未だに咳止め薬を手放せない、薬物依存症人間である私ーー砂風(すなかぜ)は、いったいどのような理由で薬物乱用を始めるに至ったのか、どういう経緯でイリーガルドラッグに足を踏み入れたのか、そして、なにがあって断薬を決意し、病院に通うと決めたのか
。
その流れを綴った体験談である。エッセイの側面もあり少々癖が強く読みにくいかもしれない。どうか許してほしい。
薬物乱用の怖さは合法でも違法でも変わらない。乱用自体、恐ろしい。
※留置所編は記憶が薄れている等の理由からスキップして断薬編からスタートしました。楽しみにしていた方、申し訳ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-10 10:29:10
87960文字
会話率:17%
女性の写真集にはありがちなケースかもしれない。
写真によって、同一人物かと疑うほど、別人のようなテイストを感じるときがある。
長野の戸隠高原のキャンプ場に来ていた山県と保阪。
最近、保阪はふさぎ込んでいた。2週間前、購入した女優、見座リ
ツコの写真集を見てから違和感を憶え、まるで自分の足元が崩れていくようだと不安を訴えるのだ。
山県は、その写真集を自分の眼で確かめる。
なるほど、保阪の言うことも頷ける。写真集特有の振れ幅の大きさは否めず、どれが本来の見座 リツコの容姿であったか、混乱してしまうほど。
よくよく考えてみれば、二人は女優、見座について詳しいことを知らない。というか、見座についての記憶があやふやなのだ。まるで脳をまさぐられ、なんらかの施術を受けたかのように……。
見座 リツコについて、スマホを使って情報収集を行うことにした。
SNSやネットニュースではよからぬゴシップであふれ、得体の知れない怪情報が次々と明るみに出る。
二人は点と点をつなぎ、見座が何者なのか議論を交わした。――そして、とんでもない結論にたどり着くのだった。
実は見座 リツコこそ、地球外からやってきた侵略者、あるいは植物型のミュータントではないか?
ネットの世界では、見座にまつわる怪情報が出回っているにもかかわらず、なぜ大事にならないのか?
よもや、それすら『なかったことに』できる力で、操作されているとしたら?
山県と保阪は地球の存亡を賭けて、見座の侵略に対抗すべく知恵を絞っているときだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-08 21:17:18
21336文字
会話率:27%
男しかいない世界と女しかいない世界は一つになるのかならないのか
その世界には女しかいなかった。
女同士でパートナーを組み、生殖細胞の遺伝子を魔法で混合する。そうして双方が懐妊することで子孫を残していた。
ある時魔王と勇者がパートナーを組ん
で二人の女の子が誕生する。
しかし誕生前に魔王と勇者はパートナーを解消してしまった。
魔王が産んだ子はファティマ、勇者が産んだ子はノルンと名付けられる。
二人は18歳となり、同じく共立魔法大学校に入学する。
ファティマは覚えたての転移魔法で、週末になると知らないところに転移する転移遊びを楽しんでいた。
ある時ファティマは転移先で遺跡を発見する。
感知魔法と鑑定スキルに優れるノルンを誘って遺跡を訪ねると、そこで二人は転移ゲートを見つける。
ノルンが鑑定しようとゲートに魔力を流したところでゲートは起動してしまう。
ゲートの力で二人が転移した先はオメガと呼ばれる男しか存在しない世界であった。
そこは魔法が存在しない代わりに科学技術が発達していて、男だけでも子孫を残すことができるようになっていた。
その世界は一部の人間たちによって支配されていた。
労働力として力の強い男だけが人工的に生産されるようになり、
いつしか女性の遺伝情報は消失してしまったのだ。
支配者たちは更にゲートを使って異世界への進出とその支配も目論んでいた。
オメガでの抵抗勢力であるレジスタンスの一人、タニグチリョータローにファティマとノルンは出会う。
二人の恋心が世界の運命を変えていくのかいかないのか。
※この話はカクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 08:10:27
46775文字
会話率:27%
様々な種族が共存して暮らす世界。
得体のしれない術者に、一夜にして滅された国を再建するため、なんでも願いを叶えてくれる『泉』を探す、亡国の王子エゼキエル。
彼は旅の最中、野盗に襲われていたところ、カスティと名乗る長身の女性騎士に助けられた。
カスティはロゴモールという種族の土人形で、彼女も願いを叶える『泉』を探しているという。騎士であった前世の記憶を頼りに、戦場で離れ離れになってしまった主王を探しているというのだ。
エゼキエルはカスティの境遇に自らを重ね、協力して泉を探す事になる。
しかし道中に立ち寄った国で、カスティがエゼキエルの故郷を滅ぼした張本人だと知り、加えてカスティは現在の雇い主の命令を受け、エゼキエルを殺しに来たと言うのだ。
エゼキエルは彼女に命乞いをし、願いの泉を探し出した後、潔く死ぬことを約束する。カスティも王子の言葉に心が揺れ、二人は旅を続けることになる。
旅路の中で、カスティを召喚した術者や、訳ありの商人、不思議な魔法使いに助けられ、エゼキエルは願いの泉を目指していった。
そして彼は自国を滅ぼした元凶が、生まれてすぐ母親と共に幽閉された、異母兄である事を知ることになる。
自分のような人間が、このまま生きていていいのか?
