女性君主テーマの作品を纏めた短編集『女王様に乾杯』連載開始記念エッセイ。
マルタ=スカヴロンスカヤ、後に名を改めエカチェリーナ=アレクセーエヴナ。ロシア帝国の初代皇帝ピョートル一世に見初められ、一介の戦争捕虜から皇后、さらには皇帝にまで成
り上がった女性です。
彼女がピョートルの胃袋を掴んだ料理とされているのが、「ピョートル大帝のステーキ」と呼ばれるもの。
しかしこれ、調べてみると色々と謎な部分がありまして……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 08:35:42
2269文字
会話率:0%
秋月 忍さまの『サマーシンデレラ企画』参加作品です。
リヴォニア(現在のラトビアの東北部からエストニアの南部にかけての地域)の農民の娘・マルタは、ドイツ系牧師の、名目上は養女、実態は召使いとして、こき使われる日々を送っていた。
そん
な彼女に、さらなる不幸が襲い掛かる。ロシアとスウェーデンとの間の大北方戦争に巻き込まれ、ロシア軍の捕虜となったのだ。
ロシア軍の将軍・シェレメーテフの召使いにされた彼女は、ここでも昼も夜もこき使われる。
しかし、彼女に転機が訪れる。同じくロシア軍の将軍・メーンシコフに買い取られ、大公・ピョートルに献上されたのだ。
エカチェリーナと名を改めた彼女は、ピョートルの寵愛を一身に受けることとなる。
農民娘から戦争捕虜を経て、ロシア帝国皇后、そして最後には皇帝にまで成り上がった女性・エカチェリーナ一世の、史上最大のシンデレラ物語!
『女王様はロマンの塊』のスピンオフ(?)第三弾です。
※本作は史実を元にしていますが、かなり脚色も入っています。
※ざ まぁ要素はありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-24 09:12:28
6237文字
会話率:26%