「貴様との婚約を破棄する」
グレシャム男爵から婚約を破棄されたアンナは、その宣言を喜んで受け入れる。この世界で彼は美形扱いされていたが、日本からの転生者であるアンナの目には醜男として写ったからだ。
だが数日後、男爵家が夜逃げしたと聞
かされる。連帯保証の契約をしていたアンナの実家はトラブルに巻き込まれ、一家離散の危機に晒されてしまう。
アンナは実家を救うため、家の再建を条件に新たな縁談を受け入れる。その相手こそ、公爵子息のローレンスだった。
彼は息を呑むほどの美形だが、この世界では醜男として扱われていた。縁談を金で買ったことに罪悪感を覚える彼だが、アンナは共に幸せな結婚を果たそうと約束する。一方で、グレシャムは報いを受け、公爵家の力で処罰を受けるのだった。
本物語は、前世の価値観を持つ子爵令嬢が、美形の公爵から溺愛されながらハッピーエンドを迎えるまでの物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 17:40:55
5045文字
会話率:52%
「リラティア・アンダーソン!貴様との婚約を破棄する!」
突然始まった婚約破棄。
婚約者である王太子の横には男爵令嬢が。
さらに男爵令嬢を守るように宰相子息と騎士団長子息もいる。
私は気だるげにその茶番を見つめるのだった。
最終更新:2023-09-23 00:20:59
4477文字
会話率:50%
田舎貴族である、子爵家のユリアナとマリアナ。
頭をぶつけた二人は転生をしていて前世も双子だったと思い出す。
前世でゲームや小説が好きだった二人は何が起きるのかとワクワクしながら過ごすも、ヒロインが転校してくるでもなく、悪役令嬢がいるわけで
もなく、それはそれは平和な生活を送っていた。
ある休日の午後、兄のユーリックが突然変なことを言い出した。
「すまない……二人とも、嫁に行ってくれ!」
「「え?」」
どこかの歳の離れた男爵に売り飛ばされると勘違いした双子は家から抜け出そうとするも、なぜか兄の友人ライアスとその弟マティアスがそこにいた。
二人の婚約相手とは……?
ーーーーーー
短編で書いていたものですが、思ったより文字数が多かったので連載にしました。
全7部と連載にしては短いですのでお手軽に読んでいただけると思います。
誤字脱字を修正しながらになりますが、完結に向けて投稿予定です。
もしよろしければ読んでいただけると嬉しいです。
★ブックマーク、評価等もお待ちしております!★
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-19 12:22:39
17988文字
会話率:47%
ある日、伯爵令嬢のグレイスは頭の中が少しだけお花畑の子爵令嬢の茶番に付き合わされることになる。
グレイスを糾弾しているはずが、巻き込まれて恥ずかしい過去を掘り返されていくクラスメイト。
そこへグレイスの婚約者のリカルド殿下がきて……?
※ざまぁ?は少しだけです。
※悪役令嬢、婚約破棄、追放はありません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-21 19:17:09
7780文字
会話率:52%
「ツェツィーリエ。お相手は、タールベルク侯爵家のご子息、フェリクス・タールベルク様だ」
子爵家の令嬢として育ったツェツィーリエに、ある日、格上の家からの縁談が舞い込んだ。困惑しながらも、顔合わせのために侯爵邸を訪れてみれば、現れたのはひ
どく怯えた様子の令息だった。次第に、彼が不遇な扱いを受けていることに気が付き始めたツェツィーリエは決心した。
何があろうとも、自分だけは彼の味方であろうと――。
(※『婚約破棄された余り者どうし結婚しましたが、想像以上に幸せです』の中で、不義の子とされていた侯爵家の子供のその後の物語です。こちらのお話だけでもお読みいただけるようになっています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 17:48:22
8773文字
会話率:34%
自分が悪役令嬢であるという自覚を持ってしまった侯爵令嬢・リデア。婚約破棄と社会的な死の運命を変えるべく、彼女は行動を開始する。その過程で出会った公爵子息エランとは、婚約を結び、公私を通して愛し愛される間柄となった。そして記憶の物語の舞台であ
る学園で、一人の少女と遭遇する…
リデアの愛が全員まとめてハッピーエンドまで連れて行く、つよ女子つよカップルのラブファンタジー!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-16 21:41:14
15370文字
会話率:32%
転移した先は牢獄?!
