実父シブレット男爵に虐待される最中、リリーベルは自分の前世が最強魔術師『大自在の魔女』レイラ・アンドヴァリだと思い出す。その後は用意周到に準備を進め、9歳の時点で無事に実家からの追放を果たす。
その時点でレイラの死後10年目。
気になるの
は、遺した元夫シュヴァルツ・リヒトフェルト魔術伯の動向。
調べによると、すでに娘がいるらしい。
「後妻さんとの娘よね。かわいいわよね、絶対! だってシュヴァルツは美少年だったもの!」
悲しませてしまった元夫の、幸せな姿を一目見てみたい。
リリーベルは赤の他人の少女メイドとして、元夫の城に雇用されるが――
城に行けばぐちゃぐちゃ。
元夫はボロボロで、死んだ目をしてレイラを思って病んでいる。
そのうえ一人娘ユーグカを、レイラの娘だと言い張って育てていた。
「そそそその、計算が合わないのですが……」
「ユーグカはレイラの娘だよ。愛の奇跡で生まれたんだ」
「あ、あいのきせき」
確かにユーグカはレイラとうり二つ。『大自在の魔女』の能力も持っている。
産んだ覚えどころか、初夜すら迎えていなかったのに。どうして。
ともあれ元妻として、現お世話係のメイドとして、愛する家族をこのままにはしておけない。
リリーベルは誓う。メイドとして二人を幸せにしなければ、絶対に!
最強チートな能力持ちの転生メイド9歳が、家事に料理に奮闘し、
愛する元夫と娘を正体を隠して溺愛する、元気で明るいお話です。
ちゃんと実家ざまあもします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-28 12:00:00
141408文字
会話率:44%
美人で計算高い友梨佳は、顔を武器に男を手玉に取る。真希は彼女のやり方に違和感を覚え距離を置いていたがハメられ合コンの引き立て役となってしまう。「世の中、顔かお金か」そんな言葉が飛び交う現代社会。美貌を武器に生きる女性と、内面を磨き自らの力で
道を切り開く女性。対照的な二人の生き方が交差した時、何が生まれるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-24 07:23:01
3342文字
会話率:38%
みなから人気があり、女王としての将来を望まれていた姉、フロレンティーナが死んだ。妹であるユーフェミアは途方に暮れ、フロレンティーナの墓を日毎に参る。
ある日、そこに姉妹の幼馴染であるアルベルトが現れた。
「美しくて溌剌とした姉にきっと
嫉妬していたのね。だから彼女がいなくなってほっとしているの。もう比べられることがないから嬉しくて」
王族としての仮面を捨てられない姉妹と、頑固さで雁字搦めになっている姉妹を見守る宰相候補のお話。
※この作品には一部、虐待の描写や偏見が含まれていますが、それらを肯定・助長する意図はございません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-17 10:00:00
21844文字
会話率:42%
都市部から7駅ほど離れた住宅街。
最寄りへの走行計算に「必死」の修飾がつく程度に遠い寂れたワンルームマンション3階。
そこに住まう、異世界帰りの元炎属性女勇者と、家電に関しての大いなる集合意識さん(コンロの付喪神)の日常。
バレンタイン短
編です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-14 23:50:19
5474文字
会話率:63%
未来のストライカーを描いたので、今度はま総兵器『グリムヘッド』を書いてみました。
ストライカーとネームドの『グリムヘッド』の戦いを書こうとしたのですが、グリムヘッドの生い立ちとか、『ロータスメイデン』とかの生い立ちとフィルとアルノーといっ
たキャラとの絡みになってしまいました。
あと、途中で魔術の計算式とかが出てきますが、こんな感じですよ感をだしただけですので、読み飛ばしてくれても大丈夫です。
あと、ファイ○ス○ーやんけとかは、なしでおねがいします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-13 15:40:00
15443文字
会話率:38%
北朝鮮の女工作員・キム・キョンファ──暗殺、爆破、諜報のプロとして生きた彼女は、最後の任務で死を迎えた。しかし、目を覚ますと異世界「エグザイル神聖王国」の第三王女・キーファに転生していた。
だが、王女とは名ばかり。身分の低い母を持つ彼女は
冷遇され、さらに兄であるジョンナム王子と共に命を狙われる運命にあった。継承権を巡る陰謀が渦巻く王宮──。そこは国家工作員として生き抜いてきた彼女にとって、別の意味での戦場だった。
