ハーリス村のホーン。今年で十八になる青年である。木の実取りのついでに水浴びをするために川に歩を進めるが、そこで不思議な少女と出会う。
しかし、その少女は直ぐにその場から去ってしまい、彼女の落とし物と思わしき物を見つける。
それは彼の人生を狂
わせ、破滅へと誘うもので、彼はそれを口にしてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-11 16:29:19
3597文字
会話率:48%
オレは至って平凡な、どこにでもいる熊本のサラリーマンだった。
与えられた仕事をして、上司にへこへこ頭下げて、雑用をこなす。
「ツヅキ!片山昭浩!この書類のまとめはまだできないのか!?」
「すみません。」
「絶対今日中に仕上げとけよ。」
どちらかというと作業効率は悪い方で、残業することしばしばあった。
しかし何もない日は、定時になれば家へ帰ってほっと一息。そこから独り身のために家事をし、酒を飲みつつ一日を終える。たまには友人に付き合って酒を飲み明かす日もあるが、基本はテレビを見ながらのんびり一人酒だ。
特に幸せでも不幸せでもない、平凡な日々を送っていた。
そんなある日…
定時に仕事を切り上げて寄り道せずに帰宅し、リビングの扉を開けると信じがたい光景が広がっていた。
家の中に、ジャングルが出来ている。
カーテンには蔦が絡まり、部屋の中央には何だかよくわからない木の実をつけた樹木があった。台所の床には、小さな花が2つ、3つと咲いている。最新技術を駆使した薄型テレビと、少し背伸びをした買い物だったかなと思っていた高級黒皮ソファにはコケがびっしり生えていた。
どうやらオレの人生は薔薇色ではなかったようだ。え、何、真緑じゃん?オレの人生って実は緑色だったの?女神様もお人が悪い。…あ、人じゃないからお神が悪い?
そもそもオレは、神様を信仰していない典型的な現代日本人だったのだから、文句を言うのはお門違いなのだが。
そこで、あまりにも非現実的な光景に放心していたオレは、ソファに座っている女の存在に気がついた。ずっとこちらの様子を窺っていたのだろうか。ばっちりと視線が合った瞬間、女に声を掛けられた…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-02 09:29:26
9968文字
会話率:36%
ポールとその妹のスミスはとある無人島にやってきた。前に訪れた島で二人はお宝の地図を手に入れていた。まずは観光がてら島の中を探索する二人だったが、森に入ると、食べると笑いが止まらなくなる赤い色の『ディレスミス』という本でしか読んだことがない
珍しい木の実を発見した。森を抜けると、石で作られた巨大なピラミッド型の古代遺跡を発見する。宝の地図を確認したポールはこの遺跡にお宝が隠されていると推測した。
遺跡探索は明日にすることにした二人だは森に戻り、夕食のために猪のような生き物や木の実などを採集した。夕食を食べ終えたあと、なぜかスミスはディアスミスを持ってきており、ポケットから取り出した。
次の日、二人は早速遺跡に入ると、試練用ロボットのソフィアと出会うことになる。ソフィアはお宝を渡すのにふさわしい人物かを見極めるためのロボットらしく、二人にクイズを出題した。三問の問題を全て正解したらお宝が眠っている部屋に進めるという。このクイズを難なく突破した二人だったが、次の部屋では、最終試練用のロボット、ノアが挑んできた。さ一周試練用の内容は、単純明快、ノアから宝箱を奪うこと。何とかノアから宝箱を奪うことに成功した二人だったが、船を泊めた場所に向かうとソフィアがやってきた。ソフィアは自分を仲間にしてくれと二人に頼んできた。ポールは賛成したが、どうにもスミスは賛成しない。すると、突然宝を奪いにやってきた海賊団が襲いかかってきたが、ソフィアは三人を瞬殺した。その様子を見たスミスは渋々、ソフィアが仲間になることを認めた。
島を出港してから二日後、ソフィアはポールとスミスが航海を始めた経緯を尋ねてきた。ポールは航海を始めた日のことを思い出し、ソフィアに語り出した。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-10 21:07:49
20684文字
会話率:52%
ある大きな島に、人を疑うことのない、純粋でやさしいきこりが住んでいました。
きこりは自分が伐りたいと思う木しか伐りませんでした。
ある日、きこりは不思議な木と出会います。
