フィオナはプレジュード王国の第七王女。休戦の条件として、ヴィゴラス獣人国の将軍グレアム・バクスターに嫁いできた。
妻といっても実質は人質。
「姫にとっては不本意な結婚でしょう。当面の間、白い結婚ということに……」
初夜でグレアムにそう提案さ
れたフィオナだが、そうはいかない事情がフィオナにはあった。
「初夜どんとこい! 今すぐわたくしを妻にしてくださいませ!」
グイグイ攻める見た目は可憐な人質姫フィオナと、攻められてタジタジとなる純情コワモテ熊将軍グレアム。
攻防と共闘を経て溺愛に至る、政略で結ばれた二人のハッピーエンドストーリーです。
※氷雨そら様主催「モフモフヒーロー祭」参加作品です。
※2万字程度の中編になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 16:33:46
2967文字
会話率:53%
「すまないが、君を愛することはできない」
結婚式の直後、リゼットは新婚の夫アルベールからそう宣言された。
妹に婚約者を寝取られ、厄介払いされるようにリゼットが嫁いだ相手は、『人嫌い』『鉄仮面公爵』などと呼ばれるワケアリの王弟公爵アルベール
。
その宣言どおり、アルベールは夕食の場にも出てこず、初夜もすっぽかす。
仕方ないとお飾りの妻を受け入れ、寝ようとしたリゼットの前に、一匹の黒猫が現れた。
「なんて可愛いの!」
猫が大好きなリゼットは、夜にしか姿を見せない黒猫とのふれあいで癒やされていく。
ところが、黒猫と仲良くなるにつれて、なぜか夫アルベールの態度も変わってきて……?
家族から軽んじられてきたリゼットと、訳あって人との接触を避けてきたアルベール。
王命で結婚した二人が、互いを癒やしながら本当の夫婦になるまでのお話。
*約25000字で完結予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-23 23:30:03
65071文字
会話率:33%
都で起きた大火が原因で孤児となった美しい少女レダは、名門侯爵家の令息ハインリヒと恋に落ちた。
「お前が貴族だったら、私はお前を娶っていただろう」
やがてレダに身分違いを告げてハインリヒは領地へ戻って行った。
一人残されて、それでも諦めき
れないレダは、ハインリヒの残した言葉を胸に抱いて成り上がっていく。
そして月日が流れ、二人は再会した。
「貴族といえども家格差はある」
「私のことは忘れて幸せになれ」
「お前はまだ私を忘れられないのか」
「レダ、これが最後だ」
「いいえ、ハインリヒ様。あなたを誰にも渡さない――――」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-31 09:23:35
16976文字
会話率:36%
刑事のシドとハイファは相変わらず犯人より先に現着しているような生活を送っていた。そこで軍人でもあるハイファの所属する別室から任務が降ってくる。他星系のテロリストグループの資金源を断ち今後のテロを阻止せよ。現地で潜入を果たすも下っ端は汚部屋掃
除や爆破テロ阻止の為に逮捕されたりとロクでもなく、更にテログループは分裂して内ゲバに発展し……。
◆テロはインパクトある主張だが/名も無き礎となる勇気を持たぬ者の愚行◆
■惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart28[全45話]
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
〈アルファポリス・エブリスタ・Nolaノベル・ノベルアップ+・ツギクルに掲載〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-29 11:02:37
113033文字
会話率:57%
婦警の園・警務課との合同慰安旅行が機捜課主催で決定。だが幹事が風邪で代打が七分署一空気の読めない男ヤマサキなる事実が既に陥穽だった。連絡間違いで警務課は来なかった。しかし行き先は金やプラチナが採れる惑星すなわち黄金の地……いや、果たして本当
にそうなのか?
