勇者パーティーの一人である、暁の魔女レイシー。
彼女が魔王討伐を終え行き着いた先は、ただの貴族の道具として形ばかりの妻となることだった。
国から命じられるまま、魔族を倒すためだけに生き続けた彼女は何の未練もなく、願いもなく人生を終える、はず
だった。
しかし、婚約者の浮気が発覚し、「愛のない結婚など意味はない」「背も低く、可愛らしさもない肉の付きも悪い女など抱けるものか」と婚約の破棄を叫ばれ、
お節介な勇者のもとちょっとしたやりかえしののち、レイシーはいつの間にか願いを得ていた。
それは自由に生きること。
国一番の魔法使いであるレイシーは、国との関わりを捨て、王都から離れた場所に大きな家を得る。
そして傷つけるばかりであった魔術を人々のために使うことができないか、と考えた末に、お店を開く。
店の名前は何でも屋、『星さがし』
けれど世間知らずの彼女が生み出すものは、規格外のものばかりで……?
自由に生きたいだけのレイシーは、彼女だけにお節介で世話焼きな勇者や、昔の仲間達、村の人々。たくさんの人と、関わっていく。
(本編はあらすじまでたどり着いておりません、6話目で前向きになりますので少々お待ち下さい)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-03-03 11:07:55
474315文字
会話率:47%
「貧乏子爵家出身の貴様ごときが私の婚約者などと、もう我慢ならんっ!貴様との婚約なぞ、今この場で破棄してくれるわ!」
王宮主催の晩餐会の会場で、エスコートもなさらずわたくしを放置していた婚約者様。ようやく姿を見せたと思ったら指を突き付けて声
高にそう宣言されました。
ああ、殿下。
やはりわたくしとの婚約の意味を理解されておられなかったのですね。
まあ、構いませんわ。わたくしも愛のない結婚など望んでもおりませんし。
けれど、しでかしたことの責任はきっちりと取って頂きますよ?後悔なさっても知りませんからね?
王子は婚約者が嫌いだった。借金を抱えた貧乏子爵家の娘で、特に美貌を誇るわけでもない。王家の遠縁なのは知っているがそれだけだ。
そんな女など、嫡出たる自分には相応しくない。もっと美しく、地位の高い⸺そう、他国の姫などが我が妻として相応しい。
そうして王子は婚約者に対して婚約破棄を言い渡す。
彼女がなぜ、自分の婚約者と決められたのか気付かないままに。
そう、彼は知らなかったのだ。
そして王命で集められた謁見の間にて、王子は自分が何をしでかしたのか、思い知ることになる⸺!
◆政略結婚の目的のひとつは縁繋ぎ。累代で婚姻を重ねていけば、長い歴史のある国ならこういう事もありうるよね、って話です。
全5話、約2万字ほどの短めの物語。すでに書き上げています。
◆異世界恋愛ですが異世界要素がちょっと薄いです。一応、魔力があって魔術が存在するいつもの世界(のつもり)です。
◆設定は深く考えていませんが、家系図はきっちり組みました。ただし若干ややこしいので、やる気のある方は読みながら自分で家系図を書いてみると分かりやすいかも知れません。
大変申し訳ないですが、スッキリしたものが書けなかったので家系図の添付はありません。ご了承下さい。
◆この作品は例によってアルファポリスでも公開します。あちらも全5話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-17 21:00:00
18334文字
会話率:41%
アンナ・リシュリルは、妾(めかけ)の子だからという理由で幼い頃から迫害されて生きてきた。
そのせい、28歳になっても未婚。
貴族は20歳前後で結婚するのが当たり前であるなか、『行き遅れ』『売れ残り』などと妹たちから罵られる。
働き先も
なく、妹の嫁いだ屋敷で使用人として馬車馬のように働かされていた。
しかし、そんなある日。
神に選ばれたアンナは、数百年に一度しか現れない奇跡の存在・聖女と判定された。
しかも、『聖女は王子と結婚すること』と国の規定に定められており、アンナは王子の元へ嫁ぐこととなるーーーー。
「どうせ愛のない結婚よ! あたしですら落とせなかった王子が、あんたみたいな穢れた血の売れ残り令嬢に興味あるわけないでしょ」
過去に王子へ好意を寄せていた妹にはこう馬鹿にされ、自分でも愛などありえない白い結婚だと思っていたが…………
あれ、王子の様子がどうもおかしい?
なんで私と目を合わせるだけで頬を真っ赤にしてるの?
え、昔から妹じゃなくて、私のことを見てた?
