万年青立花はしがない高校二年生。読書が好きで、運動がまるでできない読書部員。
同じく読書部員の和香小百合と橘満作は彼の数少ない友人だ。
そんなある日、廃部寸前の読書部に、竜胆葵が入部してくる。
彼女はかつて立花が憧れた人物で、同様に彼女もま
た、立花に憧れの心を持っていた。
シャイで自分に自信が持てない立花だったが、彼女と時間を過ごすことで、その気持ちに変化が訪れる。
青く瑞々しい四人の高校生達は、それぞれ淡い恋心を抱きながら、一夏の思い出を作っていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:00:00
56868文字
会話率:32%
三つ子で生まれた銀狐の獣人シリル。
一人だけ体が小さく人型に変化しても赤ん坊のままだった。
それでも親子で仲良く暮らしていた獣人の里が人間に襲撃される。
兄達を助ける為に囮になったシリルは逃げる途中で崖から川に転落して遠くに流されてしまう。
何とか一命を取りとめたシリルは家族を探す旅に出るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:00:00
126486文字
会話率:26%
舞台は地球。人間も動物も皆共存して生きてきた。そんな我々人類の常識に、天使と堕天使がいたら同じ地球でもどう変化するのだろうか?
天使の目的は【人類との共存、繁栄】、堕天使の目的は【天使、人類の殲滅。】
様々な争いが起こる中、人類も、天使も、
堕天使も、どう生き抜いていくかを描く物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 21:00:00
67954文字
会話率:10%
マリーナは高い魔力と金髪赤目の美しい容姿から聖女候補と謳われ王子クリスとの婚約が決まっていたが、ある日一方的に王族側から婚約破棄された上にクリスは行方不明となる。更に両親祖父母を何者かに暗殺されたマリーナは、引き取られた先のリリーネ子爵家の
夫婦と娘・ソヴィから忌み子と疎まれ、地下牢にて唯一の宝物である熊のぬいぐるみとともに監禁生活を送ってきた。
ソヴィが隣国の王太子イリアスの元へ嫁ぐ日。ぬいぐるみが突如光り出し、王子クリスに変化した。
「ずっとこの時を待っていた」
クリスに連れられ、地下牢及び屋敷から抜け出して逃亡生活の末宮廷へ流れ着いたクリスとマリーナ。
マリーナを狙う黒い陰謀が隣国から蠢いているとは知る由もなく。
一途な幼馴染元婚約者の王子×元聖女候補だった令嬢のお話になります
※この作品はアルファポリスとムーンライトで更新していた「元聖女候補の監禁令嬢は元婚約者の王子から一途な溺愛を注がれる。」から性描写を撤廃し全年齢向けにリメイクした作品になります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:48:28
34674文字
会話率:63%
王立学園に通うジネベラは、大人しい性格が災いしてか、なかなか友達に恵まれないでいた。それでもバーノというランチ友達ができて昼食時間が楽しみになってきた頃に、突如髪の毛や瞳の色が変わり災難に見舞われる。その外見の変化によって、女子生徒に人
気のアヴェリーノ殿下に、付きまとわれるようになってしまったのだ。クラスメート達には、殿下との仲を誤解され、妬まれて嫌われる始末。殿下に付きまとわれていることで、とうとう殿下の許婚までやってきた。
「あなた、どういうおつもり? たかが男爵令嬢の身分で、アヴェリーノ殿下に言い寄っているそうね?」
ジネベラにはそんなつもりはない。殿下にはやんわりお断りしているのに通じない。彼女としてはバーノと一緒にランチをしていた頃が恋しくて、彼と話がしたいのにそれを邪魔するかのように、どこからか湧いてくる殿下。これは何かの呪い?