[当作はフィクションであり実在のYAMASAKI様とは一切関係ありません]
◆ヨブの慰安者たちの慰安旅行◆
【惑星警察刑事×テラ連邦軍別室員シリーズPart16[全44話]】
【シリーズ中、何処からでもどうぞ】
〈アルファポリス・エブリスタ・Nolaノベル・ノベルアップ+・ツギクルに掲載〉折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-03 22:47:58
111043文字
会話率:55%
私は罪を犯しました。人の法で罪と定められた罪を。ただ、人の法が私に罪を負わせた訳ではありません。私の神が、私に罪を負わせたのです。
私は罰を求めました。勿論、人の法が用意する罰では無く、私の神が用意した罰を。ですが、私の神は罰を用意出来る程
優秀では無かったのです。ですので、私は自分で罰を用意しました。そして、その罰をある者に託したのです。私の犯した罪の被害者に。
罪の象徴を鉄箱に入れ、私に下される罰を委ねました。そして、その者に場所を教えたのです。悪の楽園の場所を。
罪の元凶のいる場所を。鼠には手が出せない鷹のいる木を。人間である彼に、教えたのです。
酷な事。そんな言葉で済まされる様な事では無い事を、彼に押し付けてしまった事を、後悔はしていません。ですが、これも罪として背負って生きていきます。
罰が下されるその日まで。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-28 18:30:37
13482文字
会話率:35%
「己の罪を悔いるがいい。聖なる刃は今、慈悲深き罰を与えたもう……」
アメリア・アイアン・アメーディン公爵令嬢──完璧な美貌と学院一の頭脳、そして類い希なる魔法の才を持つ彼女は、その無表情と暗銀の髪、冷徹な振る舞いから『鋼鉄令嬢<アイアン
メイデン>』と揶揄されていた。
卒業パーティの最中に第二王子から婚約破棄を宣言されたアメリアは、その夜、王子と学院の生徒二十名を校舎内に閉じ込め、死神執事ディアマンテスと共にデスゲームを開始する。
次々と突き付けられる難題、究極の選択、尊厳どころか人格まで破壊されるような惨い命令……一人、また一人と生徒達が脱落してゆく中、剥き出しになってゆくのは地位も名誉もかなぐり捨てた醜い本性と汚い欲望。
そして計画の全貌が明らかになるにつれ、聖女候補生達に纏わる謎と陰謀、因縁と愛憎が露わになってゆく。
アメリアの深紅の瞳が愉悦に染まり、断罪の刃が振り下ろされるとき……鋼鉄の令嬢は、冷酷で厳正な聖女へと進化する!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-19 12:00:00
115489文字
会話率:39%
「お前の聖女の力は偽物だった。エリン・アズナヴェールは【幻光の樹海】へ追放する!」
妹に居場所を奪われ、追放されたエリン。
彼女は追放先の【幻光の樹海】で、不思議な魔法使い・クラトスと出会う。
人嫌いを自称する彼は、エリンに冷たい態度をと
るが、一方で幻獣には優しかった。
エリンは傷付いた幻獣を、聖女による力で治療する。すると、冷たかったクラトスの態度が氷解してきて――。
エリンはクラトスや彼の仲間たちと共に、幻獣の保護活動を始める。
そして、エリンには治癒能力の他に、不思議な力があった。
エリンが追放されたのも、その不思議な力に秘密があるらしく……?
聖女の力で傷付いた幻獣を癒し、もふもふに懐かれる――!
人嫌いのツンツン魔法使いからいつの間にか大切にされている(?)、もふもふ&ツンデレ&ファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-18 11:12:39
180967文字
会話率:32%
絶望を伝えることの絶望。
格差社会。
高卒。
家族愛。
希望と絶望は隣り合ってもなければ、表裏一体でもない。
別世界のことを希望と言うのだ。
絶望は経験することでは無く、感じることだ。
絶望を経験していなければ、希望の世界はやがて
廃れる。
男子はどう人生を歩むのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 15:54:50
2258文字
会話率:0%
エリート魔族ルシアンと契約し、家政使い魔として働くマジックシルキー族のサビーナ。
ある日結婚の報告をすると態度が一変。
理想のご主人様イメージや距離感をぶち壊し、グイグイくるルシアンに翻弄されるなか。好条件なので決めたスピード婚の雲行きまで
怪しくなっていき……!?
