吐息が冷え切った大気と触れて、口元で白く煙る。
毎朝散歩に来る早起き老人も出発準備の最中だろう。
アタシはフランス発祥の球技「ペタンク」用のボール(ブールと呼ばれる、金属製だ)が入ったバッグを片手に、日課の朝練へ近所の公園へ向かった……
最終更新:2021-12-04 09:58:23
1000文字
会話率:45%
重度のアレルギー体質を持って生まれ、一般的な普通を諦めた少年、黒木想。
その全身は頭部から指先まで全てが布地で覆われ、目元はどす黒いゴーグル、頭部を覆う布地の中では口元と耳元も防護マスクのような素材で厳重に蓋がされていた。
中学校の卒業式
を二日後に控える夜。
想は、父親から『本当の体質』を知らされる。
全身を嘘で覆い尽くしてまで封じ込める必要のあった真実。
その日から、少年を取り囲む環境は、歪曲を始めた。
※シリアスな展開を思わせつつ、基本的にはボケ飽和状態のコメディーものです。
※血が流れることもありますが、ほぼ鼻血です。
※ジコセキニンヒーローの続編となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-24 21:44:50
220716文字
会話率:40%
現在高校二年生の俺。
名前は山吹シンジ。
俺はいつものようにぼっち飯スポットへと向かった。屋上だ。
その屋上で。
俺は自作のお弁当を落とした。
ガジャーン!
嫌な音がして、フェンス脇にいて、足をかけ、
今にもその先へと向かおうとして
た金髪ギャルが、驚いてこちらを見た。
「なによ?邪魔しようっての?」
「いや、そーゆーわけじゃなくて、、
ちょっと驚いたってゆーか...フェンスもしかして越えようとしてた?」
俺は慌ててお弁当を拾う。
多分中身、ぐちゃってなっちゃったと思う。
「うん。何か文句でもあんの?」
「何か訳がありそうだけど。
俺で良かったら相談に乗るけど」
「簡単に言うと。両親が離婚するんだけどさ。
ダブル不倫が原因でさー。別れた後に私を引き取る、引き取らないで大揉めしてんの。でさー、要らないって言われての。
父親にも母親にもさ」
「連れ子がいると、色々と弊害が生じるわけで」
「だから。邪魔がられてる自分の存在、消そうと思って」
金髪ギャルの林さんは。口元
笑ってるが目は笑ってなかった。
綺麗な顔だが、めちゃくちゃ歪んでた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-30 16:37:19
6842文字
会話率:30%
幼馴染みへの初恋をこじらせ口元ホクロ沼にはまった夏海。
幼い頃の幼馴染みとの約束から、いつか迎えに来てくれるかもという淡い期待と、来るわけがないという気持ちの間で揺れる。
そんな夏海の前に現れたのは……
鳴田るなさんの純愛短編企画に参加作
品です
※アルファポリス、エブリスタにも掲載しています
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 08:00:00
4319文字
会話率:38%
俺の彼女は双子だ。口元で見分けられている双子の彼女。
そしてマスクが日常になったある日、俺は試されることになる。
最終更新:2021-05-09 22:08:09
1715文字
会話率:41%
櫛之汲の連載作品です。
本編はローファンタジー。
第一章は、ノンフィクションです。
設定や草案、とりあえず思いついたこと、創作過程の活動記録もメタに投稿します。本連載は、多数のジャンルで構成されます。
櫛之汲ならびに私個人は生まれてこの方国
外に出たことない日本人です。そのため、英語は演出です。
bless you . take it easy.
bless your safety.