ごく平凡に暮らしていた現世から、なぜか美しい悪役令嬢ナタリーとして愛読していた小説の中に転移した“私”
国王の子息を惑わした罪で投獄され、処刑を待つだけの身として目覚めた私は牢獄からの脱走を図った
しかし王城の地
下牢から脱走した罪人ナタリーに追手として処刑人が差し向けられてしまう
ナタリーの処刑を命じられたのは、アバロンの死神として恐れられる白銀の鎧を纏った騎士だった
※この作品は「Berry's cafe」にも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-15 10:52:42
26183文字
会話率:39%
くすんだ茶色の髪と薄墨のような瞳にごく平均的な顔立ちのアリーシャ・クォーツ伯爵令嬢。
王立貴族学院の淑女科に所属する「普通」な彼女が、突然に騎士科のマリエ・ガーネット伯爵令嬢から婚約破棄をかけての決闘を申し込まれる。
ガーネット伯爵令嬢
から鮮やかなブルーの瞳が麗しいランスロット・パライバ辺境伯子息にふさわしいのは同じ騎士科の自分の方だと主張される。
決闘は申し込まれた側が内容を決めることができるので、ほぼ出来レースのようなものではある。
決闘を受けて立つことにしたアリーシャが決めた内容とは…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 18:00:00
16858文字
会話率:31%
「シェイド・ローレンツ公爵子息、私の仲間になってください。そして一緒にこの学園を乗っ取りましょう?」
国の縮図と言われている学園を、敵国の姫と王位第二継承権を持つ公爵子息が乗っ取る……?
***
人質として嫁がされる予定だったの
に、学園の授業中に公開婚約破棄された、隣国の姫の私・リリベール。
真っ先に『約束だった不戦条約の締結を反故される事』を危惧したけれど、婚約者という『立場の牢獄』から解放されると同時に、停滞していた思考が目を覚ます。
――これまでずっと本国のために、半ば自分を犠牲にする形で敵国の王太子に献身していた。
王太子の婚約者として殿下を立てることを第一にしてきたけれど、その枷が無くなった今、私は私自身の意思で自由に動く事ができるのでは……?
今私は、王太子の婚約者という立場から実質的に解放され、建前的に守られている。
しかしこの時間もそう長くはない。
自国を守るために、すぐに動き出そう。
まずはそう、この学園から。
『この国の縮図』と呼ばれているここ王立学園で、傲慢なまでの圧政を敷いている殿下に誰も歯向わないのは、実にゆゆしき問題だ。
これでは近い将来、彼らがこの国を動かす立場になった時に、一番困るのは相手をしなけれならない我が国の人たちなのだから。
そのためにまず、必要なのは……。
したたかに、そして大胆に。
この学園の七不思議やタロット占いなど、様々なもの駆使して圧政に蔓延る学園に少しずつ変革をもたらしていく。
そうしている内に、協力者だったシェイド様とも何だかいい感じに……なるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-31 20:00:00
33881文字
会話率:28%
娼婦との子供ということで伯爵令嬢だというのに別荘でひっそりと暮らすミーナ。彼女は妹に謝礼金を払いなさいと強要され、今日も男の接待をしてお金を稼いでいる。ある日に公爵の子息だという男に出会い、ミーナは少しずつ人のことを信頼し、人に心を開いて
いく。誰だって一度は望む、純愛ラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-26 07:23:55
20404文字
会話率:60%
「ビルネッド・アーカレラ嬢、僕と結婚してください」
悪役令嬢に転生した私は、ある日攻略対象の一人にそんな風に言われることとなった。
――これは呪いをかけられた一族の娘に転生した少女(悪役令嬢)と、魔族の血を引く公爵子息(攻略対象)の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 18:30:38
10524文字