「ならば、やることは同じ」
暗殺術と諜報技術、そして異世界の魔法を駆使し、キーファは兄を護るために動き出す。王宮に潜む刺客を排除し、策略を暴き、敵を欺き、時には闇に紛れて抹殺する。冷徹な決断と計算された行動が、やがて王国の命運をも揺るがしていく──。
異世界×転生×暗殺。戦場を王宮へと移した女工作員の復讐劇、ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-09 15:12:41
11096文字
会話率:29%
両親の服毒自殺から3か月。感情の残骸すら消え失せた26歳の男は、何の未練も理由もなく淡々と死を選ぶ。
完璧に計算された「死」は椅子を蹴るその瞬間、予定外の苦痛と共に崩壊していく。
秒針が刻む7秒間。
それは永遠よりも長く、世界で最も無意味
な時間だった。
静かに終わるはずだった命が、痛み、混乱、そして意味のない記憶の断片とともに引き裂かれていく。
生きることにも、死ぬことにも価値を見出せなかった男の、ただ「存在してしまった」記録。
【読者の皆様へ】
この作品には、自殺、死、虚無感、極端な孤独、精神的苦痛に関する描写が含まれています。
特に、自殺に至る過程の詳細な描写や、生きる意味の喪失感を扱う内容が多く含まれており、読者の心に強い影響を与える可能性があります。
精神的に不安定な状態にある方、過去にトラウマや辛い経験をお持ちの方、現在強い不安や抑うつを感じている方は、読むことを慎重にご判断ください。
読後に強い不安感や不快感を覚えることが予想されるため、心の余裕がある状態でお読みいただくことを推奨します。
この作品は、救いのある物語ではありません。
誰かを励ますものでも、希望を示すものでもありません。
「生きることにも、死ぬことにも意味はない」という空白そのものを描いた作品です。
それでも読むことを選ぶ方は、どうかご自身の心の状態に目を向けながら、無理をせず読み進めてください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 20:33:37
5095文字
会話率:0%
ラインベルク王国平民出身のハンナ・ハルツェンは、戦争で故郷と家族を奪われた悲しい過去を持つ。その復讐心から軍に入隊し。最新兵器である魔導砲を扱うための算術士となるも、なぜか配属されたのは魔力測定所。そこでハンナは、貴族の青年エーリッヒと出
会う。
彼は類まれな魔力の持ち主だったが、そのけた違いな魔力ゆえに高い精度の算術能力を持つ者を必要としていた、ハンナの持つ並外れた計算能力を、魔力値測定時に彼は見出した。そこでハンナは、エーリッヒの巨大魔導砲専属の算術士として転属させられることとなる。
二人の前に立ちはだかるのは、強大なルスラン帝国の軍勢。それらを、巨大魔導砲によって打ち破っていくが、帝国は新たな兵器を繰り出し、これに対抗する。そのたびにハンナはエーリッヒと共に、知力と魔力を駆使して戦いに挑む。
これは、数々の戦いを乗り越え、運命に立ち向かう女算術士と途方もない魔力持ちの魔術師エーリッヒ、そしてその周辺の人たちをも巻き込む戦いと日常の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-05 07:15:49
106789文字
会話率:43%
ここは大型の飛行船が発達し、戦争の主役として列強諸国がしのぎを削って開発、投入。2、300メートル級の空中戦艦や爆撃艦が戦場の空を闊歩し、地上にいる兵士、住人を恐怖に陥れている、そんな世界。
大国であるオレンブルク連合皇国からの独立を勝
ち取るべく戦いを続ける小国イーサルミ王国の、空中戦艦ヴェテヒネンの乗員である女性下士官ユリシーナ・カルヒネン伍長は、計算尺のみで弾道計算を行う砲術計算士。王国空軍唯一の女性計算士である彼女は、その正確な弾道計算と独特の感性により、ヴェテヒネンに次々と勝利をもたらす。
そんな戦いが厳しさを増す中でも、肌身離さず持ち歩く計算尺を滑らせながら悪戦苦闘する中で、カルヒネンが出会う「計算」に魅せられた(イカれた)人々との交流の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-22 06:51:00
433210文字
会話率:43%
ひとチュリーは36日とはんぶんである。
最終更新:2025-02-05 07:00:00
435文字
会話率:0%
インスピレーションとフラストレーション。
そいつを捉える感性を鈍らせちゃいないか?