という大きなテーマがあります。
櫛之汲は、すべての読者様が、危険なことや無理をなさらないことでセーフティであること、神様や神々のご利益やご加護をと祈っています。
櫛之汲ならびに私個人の信条と信念と主義は面会通話せず、です。面会も通話も行わないという意味です。今後、令和3年5月初旬のうちに、NOVEL DAYとカクヨムに重複投稿を予定中。
人工知能や情報の非対称もテーマです。ネガティブな面も表現します。
日向性というものをポジティブな言葉もテーマにします。
児童文学というジャンルなかの考え方です。物語ストーリーが日向に向かうような性質というような意味です。
タイトルの意味は、私は、鏡の前で自らの唇を引き結ぶという意味です。思い詰めていたり、口籠もるという意味になったり、気分よく鏡の前で自身の顔をみていたり、今後の連載の節々でシーンごとにさまざまな情景が読者の想像に浮かぶようにとの創意工夫を凝らした作品にしたいとの思いでタイトルをつけました。ちなみにキスをするという意味ではありません。待ち合わせの準備をしているという意味でもありません。きゅっとというのは、顔を洗うための水を出す擬音くらいの気持ちでプリムワンズとつけました。きゅっと唇を引き結ぶ理由は、恋愛の様子から、という意図は全くありませんが、キャラクターが1日のはじまりを意識して、活発な様子を想像するのもありだなと思っています。または今日も私ってかわいい、ウインク。みたいなキャラクターの乙女な情景も需要がありそうかな、(作者は気を抜くとすぐにあざとくてうざいキャラクターを表現したくなってしまいます。)しかし、どちらかというと、何かに集中したときに癖で口元に力がこもるみたいなキャラクターの雰囲気が本編ローファンタジーのシーンごとにプリムワンズな様子、心情や仕草や情景を意識して創作する、そんな方向で書いていきたいと思います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-02 21:00:20
39857文字
会話率:2%
「葬った人は、きっとあなたのことが大好きだったんでしょうね」
彼岸花が咲き乱れる、半径200メートルほどのちっぽけな離島。なだらかな丘の上に、一つだけ置かれたガラスの棺。中には防腐処理され、眠っているようにしか見えない美しい金髪の女性が横た
わっている。口元にはほのかな笑みを浮かべて、背中には天使のような大きな翼が付けられていた。ーーー本文中より抜粋。
死んだ先の未来が当たり前にある世界、面白そうだなーと書きました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-14 17:08:34
3333文字
会話率:73%
『加護』を扱う学校に入学する前から、人前では口元をスカーフで隠していた主人公のデナータ・セーメマ男爵令嬢が『加護』を扱う学校の卒業パーティーで皇太子殿下から婚約破棄された!!
しかし、婚約破棄された男爵令嬢はとある理由で仕方なく、皇太子殿下
の婚約者になったのだが、皇太子殿下はそれを知っていそうに無い!!
その上、首元を隠していたせいでデナータは学園で『口なし姫』と馬鹿にされていて、誰も助けてくれそうに無い!!
そんな状況で、デナータはどうなるのか!!
連載中の別作品からお読み頂いている方、こちらの作品もお読み下さり、ありがとうございます。
逆にこの作品が初めての方、こんにちはロシキです。
この作品は思いつきの走り書き適度の物なので、誤字などがありましたら、ご報告下さるとありがたいです。
また、私の別作品『国と勇者達に捨てられたカードマスターと大罪級に怠惰な娘から始まる絶対者討伐!!』も絶賛連載中ですので、こちらも読んで頂けると幸いです。
URLはこちらになりますので、興味がお有りの方は是非お読みください。https://ncode.syosetu.com/n1026gb/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-13 17:33:43
11602文字
会話率:18%
大陸最強の名声を欲しいままにした、歴代最悪の黒魔導士レイア・フォールン。
あらゆる魔法に精通し、魔獣すらも従わせる彼の悪名はとどまることを知らず、遥か海を超え大陸の外にまで轟いていた。
当然、そんな彼を野放しにしていいはずがない。大陸
中の名のある大国が精鋭を集め、彼の討伐に奮起したのだ。その中には数千年の時を生きる賢者や、人智を超えた大精霊、誇り高き獣人の王までもが重い腰を上げた。