会話率:40%
「その雄、私がもらってもいい?」
――王女から貴族子息に対する婚約破棄。
そんな場に似つかわしくない、台詞が愛らしい少女の口から放たれる。
最終更新:2023-07-10 13:32:50
4603文字
会話率:39%
私、ペネローラ・スフィワネはスフィワネ子爵家の娘である。
私は十八歳の時に結婚し、そして二十一歳の時に離縁された。所謂出戻り令嬢である私は、実家で居心地の悪い暮らしをしている。
※「戦争が終わって~」「冤罪をかけられ~」などと同じ世界観の
物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-27 22:16:42
34585文字
会話率:28%
冤罪をかけられて家族全員が断頭台で公開処刑される。そんな悪夢にうなされたユリアン。
だが、ただの悪夢だと思われたそれは、すべてが近い未来に現実となる、予知夢だった。
その日のうちに荷物をまとめ、夜逃げ同然に故郷をはなれることになったユリ
アン。
逃げ込んだ先は、島ひとつがまるごと修道会の神学院となっている、絶海の孤島。
そこは、世界中から名門名家の子息ばかりが集まって来る世界最高峰の名門男子校だった。
ユリアンは絶望の未来を避けて処刑を免れるために、性別を偽ってイケメン、美少年だらけの名門貴族学校に男の子として通うことになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-18 19:13:04
21288文字
会話率:32%
「ハイチ殿下がルネビア嬢との婚約を破棄をしようとしています」
私はシャド伯爵家三男クロカゲ。
実は皇家の影である。
ハイチ殿下が男爵家令嬢と深い仲だという噂が流れたので、調査と監視をしていたら、どうやら婚約破棄を目論んでいるみたいだった。
その事を皇帝に報告した。
「お前でも冗談を言うのだな」
「冗談ではありません」
「・・・・いくらハイチでもそんな愚行は犯さないだろう」
皇帝が報告を信じなかったので、多少ムカついた。
「それならハイチ殿下が婚約破棄をするか、しないか賭けをしませんか」
意趣返しとして賭けを持ち掛けた。
「賭けだと。面白い」
「賭けの報酬は私とルネビア嬢の婚約で良いです」
「ルネビアとの婚約だと。それは駄目だ」
「陛下の報酬は精力剤と増毛剤一年分です」
「・・・・良かろう」
「それでは賭けは成立ですね」
皇帝はあっさりと了承してしまい、賭けは成立した。
これは伯爵家子息が公爵家令嬢をゲットする話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 16:05:06
3001文字
会話率:64%
カシワ公爵家令嬢のダイアルはド変態達に取り囲まれて、学園生活を送っています。
メインとなるド変態達を紹介します。
イオニック侯爵家令嬢のカグヤは匂いフェチのド変態。
トスカーナ公爵家子息のナルカはナルシストのド変態。
ムエタイム子爵家子息の
エムルはマゾのド変態。
ウソップ伯爵家子息のジョイは女装マニアのド変態。
ビアン男爵家令嬢ユリカはレズのド変態。
以上の五人だけでなく、多くのド変態が現れます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-07 17:40:35
24429文字
会話率:58%
【完結済投稿】王命により、スキル鑑定士として第二王子との婚姻間近だった伯爵令嬢ナターリエ。だが、派生スキルの魔獣鑑定士の試験を受ける直前に、突然一方的な婚約破棄をされる。そんなナターリエと出会う、リントナー辺境伯子息のヒース。魔獣鑑定士試験
に合格をした彼女は、ヒース率いる飛竜騎士団と共に「古代種」の魔獣がいるエリア探索に向かう。古代種の魔獣との出会いは。そして、ヒースとナターリエの仲は。更に更に第二王子との婚約破棄の行方は……?ちょっぴり呑気でちょっぴり天然。でも、実は努力家なナターリエの物語。全34回程度(曖昧か)
※7月15・16日は15時~20時(18時除く)ほぼ毎時投稿。17日から毎日19時投稿となります。