しかも実家お抱えの医師によると、ジネベラの現象は世にも稀な「ヒロイン病」で、処方箋は「真実の愛」だなんて嘘でしょう? 全然治る気がしません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:20:00
92076文字
会話率:63%
内向的な性格の高校2年生、小鳥遊唯はトラブル続きの学校生活に疲れ、異性間のトラブルから離れるために百合ヶ咲学園に転校する。しかし、新しい学校でも友達ができず孤立してしまう。彼女は自分の存在価値に疑問を抱きながらも、陰キャのままでいることに慣
れていた。
ある日、学校で1番の美少女である南琴梨と出会う。南の優しさに触れ、唯の心に変化が生まれ始める。屋上での偶然の出会いがきっかけに、唯は南との交流を深めていく。南の人間味ある一面に触れる中で、唯は自分自身のあり方や陰キャからの脱却に向けて模索するようになる。しかし陰キャを脱するために奔走するが、なぜか学校の美女たちに恋愛対象として狙われてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:18:13
4948文字
会話率:37%
魔法に秀でたエルフ族のエリート家族の八男として生を受けた「ハナ」は、魔法が使えなかった。その事を理由に家族から見放され虐げられながらも、大好きな花々を愛でながら強く生きていた。だが、ある日、凶暴な獣人に襲われ瀕死の重傷を負った際に、初めて
の魔法を発動させる。それは花を人に変化させる魔法。ハナの魔法によって人の形を得た花は獣人を瞬殺しハナの傷を完全に治癒した。魔法と言えば火、水、風の魔法効果が基本とされるこの世界「アッガーダンデ」で物質を変化させる魔法は異質で驚異的な超魔法。お花屋さんになる夢を目指し奮闘するハナの思いとは裏腹に、人になった花々は、その花の特徴や花言葉に関係した能力で世界の理さえも変えて行き……。
はにかむシクラメン。
「エッチ、へんたい、最低だぁー」
不屈の千日紅。
「私はただの花だ」
魅惑の芥子。
「気持ちイイことだけしようよ」
死を司る彼岸花。
「死、それだけが私を彩る」
幼いスイートピー。
「なんなんでしゅか」
古代魔法のガーベラ。
「最強は私だけ」
災いの弟切草。
「くだらぬ」
信託のダンデライオン。
「丁婆婆」
人食いのラフレシア。
「ユメウツツ」
愛の勿忘草。
「忘れないで」
忠義の梅。
「我が名は無名」
可愛い金魚草。
「推測ではやはりNO」
幻の紅花山玉蘭。
「どうして私だけ」
魔法少女菫。
「花に煩い、香りに愁う
人の心を癒す為、世界の大気を潤す為
魔法少女スミレ、此処に発現‼
花に代わって、お・し・お・き・よっ」
百合要素。
「僕の名はユーリ。ユーリシュトラウスアウデンシュビッヒだよ」
花一匁。
「あの子がほしい、あの子じゃわからん♪」
最後の薔薇。
「青い薔薇」
これはハナと花々の魔法の物語。
リブートなので完結保証ありです。
よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:06:26
80433文字
会話率:45%
県立御刈田《オカルタ》高等学校の三階の隅には【オカルト部】が存在する。そこでは部員たちが自分たちの興味があることを追い求めており、みんなそれぞれ好き勝手に学校生活を送っている。
深夜の校舎で肝試しをしていた二年生の早川彼方はひょんなことを
きっかけにオカルト部へ入部することになるが、入部してからの毎日というのは突拍子のないことばかりが起こる非日常的な日常へ変化してしまう。
そんな日々の中で世界を見つめ直すお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:01:56
14107文字
会話率:38%
風邪を二十年間引いた事がなかった羽山健人は、【健康第一】の称号を獲得して、《リジェネ》のベーススキルを習得する。
《リジェネ》という強力なベーススキルが解放された事は多くの人に知れ渡り、一瞬で日常は大きく変化する。
その日の内に健人の元を
訪れたA級冒険者の二人に、私達の元で冒険者とならないか、と誘われたが、自身の生活と健康の事を考えて、それを断ろうとするが、二人は強引にも冒険者になる事を迫ってくる。家にもやってくる。
あまりの非常識さに冒険者になる事は強く拒んでいたが、冒険者しか行けないはずのダンジョンへと《|転移《テレポート》》をされると、一気に気持ちは傾き、冒険者に成る事を決めた。
