20xx年、中華人民共和国に侵攻侵略された日本は、天才科学者天野裕治の開発した対ミサイル衛星群『アマテラス』と、人に超人的進化をもたらす『スサノオゲノム』により独立を果たす。
以後その2つの発明の恩恵により圧倒的武力と豊かな生活を得た日
本だが、テロ組織、反政府組織の活動に悩まされていた。
スサノオゲノムで超人的力を得た人々は『ブレイズ』と呼ばれ、街中でも武器の携帯を許可されている。それは、刀、槍、棍棒、と多岐にわたる。
主人公神代柊は武器を持たず、素手のみの徒手格闘で日本のトップクラスの実力を誇る集団、特異部隊に所属していた。
日本転覆を狙う組織と戦いながら、神代柊は真実に近づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 19:00:00
28986文字
会話率:49%
SWIFTからロシアを排除しても、もう一つの国際決済システムのCIPSがあって
こちらは人民元の国際銀行間決済システムでロシアの銀行はもちろん、日本の銀行も入ってます。
中露はずいぶん前からドルの保有量を減らしていましたから、
これを機にド
ルシステムからの脱却を早めることになりそうです。
金本位制へ向かうとも噂されてます。
世界のそれぞれの地域でそれぞれの連合があらたに創られる契機になるかも。
マスメディアの目くらましから逃れてのんびり生きたいものです。
ロシアからEUへの原油ガス輸出はかえって増加しています。
日本も雨公の圧力やへんな世論に惑わされないで国益第一で考えるべし。
(おなじようなのツイッターに投稿)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-13 04:36:56
1362文字
会話率:97%
「北の列島」は美しい自然に恵まれた豊かな島々で、かつて一億人以上の人々が住み、
高度な文化を持つ世界有数の経済大国「日本国」だった。
その「日本国」の状況は十年程前に一変した。領海に侵入してきたP国漁船との小さな
争いが、あっという間
に全面戦争へと拡大し、P国の核ミサイルが、自衛隊基地と太平洋
沿岸の都市部に向けて発射された。自衛隊は壊滅し、都市部は数千万人の死傷者を出す惨
憺たる状況となった。在日米軍基地に被害はなく、米国はP国との核戦争を回避する選択
をした。さらに、P国軍は日本海沿岸に侵攻し、日本住民を一方的に殺戮し始めた。国連
安保理が一致した対応を取れない中、「日本国」の地獄の様な惨状が続いた。
そして二か月が過ぎようとした時、東アジアの大国であるC国が大規模な停戦監視団と
軍隊を日本に送り込み、本州地域の日本住民を保護するという名目で、事実上の占領統治
を開始した。そして一年後、C国は、米国との合意のもと、新たな自治政府「東海人民共
和国」を発足させ、本州・四国を実効支配する事となった。
あれから九年の時が過ぎたが、沖縄は今も本土から来た多くの日本人難民で溢れている。
そんな中、沖縄の青年ワタルは、テレビで「離島への冒険参加者募集」の書き込みを見つ
けて応募する。そして三か月の訓練の後、十一名の「レキオス部隊」の一員として参加し、
「北の列島」へ向かう事になる。
レキオス部隊を乗せたレキオス号は、五月に沖縄中部の辺野古港を出発し、黒潮に乗っ
て北上し、まず四国沖でC国軍のドローンと接触し、方向転換して次に本州和歌山へ上陸
した。その地で、ある隊員の裏切りにより、三人の隊員を失ったレキオス部隊は、伊豆諸
島の八丈島へと撤退した。
隊員達は衝撃を受けたが、「C国に囚われている女性芸能人を救出する」という計画の
もとに再結集し、八丈島の八重根港を出港し、再び本州の米軍横須賀基地方面に上陸する。
本作品は「カクヨム」にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-06 12:19:03
100681文字
会話率:29%
