ある大きな島に、人を疑うことのない、純粋でやさしいきこりが住んでいました。
きこりは自分が伐りたいと思う木しか伐りませんでした。
ある日、きこりは不思議な木と出会います。
木を伐る代わりに、この世の味とは思えないほど、おいしい木の実をも
らいます。
村へ帰ると、村中の人々が、その木の実に夢中になってしまいました。
木の実を得ようとする村人達のエゴと、自然との調和の中に生きようとするきこりと、そして、生命の再生をテーマとして書きました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-17 18:55:59
10880文字
会話率:10%