決めた後には秘書のアーローさんと出会ったり、仕立て屋のララーさんと出会ったりをして、職業の適性などを調べていたら、『ハンマー使い』とかいう謎の職業をおすすめされる。
そんなマイナーな職業で大丈夫なのか、と少し不安になりながらも、冒険者として頑張って行く事を心のどこかに決めた健人は、S級冒険者を、一応、人並みに目指す事を決めた。
世界で唯一【健康第一】を解放した羽山健人。元々は普通の生活を送っていたが、彼自身もおかしな人だ。
おかしな方法で冒険者として成り上がっていこうとする物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-07 18:01:36
323945文字
会話率:52%
勉強はできるがスポーツは苦手。小柄でやせっぽちの中学三年生である穂村太郎は、河原でキャンプした翌朝、身体の異変に気がついた。一夜にして、人外の域にある怪力とスピードが身に付いていたのである。容姿に変化は見られない。見た目は弱そうな外見のま
ま。なのに超人となった太郎は、自分に何が起きたのかわからず戸惑う。
回復した視力のカモフラージュのために伊達眼鏡を買いに行った先で、太郎は幼い女の子の誘拐事件現場に出くわす。思わず力を振るって誘拐犯から女の子を取り戻した太郎は、しかしその女の子と一緒にいるところを、クラスメートの世羅ことりに目撃されていた。
女児を誘拐犯から助けた謎の少年が太郎に違いないと確信したことりの発言をきっかけに、太郎は自分の通う中学でいちばん喧嘩の強い乱暴者の外山和夫から、因縁を付けられてしまう。生まれてこの方、まともに喧嘩などしたことのない太郎は、どうやって外山の相手をすればいいのかわからず、それでも素直に呼び出された体育館裏へと向かうのだった。
地上最強の男になりたい。そんなことをまったく望んでいなかったひ弱な中学生が、ある日突然、最強を名乗るにふさわしいパワーとスピードの持ち主になってしまったら。超人になってからも、ごく普通の中学生活を送ることしか考えていないのに、太郎の得た力は、太郎の周囲に様々な事件と強者を呼び寄せていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
209351文字
会話率:50%
厄獣。
それは害獣の枠組みを超えた生ける災厄。
古くは神や鬼や妖怪と呼ばれていた存在。
30年前から歴史の表舞台に出てくるようになったそのバケモノたちを、
日本国政府は元凶であるA県トコヨ市に壁を築き、その内側に閉じ込める決定を下した。
そして時は流れて今。
対厄獣討伐のエリートであり
厄獣に強い憎しみを抱く男「東雲タマキ」は、
失態の末にトコヨ市へと左遷される。
しかし、左遷先で彼が目にしたものは、
人間と厄獣が共存し、
市役所職員がその橋渡しをする
騒がしくも明るい日常だった。
トコヨ市役所の厄獣対策室に配属されたタマキは
バディとなった青年「鳥羽シータ」と行動するうちに
少しずつ変化していき――?
【毎日20時頃投稿 6/1まで投稿予約済】
※「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
6886文字
会話率:48%
王国史上最年少で近衛騎士団副団長に就任していたレンドルフ・クロヴァス。
辺境伯の三男で、剣の才能も体格にも恵まれ、王太子の覚えもめでたいというまさに順風満帆を絵に描いたような人物。その彼が、理由も分からず近衛騎士団を解任される事態に巻き込
まれてから、少しずつ彼の周辺も彼自身も変化して行く。
強引に取らされた休暇中に、たまたま困っていたところを助けたユリと名乗る薬師見習いの女性と知り合ってから、レンドルフの狭かった世界が広がって行く。ユリと薬草採取をしたり、冒険者達と共に魔獣討伐に出掛けたり、騎士以外の世界の楽しさを知る。
大柄な体格故に女性に遠巻きにされていたレンドルフに、臆せず接するユリ。
厄介な男性ばかりに絡まれてきたユリに、紳士的な距離感で接するレンドルフ。
お互い過去や身分を隠しながらも少しずつ距離を縮めて親しくなって行く。恵まれていると周囲には思われながらも内側に色々抱えた二人が、それぞれ救い、救われながら手を取り合う物語。
世界観として、同性婚や異類婚なども普通に存在しているので、メインではありませんが脇役でそういった話題も出て来ることもあります。脇役に異世界転生している登場人物あり。
物語はゆったりのんびり進んで行く予定。過去に書いたシリーズで登場した人物も話に絡んで来たり、名前だけ出て来たりします。単独で分かるようにしているつもりです。
5/20