五輪のご臨終……昨今の五輪にまつわる様々な風聞を元にした、ショートストーリー
無論、コメディのつもりです。他意はありません……が、ちょっとした未来予想図です。
20XX年、ついに初の2都市同時開催となる夏季五輪が上海とラスベガスで開催さ
れる。しかしその開催はIOCと、IOCから独立した新協会UPDOCによる、2都市分離開催であった。発端は2022年に開催された北京冬季五輪。様々な疑惑や疑念が提示された五輪終了後、中国政府とロシア政府はIOCからの分離独立を宣言。新たに「凡人民民主的奥林匹克委員会(UPDOC)」を立ち上げ、IOCと招致合戦に臨む。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-16 17:43:47
3055文字
会話率:24%
榊 明人 24歳
彼の父は、旧日本軍の者として、ベトナム独立運動に参加し
その後も国家創設に深くかかわっていた。
そんな父を持つ榊も、これまでにベトナム戦争を経験し、
成人する頃には、武器の扱いや戦術に長けた立派な軍人に
成長していた。
しかし反戦民意の中、急遽アメリカは撤退し、そのために多数の最新兵器や武器が
鹵獲され、未だ練度の高いベトナム兵に、中国軍は大いに苦戦することになる。
ハノイに向かって進軍する人民解放軍に対して、撤退戦を挑む榊は、
真の実力を持った裏部隊"銀錫" に壊滅に追い込まれる。ただ一人
生き残った榊と、それを支援する通信兵"月(ッヤアン)"との邂逅は
榊に新たなる境地をもたらす
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-30 03:57:30
1070文字
会話率:0%
その国は、『恐怖国家』と呼ばれた――
大陸中央部に位置する共和制国家・リメイニア人民社会共和国は、世界から孤立し困窮を極めていた。採算を度外視した無茶な改革や人民主義に基づいた農地整理などによって貿易を封じられていた共和国経済は破綻。国
家滅亡を防ぐために政府は配給制と徹底した国民監視を基礎とする超管理国家体制を構築した。
時の指導者が作り上げた子どもたちによる秘密警察『人民保衛隊』に所属する隊員であったロンド・ハルメンス准尉は警備していた施設で起きた事件をきっかけとして、人体実験によって吸血鬼と化した謎の少女、セプテと出会う。彼女の身柄を狙う人民保衛隊・共和国国防軍・外国諜報機関から追われる立場となったロンドは、重大な決断に迫られる。そしてその決断は、滅亡の危機にあった共和国の命運を左右するようになっていく――
これは、武器を執り戦うことを運命づけられた少年少女が、自らの運命を決める物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-17 08:00:00
28243文字
会話率:65%
高齢化社会が深刻化し、65歳以上人口が勤労者人口を上回った20××年。日本国大統領の諮問機関である『高齢化問題特別対策検討委員会』で打ち出した答申は、禁断の果実「出入国管理法の改正へ向けての検討」であった。
法の改正により、難民申請を行
っていた台湾の人々(中国人民解放軍が内乱鎮圧を名目に台湾に侵攻し、台湾に住む『非中国人』を虐殺。これを逃れるための脱出である)を「日本の働き手」として優先的に「永住権」を与えた。・・・その数約100万人。
この受入れによって、福祉・年金対策及び伸張する中国との国際問題まで一挙に解決せしめようとする政府に対し、国内における人権や様々な軋轢に苦しむ入国者たち、果てはこのことが発端となり、この国が危機的局面を迎えるにあたって、厳然として内在しているが殆ど意識することのない『この国の宗教』の存在が浮き彫りとなっていく・・・
「この国とは?」・・・主人公である入国管理局官僚友田潤一郎を中心に、この国に我々日本人が「今」直面している避けては通れない難局に対し、どのように考え、どのように行動していくべきかを問う問題作!!