最終更新:2023-04-18 07:00:00
363文字
会話率:0%
地方生まれの貧乏男爵貴族の令嬢であるルフェルミア・イルドレッドは、婚期ということでお見合いをさせられ、そして大王都カテドラルの中心部に屋敷を構える筆頭公爵家であるグレアンドル家の嫡男ヴァンと婚約関係になる。
両家の了承のもと、婚前同棲を
始めたルフェルミアはグレアンドルのお屋敷で住み込むことになった。
だが、同棲から一ヶ月。突然ルフェルミアは婚約者のヴァンから婚約破棄を言い渡される。
しかしその婚約破棄はルフェルミアが計算した通りのものであった。
何故なら彼女の目的はグレアンドル家の次男、リアンにあったからだ。
その事に激怒したヴァンの母、ミゼリア・グレアンドルは家族会議を開き、当主のドウェイン・グレアンドルらを交えて話し合いを始めるものの、結局ヴァンとの婚約は無くなり、代わりにリアンとの婚約を家族内で発表し、その日はそれ以降話が進展することなく終わりを告げた。
……が、その数日後の深夜。
ルフェルミアのもとにひとりの老紳士のケヴィンが現れる。彼女は彼に『本来の仕事』を終えたことを話した。
ルフェルミアの本来の仕事。それはリアンと懇意になり、犯罪に関与している可能性があるミゼリア・グレアンドルのことについて調べることだった。
実はルフェルミアたちは裏稼業の人間で、任務の為にグレアンドル家へと潜入したのである。
リアンからそれらの情報を聞き出し、今回の仕事を終えたルフェルミアは最後の仕上げとして婚約関係となったリアンを処分して大王都カテドラルを離れようと考えていた。
そんな中、そのやりとりの現場をヴァンに見られてしまう。
仕方なくルフェルミアとケヴィンはヴァンを始末しようと行動するが、ヴァンは想定以上の強さでルフェルミアたちを圧倒してしまった。
気を失ったルフェルミアはその時、前世の記憶を取り戻し、自分が何者だったのかを思い出す。
それからヴァンと共に数奇な運命を乗り越えるための日々が始まるのだった。
※不穏なタイトルですが、どちらかというと痛快ラブコメに近いです。また、ジャンルは恋愛ですがミステリー要素やサスペンス要素も含んでおります。グロ描写や性描写などはありませんが念のためR15指定としております。
※不穏なタイトルですが、めっちゃハッピーエンドです。
※この作品は『アルファポリス』様と同時に投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-03 22:30:00
171789文字
会話率:49%
ある日。貴族令嬢のアニエスは、婚約者である公爵家の令息キールから謂れのない罪で婚約破棄をされ、更には格下の男爵令嬢のクレアという女にキールを奪われただけでなく、国からも追われるように追放されてしまう。
一見慌てふためいているように見せるアニ
エスだが、彼女はこの成り行きに安堵しながら国を出て行った。
それから数日後。公爵家の夜会にて、キールが新たな婚約者となるクレアとの婚約発表を行なうと、クレアは突然妙な事を言い出し、そして何を思ったか、今度はクレアの方からキールとの婚約を破棄すると言い出した。
この国のルールである婚約法によると女性側からそのような事はできないとあり、侮辱行為をしたクレアに対しキールと法を制定した国王グラハムが憤る中、衛兵たちの様子が変わる。
同時にキールの弟アランが現れ、全てを語り出す。
念入りに計画し自身の思うがままの国にしようとした愚王グラハムに対し、それを上回り緻密に計算してきた思慮深き令嬢アニィエクレールは全てを覆し、国を奪い取る。
最も秀才な令嬢は愚かな者らを罰し、そして自分の愛する者を手に入れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-15 21:27:27
12301文字
会話率:42%
追加戦士の微妙さを3軍スキルで乗り切れ!