※いろいろ独自設定強め。癖も強め。ちょっと現代文明風?な異世界です
※まったりマイペース更新
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-16 16:34:30
146426文字
会話率:36%
貴族と平民の格差が著しくなった時代。
貴族は平民を奴隷のように扱い、平民は貴族を憎んだ。
もはや王国の統治は末期になっていたころ。
一人の存在すら否定された第四王女のお話。
最終更新:2024-03-14 05:06:05
34783文字
会話率:19%
大人と小学生に見える芹香と紫苑は、歴とした同い年。
芹香は未だに紫苑を諦めきれずにいた。
紫苑も又、今更叶うはずがないと想いを秘めていた。
傍にいるためには、恋心を隠さなければならない。
疎遠だった仲から友人に戻った2人だが、恋人に進みた
い気持ちは日々強くなっていき……
登場人物
清白 芹香(すずしろ せりか)
陽キャ。高所得層。見た目だけ大人びた女子高生。イラスト左の人。
黒川 紫苑(くろかわ しおん)
陰キャ。低所得層。見た目は子供っぽい女子高生。イラスト右の人。
<i749119|39262>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-12 06:35:41
212190文字
会話率:32%
家族から虐げられる伯爵令嬢、マルグリット・クラヴェル。
彼女は、妹の身代わりとして敵対するド・ブロイ公爵家のルシアンのもとへ嫁ぐことになった。
「はじめに言っておく。お前を愛するつもりはない」
「はい、わたしもあなたを愛する気はありません
ので、どうぞご心配なく」
「……」
「え、なにか変なこと言いましたか?」
公爵家での扱いは冷たいものだったが、実家で慣れているマルグリットは気にしない。
実家を出て生来の明るさを取り戻したマルグリットは、無自覚にルシアンの心を癒やしていく。
やがてルシアンはマルグリットに恋心を抱いてしまい……。
(愛するつもりはないと言ったのに、愛してしまった)
(お名前をお呼びすると真っ赤になって眉を寄せるのは、怒っておられるのかしら……)
二人のすれ違いは続く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-11 20:00:00
118990文字
会話率:32%
借金返済のため風俗業を生業とする主人公と、その客として主人公を買った女の話。
※投稿作品四作目。当初は短編として纏めるつもりでしたが、思ったより長くなってしまったので連載という形で上げさせて頂きました。
直接的な性描写はありませんが
、主人公の背景として性風俗に関する表現等が出てきますので、苦手な方はご注意ください。
女性同士の同性愛表現が苦手な方もご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 21:00:00
199083文字
会話率:47%
格差社会が広がる世界「アルテミス」の片隅でひっそりと暮らす1人の青年と少女。
幼い少女の出会いと別れ。葛藤を描いた本編
最終更新:2024-03-09 15:26:26
2012文字
会話率:72%
どの世界も格差社会なのは、箱社会も同じ。
これは、今日も夜な夜な繰り広げられる、頂点を決める為のお話。
頑張れ、箱ティッシュ君。もう残りは少ないけど、まだ頂点になれる可能性は残っている!
最終更新:2024-03-09 11:01:17
1054文字
会話率:64%
頭をぶつけて前世の記憶を取り戻したラフィーナ。『王都の毒花』という悪評をでっち上げられ、義妹に婚約者を奪われ、厄介払いのように『バケモノ辺境伯』の元へ嫁ぐという、ネット小説でありがちな目に遭っている真っ最中である。
ところが、出会って約十
分で夫となったベリオンとは気楽な白い結婚。仕事と返済に追われる前世とは違い、借金も義務もプレッシャーもなく、あるのは美味しいごはんにふかふかベッド。何にも気にせずのんびり暮ら……せるわけがない! 元貧乏社畜のラフィーナはこの生活を無言の退職(離婚)勧告だと受け取った。
退職(離婚)に備え前世の知識を活用したり、絶対解けないと言われていたベリオンの呪いが解けちゃったりしながら、ゆっくり距離を縮めていくお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-09 10:02:53
98703文字
会話率:32%
ルリーアンジェはマラーケッシュ公国の伯爵令嬢。
強国がせめぎあう大陸の分布図では小さな公国の令嬢である彼女には、秘された能力があり、その効力を求めて大陸中からたくさんの人々が訪れてやまない。
しかし、実はルリーアンジェはその能力故に伯爵家に
縛り付けられており、なんとか自由を得たいと思っているのだが・・・。
また、幼い頃の記憶が抜け落ちている彼女は、自分の過去を知るために、そして家門の鎖から自由になるために、大陸強国のエーリガント帝国のある人物へ手紙を送りつけることに・・・。
自由への扉に向けて、自ら進み始めるルリーアンジェ・・・。
果たして、ルリーアンジェは自由に羽ばたくことができるのか?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 22:15:32
232359文字
会話率:29%
お茶会のために集まった女性が三人。
ヒューマンのサラ。
ハーフリングのリリィ。
フェアリーのペタラ。
彼女らの共通点はふたつ。同じ学園を卒業した優秀な魔法使いであること。
そして、異種族の男性と熱烈な恋をしていること!
