私の存在は、一体どこに存在しているのだろうか?
皆さんは、輪廻転生を信じますか?
突如、攻撃を仕掛けてきた魔軍の奇襲による攻撃‥‥‥。禍々しく天界の空に輝いているのは、魔軍が展開している魔法の魔法円。緊急事態を知らせるラッパや鐘が
騒々しくなる中でニヤリと口元を歪ませ、後ろ腰に吊っているある剣を抜くいかにも冒険者という印象を見受けられる一人の天使と、その天使からワンテンポ遅く腰に差している刀を抜く紺色の袴に紋付と羽織を羽織っている天使。
羽すら生えていない2人の天使は、冒険者の様な天使が大きな魔法円を出現させると同時に、その場にあふれかえっていた魔軍たちに切りかかった。
多くの犠牲を払い、多大なダメージを負った天界は戦力補充の為に、ただ一人、悪魔軍との戦いで満身創痍になりながらも最後まで刀を振るい魔軍を退けた天使に任を与えた。
--貴様は『第五級三等天使』で在るが、その戦いぶりは『第一級一等天使』にも引けを取らない--
--さぁ、『約束ノ地』に行き任務を遂行せよ--
大小二振の刀を差した天使は目を瞑り、自身の目の前で連れていかれた天使を思い浮かべた。
この物語は、数え切れないほどの輪廻転生や憑依を繰り返し、多くの知識と技術を得た1人の天使が神様に成り上がるまでの奮闘の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-03 01:00:00
67999文字
会話率:26%