小人族ハーフなゼファーは孤児院の屋根裏に勝手に住み着く孤児である。
だが惨めな借り暮らし生活も今日まで。冒険者になれば、キレーなお姉さんとの夢物語が待っている。
そう信じて冒険者ギルドを訪れるも冒険者にはなれず、しかも絡まれた怖い大人に反撃
したせいでお尋ね者として追われ、捕まったところを親切な冒険者に助けられる。
とは言えそれは一時しのぎに過ぎず、遠くに逃げる必要があるがそんな金などあるわけもなく。
そこで彼らが気を利かせて荷物持ちとして雇い、氷の魔界で一稼ぎすることになるがそれは罠だった。
裏切りを受けたゼファーが大ピンチに陥ったその時、突如として現れた黄金のドラゴンによって、一人残らず冒険者たちに非業の死がもたらされる。
これで危機は去ったかに見えたが、敵が黄金のドラゴンに変わっただけで絶体絶命なのは変わらず、彼らと同じ非業の運命を辿ろうとした瞬間、颯爽と現れた女が氷の魔法で黄金のドラゴンを倒してしまう。
彼女は自らを魔女と自称する金髪碧眼のダークエルフであった。
安堵するのもつかの間、ドラゴンの死骸が黄金のドロドロとなってゼファーを襲う。
何とか防御を試みたものの盾にした両腕は黄金の痣が刻まれ、なおも浸食は止まらず。だが魔女が己の黄金の髪を食べさせ、ある契りを結んだことで浸食は治まる。
しかし、その代償は大きかった。なんと契りとは生涯魔女のものになるという奴隷契約だったのだ。
「魔女ユイドラ・ディジーヴルが言い渡す。少年よ、私と共に竜殺しを為せ」
こうして、少年と魔女の竜殺しの物語が始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-12 12:03:14
24043文字
会話率:40%
「あの日、私たちは何かを誓い合った。番号の書かれた札を持って整列をして」
とある時代のとある国。不思議な念力を持つ16歳の王女エリュティアは留学のため、従者のウィオラーと共に隣国へ向かった。出迎えたのは隣国の第二王子ロサード。こちらに全く関
心がなさそうなのに、なぜか親切にしてくれるロサード。だが彼には忘れられない女性がいて今も傷心のままだった。
エリュティアはロサードと交流を深めていく中で不思議な念力を彼の前で発動する。
ある日、ロサードはとある場所に行くことをエリュティアに提案する。番号の書かれた札をその手に持って。
そこでの謎の誓い。怒るウィオラー。何も言わないロサード。
「ロサード様は想う方との復縁のため、不思議な念力を持つ私を生贄にするつもりなんだ」
逃げるエリュティア。ものすごい執念で追いかけてくるロサード。
「彼は本気で私を生贄にするつもりだ……」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-29 23:06:41
11098文字
会話率:26%
高校2年生の佐藤翔太は、いつもの通学路で突如として現れた不思議な光の門をくぐってしまい、魔法と科学が共存する異世界の学園都市に迷い込んでしまう。
翔太は魔法科学学園に転入生として受け入れられ、この世界での新生活を始める。そこで出会ったのは、
親切で明るい少女・月城アリサ、悪戯好きな少年・火野ケン、そして神秘的な雰囲気を持つ優等生・綾小路美咲。彼らの助けを借りながら、翔太は徐々にこの不思議な世界に適応していく。
授業ではホログラム黒板や魔法の筆記具など、翔太の知らない科学技術と魔法の融合した文化に戸惑いながらも、新しい環境に馴染もうと奮闘する。放課後には、アリサとケンの案内で学園内を探検し、空中に浮かぶ島々や飼育されているドラゴンなど、驚きの連続を体験する。
その中で翔太は、自分が持つ「異世界の波動」に興味を示す美咲と出会い、この世界の謎に惹かれていく。同時に、どうやって自分の世界に帰れるのかという課題にも直面している。
新しい仲間たちとの出会いと、魔法と科学が交差する不思議な学園生活。翔太の異世界での冒険は始まったばかりだ...。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-28 14:13:44
6866文字
会話率:49%
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み
、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
※短編投稿していたものを他サイトのコンテスト応募のために中編恋愛小説として再編成し、それを長編に再編成しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-24 21:39:20
92781文字
会話率:59%
「ご安心ください。私があなたを愛することはありません」
「それは良かった。俺もあなたを愛することはないですから」
チェルシーとルークのガーフィールド夫妻は、一年間限定の契約夫婦。
だが、クールで美麗な外見とは裏腹に、夫婦の心の中では、熱い
嵐が吹き荒れていた。
(ああああ、今日も夫がかっこよすぎる! 無理! あんなに美形で有能で親切な人が私の夫だなんてどういうこと!?)