「オーク
のアレって、ヒューマンに入るの?」「サラは恋人のエルフとどうやってしてるの?」「リリィの恋人って人型性物じゃないってほんと?」
かくして、彼女らは一人ずつ、自分の恋と……そしてエロ体験について語っていくことになったのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-08 02:00:51
18694文字
会話率:67%
【Amazonで発売中】現代のスパイ学校とその仲間達の戦いを描いた小説
『シビルミリタリーセルヴス』とは?
無実の罪で囚われた青年がスパイ学校の選抜教育に挑み、冤罪を証明するためチームの仲間と国家に巣食う諜報団や革命集団と闘うSF冒険小説シ
リーズ。
【あらすじ】国際情勢が混迷化した2034年。境正義(さかいまさよし)は定年間際の老練な諜報員。しかし、組織間の利権争いに疲弊し、嫌気が差していた。そんな中、親子ほども年齢差がある厄介者達と組まされることに。会社に捨てられた半導体エンジニア、元運送屋のボクサー、米国有名大卒の少年ハッカー。与えられた職務は、日露和平交渉までに国内の大物ロシア諜報員3名を排除すること。そして「血盟団」と呼ばれる謎の組織と対決することだった。訓練前から誰からも期待されないチームだったが、「日本を2050年まで延命させる」というリアリズムのもと、誰もが予想だにしなかった国家の存亡と未来を懸けた闘いに身を投じる事となっていく。だがいかに一部の人間が優れていても、信念以外に失うものがない集団には太刀打ちできない。そんな強敵達が現れる予感を、境だけが感じ取っていた――。
「日本にはなぜスパイ防止法がないのか?」——戦前から変わらない日本人の民族的イデオロギーと社会不安を加速させる貧困格差。そして「人質司法」と「レンディション」が複雑に絡み合うスパイアクション冒険小説の前編。
【コンセプト】若年層でも読めるテクノスリラー
【ジャンル】ミリタリースパイアクション小説折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-07 04:20:14
22841文字
会話率:16%
梅雨入りがすぐそこに迫った六月、水際小夜子(みぎわさよこ)は大学での講義を終えて、六義園(りくぎえん)の下見もかねて、駒込駅方面へ歩いて行く。
大手素材メーカーの数少ない女性研究者としてのキャリアを積んできて彼女は、50を過ぎた今年度から、
大学で非常勤講師として講義を担当することになった。テーマは「女性のリーダーシップと企業文化」。子どものいない彼女は、大学で若者に接することで知的好奇心や母性本能をくすぐられていた。
駒込の駅前に、いかにも昭和という喫茶店があり、ディスプレイのチョコレートパフェとプリンアラモードに小夜子は心を奪われ中に入る。
店の中で、講義に出ていた学生に声をかけられた。彼は坂井と名乗った。彼女の授業の出席者は女子ばかりで、男子は数えるほどしかいない。男ばかりのなかでマイノリティの女子として学生時代を過ごしてきた小夜子は、坂井に良い印象を持っていた。
「先生に訊きたいことがある?」と言われて、小夜子は坂井と同じテーブルに座る。
坂井は穏やかな表情と穏やかな口調のまま、嫌な質問をしてくる…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 21:36:23
8774文字
会話率:44%
日曜日の朝、白衣を着た若い男が彷徨っていた。
彼の名は藤田佑(ふじたたすく)。前日の土曜日、患者の家族の横柄な態度にブチ切れ、さらに今までの鬱積した不満も爆発して、「こいつらを刺してやろう」と考えた。ところが血まみれの光景を想像した途端に恐