【政府の組織】
・大統領官房
・大統領法制局
・大統領府→宮内庁
→公正取引委員会
→国家公安委員会、警察庁
→総務庁
→消防庁
・防衛総省
・法務省
・外務省
・財務省
・金融省
・文部科学省
・厚生労働省→社会保険庁
・農林水産省
・経済産業省
・国土交通省→海上保安庁
・環境省折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-21 16:36:19
10713文字
会話率:40%
クリスマスが近くなると街中で「赤旗の歌」が流れ出すよね。「赤旗の歌」は世界中で最もよく知られている労働歌・革命歌の一つだよ! Wikipediaによると、「英国労働党では準党歌に、北アイルランド社民労働党およびアイルランド労働党では党歌に
定められてい」て、「いずれの党でも、全国大会の閉会式で歌われる」し、「朝鮮人民軍(北朝鮮軍)の軍歌としても知られ」てるんだって! そんな歌がイオンモールでもBGMとして普通に流れてるんだから、日本って本当にスゴいよね! 注:この作品は「酒井徹の網絡日記」にも掲載しています。
https://imadegawa.exblog.jp/32514135/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-07 00:48:10
455文字
会話率:0%
異能(ジギル): 特定の人民に発言する特別な力。異能の使用には苦痛を伴う。また異能を持たない者には能力者のオーラなどを認識できない。
最終更新:2021-11-29 01:10:29
2666文字
会話率:19%
異能(ジギル): 特定の人民に発言する特別な力。異能の使用には苦痛を伴う。また異能を持たない者には能力者のオーラなどを認識できない。
最終更新:2021-11-29 01:09:49
3166文字
会話率:15%
異能(ジギル): 特定の人民に発言する特別な力。異能の使用には苦痛を伴う。また異能を持たない者には能力者のオーラなどを認識できない。
最終更新:2021-11-29 01:08:31
3043文字
会話率:20%
エリスは10億人が住む大国であるが、貧困に苦しんでいた。そこに漬け込んで出現したエリス共産党は農民を率いた革命戦争を経て執政党となり、青年革命家ティルス・リークスはやがて独裁者として、赤い皇帝として原子爆弾を一手に握り、一億人を死に追いやる
。悪虐非道な共産主義に翻弄された指導者と人民の歴史を描いた、一大歴史絵巻がここに開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-17 18:29:17
1236文字
会話率:0%
緊張する台湾情勢の架空未来
最終更新:2021-11-08 06:43:51
1020文字
会話率:0%
建国50周年を迎えるパルラメンスカヤ人民共和国の首都アリーグラード。
パルラメンスカヤ人民共和国の前身国家であったブラミア帝国の“英雄”として語り継がれている【ユルゲン・クリーガー】の孫クララ・クリーガーとその親友イリーナ・ガラバルスコ
ワは50年前の“人民革命”と、その前後に起こった“チューリン事件”、“ソローキン反乱”について調べていた。
書物で伝わるこれらの歴史には矛盾点と謎が多いと感じていたからだ。
そこで、クララとイリーナは当時を知る人物達に話を聞き謎を解明していくことに決めた。まだ首都で存命のユルゲンの弟子であったオレガ・ジベリゴワ。ブラウグルン共和国では同じく弟子であったオットー・クラクスとソフィア・タウゼントシュタインに会い、彼女達の証言を聞いていく。
一方、ユルゲン・クリーガーが生まれ育ったブラウグルン共和国では、彼は“裏切り者”として歴史的評価は悪かった。しかし、ブラウグルン・ツワィトング紙の若き記者ブリュンヒルデ・ヴィルトはその評価に疑問を抱き、クリーガーの再評価をしようと考えて調べていた。
同じ目的を持つクララ、イリーナ、ブリュンヒルデが出会い、三人は協力して多くの証言者や証拠から、いくつもの謎を次々と解明していく。