しかし、彼を止められる者は、誰一人としていなかった。
いかに優れた魔法でも彼を傷つけることはできず、いかに堅牢な封印でも彼を縛ることは叶わず、いかに研ぎ澄まされた牙でも彼を敗ることなく無残に散った。
時を巻き戻し、死すらも回避するおぞましき魔法。
《暴君の帰還(リザレクション)》
それが彼を最強たらしめる、彼だけの魔法であった。
のちに不滅の魔導士と呼ばれる彼は、悠久の時間を持て余した末、大陸最古の魔法を求め迷宮の最奥を目指す。
彼は己を阻む全ての障害を蹴散らし、瞬く間に最下層へと辿り着く。
そこで彼を待ち受けていたのは、なんともみすぼらしい一人の少女だった。
強者との戦いを望むレイアは、淡い期待を裏切られ、がっくりと肩を落として嘆いた。
馬鹿らしくなり少女ごと迷宮をぶっ壊そうと力任せに魔法を放つが、次の瞬間、レイアは迷宮の外にある湖畔で目が覚めた。
我に返ったレイアは湖に映った自身を見て驚愕する。
そこには先程のみすぼらしい少女と同じ年頃にしか見えない、目つきの悪いガキの姿があった。
それはレイアの魔法が発動したということ、つまり、時間が巻き戻ったことを示していた。
「……あのクソガキ、俺を殺しやがったのか?」
吐き捨てるような言葉とは裏腹に、レイアの口元が隠しきれぬ高揚感でだらしなく歪む。
不敗を重ねて数百年、とうに忘れかけていた敗北の味が、じわりと何かに火をつけた。
ーーかくして、不滅の物語は幕を開ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-26 01:06:35
1587文字
会話率:34%
タニアは、婚約者の心を毎回美しいノエルに奪われるせいで、何度も婚約が破談になっていた。ノエルにのぼせあがる婚約者の姿を目撃して凍りつくタニアの様子に、勝ち誇ったような笑みをその口元に浮かべるノエル。
けれど、そんなノエルにはある思惑があった
。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-23 15:41:06
2837文字
会話率:28%
彼はいつも僕を見て笑っていた。あの粘つくような嫌味な口元を曲げて。
最終更新:2020-12-14 11:12:23
2625文字
会話率:23%
「よぅ、来たなも」
突然掛けられた声に視線を上げれば、優しそうな雰囲気のお爺さんがいた。皺の深い笑みと、頭頂部に申し訳なさげに残った白髪。口元には仙人を思わせる長い髭。白っぽいローブのような衣装に、やたらとゴツゴツして節くれだった杖。風貌
に反するような力強い目つきから、ただのご老人ではなさそうだ。
初投稿。
私の考えたラノベっぽい物語(導入編のみ)です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-24 23:25:25
3114文字
会話率:61%
狼のミノーラは、狩りの途中に家族を謎の男に襲われ、自身も意識を失ってしまう。
目が覚めると檻にとらわれていた彼女は、自身が人と会話できることに困惑しつつも、サーナと名乗る天才技鉱士によって、一人の男に引き合わせられた。
その男は口元に珍妙な
金具を付けられていて、おまけに話が出来ない。
「君にはこの男とチームを組んで、とある男を探してもらいたいんだ。」
そんなサーナとの取引をきっかけに、ミノーラはカリオスと共に世界を旅することになる。
とある男の正体とサーナの企み。旅の中で解き明かされていく数々の真相を知った時、ミノーラは何を願い、カリオスは何を決断するのか。
これは、彼女が一つの答えを導き出し、選び取るまでの物語。
出来る限り毎日更新目指します!(2019/12/21記)
週に1日程度、お休みします。(2020/5/27記)
※休む場合は活動報告にて報告します!
「カクヨム」「アルファポリス」様にて投稿をしています。
※URLです⇒ https://kakuyomu.jp/works/1177354054885257848
※ペンネーム、作品名共に同一です。
※投稿開始日の関係上、「カクヨム」様の方が話数が進んでいます。
⇒2020/5/5に「カクヨム」様の最新151話に追い付きました。
(現在は最新話の同日更新を実施しています。)
⇒2020/11/18完結済折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-18 20:39:47
734001文字
会話率:30%
私の存在は、一体どこに存在しているのだろうか?
皆さんは、輪廻転生を信じますか?