更新を 火、木、土、日曜 の週4回 20時 に変更します。よろしくお願いします。
内容の修正、変更等ありましたら活動報告にてお知らせ致します。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 20:00:00
2701938文字
会話率:58%
元プログラマーである転生者のタケルが付与されたスキルは【IT】。その謎なスキルの使い方が分からず冒険者パーティーをクビになってしまったタケルだったが、ふとした拍子に魔法ランプにITスキルが適用できてしまった。なんとITスキルは精緻な魔法陣を
プログラミングできるというものだった。
早速コーディングで魔法ランプを魔改造していくタケル。できたのはテトリス・ゲームマシンだった。これができるのであればスマホも作れるのではないだろうか? と、気づいたタケルは異世界でAppleのような巨大ITベンチャーを起業しようと思いつく。
自分を追放したクズどもを見返すどころではない、世界を一変させ、世界一の大金持ちになって、圧倒的な金の力で魔王を打ち倒してヒーローになってやると燃えるタケル。
会長令嬢のクレアも巻き込み、一気にIT革命を実現していくタケルだったが、急激な変化に快く思わない勢力も出てきてしまって……。
異世界IT起業家の未来はいかに!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:49:22
13639文字
会話率:42%
九頭原楓は、黒峰霧也の目の前で確かに死亡した。
だがその日の夜、死んだはずの彼女は、妖狐となって霧也の前に現れる。
妖狐は言う。
「儂がこの娘を助けた」
妖狐は言う。
「だが、娘は未だ死んだまま。蘇らせたくば、儂の真名を探せ」
妖
となった彼女を救うため、霧也は妖狐の真名探しを手伝うことにする。
時を同じくして、その街に変化が起こり始める。
妖は穢を呼ぶ――。
数多の怪事件に向き合いながら、霧也は、ただただ縋るしかなかった。
怪しげな、妖狐の灯に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:40:38
1175文字
会話率:8%
ダメ姉と、生意気“妹”と、火星の公爵令嬢が、宇宙鉄道開業を目指します!
地球と火星コロニーの分断から2世紀半余り。惑星間鉄道「アストロ・レールウェイ」の開業を目指し、試運転列車「エスプロリスト号」が今旅立つ。
新人類の人工生命体「Neb
ulAI」が支配する地球と、旧人類のヒトが支配する火星。二つの世界を繋ぐため、2年間の火星滞在任務に白羽の矢が立ったのは、オタク最終処分省こと文化技術復興省の下っ端職員のヒカリ・サガであった。
彼女が選ばれた理由は、能力ではなく、世界でただ一人の、旧人類と新人類のハイブリッドであること。それを察した彼女は、深く傷付き、覚悟が定まらないまま少尉として列車に乗り込むことになる。
そんな様子を見て、火星滞在任務に同行予定の同僚、ルナ准尉に嫌われてしまう。しかし、衝突しながらも、二人の関係は急速に変化して行き――。
これは、惑星間鉄道「アストロ・レールウェイ」が開業するまでの、紆余曲折に満ちた彼女たちの記録である――。
※dアニメストア様ほかで配信中のWebアニメ「こうしす!EE」と同じ世界線の未来を描く作品です。アニメの他、小説「こうしす!社内SE祝園アカネの情報セキュリティ事件簿」「NebulAI.HOSXI」「ハックしないで監査役」、漫画「伏石ちゃんは意図に反したい」など、関連作品を先にご覧いただくとよりお楽しみいただけます。
【コンテスト応募に関する注記】
コンテスト主催者様へ
本作品は応募者自身(または応募者自身が所有する個人会社)により将来アニメ化することを想定して構想した設定に基づいています。そのアニメの構想全体の進行に影響を及ぼさないようにするため、受賞に係る許諾の範囲は、明確にこの作品の本文のみに限定します。
もし受賞した場合でも、キャラクター・舞台・世界観等の設定およびその設定を使用する既存または将来の関連作品については明確に応募者が全権を留保し、それらの制作、出版及び二次利用その他に関してコンテスト主催者様の許諾を要しないものとします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:30:00
54587文字
会話率:56%
「愛だの恋だのくだらない」
そう吐き捨てる婚約者に、命を奪われた公爵令嬢ベアトリス。
何もかもに絶望し、死を受け入れるものの……目を覚ますと、過去に戻っていて!?