そして、最後に三人はクリーガーと傭兵部隊で一緒だったヴィット王国のアグネッタ・ヴィクストレームに出会い、彼女の口から驚愕の事実を知る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-04 23:59:07
126249文字
会話率:14%
人類が地上では生活できなくなった未来。
人類は地底の強固なシェルターへと逃げ、僅かな数だけが生き延びた。
生き残った人類は絶望の中から希望を掴み取り、地上より文明が発達した世界を構築していく。
時は流れ、閉鎖された空間は一つの大きな国と
して、人民はその中で穏健に過ごしている。
ある少年、斗桝(とます)カイリは生き残った人類の中で「地上に出たがる」望みを持った稀有な少年である。
彼は平穏な日常からとあることが切っ掛けとなり、妙な縁に巻き込まれ、徐々にその閉鎖された国の謎を紐解いていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 21:00:00
77981文字
会話率:47%
1960年。
ソ連のカリヤ鉱山で淡緑色に輝く謎の球体が発見された。国際的な協議の結果、謎の球体『スフェーリャ』とそこから採れる未知のエネルギー『エーテル』の研究が始まる。
1965年。
突如スフェーリャで『深刻な爆発事故』が発生。同時に世
界の約1%の人類に特殊な『能力』が発現した。世界は一時大混乱に陥ったものの、大国はそれらを上手く扱い冷戦が加速。科学技術は予想をはるかに凌ぐスピードで進歩した。
1985年。
冷戦の舞台の1国である日本皇国に、1人の諜報員がいた。彼は日本人民共和国への諜報に何とか成功したが、逃げ込んだ先の路地裏で見知らぬ少女に気絶させられる。
そして別の路地裏で目を覚まし、知らず知らずに世界を超えた物語へ巻き込まれた。
・これは「AGENT-エージェント-」(処女作)の改稿版です。
・yuyu(執筆、ストーリー設定)とネッ友のSTYY(キャラ創作、ストーリー設定)と一緒に書いています。著作権はyuyuのみ帰属しています。
・伏線回収が遅いです。気長に読みたい人向けです。
・一部のキャラクターに関するサイドストーリーの執筆を計画中。
・ノベルアップ+、カクヨムでも投稿中。
・この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません。
★最高成績★(ノベルアップ+)
・日間ジャンル別 5位
・日間総合 36位
★投稿時間★(ブクマしてお待ちください)
・2021/02/03 08:00折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 15:00:00
195205文字
会話率:38%
2024年、日本は生物兵器「ミスト」を国内に散布し、首相及び大臣らの暗殺を図ろうとした同時多発テロ事件を受け、公安警察の強化を行った。内閣府に設立された〈国家特別公安局〉は日本の防諜・諜報機関としての役目も担う組織であるが、その中に存在し
ないはずの課「零課」が存在した。国家最高機密の特務機関である「零課」は遥か昔、帝を支えていた穢れ多き近衛部隊《八咫烏》に起源を持ち、国内外を問わず要人暗殺、潜入工作、必要ならば自国民の抹殺任務すら遂行する国の何でも屋、超法規的組織であった。
2050年現在。零課を率いる隊長〈伊波 零(イナミ・レイ)〉は中華人民連合国の特務機関「第505機関」と裏で繋がりを持っていた国防陸軍少将をティルトローター機内から5000メートルという超長距離狙撃により暗殺。そして、国内に残る第505機関のスパイを排除するために零課が動き出す。しかし、目標としていた中華連のスパイは正体不明の武装グループによって先に暗殺されてしまい、零とその部下らは武装グループのメンバーを捕らえることに成功する。彼らは世界最大の犯罪シンジケート「ブラックレインボー」の構成員であった。島国日本にも「ブラックレインボー」が上陸していたのだ。
零課でも一切の謎に包まれている伊波零(イナミ・レイ)。
そんな彼女の秘められし過去とは?