木を伐る代わりに、この世の味とは思えないほど、おいしい木の実をも
らいます。
村へ帰ると、村中の人々が、その木の実に夢中になってしまいました。
木の実を得ようとする村人達のエゴと、自然との調和の中に生きようとするきこりと、そして、生命の再生をテーマとして書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 18:55:59
10880文字
会話率:10%
むかしむかし、緑溢れ豊かな水源を持つ美しい国の端っこ、深い山間にある小さな小さな村には20人程の人々が暮らしていました。
村でただ一人の子供、ローレルは体の弱いお母さんの為に薬を買ってきたり、木の実を摘んでお金を稼いだりと一生懸命に頑張って
いました。しかし、ある日不安に涙しながら森へ入ると1羽の青い鳥に話しかけられました。
魔女の薬を手にいれたローレルに村の大人達は───?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-08 18:18:56
6377文字
会話率:54%
現代から二百年先。翼が生えた人々は、『天樹』と呼ばれる大樹の上で生活していた。
生活に必要な木の実や毛皮などを定期的に採取するために地上へと降下する『降下隊』。その隊長を務める父に憧れる主人公・ロネは、さまざまな人と巡り合いながら、成長
していく。
それと共に、地上で蠢く天敵『狐』との関係についても考えを深めるロネ。
彼の行く末には、どんな結末が待っているのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-05-13 06:00:00
62520文字
会話率:38%
城下から少し離れた場所に、かつて武獣山と呼ばれた場所がある。
そこは戦乱のさなか、戦を恐れた民が武の神を山に封じたことからその名が付いたと言われている。
その山に一人の少女が暮らしている。
食事は自分で野生の獣や木の実を食べて生活をしていた
。
そんな少女と青年カンの物語。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2017-12-29 11:45:23
1853文字
会話率:16%
【あらすじ】
ネコの生る木に造られる実は、土の上に落ちると、いつしか二つに割れます。
『雪ネコ』と呼ばれる子ネコが生まれるのです。
雪ネコの寿命は、春、夏、秋、冬、の一年。幼子のまま生涯を終える命なのです。
春。
ネコの生る木からだ
いぶ離れた場所に、ひとりの子ネコが生まれました。実は雪ネコなのですが、宿っていた木の実が枝から落ちる際、強い風に吹かれて、ここまで運ばれてしまったのです。
たとえ遠くであっても、ネコの生る木から生まれた子ネコの前には必ず、母親となるネコが現われます。子ネコは育ての母に甘え、乳をもらうのです。
夏から秋へ。
子ネコは親離れをします。生まれ育った場所がネコの生る木から遠かったこともあって近くに雪ネコはおらず、ひとりぼっち。時には同じ雪ネコや他の子ネコたちとも一緒に遊びますが、大抵はひとりで食べ、ひとりで遊びを楽しみ、ひとりで眠る日常でした。
ある日、子ネコは好奇心から湖の広場へと足を運びました。でもってふとしたことから、化けネコのミアンや花の妖精のミーナと知り合い、友だちの契りを結ぶのです。
広場に生えている大木は精霊が宿る霊木で、ミアンやミーナが暮らす『精霊の間』への入口でもあります。ふたりに連れられて中に入った子ネコはそこで精霊イオラとも出逢うのです。
楽しい語らいの中、イオラとも打ち解けた子ネコは、三にんの勧めもあって精霊の間を自分の棲み家とすることにしたのです。
子ネコは、ミアンとミーナが立ち上げたサークル『ミーにゃん同盟』の友だちとも仲良くなります。おかげでいろいろなことを体験をし、つき合いも拡がっていきました。
そして冬。
子ネコはミアンたちに別れを告げ……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 00:20:17
16087文字
会話率:20%
いじめられっ子のロランは母親のツテで森の魔女のもとに預けられる。そこにはロランの他にも3人の子供が暮らしていた。子供達は付かず離れず、互いに影響を与え合いながら森での日々を過ごす。木の実を拾ったり、魔物を狩ったり、本を読んだり、おしゃべりし
たり。時には森を出たりする……
森に集った子供達が互いに助け合い成長し、やがて大きな物語が動き出す。