しかも、謎の青年が現れ、逆行の理由は公爵にあると宣う。
よくよく話を聞い
てみると、ベアトリスの父────『光の公爵様』は娘の死を受けて、狂ってしまったらしい。
その結果、世界は滅亡の危機へと追いやられ……青年は仲間と共に、慌てて逆行してきたとのこと。
────ベアトリスを死なせないために。
「いいか?よく聞け!光の公爵様を闇堕ちさせない、たった一つの方法……それは────愛娘であるお前が生きて、幸せになることだ!」
ずっと父親に恨まれていると思っていたベアトリスは、青年の言葉をなかなか信じられなかった。
でも、長年自分を虐げてきた家庭教師が父の手によって居なくなり……少しずつ日常は変化していく。
「私……お父様にちゃんと愛されていたんだ」
不器用で……でも、とてつもなく大きな愛情を向けられていると気づき、ベアトリスはようやく生きる決意を固めた。
────今度こそ、本当の幸せを手に入れてみせる。
もう偽りの愛情には、縋らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:24:47
174289文字
会話率:34%
ある日、最愛の人である陽咲を不幸な事故で失ってしまった蒼汰。悲しみに暮れながらもただ消費するようにに日々を過ごしていた。
そんなある日、お墓参りから帰ろうとした彼は境内で林へと伸びる小道を見つける。和尚さんの許可を貰いそこへ行ってみると、そ
こには素晴らしい景色が広がっていた。それが気に入った彼はまた別の日、その場所へ。
すると、突然名前を呼ばれたかと思えば振り返ったそこには、着物に狐面をした女性が立っていた。聞き馴染みのある声で彼女は自分の事を死んだはずの陽咲だと言った。どういう理由があれ、彼女の名前を語るその女性に怒りすら感じる蒼汰だったがその人は二人しか知らないはずの想い出を口にした。
話をするうちに彼女が本当に陽咲だと信じ始める蒼汰。思いもよらぬ再会に嬉々とする蒼汰だったが、陽咲にはとある願いがあった。
それは「蒼汰が新しい相手を見つける事」
初めは嫌がっていた蒼汰だったが彼女と少しでも一緒に居る為、新しい相手を探し始める。
だが段々と蒼汰の心に変化が現れ……。
余りにも愛し過ぎたが故に感じる幸せと苦しみ。
『もしこの気持ちに悶え苦しむと分かっていても、それでも僕は君に恋をする。』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
117395文字
会話率:52%
飽くなき欲望により煌々と輝く吉原遊郭。その吉原において最高位とされる遊女である夕顔はある日、八助という男と出会った。吉原遊郭内にある料理屋『三好』で働く八助と吉原遊郭の最高位遊女の夕顔。決して交わる事の無い二人の運命はその出会いを機に徐々に
変化していった。そしていつしか夕顔の胸の中で芽生えた恋心。だが大きく惹かれながらも遊女という立場に邪魔をされ思い通りにはいかない。二人の恋の行方はどうなってしまうのか。
※この物語はフィクションです。実在の団体や人物と一切関係はありません。また吉原遊郭の構造や制度に言語等に独自のアイディアを織り交ぜていますので歴史に実在したものとは異なる部分があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 19:00:00
87674文字
会話率:58%
私たちの世界は二つに分かれています。
一つは私たち人間のいる世界、もう一つは魔族の世界です。
私たちと魔族の間には境界があります。
文字通り見えない壁があり、ちょうど半分になっています。
最初からというわけではありませんが、それがあ
るので互いの土地を行き来することもできません。
なぜ境界があるのか、それは私たちと魔族が遥か昔からずっと争っていたからです。
戦いはどんどん激化し、毎日多くの命が消えていきました。
当時の神様は悲しみしか生まない争いに大変怒り、大地をほんのわずかだけ残して海に沈めてしまいました。
神様の力はすさまじく、人間も魔族も大地と一緒にほとんどが海に飲み込まれてしまったのです。
そののちに神様は世界を分かつ境界を作りました。
互いの交流が無くすことで、同じことが無いようにしたのです。
二つの種族は争うことをやめ、残された土地で静かに暮らすようになりました。
人間も魔族も多くの仲間や大地を失くしてしまったため、戦うどころではなかったのです。