様々な人々の想いに触れ、苦悩し、嘆き、感情を分け合って、エゼキエルはついに『泉』がある森へ辿り着く。
だがその目前で、異母兄の魂が乗り移ったカスティが意識を奪われ、エゼキエルの前に立ち塞がるのだった──。
真面目で実直な人間の王子様と、自暴自棄だが割り切れない土人形女性騎士の、心の在処を探すファンタジー。
さぁどうぞ、楽園の始まりを知る、旅路へ。
※主要人物が死ぬ描写があります。ご注意ください。のんびり更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-29 22:23:37
49016文字
会話率:37%
禁欲的、の意味わかってる?
マルクス・アウレリウス・アントニヌスもびっくり仰天
最終更新:2023-10-25 12:55:31
1136文字
会話率:0%
人類は、地球外生命体『EIS(Extraterrestrial Invasive Species)』との戦争を繰り広げていた。戦争は最終局面を迎えており、人類は奴らの拠点である巣を特定して奇襲をかける。対EIS用に人類が作り出したクスリ『C
AD(Combat Aid Drug)』。その効用は強力で、人類が戦ってこれたのはそのクスリのおかげだった。だが、その代償も強力なもので……
今、人類VS地球外生命体との最終戦争が幕を開ける。
【用語】
地球外侵略種(Extraterrestrial Invasive Species)
地球に侵略しようとする地球外生命体。人類の敵。
戦闘支援剤(Combat Aid Drug)
戦闘を支援をしてくれる薬。
ドーパミン促進・セロトニン分泌・筋肉強化など色々な作用がある。
過剰に摂取すると副作用を起こす危険性がある(頭痛・吐き気・筋断裂など)
機動支援装置(Mobility Aid Device)
戦闘を支援してくれる装置。
使用者に取り付けられ、CADの供給、移動の俊敏性・柔軟性を上昇させる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-22 19:00:00
7515文字
会話率:17%
2023年10月。世界に激震が走る。
別に大地震が襲ったとかではない。
だが、地球人にとって、それは大地震をはるかに上回る一大事であった。
日本の上空に巨大な宇宙戦艦が現れたのだ。
宇宙人の来訪である。
地球人類と変わらぬ姿をした彼らは、
自らを「ポテトニアン」と名乗った。
『この星の戦士よ。我々と戦え』
どうみても巨大なジャガイモにしか見えない宇宙戦艦から発せられたのはそんな言葉だった。
その様子は、七千近い全ての地球言語に翻訳され、全世界に中継された。
彼らは遠い銀河、ポテトニア星系から、地球にイモを求めてやってきた侵略者だった。
※ノベルプラネット秋の5題マラソン4週目「焼き芋」の投稿作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-19 08:55:18
4988文字
会話率:37%
ジントニックの材料を買いにでると目の前から彼女があらわれて。
※以前に投稿した『ジン・トニック』の修正版で、改行や鍵括弧等、形式面の修正を行っています。内容の変更はありません。以前のバージョンを知らずともこちらのみでお読みいだだけます。
最終更新:2023-10-18 08:00:00
4308文字
会話率:31%
ジントニックの材料を買いにでると目の前から女があらわれて。
最終更新:2020-03-24 06:00:00
4265文字
会話率:0%
「伽藍工房」と名付けた大谷石防空壕地下室のある木造の民家を改修した今でいうシェアハウスで、学園紛争のさなかの日大の学生4人が共同生活をしていたが、その中の一人「北原康一」は、ここに訪れた多くの女性との心を迷わせる出会いがあったものの、な
かなか童貞を捨てられなかった。
康一に初めてのキス体験を強いた不思議女「ミーコ」、康一が性体験をまったく想定せずにプラトニックラブに突き進んで見事に玉砕した素朴女「由紀子」、そのほかに性体験一歩手前まで行ったものの成しえなかった「さくら」と「真奈美」。こういった女性たちとの触れ合いを経験し、そして悶々とした思いの日々の生活を伽藍工房で過ごしている康一は、それでも東中野の街に馴染み、同居の仲間と青春の真っただ中にいた。
見かけで選んでいた自分を反省し、今までの女たちとは全く異なる地味な女事務員「律子」に出会い、その素朴さに惹かれて付き合い始めたが、地味なはずの律子がある時から全く異なるタイプの華やかな女に変身し康一を驚かせた。赤坂のディスコ「夢幻」でも他の女に負けないイケてる女になった律子を相手に念願の童貞卒業が叶うのであろうか。