(いい……今日も妻が惚れ惚れするほどいい……! あんなに美人なのにこのさりげない心配り……好きだ!)
相手への気遣いゆえに、初夜に「あなたを愛することはない」などと言い切ってしまった不器用な二人。
しかし実は二人とも、相手に恋をしていた。
だが一年の契約期限が迫ってきて……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-21 07:05:02
8675文字
会話率:26%
貧乏貴族令嬢のエレッタは卒業式の前日に、幼児体型を理由に婚約破棄を言い渡される。このままではスキャンダルのネタにされてしまうと考えたエレッタは噂の届かない辺境への逃亡を決意する。そこで出会ったのはとても親切な紳士とその仲間たち。なんでこんな
によくしてくれるのだろうと疑問に思いつつ、エレッタはそこで教師になる。インテリの幼女体型の令嬢と、ド辺境の幼女体型大好き紳士のほのぼの恋愛
アルファポリスからの転載した作品です。すでに完結したものをこちらに投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-18 18:40:00
130245文字
会話率:47%
一日休みを取って準備してたのに、待ち合わせていた母は来られず、たまたま昼間街を歩けば恋人は浮気中。最悪の日から数日後、元恋人にわざわざ待ち伏せされてぶつけられた嫌み。溜まる鬱憤。やけ酒だ!
話を聞いてくれる人と意気投合し、母の薬の援助を受
けられることになったが、勢いのまま夜を共にしてしまった。
約束通り母に届けられている高価な薬。しかし薬のためにそういう関係になってしまったとしか思えず、親切にされるほど罪悪感を抱いていく。
暴力なし。
R15はあらすじの通り、心先行の純愛ではないためつけました。
全11話くらいの予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-12 00:00:00
26579文字
会話率:33%
天界で怠惰な暮らしを送っていたクロスが、いつものように美女たちと泉で戯れていると、いきなり現れた父神に人間界で修行してこいと申し渡された。
女も酒も食べ物も、生活に必要なあらゆることが指一本で叶っていたクロスに課せられた課題は『人々に幸福感
を感じさせるたびに付与されるハッピーポイントを10万ポイント集める』というものだった。
ポイント与奪権を父神から与えられたヘルメの監視のもと、クロスの奮闘が始まる。
日々細かい親切を繰り返し、ちまちまとポイントを貯めて衣食住を賄いつつ、早く神界に戻り再び幸せな暮らしを夢見るクロス。
そんなクロスが没落した伯爵家令嬢アンナマリーに恋をしてしまった。
他サイトでも掲載しています。
R15は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-09 21:00:00
88370文字
会話率:54%
とある村の共有物として育つ翔太朗が、親切な村人たちと過ごす「ひと夏」。
村の数少ない子供の中で最年長の女子のいたずらにより性に目覚めた翔太朗は、次第に過去に置き忘れていた記憶を呼び覚まし、「僕」なりのやり方でそれらを克服していく。
最終更新:2024-09-08 20:58:43
26494文字
会話率:21%
「あなたの寿命の半分をいただく代わりに、なんでも願いを叶えましょう」
人のよさそうな笑顔で、悪魔はそう言った。
人生をやり直し、充実した人生を送ることに成功した僕。
そんな僕に、悪魔との契約が履行される時が訪れる。
最終更新:2024-09-02 19:00:00
2839文字
会話率:20%
葵 咲はクラスで話すがいなっかったそんな時によく話しかけてくれた親切にしてくれた出雲 鋼のことがいつの間にか好きになっていた。
ある日鋼が告白されているところをたまたま見てしまったそのことわがきっかけで咲は本気で後悔した。
そんな咲が自分を
変えようと努力する物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 02:12:38
1832文字
会話率:32%
車内で、男性が女性に席を譲っていた。