長い時間が流れ、人間と魔族の数が増えてきた頃に大きな変化がありました。
それは神様の代替わりです。
以前の神様は、新しい神様へこの世界を任せることにしました。今から三百年以上も前のことです。
新しい神様は人間と魔族にこう伝えました。
『互いに今の土地だけでは限界だろう。お前たちに大地を返していく』
世界中の者たちが聞いていて、そのすべてが喜びの声を上げました。
繁栄のためには数をもっと増やさなければいけません。ただ、増えても土地が無かったからです。
新しい神様はそのあとこう続けました。
『私は戦いの神でもあり、強い者が好きだ。そこで、戦場というものを用意した。自信があり、戦いたい者だけで挑んでほしい。戦いは半年に一度、勝った方に土地を少しずつ返してやろう』
また大きな歓喜が起こりました。
これが今も続いている戦場の始まりです。
※他投稿サイト「エブリスタ」同時掲載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:49:50
364822文字
会話率:49%
この世界には、神が存在する。
御伽噺のように空想の存在ではなく。
ハッキリと存在して、この地上に住む命を管理していた。
神は己の世界で生きる命全てを正しき道へと導く――が、例外はある。
突如、世界中で発生した異常現象。
目に見えないウィ
ルスのようなそれは、この世界に住む人間にだけ感染する。
それは、人間たちに強い影響を与えてその体を”変異”させるものだった。
身体に対して目に見える変化はない。が、一度感染すればこの世界を蝕む”毒”となる。
温厚な動物を狂暴化させて、植物を腐らせてしまう。
そうして、土地を汚染し、美しい世界の秩序を崩壊させていくのだ。
時間が経てば経つほどに、周りに与える影響は強まっていく。
神はその存在たちを危惧し、人間たちに任務を与えた。
それはこの世から、感染者を――抹消する事だ。
感染者たちを人々は――異分子《キャンサー》と呼ぶ。
異分子に人権は存在しない。
異分子が他の人間のように自由に生きる権利はない。
”俺たち”は死ぬまで管理されて、死ぬまで苦痛を強いられる。
これは、死ぬ事が出来なかった猟犬の物語。
俺という世界にとっての癌が――死に場所を探すだけの話だ。
※カクヨム様でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:47:07
525884文字
会話率:13%
トラック運送業者以外にしかも、トリックスターを気取る某神にハドロン衝突型加速器を暴走させる暴挙で殺された中年主人公は、いきなり賽の河原で石積みをする子供達をなぶる小鬼達を異形に変化しながら駆逐する謎要素満載の存在…地獄の獄卒、牛頭にまで手を
焼かせる。そんな主人公にお兄ちゃんと寄り添うのは猫耳娘ではなくただの猫?自身の正体に気付かず、冥界を彷徨う。どうやら、異世界のモンスターは大体、マブダチの彼は、いったい何者?人間に転生し過ぎた彼に前々世以上の記憶は薄い!?周りは、彼の名前を様々な名で呼ぶが納得できない?そんななか、「名もなき神々の王」を名乗る至高存在から「我たちの『虚ろ』を始末して欲しい」、「望みは何でも叶えよう」という条件のもと新たな異世界“へレナス”へ人として転生の度に身につけた能力と東の神仙、大妖怪、ヤバい奴らと「神殺し」に向かう!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:31:21
2050422文字
会話率:17%
少年は旅に出た。
フリッツは、気弱な性格と額の広さが気になる年頃の剣士見習い。突如現れた少女によって、彼の穏やかな日常は終わりを迎える。失踪した兄を追う先にちらつく謎の組織。そして南北大陸に危機が忍び寄っていた。
未熟な剣士、勝気な弓使い、
皮肉屋魔法使い、おっとり治癒師たちが繰り広げる旅路。
成長、屈折、その先の変化。経験と苦悩の先に、彼らが導き出す答えとは。
少年少女の冒険ファンタジー。
タイトルに(※)がついている話は、文章よりも拙い絵がありますので、苦手な方はお手数ですが挿絵機能オフをお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 18:15:48
2002882文字
会話率:37%