そして、長年にわたり進められてきた「ブラックレインボー」の恐るべき計画とは……
世界を舞台とする近未来SF×サスペンス系アクション小説。「濡羽色の魔女」シリーズ第一作。
第一作「濡羽色の魔女」完結済
第二作「濡羽色の魔女 イズニティ紛争」完結済
※リンクフリー。無断転載及び無断複製の禁止。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-03 01:54:46
206431文字
会話率:47%
ローランド一族は王国の政治競争で負けた、この荒蕪野蛮の土地に流刑されていたも五百年以上過ぎた。先祖は篳路藍縷。エルフと海民の脅かすで苦難を乗り越える、後人に‘共存’という道を開くた。その上伝承の聖火リレーは、エーデ•ローランドの手に手渡した
。
先代の失敗を経歴した後、全ての人はローランドの未来について沈む茫然としている、誰一人が引率してローランドをどこまで連れていく、現代社会の知識を持つ、エーデまたしてもいったい自分の人民のため一つ新しさの道を模索できるか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-26 03:27:23
41431文字
会話率:56%
皇国護衛隊航空部隊の中尉である漆原美空は、敵国ユナイタルステイツ軍魔女部隊との戦闘の中で味方九人を撃墜した。その罰として、司令官から追放の代わりに特攻して名誉の戦死をしろと命令される。しかし、美空は特攻したふりをして皇国の隣国のテンシャン人
民共和国に逃れた。そして、そこで出会った少女ワン・シェンリーを助けることになるのだが……。
人助けをしながら世界を旅する中で、美空は幸せを見つけることが出来るのか。
(この作品はカクヨム、アルファポリスにも掲載しています)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 19:00:00
123042文字
会話率:41%
1945年 5月8日。第二次世界大戦 ヨーロッパ戦線集結。
その歓喜の裏には社会と国と人の醜さがこびりついてた。食料困難、人民不足、捕虜管理、国境移動、宗教問題。そしてβ版プリオン伝達感染。
共喰いが地を深紅に染める時代。
戦争が終わっ
てもなお起こる暴力と殺害。
世は惨殺に染められた。
無駄骨と減る人口と増える感染者。
世は感染に染められた。
彼らは言った。
「この世の時代は惨殺汚染時代だ」____と折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-22 00:00:07
24765文字
会話率:31%
悪役令嬢は断罪されて婚約破棄されたのでパーティ会場から逃げ出して革命を起こすことにしました。
最終更新:2021-06-19 17:06:01
4769文字
会話率:38%
◎◎目次をスクロールしますと題名でネタバレしますのでご注意ください。◎◎
私は高校一年生の爆雪めぐみ。どこにでもいる普通の女の子。クラシックバレエとお裁縫が好き。左膝に軽い障害があるのでプロバレリーナになることはあきらめて将来は洋裁学
校へ行ってバレエのお衣装を作る仕事につきたいと思っている。私には母の命と引き換えに自分が生かされているという自覚があるので文句は言わない。優しいボーイフレンドが欲しいと思いつつ膝のことで乱暴な男子に虐められた経験があるので恋には今一歩踏み込めない。でもいつかは素敵な恋をしてみたい。今は町役場勤務の父と地味な二人暮らしだけど、私は人生に夢を持っている。いつか優しい彼と素敵な恋愛結婚をして楽しい家庭を作りたい。そんな平凡な生き方を望んでいた私。でも仲良しの友人 、友永理玖のバレエコンクールの応援に行ったことで大きく私の運命が変わってしまう。理玖はそのコンクールで優勝したがテレビのインタヴューで私もついでに映ってしまった。それがyou tube に転載され、たまたま視聴した人が私に一目惚れしたというのだ。その人は、百年ほど前に東欧から独立した鎖国状態の国家、メイデイドゥイフ王朝社会主義人民共和国のグレイグフ皇太子だという。共和国とは名ばかりの王朝の血を引くものだけが種々の特権を持つ独裁国家の皇太子。もちろんそんな国は誰も知らないし、日本とは当然国交はない。そんな状態なのに、皇太子妃にと望まれてしまう。皇太子の年齢は何と四十歳! ちょっと待って、それ、私のお父さんと同じ歳だよ! 私の意思とは無関係に周りの環境が大きく変化していき、友人始め世間の女性から嫉妬を受けて一時は人間不振になる。が、私の専属通訳になったレイレイ、元皇族で海外生活が長い 春美野筆子の助言を経て、私は日本国籍を捨て、皇太子妃になるべく決心するが、という話。ところが事態は二転三転し、皇太子妃どころか、私は拉致も同然に誘拐されてしまう。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-19 06:00:00
417889文字
会話率:39%