目鼻立ちのはっきりした、アラビア系の美人だった。
それは同性から見ても感嘆が漏れる程。
でも、果たして、得ばかりなのだろうか。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いま
せん。
注意事項2
自分が美人になりたい!! というよりも、
美人を浴びる程見たい!! というタイプです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-27 15:59:38
859文字
会話率:14%
好きになった人から言われた一言がある。
其れは最早、恋愛対象では無い。と言われたようなものであった。
あぁ、もう少し意識させるような事をすれば良かっただろうか?
言っとくけど、あの子は特例だよ。
注意事項1
起承転結はありません。
短編
詐欺に思われたら申し訳御座いません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-09 20:01:04
1063文字
会話率:35%
佐藤浩志(さとうひろし)は、成人男性であり、大人向けゲーム会社でプログラマーをしています。彼の日常はモノトーンで単調な中に、東京の電車で出会った四人の女子高生の熱い会話によって活気づけられます。毎日、彼は彼女たちの恋愛に関する率直で情熱的な
話を静かに聞いています。最初はただ観察している親切な見守り役でしたが、浩志は次第に一人の女子高生にひかれ始めます。彼女のことは名前しか知りません。彼は彼女に恋愛のアドバイスをしたり、彼女の情熱を応援したりするうちに、自分自身が彼女に対して深い感情を抱いていることに気づきます。これらの新たな感情は、彼の若かりし日の郷愁や甘酸っぱい過去の思い出によってさらに深まっていきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 16:43:13
11497文字
会話率:50%
ある日、日向は気がついたら異世界に居た。
言葉や文化、常識が全く異なる世界に翻弄されながら、優しい人たちに支えられて懸命に生きていく。
そんな中、日向は居候先の主人である騎士に恋をした。表情の変わらない彼の優しさや意外な一面を知るたびに募っ
ていく恋心。しかし、そんな彼に恋人がいることを知る。彼の恋人への罪悪感と、叶うことのない想いを抱えていることに耐えきれなくなった日向は1人生きていくことを決意する。
彼のもとを去り、出会ったのは一人の少年。少年に誘われてたどり着いたのは古びた小さな家だった。
新たな出会いに新たな生活。目まぐるしい日々を過ごす日向の前に、再び騎士が現れる。
いろいろな人に出会ったことで、見えてくるものがある。
この優しさは親切なのか、それともー…。
不器用なふたりが、すれ違いながら心を通わせていく物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-16 12:49:12
21668文字
会話率:19%
二つの異なる特性を持つ双子世界『ファルネック』と『リーブ・ド・シャーリー』。
二つの世界を操作する双子の創造主は、自らの望む『主人公』を生み出した。
ラグナの村で行き倒れていた少年『エリク』は、自分に親切にしてくれた少女『ロゼッタ』の為、
そして自分の記憶を取り戻すため、今日も農具片手に畑仕事に精を出す。
だが、その世界は彼の思いもしなかった、バグまみれの世界で……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-13 02:00:17
1028692文字
会話率:37%
伯爵家の長女として生まれたセリーナは、ある日突然事故で家族を失ってしまう。爵位を引き継いだ叔父夫妻に引き取られたものの、そこで待っていたのはただただ辛い日々だった。そんなある日、夜会で伯爵家から濡れ衣を着せられ絶縁宣言されたあげく、その様子
が不運にも血濡れの魔公爵と呼ばれる恐ろしい青年の目にとまってしまう。その才と美貌、身分をもってしても恐怖から人が寄りつかない彼に「どう扱っても文句の出ない都合のいい妻」として連れ去られ絶望するセリーナ。しかしそこで待っていたのは、想像とはまるで正反対の生活で……?