※「防空壕のあるシェアハウス「伽藍工房」で恋は彷徨う」シリーズの三部作の最終編です。「ミー子」編、「由紀子」編と連携してますので、こちらから読んでいただくことをお勧めします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 18:00:00
19670文字
会話率:25%
日大建築科学生の康一は、1970年頃の日大紛争で知り合った土木科の島田の実家の離れの大谷石防空壕付きの民家「伽藍工房」に嶋田の学友四人と暮らすことになる。東中野駅近くで魅力のあるこの伽藍工房には住民の知人など多くの男女が訪れ激動の時代の中
で青春を謳歌していった。
住人の中で唯一の童貞の康一は、何人もの女性が訪れるこの家で女性体験が出来るものと期待していたが、康一の心を奪ったのはそういった期待の対象とはならなかった純朴な天使の様な由紀子であった。
プラトニックに由紀子を思い続ける康一であったが、気の多い康一の前に女としての魅力あふれる女性「さなえ」や「真奈美」が現れ、女性体験の誘惑で康一を惑わす。
真夜中に突然康一の部屋を急襲しキスをしてきたミー子の思いも捨てきれないものの、あくまで由紀子への一途な純愛に邁進していった康一の愛は成就するのであろうか?
※「防空壕のあるシェアハウス「伽藍工房」で恋は彷徨う」シリーズ「ミー子」編と連携折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-13 18:00:00
18912文字
会話率:33%
面白いと思ったネットニュースの紹介です。
今回はAI(正確には大規模言語モデル)が物事がどのように位置づけられ、時間がどのように進行するかを「理解」しているかもしれないという研究の紹介です。
キーワード:
最終更新:2023-10-13 12:11:35
576文字
会話率:0%
芸能科に在籍する超人気歌手のセイと付き合い始めた普通科在籍の紗南。保健室にて密会を続けていたが、セイのマネージャー 冴木から「セイに近付かないで欲しい」と警告される。そんな中、セイの留学が決まり、紗南はセイの将来を思って送り出そうとするが、
冴木は紗南がセイの将来への足かせの存在だと伝えて、留学を機に二人の仲を引き裂こうとする。《カーテン越しの君》の続編。
※本作品は、魔法のiらんど、野いちご、ベリーズカフェ、エブリスタ、ノベマ!、アルファポリスにも掲載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-09 18:50:03
116014文字
会話率:27%
アリックス・リードは二十三歳になる子爵令嬢。若い頃、婚約に失敗して行き遅れになった彼女は、王妃付きの女官をしていた。結婚願望ゼロの彼女にとある人物との結婚話が舞い込む。そのお相手とは、社交界きっての貴公子であるオエル・ブリトニー伯爵。両親を
早くに亡くし、爵位を若くして継いだ彼は、超有望物件。ただし遊び人として有名だった。だからと言う訳ではないが伯爵は未だに独身。結婚する気配すらなかった。それもそのはず、伯爵本人が結婚する気が全くないのだから。
そんな伯爵との結婚に疑問を感じるアリックス。実はこの結婚は彼女の兄が持ってきたもの。実は、兄と伯爵は学友。色々な思惑アリの結婚話。一見、アリックスには全くメリットのない結婚と思われた。だが、彼女はこの結婚を承諾する。契約結婚として・・・。
何故、彼女は契約結婚を承諾したのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-30 21:00:00
28836文字
会話率:37%
ニホン国に新たな政党をつくった作家のモモタンは結党の祝賀会の席で、酒の飲み過ぎて眠り付いてしまった。目覚めると新築だったビルはボロボロでしかも…
最終更新:2023-09-27 19:00:00
4313文字
会話率:73%
スイ・トニックは勇者になりたいという夢を持った少女だった。しかし九歳の頃、勇者を名乗る悪党によって一族を滅ぼされてしまう。それから五年後、スイは破龍族の少女・リュウ、「始祖の勇者達」の一人ソウマ・ユウキに出会い説得される事で一度は諦めた夢
に再び向き合う決意を固める。
――これは、一人の少女が過酷な試練の数々を乗り越え、いずれ国中の人間に称えられる『真の勇者』になる物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-20 19:30:30
112856文字
会話率:61%
◇◆◇ビーズログ文庫から1〜4巻大好評発売中です。
◇◆◇コミカライズ新シリーズ連載中!!