ろしくなり、叫び声をあげて職場から逃げ出すと、錯乱状態のまま夜を越して横浜を歩いていた。
AMGを運転するいかにも羽振りの良さそうな男が佑の姿に気がついた。車を降りて佑に近づくと、男は、元介護士の伊庭進次郎(いばしんじろう)、ツイッターネーム「蜃気楼(しんきろう)」と名乗った。
伊庭は佑をファミレスに連れて行き話を聞くと、こう告げた。
「今の仕事を続けていると取り返しのつかないことになる。自分を大事にしろ。介護士の先輩としておまえを助けてやる。信用してもらって大丈夫だ」
伊庭は所有しているというポルシェやフェラーリの写真を佑に見せた。そして、ある女に連絡をいれて話をつけた。
伊庭の車で横浜駅西口に行くと、ポルシェ・カイエンに乗った黒づくめの女が佑の前に現れる。それまで尊大だった伊庭の態度が掌を返すかのように変わった。女は蓬莱(ほうらい)ゆき子と名乗り、伊庭から佑を引き取った。
「伊庭に頼まれたから仕方なく引き受けた。あなたには絶対に勝てる勝負をしてもらう。その勝負に勝ってあなたはお金を手にする。実際にあなたがやるのは事務作業だけ」佑を自宅へ連れて行く途中、ゆき子は簡潔に言った。
ゆき子と伊庭は、成功した個人投資家だった。
佑はゆき子の言いなりになるしかなく…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-12 21:24:23
29802文字
会話率:61%
ネットの掲示板に「元の身体に戻る方法を教えてください」という投稿が載っている。
投稿者はtowako1085という35歳の女性。
彼女は企業の執行役員で、都内のタワーマンションに一人で暮らしている勝ち組のキャリアウーマン。ある日、オフィスで
清掃員をしている、失業者の夫と小学生の息子を抱えた、同年代の女性と入れ替わってしまう。
それは偶然ではなく、清掃員の女が仕組んだことだった。入れ替わった途端に彼女は意識を失い、正気に戻った後は、入れ替わったという記憶も自覚もないまま、清掃員の女としての生活を当たり前のように送っていた。
あるきっかけで、突然彼女は入れ替わったという記憶と自覚を取り戻す。彼女は自分を罠にはめた直談判をするために、本当の自分の家であるタワーマンションに向かうが、警備員に追い返される。一晩経つと彼女は再び入れ替わったことを忘れて清掃員の女の生活に戻っている。
今日彼女は2か月ぶりに、入れ替わったことを思い出した。明日になればきっとまた忘れてしまう。
「元の身体に戻る方法を教えてください」彼女はそう願ってこの書き込みをした。
掲示板には別の人間からの書き込みがあった…
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 18:00:13
20063文字
会話率:8%
アンリエッタ・ベルモンドは、ループを繰り返していた。
三分後に訪れる追放劇を回避して自由を掴むため、アンリエッタは令嬢らしからぬ力技で実家を脱出する。
「今度こそ無事に逃げ出して、自由になりたい。生き延びたい」
そう意気込んでいたアンリ
エッタだったが、予想外のタイミングで婚約者エドワードと遭遇してしまった。
このままではまた捕まってしまう――そう思い警戒するも、義姉マリアンヌの虜になっていたはずのエドワードは、なぜか自分に執着してきて……?
不遇令嬢が溺愛されて、残念家族がざまぁされるテンプレなお話……だと思います。
*カクヨム、アルファポリスにも掲載しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 19:39:07
17667文字
会話率:34%