突如、攻撃を仕掛けてきた魔軍の奇襲による攻撃‥‥‥。禍々しく天界の空に輝いているのは、魔軍が展開している魔法の魔法円。緊急事態を知らせるラッパや鐘が
騒々しくなる中でニヤリと口元を歪ませ、後ろ腰に吊っているある剣を抜くいかにも冒険者という印象を見受けられる一人の天使と、その天使からワンテンポ遅く腰に差している刀を抜く紺色の袴に紋付と羽織を羽織っている天使。
羽すら生えていない2人の天使は、冒険者の様な天使が大きな魔法円を出現させると同時に、その場にあふれかえっていた魔軍たちに切りかかった。
多くの犠牲を払い、多大なダメージを負った天界は戦力補充の為に、ただ一人、悪魔軍との戦いで満身創痍になりながらも最後まで刀を振るい魔軍を退けた天使に任を与えた。
--貴様は『第五級三等天使』で在るが、その戦いぶりは『第一級一等天使』にも引けを取らない--
--さぁ、『約束ノ地』に行き任務を遂行せよ--
大小二振の刀を差した天使は目を瞑り、自身の目の前で連れていかれた天使を思い浮かべた。
この物語は、数え切れないほどの輪廻転生や憑依を繰り返し、多くの知識と技術を得た1人の天使が神様に成り上がるまでの奮闘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 01:00:00
67999文字
会話率:26%
魔王は待っていた。
数百年に1人生まれてくる勇者の存在を。
魔王は別に世界征服に興味があるわけでもない。
現在ある魔王の国家を大きくしようと人間の国
を攻めるつもりもない。
特にすることもなく玉座に座っているがなにか強い野心があるわけで
もない。
しようとすれば世界征服も出来るかもしれない。
けれど、そうすることにより人の国家にごくまれに現れる勇者は二度と生まれなくなるだろう。
魔王の支配する世界として世界は彼にとって退屈な物になってしまうだろう。
魔王は勇者と戦うのが好きなのだ。
勇者が仲間を引き連れこの玉座の前に現れたとき、ただならぬ興奮が生まれるのだ。
今まで幾度と無く勇者は現れた。
その戦いで一度たりとも負けたことはなかった。
ギリギリの戦いは何度かはあったが、それでもすべての勇者に勝利してきた。
その戦い一つ一つが魔王にとって至福の時間であったのは言うまでもない。
早く勇者と死闘を行いたい。
負けるつもりはもちろん無い。
血の湧き上がるような戦い
命のギリギリの駆け引き
想像するだけで魔王の口元が少しにやけている。
29年前、魔王は勇者が生まれたのを感じた。
200年ぶりの勇者の誕生にその夜は興奮し、眠ることすら出来なかった。
またあの死闘が行える。
それから毎日、玉座にて、勇者が現れるのをまった。
だが、29年たった今もまだ勇者は現れることはない。
「なにをしている・・・」
今までの勇者でこんなに時間がかかる勇者はいなかった。
早いものなど10年くらいでこの玉座の前に現れた。
勇者の気配は未だ健在だ。
どこかで死んでしまったわけでもない。
生まれた土地から移動している様子もない。
「なにをしている・・・」
早く死闘を繰り広げたい魔王は苛立ちを覚えた。
魔王はふと、何かを思いついたような顔をした。
すると魔王は玉座から立ち上がり、何度も勇者と戦いを繰り広げたこの広い部屋を後にする。
その姿は闇に包まれ、その闇の中から1人の人間の男が現れる。
その男は歩き続ける。
やがて、その男は魔王の城を出ると、勇者の気配のする方角へと歩き出した。
今、痺れを切らした魔王が動き出したのだ。
人の姿となり、勇者の元へ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-01 04:59:46
25659文字
会話率:16%
久しぶりに日比谷線に乗った。乗った途端に異臭が鼻をつく。温泉でよくあるような、硫黄の臭いだ。何故電車の中で硫黄の臭いがするのかわからない。それもかなり強い。
臭いの元をなんとなく探しながら周囲を見回すと、空席があった。疲れてはいなかった
が、腰を下ろす。そうして、乗客たちの観察を始めた。いつもの暇つぶしで、スマホばかり眺めているのより随分面白い。