剣と魔法の、ほのぼの王道ファンタジー!(になる予定です)
※更新は遅めです。ごゆっくりお付きいいただけると幸いです。よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-01 15:07:16
246599文字
会話率:32%
見習いサンタの黄色いサンタクロースは、森のくまのところへ木の実を届けるところでした。待ちくたびれたくまがやってきましたが、暑さで倒れてしまいました。黄色いサンタクロースの黄色い自転車で二人乗りして帰ろうとしますが、くまが重くて前に進みません
。そこでくまが自転車をこぐことに」なりました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-03 14:42:54
1834文字
会話率:25%
旅を続ける井の中の蛙。
嵐にさらわれ、流れ着いたのはとても幸せな島でした。
美しいメス蛙、美味しい木の実、安楽な生活。
カエルの冒険はここで終わるのか?
シリーズ第四作。
最終更新:2017-10-06 00:00:00
5079文字
会話率:35%
伯爵令嬢のアプリコットはロバート王子から突然婚約を破棄される。その相手はアプリコットの侍女、ソフィアだった。しかもロバート王子の子どもを妊娠しているという。失意の中、「私のお姫様を苛めるのはやめてくれませんか」と助けたのはアプリコットの従者
アレックスだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-04 16:29:10
2797文字
会話率:48%
彼は全てを奪われた。
家族も友も家もそして村も。
村は完全に破壊され尽くしていた。
彼が村で売る木の実を取りに、数日間村を出ている間
何があったのか、何がこうしたのか。全くわからない。
ただ、1人村に隠れていた少女、ミラ。そして相棒である猫
のネオ。
彼らは悔しさをエンジンに
今、探求の冒険を始める!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-28 06:28:06
5867文字
会話率:25%
断りの森ーーー
一本の巨大な木を中心に広がる森を人々はそう呼んだ。
その中央に聳え立つ木の実、アプルは万病に効く言い伝えられ、数え切れない人々がその実を求め森を訪れた。
しかし5日と経たず、必ず入った場所から出てきてしまう。
「真っ直ぐ進
んだんだ!目印だって付けて、ちゃんとアプルに向かって進んでいたんだ!少しずつ近づいていたはずなのに……!」
何度挑戦しても、誰が森へ入っても結果は同じ。
いつしか人々はそこを断りの森と呼び、アプルの実は幻と噂され手に入らないものとして認識されるようになった。
ーーー人々は知らなかった。
その中心で暮らす一人の少年がいることを。
そこから出ようと、必死に毎日森の中を歩いているとゆうことを。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-22 16:05:03
3211文字
会話率:35%
家主はどうしても木の実が欲しかった。
その希少価値ある木の実が…
最終更新:2017-05-02 23:15:40
1015文字
会話率:45%
修学旅行中に班員と逸れ、迷子になった主人公、須賀瀬名がいつの間にか居たのは異世界だった。
ひょんな事から手に入れた木の実を食べると、何故か魔法が使えるようになった。
混乱した瀬名だったが、いつの間にかいた世界の創造主を名乗る少女ーーアスティ
アの説明に落ち着きを取り戻した。
「あなたは、これからこの世界で一人で生きていかなければなりません、その為に、魔法にスキルポイントを振り分けるといいでしょう」
そのアスティアの言葉に、瀬名は考えた。
このまま、攻撃魔法に全振りして生きていけるのかと、いろいろと逡巡して、瀬名は妙案を思いついた。
コミュ障を治す為にも、洗脳魔法は最適だと。
そして、洗脳魔法にスキルポイントを全振りした
普通の娘から魔王までなんでも洗脳してしまうコミュ障のハーレムまったり生活が今始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 20:30:02
5370文字
会話率:26%
小さい頃、ソラ君と約束をした あの桑の木の実で
私は思いを込めてジャムを作った。
酸っぱいジャムだけど、ほんのり甘いジャム
ソラ君……喜んでくれるかなぁ?