これは悪逆非道と思いきや根が親切で真面目なヒーローと、そんな彼の優しさに気がついて慕うヒロインの、お互いが気になって仕方ない日々のお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 14:41:00
250446文字
会話率:43%
開店日に異世界転移した俺と俺の店。場所は一見森に見えるダンジョンの中。やけに親切な魔猫の助けのもと、俺はヤケクソで店を開店したぞ。お客さんはほとんど魔物ばかり。食材は魔物と森からとれる野菜とか。俺は職業大調理人で究極調理のスキル持ち。例える
なら、剣聖+大魔導師+上級料理人のチートスキルだ。昼間は食材採取で森を散策、夕方から食堂の毎日だが、時々は人間の軍隊を討伐したり。結構忙しいぞ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-11 12:10:00
167019文字
会話率:70%
29歳のニーナは、平民出身の歴代最高(齢)聖女。
ほとんどの聖女が二十歳頃までに結婚や神力量の減少で引退する中、規格外の神力量ゆえに引退することが許されず、ついに30歳の大台目前の年齢になってしまったのだ。
16歳で聖女の認定を受けてから1
3年、膨大だった神力量もさすがに減少し、ニーナを「聖女としても女としても出涸らし」などと揶揄する者もいる。
恋も結婚もすっかりあきらめたニーナは、「じゃんじゃん神力を消費して、聖女を引退してみせますよ!」と、明後日の方向に気合いを入れる。
ある日ニーナは、新人聖女のオリヴィアと共に騎士団に帯同し、魔獣に襲われた街の救援に向かうことになった。
騎士団を率いるのは若き隊長ウィル。伯爵家の三男にして美形騎士であるウィルは、聖女達の憧れの的。
そんなウィルは聖女達の中でもニーナに特別親切で、ニーナもまた、十年前から親交のあるウィルを好ましく思っている。けれど7つも年下で身分も違うウィルとの間に、恋なんて生まれようはずがない。
……そのはずだったのに。
「俺、もう12歳の子どもじゃないので」
ニーナを見つめるウィルの瞳は熱を帯びていて……?
(そ、そんなこと、あるわけないです……!)
そんな中、侯爵家の令嬢でもあるオリヴィアから、「ウィル様との仲を取り持っていただきたいの」と牽制されたニーナは――。
これは、恋も結婚もあきらめ、仕事一筋で生きてきた29歳の聖女が、年下の美形騎士に一途に想われ、幸せをつかむお話。
☆同タイトルの作品の改稿版です。主要登場人物の年齢など、一部の設定が異なります。改稿前のものは検索除外にしています。
☆改稿前のものを「魔法のiらんど」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 22:10:02
71883文字
会話率:39%
――良い魔法使いは、わたしのところには来てくれない。
ソフィは幼い頃に両親を事故で亡くし、父の生家である伯爵家に引き取られた。けれど間もなく祖父母が急死し、叔父が伯爵位を継ぐと、ソフィは伯爵夫人と従姉のベリンダにより、使用人以下の酷い扱い
を受けるようになる。
16歳になったソフィは、顔に醜い火傷痕をかかえながら、伯爵家から自由になることだけを夢見て堪え忍んでいる。伯爵家の中で唯一人ソフィに親切な従兄のセオドアから、「僕が必ず助けてあげる」と言われるが、その淡い期待も打ち砕かれてしまう。
厄介払いされるように王宮の下働きになったソフィ。伯爵家を出ることはできたが、あいかわらず自由はない。下働きの中で最も過酷な仕事をさせられ、顔の火傷痕のために同僚からも遠巻きにされていた。
そんな中、ソフィは王宮で「魔女」と呼ばれる女性と出会う。