元サッカー部3軍の僕はバイト帰り突然女から声をかけられ「今日からあなたはヒーローです」と宣言される。
全くノー説明のまま、その後強制招集された怪人との戦いで自分が6番目の追加戦士であることが分かる
。
センターヒーローを立てつつ見せ場も計算しながら、他4人の先任たちの性格と役割を邪魔しないように活躍しないと死んでしまう微妙な立ち位置をC軍スキルで乗り来る底辺ヒーローの葛藤と活躍!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-02 20:50:00
14772文字
会話率:17%
古代のagという都市には、13歳の天才少年ブラントが暮らしていた。彼は幼い頃から驚異的な数学の才能を発揮し、その評判は周囲の人々を驚かせていた。ある日、彼は都市で最も権威ある数学団体「P団」に入団し、彼らが伝える数学の深遠な教えを学び始める
。
P団の教えは厳格で、彼らの定めた理論や答えは「絶対の真理」とされていた。しかし、ある日の授業中、ブラントは教団が導いた答えと異なる結論にたどり着く。最初は自分の計算ミスだと思ったが、何度確認しても彼の導いた答えは正しいように思えた。
それを指摘した瞬間、P団の指導者たちは顔色を変え、ブラントを「異端者」として非難する。彼が見つけた「真実」は、P団の教義の根幹を揺るがすものであったのだ。教団から追放された彼は、孤独と恐怖の中、彼らは自らの導いた答えが何を意味するのか探求する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-31 22:54:37
3103文字
会話率:64%
兄子《せとし》は、病弱な妹《まい》の助けになりたくて、お金を稼げないかと調べると、ハイリターンを強調するFXの自動売買のサイトが目に留まる。
EAを作成するが上手く行かない。
空を見上げていると、誰かが、何かを、教えてくれている気がし
た。
その後作りあげたロジックは、もの凄い成績を上げ金銭的な問題は解決した。
でも妹の病が治った訳でもなく、いつ兄子の前からいなくなるか分らない。
妹が生きた証を残そうと、天体観測をして新しい彗星を見つけ、命名権を得た。
だが彗星の軌道は、太陽に接近しすぎる為、消えて無くなる。
彗星は更に木星の軌道付近で二つに割れ、βと識別された方は地球への衝突軌道を突き進む物と天文台の軌道計算で明らかになった。
しかし核が小さく、大気圏内で燃え尽きるとされた。
二人で命名した彗星を観測する為、バルコニーに出てその時を待つと、βが火球となって二人の方へ向かって来る。
燃え尽きた時、光球が軌道を修正し、一瞬の間に妹を襲った。
椅子から滑り落ちた妹の傍に寄った直後、衝撃波が到達し兄子は覆い被さる。
最悪に事態を思うと恐ろしかった。
心肺の状態を確認し妹の部屋のベットへ、全身が熱い、昔から高い熱を出す事が多かった。
熱さましを探し帰って来ると、よほど暑かったのか下着姿で横たわる。
それでも暑いから、服を脱がせて欲しいと言う。兄子は汗を拭く為に応じる。
病院に行こうと問うと、「あは是汝が幸魂奇魂なり」と言う。
言葉が分からない。
して欲しい事があるのか。何でもする。だから病院に行こうと言うと。
「なが身の成り余れる処をもちて、あが身の成り合はざる処に刺し塞ぎたまへ」
解る様に言ってくれと言うと、「あとなと、みとのまぐはひせむ」と言う。
まぐはひ(い)、時代劇で使われていた言葉で、記憶のから想起出来るのはセックス。
まぐはひを終え、眠りにつく妹の頬に触れた時、カッターで指を切った時の様な鋭い痛みがして手を引いた。
妹の顔を見ると、細かい泡がふつふつと湧いている。
泡立ち溶けて行き、直径60cm程度の透明のゲル状の塊となった妹。
球の中央には脳が、脊髄神経を尾っぽの様に垂らし浮かぶ。
失意に嘆く兄子に猛烈な眠気が襲い、【あを愛しく思ひて寝をしなせ】と頭の中で懐かしく感じる声を聞きながら倒れ込んだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-25 19:05:47
268022文字
会話率:62%
都会の片隅にある古びたアパートの一室で、安価なナイフによる殺人事件が発生する。
百円ショップの調理用ナイフ、東急ハンズで買われた手品の道具、そして散らばる大衆向けタロットカード。
まるで茶番のように見える犯行道具の数々は、一見すると犯人の意
図を隠すかのように乱雑に配置されていた。
しかし、探偵の木下はそれらにかかった総額こそ謎を解くヒントがあると確信する。
綿密な計算の末、殺人というリスクに対し恐るべき低コストで実行されたことを知った木下は、日本の経済状況や貧困の現実を思い知り、苦い言葉を噛みしめるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-23 06:21:51
832文字
会話率:20%
周華《しゅうか》国を統べる鬼族の王女・玉英《ぎょくえい》は、叛乱を受けて都を脱出。
従者の子祐《しゆう》に護られて落ち延び、白虎族の始祖・西王母を頼ったところ、何故か美しい婚約者を得る。
西王母の下で心身を鍛え、百合百合しながら復讐と
天下統一の旅に出る!
古代中華風ファンタジー戦記(百合風味)、爆誕!