◇◆◇詳細へは下のリンクから飛べます。
私の前世の記憶が蘇ったのは、祖父経由で婚約破棄を言い渡された瞬間だった。同時にここが好きだった少女漫画の
世界で、自分が漫画の主人公に意地悪の限りを尽くす悪役……の取り巻きである白豚令嬢、ブリトニーに転生していると気付く。ブリトニーは悪事がバレそうになった悪役に全ての罪を被せられ、切り捨てられて最後には処刑されるという悲劇のデブキャラだ。確実に死刑を回避する方法は、悪役の取り巻きにならないこと。この悪役は自分より際立って醜い者しか周囲に侍らせないので、今から痩せればなんとかなるかもしれない。とりあえず、ダイエットしよう!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-18 22:42:54
549567文字
会話率:34%
アルトニア大陸物語の集大成。
『兄さんまずいことになりました』の主人公リナから始まり、それぞれの物語に出てくる人物たちも再登場し活躍する最後の物語『女神の帰還』
主人公はリナの娘、オリヴィア・フォード公爵令嬢。
彼女は、とある理由から男装
をして過ごしており、自国の我儘王子の面倒を見つつ、平和な日常を過ごしていたのだが、婚約者(隣国の第三王子)の兄(第一王子)が亡くなったことにより、後継者争いへと巻き込まれていく。
その裏には、大きな陰謀が渦巻いていて…。
オリヴィアの未来はいったいどうなるのか。
なんと、これ、恋愛モノです。
読んでみてください。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-05 11:31:08
273326文字
会話率:22%
福田村事件について、考えを記しました。
最終更新:2023-09-01 18:20:42
3489文字
会話率:2%
秋月 忍さまの『サマーシンデレラ企画』参加作品です。
リヴォニア(現在のラトビアの東北部からエストニアの南部にかけての地域)の農民の娘・マルタは、ドイツ系牧師の、名目上は養女、実態は召使いとして、こき使われる日々を送っていた。
そん
な彼女に、さらなる不幸が襲い掛かる。ロシアとスウェーデンとの間の大北方戦争に巻き込まれ、ロシア軍の捕虜となったのだ。
ロシア軍の将軍・シェレメーテフの召使いにされた彼女は、ここでも昼も夜もこき使われる。
しかし、彼女に転機が訪れる。同じくロシア軍の将軍・メーンシコフに買い取られ、大公・ピョートルに献上されたのだ。
エカチェリーナと名を改めた彼女は、ピョートルの寵愛を一身に受けることとなる。
農民娘から戦争捕虜を経て、ロシア帝国皇后、そして最後には皇帝にまで成り上がった女性・エカチェリーナ一世の、史上最大のシンデレラ物語!
『女王様はロマンの塊』のスピンオフ(?)第三弾です。
※本作は史実を元にしていますが、かなり脚色も入っています。
※ざ まぁ要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 09:12:28
6237文字
会話率:26%
ここでない場所、今ではない時。
そこは魔法と科学が交差する世界。
少女イリア・トリトニアは濃い魔力を持つ家系に生まれ魔女としての教育を受けていたが、隣国の侵攻を受け生まれ故郷を追われる。
彼女を守ると誓った少年ベルハルト・トロイヤードは重症
を負いながらも彼女を逃がし、息絶えようとしていた。
のちに二人は「灰かぶりの魔女」「灰色のベルハルト」と呼ばれ、世界の在り様を変えていくことになるのだが――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-21 21:29:29
29160文字
会話率:43%
小さなクリーニング屋を営む自称ピーター・D・カットニス(三浦 行過義)はある日、黒塗りの高級車のバンに後輩がぶつかって、相談することになりました。
三浦は小説家です。後輩ちゃんは、Cといいます(三浦が勝手に名付けた)
このエッセイ
は、夜明黎銘がアンドロイドに支配された世界で人間たちと共に戦っていく物語を小説に書いていく、三浦の日常生活です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-16 11:44:45
1628文字
会話率:56%