく。だがマサオ氏だけは諦めていなかった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-17 22:48:19
1220文字
会話率:20%
人類が天使と結託し、悪魔の脅威から脱出してからまださほど時間の経っていないとある日のこと。大学生の圭一と天使ノルンはともに悪魔を討伐に出かけた。
人間は悪魔を倒すことはできない。人間からの信仰を力の源泉とする女神たちは天使を地上へ遣わせ
た。しかしその天使たちは決して安全なだけの存在ではなかった。
天使から産まれる悪魔がいる。それらはテネブリスと呼ばれる。テネブリスは産みの天使自身が倒すことは出来ない。そして、どんな天使も太刀打ちできないほどに邪悪で凶悪だ。
ならばその悪魔たちを誰が倒すのか?
ーーこれは、そんな世界のある日の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 18:06:06
10427文字
会話率:43%
*短編から連載始めました!応援下さった皆様ありがとうございます!*
王妃レティシアは断頭台にて処刑された。
恋人に夢中の夫を振り向かせるために様々な悪事を働いて、結果として国民に最低の悪女だと謗られる存在になったから。
夫には疎まれて、
国民には恨まれて、みんな私のことなんて大嫌いなのね。
ああ、なんて愚かなことをしたのかしら。お父様お母様、ごめんなさい。
しかし死んだと思ったはずが何故か時を遡り、二度目の人生が始まった。
「今度の人生では恋なんてしない。ガリ勉地味眼鏡になって平穏に生きていく!」
一度目の時は遊び呆けていた学園生活も今生では勉強に費やすことに。一学年上に元夫のアグスティン王太子がいるけどもう全く気にしない。
そんなある日のこと、レティシアはとある男子生徒との出会いを果たす。
彼の名はカミロ・セルバンテス。のちに竜騎士となる予定の学園のスーパースターだ。
前世では仲が良かったけれど、今度の人生では底辺女と人気者。当然関わりなんてあるはずがない。
それなのに色々あって彼に魔法を教わることになったのだが、練習の最中に眼鏡がずれて素顔を見られてしまう。
そして何故か始まる怒涛の溺愛、そして囲い込み。
「一度目の人生の時から好きだった」って……本気なの⁉︎折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-31 12:00:00
183850文字
会話率:32%
騎士団長ロードリックは自他共に認める生真面目で苦労性の仕事人間。
しかしある日のこと、激務と度重なる心労が祟って胃潰瘍で倒れてしまう。
「私は平気です!」
「駄目だ、きちんと養生しろ。気付いてやれずに済まなかったな」
仕える主人にも諭さ
れついに入院することに。
暇すぎる入院生活に焦りとも苛立ちともつかない気持ちを募らせるロードリックだが、ある日病院にて一人の女性との出会いを果たす。
春のように穏やかな雰囲気を持つ彼女はジゼルと名乗り、知人の見舞いに訪れているという。謙虚な人柄の持ち主ながら頑固な一面も持つ彼女は、会うたびに朗らかな笑顔を見せてくれる。
次第にジゼルに惹かれていくロードリックだが、その堅物ぶりのせいで中々踏み込めない。困り果てた矢先、彼女が両親に追われていることを知り……?
仕事に疲れた男と辛い秘密を持つ女、大人なのにじれじれしてしまう二人の恋と救済の顛末。
*全20話ほどで既に執筆済みです。
*「脇役転生した乙女は死にたくない〜死亡フラグを折る度に恋愛フラグが立つ世界で頑張っています!〜」番外編です。本編を知らない方でも読めますが、重大なネタバレを含みます。
*女性向けですが男主人公です。ヒロイン視点もあり。
*一部暴力シーンを含みます。ご了承ください。
*アルファポリス様でも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-04 18:00:00
53075文字
会話率:39%
王妃レティシアは断頭台にて処刑された。
恋人に夢中の夫を振り向かせるために様々な悪事を働いて、結果として国民に最低の悪女だと謗られる存在になったから。
夫には疎まれて、国民には恨まれて、みんな私のことなんて大嫌いなのね。
ああ、なんて愚か
なことをしたのかしら。お父様お母様、ごめんなさい。
しかし死んだと思ったはずが何故か時を遡り、二度目の人生が始まった。
「今度の人生では恋なんてしない。ガリ勉地味眼鏡になって平穏に生きていく!」
一度目の時は遊び呆けていた学園生活も今生では勉強に費やすことに。一学年上に元夫のアレンディス皇太子がいるけどもう全く気にしない。
そんなある日のこと、レティシアはとある男子学生との出会いを果たす。
彼の名はカミロ・セルバンテス。のちに竜騎士となる予定の学園のスーパースターだ。
前世では仲が良かったけれど、今度の人生では底辺女と人気者。当然関わりなんてあるはずがない。
それなのに色々あって彼に魔法を教わることになったのだが、練習の最中に眼鏡がずれて素顔を見られてしまい…?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-17 18:10:28
10302文字
会話率:30%