ケイ…俺の事、死んでも愛してくれるよな?
だから俺が死んだとしても、ケイの事、
何時までも…愛している。
*これは、ヤンデレ ラブ・コメディです。
★←このマークを付けた所は、残酷描写(生死に関わるところ) 又は 人が死にます。
●←このマークが付いた所は、性的描写ですかね?
苦手な方は避けてください。
皆様のお陰様で、無事に完結しました。
ありがとうございました(*・ω・)*_ _)ペコリ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-04 22:00:00
236983文字
会話率:16%
主人公の女の子が、世界に一本しかない木になる実に転生。
膨大な魔力を駆使して、楽しく異世界ライフを過ごします。
最終更新:2017-01-13 18:48:33
47134文字
会話率:33%
すっかり日が短くなりました。
秋になって
木の実は色づき
だんだんと
冬の前の
秋色が綺麗な時期になりました。
キーワード:
最終更新:2016-10-15 23:44:21
247文字
会話率:0%
私は歩道橋で他人を見ると、妄想を広げてしまう。
サラリーマンを見てポエジーな一面を勝手に作る。
自分の部屋にある家具が何者かによって毎月変えられる。
しかし、私はそんな状況を楽しんでしまう。六ヶ月間の家具の変移を振り返る。
音楽や詩作、紙版
画、芝生を水玉模様に刈り取ったランドアートなどの趣味に取り組んだが、いずれの趣味も三ヶ月で飽きてしまう。
最初に妄想を始めて歩道橋以外の場所では発想が浮かばないことを知る。
次の日、トライアングルを持つ女子高生から困昏チキという、奇抜なペーパークラフトを作る少女を想像する。ある日、チキは母の作品を割り、翌朝謝る。するとフメ代はトライアングルを持ってくるように言い、鳴らすと、許してくれた。
美男美女なカップルから、シュールな妄想を広げる。男はフォウ太、女は杖里という名前で、互いに正反対の性別の格好をしている。凍った白い池の上に落ちていたスプーンを取り、掬って食べる。
妄想をやめ、人形と小箱を買う。その後路地裏で身体が丸く、紙のように薄い奇怪な生き物に出会う。
激安の公衆浴場へ向かう。吹き矢で入る風呂が決まる。市松人形が浮いた風呂に入る羽目になる。風呂から上がり、女番台とバレリーナの靴を変えるゲームをし、私は負けて幻聴が聞こえる木の実を食べる。幻聴に反応し、街行く人に不審がられてしまう。
人形に合わせて部屋が変わる。混沌としたジオラマ。砂漠に昭和の街並み、氷山の上のコンビニなど。さらに変な見本ばかり置かれている。開けない本、駒が動かせないオセロ、メガネがぎっしり入ったメガネ入れなどである。
あいかわらず妄想をする。スターフルーツの迷路を通り、光が溢れ全く視界が見えない状態で橋を渡る。その先にはゴーストタウンがあり、男が建物を団子のようなものに変えてしまう。
ジオラマにある巨大な水晶玉を調べる。底には謎の女性の鉛筆画。後日、鉛筆画の女性に酷似した人を発見。彼女から富士山の精霊シェリ子を思いつく。シェリ子は物を自在に出現させる能力を持つ。望みの品物とはかけ離れたものばかり出してしまう。困り果て、富士山に福助人形を埋めるなどして、自己流のけんかつぎをする。
能力を使ううち、三メートルを越してしまう。アラサーやアラフォーらしき女性の家に行く。能力を使い、信玄餅が出てくる魔法の口紅を出して渡す。それらの年代の人々を救う。能力を使いきり山になる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-29 09:37:29
37020文字
会話率:26%