※週末は投稿数が増えます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-05 20:00:00
129609文字
会話率:64%
第二王子は、苛立っていた。身分を超えて絆を結んだ、元平民の子爵令嬢を苛む悪辣な婚約者に。気持ちを同じくする宰相子息、騎士団長子息は、ともに正義の鉄槌をくださんと立ち上がろうーーーとしたら、何故か速攻で生徒指導室に放り込まれた。
「はーい、全
員揃ってるかなー」
王道婚約破棄VSダウナー系教師。
いつも学園モノの婚約破棄見るたびに『いや教師何やってんの、学校なのに』と思っていた作者の鬱憤をつめた作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-24 01:00:00
15584文字
会話率:78%
王子は忘れてしまった。何で身分の低いわたくしミンティアが婚約者で同じく身分の低いクーリッシュさまが側近になったか。不平不満ばかり口にして蔑ろにしているが、そろそろ償ってもらう時が来ました。
最終更新:2023-07-23 18:00:00
5150文字
会話率:44%
乙女ゲームの世界に転生したコーネリアは、いつからか自分が攻略対象の一人であるルーク・タンザナイトの義姉というモブだという事に気づいた。
やがて現れたヒロインが、ルークとの仲を深めていく所を陰ながら応援していたのだが……何故だが暗殺されてしま
う。
最後に見えたのは、ヒロインの歪んだような笑み。
どうして、と。思いながら意識を失い、目を覚ませば養父母の葬儀の翌日で、二週目の人生が始まっていた。
『悪役令嬢でもないのに、なんで殺されたの!?』
今度こそは殺されない! そんな意気込みで一週目とは違い婚約破棄してみたら、何故か攻略対象たちから次々と告白される事に。
意図せず、知っている未来とはどんどん掛け離れていき……
『私はただのモブなのに!』
今度こそ殺されず、幸せになりたい!と奮闘する物語
※R15、残虐な描写ありは保険です。
主人公の生まれに関し差別的な表現があります。
流血等の表現があります。
ゲーム内の攻略対象は、第一皇子、騎士団長、侯爵家子息、幼馴染、暗殺者の五人。全員が出てくるまでには時間がかかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-22 10:00:00
131748文字
会話率:33%
「伯爵令嬢マリアンヌ・ランドルフ。今日この場にて、この僕――グルドン・シルフィードは君との婚約を破棄する。理由は君が25歳の年増になったからだ」
私は7年間も諸外国の旅行に行っていたグルドンにそう言われて婚約破棄された。
しかも貴族
たちを大勢集めたパーティーの中で。
しかも私を年増呼ばわり。
はあ?
あなたが勝手に旅行に出て帰って来なかったから、私はこの年までずっと結婚できずにいたんですけど!
などと私の怒りが爆発しようだったとき、グルドンは新たな人間と婚約すると言い出した。
その新たな婚約者は何とタキシードを着た、6、7歳ぐらいの貴族子息で……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 20:31:16
3804文字
会話率:14%
「セラス・フィンドラル! たった今、この僕――侯爵家子息であるシグルド・カスケードは君との婚約を破棄する!」
男爵令嬢ことセラスは、婚約者であったシグルドに大ホールでのパーティー中にそう告げられる。
あまりのことに絶句したセラスだっ
たが、事はそれだけでは終わらなかった。
何とその場に実妹のミーシャが現われ、セラスの代わりにシグルドと婚約すると言われたのだ。
それだけではない。
ミーシャは今までセラスに募らせていた恨みを晴らすかのように、シグルドを巻き込んでセラスを第1王子アストラルの暗殺計画の首謀者に仕立て上げて処刑しようとしたのである。
もちろんそんな事実はまったくなかったため、セラスは断固としてシグルドに自分の無実を主張しようとした。
けれど、その主張を遮るかのようにミーシャはセラスの腹に蹴りを繰り出した。
ズンッ!