「魔女」の助けを得ながら、ソフィは自身の火傷痕を癒やすための化粧品を作り始める。さらに火傷痕を隠すために必死に習得した化粧の技術が認められ、ソフィは平民の身分でありながら王妃の化粧係に抜擢される。
けれど、化粧でどれほど綺麗に火傷痕を隠しても、ソフィに醜い痕があることは王宮中に知られている。従姉であるベリンダが、ことあるごとに言いふらすからだ。
それゆえにソフィは、恋も結婚もすっかり諦めてしまっていた。
そんなある日、王妃の誕生日を祝う夜会に参加するため、隣国である魔法大国から、王弟ジークベルトが来訪する。
ジークベルトは高い身分と麗しい容姿から数々の浮き名を流しながらも、25歳まで独身を貫いている。
そんなジークベルトは、王妃と令嬢達が集う茶会で、「この国で運命の出会いがある」という先読みの魔法の結果を明らかにする。
令嬢や女官達が浮き足立つ中、自分には関係のないことだと、一人だけ冷めた気持ちでいるソフィ。
ところが、ジークベルトが「王妃殿下の化粧を担当したのはどなたですか?」と奇妙なことを言い出したことで、ソフィの運命は変わっていく。
顔に醜い火傷痕を抱えながら一人で懸命に生きてきた少女が、美しい魔法使いである隣国の王弟殿下に見出され、幸せへの第一歩を踏み出すシンデレラストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-20 18:20:37
157926文字
会話率:40%
名も無き奴隷の僕には夢があった。
身勝手で、傲慢で、強くて。世界を揺るがすような大悪党になるという夢が。
でも現実は厳しい。どれだけ夢見たって奴隷は奴隷だ。
そんな風に思っていた僕だけど、なんと親切な女の子に導かれて転生した結果、悪役貴族に
なっちゃった。
こうなったら僕の思うがまま、好きなように生きてやる。
おい、そこのお前! 命惜しくば僕の忠実な部下になれ! え? 助けてくれてありがとう? そんなんじゃない、馬鹿言うな!
おい! そっちのお前は元貴族だって? ふはははは、許してほしくば僕の靴を舐めるんだ! え? 喜んでって、うわ止めろ!
どうにも思ったようには行かないけれど、せっかく転生したんだし。
夢の大悪党を目指して、悪役街道いざ往かん!
何の因果か悪役に憧れちゃった少年と、そんな彼の破天荒な振る舞いに惹き寄せられていく人々のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 12:00:00
35511文字
会話率:37%
ダンは真面目で勤勉、親切で努力家。そんな非の打ち所のないような完璧な男だった。
町の商人の家に生まれたダンは幼くして読み書きを覚え、父親から商人のイロハを学んだ。そして画期的な商業システムを考案し、家に材を与えた。
その後、魔法学校に
入学したダンは優秀な成績を収めた。武具に魔法的な効果を付与する付呪魔法の分野に進み、研究に没頭。革命的な新技術を生み出した。
魔法学校卒業後のダンには華々しい道がいくつも用意されていた。しかし、かれはそれらには目もくれず、町の鍛冶場に弟子入りしたのだ。
鍛冶場ではいい顔をされず、まともな技術は教えてもらえなかった。それでもダンは努力し、三年後には一人前の技術を身に着けた。
ダンは次に、裁縫職人のもとに弟子入りした。そこでもいい顔はされず、冷遇されていたが、ただ一瞬一瞬に全力で取り組み、技術を身に着けた。
そして付呪魔法、鍛冶、裁縫の技術を身に着けたダンは、満を持してビキニアーマー専門店を開いたのだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-31 07:58:10
16962文字
会話率:40%