口元を隠して熱心に話し込む年配の女性や、じっと広告を見つめている男性、それになんだか嬉しそうにニヤニヤと笑いながらスマホを見つめている若者――電車の中には、本当に色々な人がいる。
そのうちに、いつの間にか目の前の座席に座った女性に眼がとまった。三十代後半くらいだろうか、ぬらりと長い首をしていて、何が目を引くかというと、丸く見開かれてそれでいて虚ろな目をしている。目の下にはどす黒い隈ができていて、年の割に深い皺がある。とにかく目が目立つのだが、それでいてひどく虚ろな目をしている。
疲れ切った雰囲気はもとより、生きているのか怪しく思えるような生気のなさだった。そんな具合で、彼女は目を見開いたまま、まるで死後硬直でもしたように微動だにしない。目を虚ろに見開いたまま、じいっと同じ方向を見つめている。その先を確認する勇気はなかった。もし彼女がこの世のものではないものを見つめていたら、それがもし自分にも見えたら、それから自分はどうすればいいのかわからない。自分は、一体どうなってしまうのか。
引き剥がすように目をそらしても、目を瞑るごとに彼女の首はぬうと長く伸びて、目はぎょろりとして大きくなっていく。それはどんどん拡張していって、まるで魚眼レンズで眺めているように奇妙に変形して見える。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-10 16:00:00
1491文字
会話率:0%
東条朝陽が生まれてから十二年の間を過ごしてきた、『八雲町』にはなにもない。
かろうじてコンビニはあるが、全国チェーンの牛丼屋や中華料理屋、イタリアンレストランはない。
目立ったお祭りもなければ、郷土愛すらもない。
あるものと言えば、全国展開
されている総合スーパーとシャッター商店街手前の寂れた商店街だけだ。
田舎と呼ぶには本物の田舎には失礼ではあるものの、『街』とは決して呼べない場所だ。
それでも、この町には西野日奈がいる。
名前の通り、お日様みたいな笑顔がかわいい、初恋の女の子がいる。
それだけで、朝陽にとってこの町は特別な町だった。
そんな初恋の女の子がいるだけのなにもない町で、朝陽と日奈は一人の女に出会った。
女は二人に訪ねる。
『わたし、きれい?』
日奈は答えてしまった。
そして、女は嗤った。
『これでも……?』
口元まで大きく裂けた不気味な笑みを浮かべて。
────口裂け女が、立っていた。
※こちらの作品は『カクヨム』にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-02 07:00:00
43301文字
会話率:28%
必要人数
ボケ 1人
ツッコミ 1人
必要小道具
・プロレス用のマスク、口元が開いているもの 1枚
最終更新:2020-07-29 08:15:44
1118文字
会話率:100%
【10分間で読めるホラー】
ホラーと言うか、厳密には「世にも奇妙な物語」や「トワイライトゾーン」な感覚でお読みいただければ良いかと思います。
☆あらすじ
生まれつき前歯の生えなかった青年は、それを隠すために口元を手で覆い、人を避けて生きて
きた。
そのせいか、いつしか全く笑うことが出来なくなってしまう。
そんなある日、自分の体に起きた異変が、奇妙な出来事を引き起こす───
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-03 18:29:43
4947文字
会話率:12%
天津暦(あまつこよみ)は1年前パンデミックが起きて人口の60%が亡くなってしまった世界で生きていた
みんな外出をする時はハンカチで口元を覆い、ゴーグルで目を隠している
売り物だって政府が完全に支配して自由な経済活動なんてない
食べ物も配給制
で、尿なんか肥料として回収している
そんな、ギリギリの世界だ
それでも幼馴染の浦木千里(うらきちさと)や妹の天津史(あまつふみ)と仲良く、悲観的にならずに暮らしていた
でも、それは簡単に壊れてしまう関係だったんだ
病気なんかじゃなくて、人の手によって……
小説家になろう、カクヨム、アルファポリスにて連載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-02 12:18:37
216754文字
会話率:34%