ハイヒールのつま先がセラスの腹に突き刺さったとき、セラスは自分が前世で世界空手道選手権10連覇を成し遂げた女性空手家であり、この世に転生されたときに神様から【空手】スキルを与えられたことを思い出した。
そして、セラスは男爵令嬢から違う令嬢へと変貌した。
超絶的な力を有する【空手令嬢】へとである。
すると大ホールには件の第1王子であるアストラルや兵士たちが現われ、暗殺計画の首謀者がミーシャだと判明したから捕まえにきたと言う。
しかしミーシャは捕まえるどころか【魔眼】の力を発揮し、シグルドを巻き込んで凶悪な魔人と化した。
空手令嬢となったセラスは、自分の運命を変えるために闘う決意をする。
これはやがて王都に空手の大道場を構え、第1王子とともに幸せになる空手令嬢の知られざる誕生譚!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-30 15:50:23
14305文字
会話率:20%
日向瑠奈は最愛の推しを暴漢から守ったことにより28歳という若さでその人生に幕を下ろす。
そんなルナが次の人生として転生した異世界で、婚約者として紹介された少年が推しの若いころ激似の公爵子息であった。
あらゆる手段で彼を完璧な推しに育て上げる
ことに成功したルナは優雅な推し活ライフを送っていたはずだったのだが……
ちょっと変わった異世界転生婚約破棄ざまぁです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-19 19:01:07
14229文字
会話率:35%
入学したての学院の裏庭にて、公爵子息が侯爵令嬢へ婚約破棄を告げる場面にうっかり遭遇してしまった、田舎から出てきたばかりの男爵令嬢エイミー。
他に想い人ができたのだろうと令嬢に糾弾された男は、あろうことか、たまたまその場にいたエイミーを、その
相手だと宣言した。
あとで理由を聞いたところ、侯爵令嬢を夜会で見初めたという第二王子殿下に頼まれ、こんな状況に陥っているらしい。
白銀の髪に赤い瞳という奇異な容姿のせいで人から距離を置かれている公爵令息クレスティフは、未来の公爵夫人というステータスのためだけに婚約を望んでいる侯爵令嬢に未練はなく、婚約を解消できることに安堵していた。
巻き込んですまないと謝罪する、温厚でおとなしいクレスティフを見て、エイミーは決意する。
よろしい、ならば協力しましょう。
婚約破棄にかかわる不貞の相手は「男爵令嬢」と相場が決まっています!
かくしてロマンス小説愛好家のエイミーが、「みんなが楽しい婚約破棄物語」を目指して奮闘しつつ、孤独なクレフティスと仲良くなっていく、偽りの彼女が本物になるありがちな物語。
※全5話です。
※初回は2話更新。あとは1話ずつ20:00更新予定です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-13 20:00:00
18671文字
会話率:35%
日本でささやかな人生を送っていた、会社員、佐藤詩織。座右の銘は「艱難辛苦を我に与えよ」。困っている人間がいたら一緒に困るぐらいはお手のもの。そんな彼女がある日突然異世界に転移した。転移先の身体は国中から愛されていた第一王女。この召喚は国土の
魔力供給の源を生み出す者を呼び出すための転移召喚だった。必要な召喚とはいえ、王女を失った悲しみは詩織にむけられる。誰からも歓迎されない愛されない王女となった詩織。
そして詩織はシェラとして2つのことを求められる。「息災であれ」と王宮で生涯穏やかに生きること。そして強い魔力を持つ子を産むこと。子作りなんてごめんだと、シェラの婚約者である公爵子息とともに王女の魂を戻す方法を画策していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-10 16:45:33
3343文字
会話率:25%