第二話か第三話で上記の最後「旅立ち」までいく予定です。
第一話はどうしても出しておきたいところまで含めたので文字数多めです。
プロットは切りの良いところまで作ってあります。必ず最後まで書きます。お付き合い頂ければ幸いです。
作中の様々な呼称や単位等については、古代中華の資料・推定等を基盤にしつつ、作劇上の都合で変更しております。
関連して、(~~~。)という形で注釈を施している部分があります。不要な方は該当箇所を読み飛ばして頂ければ幸いです。
もし「他の記述と噛み合わないな」「作者が計算ミスってるっぽいな」と思われたら、こっそり教えて下さい。
なお、学校の試験等に用いることの出来る資料は『国語便覧』『世界史/日本史/地理資料集』等に掲載されているはずですので、別途ご確認下さい。
一応「残酷な描写あり」としていますが、自分が12歳の頃に読んでいた北方謙三作品を鑑みて、R15には設定していません。ご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-21 16:52:04
199013文字
会話率:37%
粘菌は馬鹿じゃない。
いや、むしろ賢すぎる。
俺はそれを長年の研究で知っていた。
モジホコリ──粘菌の一種。単細胞生物でありながら、迷路を解き、最短経路を導き出すことができる奇妙な生き物だ。人間のような脳を持っていないのに、最適解
を見つける。これは生物学的にも計算論的にも説明のつかない現象だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-17 22:04:58
1758文字
会話率:17%
「酒とは何か?それは流れる感情に過ぎない……」
上杉松本は現代の北部都市に住む普通の高校生。ある日、酒場「賢者と黄金」のオーナー、後川瀧に首席バーテンダーとして雇われる。
客が全く来ない中、異世界から来たというドラゴン王少女、神散妮婭が現れ
、彼女が三人を殺害するのを目撃する。興味を持った上杉は翌日、現場に行くと、五具の死体を見つけ、その中の一つが出張中の父のペンダントを持っていた。
父のペンダントがなぜここに?彼は被害者なのか、妮婭に殺されたのか、それとも犯人なのか?上杉は事件と妮婭の行方を追うことに決める。クラスメートの椎名雪鷺と共に調査を進めると、さらなる謎と危険が待ち受けていた。
佐藤という人物が父の命令で彼の世話をしに現れ、調査中に暗殺者に遭遇する。そして、既に死んだはずの人間が目の前に現れる。
一色北嵐と淺瀬花菜は上杉の戸籍上の兄妹だが、実は北部都市の貴族の親族と異世界の冒険者。彼女たちも別の誘拐事件を調査するよう命じられ、家族に真実を隠さなければならない。
上杉、一色、淺瀬はそれぞれの秘密を抱えつつ関係を維持し、互いの行動が人生を変えることになる。
上杉は無関係に見える二つの事件が、世間から憎まれるドラゴン王に繋がることを発見する。妮婭への想いだけでなく、過去の汚い記憶や暗闇に潜む悪意に苦しむ上杉。
夢や警察に入り込む黒い手、都市の貴族と商人の利害、愛欲、力への渇望が真相を阻む高い壁となり、真実は誰にもわからない。
人間の欲望と計算の中で、弱者は正義を得られるのか?
すべては舞踏会で盛大に結末を迎える。上杉は「この壁を取り除かなければ、彼女と本当に理解し合えない」と言うが、果たしてその力を得られるのか?
「私たちは調酒杯の材料のようで、矛盾に満ちているが、衝突と摩擦の後に素晴らしいカクテルになる……」と妮婭は笑いながら上杉に語る。
矛盾と理解の物語が、こうして生まれていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 17:14:03
73129文字
会話率:39%
昭和6年から現代に迷い込んで来たおじさんに、これから起こる未来の情報・知識を与えたところ、歴史改変が起こってしまった。
そこは大和型戦艦が活躍した世界になっていた。
主人公にとって現実は歴史改変後の世界で、史実は夢の中の世界と感じています
。
拙い文章ではありますが、お読みいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 07:00:00
31671文字
会話率:1%
「蛇足」とは、必要のない余分な付け足しのことである―――。
本業の仕事のこと、物を書くという趣味、食器を集めて楽しむという趣味、本を読むという趣味、だらりだらりと楽しいものを追いかける趣味。だいたい趣味。そういうものを、ギュッと寄せ集めて「
蛇足」的に語るエッセイ、を騙る書き散らしです。
子育てしながら、家のことしつつ、趣味楽しんで、わきゃわきゃして、仕事頑張って、時に体調壊して、市場調査して、もろもろ検討して、コスト計算して、仕入れして、営業して、広報して、製作して、発送してって、本当分身の術でも使いたいヨネ☆
細胞分裂したい、くもいのお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-07 16:18:52
2786文字
会話率:3%
通常、魔術の計算には多くの歯車とそれを回転させる蒸気機関がいる。
ひょんなことから高性能な個人携行計算機のガーランドを手に入れたローレンス・ランドバードはその能力を駆使して魔術師を自称し、その地位を確立した。
そのローレンスが女神リシアの宣
託を受けて奴隷少女のシャーロットを救う。それが結果として世界を救うこととなる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-31 21:02:19
16256文字
会話率:49%