辛い境遇で育つも、メンタル強めかつ実は美人(自覚なし)な行き遅れ令嬢がついに幸せな春を迎えるお話。
※短編版の続きです。
ざまぁも間接的なものではなく最終的には直接的なものになります。
溺愛も強化版!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 20:13:35
101268文字
会話率:29%
アンナ・リシュリルは、妾(めかけ)の子だからという理由で幼い頃から迫害されて生きてきた。
そのせい、28歳になっても未婚。
貴族は20歳前後で結婚するのが当たり前であるなか、『行き遅れ』などと妹たちから罵られていた。
しかし、そんな
ある日。
神に選ばれたアンナは、数百年に一度しか現れない奇跡の存在・聖女となった。
しかも、『聖女は王子と結婚すること』と国の規定に定められており、アンナは王子の元へ嫁ぐこととなるーーーー。
「どうせ愛のない結婚よ! あたしですら落とせなかった王子があんたなんかに興味あるわけないでしょ」
妹にはこう馬鹿にされ、自分でも白い結婚だと思っていたが…………
あれ、王子の様子がどうもおかしい?
なんで私と目を合わせるだけで頬を真っ赤にしてるの?
え、昔から私のことを見てた?
辛い境遇で育つも、メンタル強めかつ実は美人(自覚なし)な行き遅れ令嬢がついに幸せな春を迎えるお話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-12 18:10:44
15788文字
会話率:23%
絢爛豪華な謁見室で冷酷非道と噂の悪魔皇帝に迫られ、三年前のあの日のことを思い出した。
もう誰も愛さない。
すべてを失ったあの日、私はそう決心した。
「セシル・マックイーン! お前のような陰湿な女とはこの場で婚約破棄をする!」
セシルはディカルト帝国の侯爵令嬢だがデビュタントの夜会で義妹に婚約者を奪われ、帰る家も家族も失い失意のどん底で市井に放り出される。
そこで運良く魔女に拾われて修行を積み、悠々自適の毎日を送っていた。
だがある日、帝国の騎士に連行され皇帝に謁見することに。何故か修行時代にヤケで作った呪いの仮面をつけた皇帝から「仮面のせいで結婚できないから、お前が責任を取って後継者になる子を産め」と命令される。
なんとか一年の猶予をもらい、解呪できたら自由の身になると約束を取り付けた。しかし逃げないよう問答無用で婚姻させられる。
こうして愛のない結婚生活がはじまった————はずなのになんだか皇帝の態度が甘すぎるんだけど!?
一方、皇后になったセシルを引きずり落とすため義妹が画策するも、すべて失敗に終わる。そして破滅の道へと進むのだった。
すべてを失い誰も愛さないと誓った魔女が、すべてを取り戻して幸せになるお話。
※この作品はカクヨム、アルファポリス(9/2投稿開始)でも投稿してます。
※完結保証です。明るめの内容で、ヘタレカップルですがいちゃいちゃ溺愛です。お好きな方は是非どうぞ★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 21:15:35
103898文字
会話率:48%
「わたくし、結婚活動を始めます!」
豊かな自然に囲まれた何もない田舎の小国、クレイン王国。そこには大陸一の美女と謳われる王女、シャーロットがいた。
彼女は国王が倒れたことを機に、後継ぎが姫一人のみで経済力も軍事力も無い国の今後を憂い
、その現状を打破するため結婚活動を宣言する。頭を抱える幼馴染であり、宰相のレオナルドを横目に彼女は3つの婚活要項を発表する。
其の一、王家に婿入りできる者であること
其の二、経済的に我が国を支援できる者であること
其の三、国民を第一に考え、愛すること
シャーロット姫の婚活は大陸中で話題となり、日夜様々な男が訪ねてくる。しかし、貴族や商人、果ては王子までもが結婚を迫るがどの男も性格や素行に難ありのダメ男ばかりで————。
——姫様、愛のない結婚など言語道断です! せめてこの私が、姫様に相応しいお相手を見つけてみせましょう!
世間知らずの愛され王女と苦労人宰相のドタバタ婚活コメディー開幕!
※この作品は「アルファポリス」様にも掲載しています。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 20:03:47
72139文字
会話率:51%
世界を照らす明かりが、おぼろげな魔術と霊感から、鮮明な科学の光に変わり始めようとしていた時代――
「わたし」はそこそこの歴史を持つ、名門といえば名門でとおる伯爵家の長女として生まれた。
家督を継ぐには申しぶんのない出来の良い弟に恵まれ、わた
しは好きなことをさせてもらっていた。……のだが、26歳になる今日まで婚約者すらなしというのは、世間的にはまだ焦るほどじゃないが、貴族としてはワケアリと見なされる。
そんなところへ持ち込まれた「契約結婚」のお話。べつにかまいませんよ、愛のない結婚への抵抗感はないというか、そもそも結婚願望そのものがなかったからね。このまま嫁かず後家で実家に寄生しようかと思ってたけど、それは駄目だというなら仕方ない。
なにせ金銭をバカ喰いするシュミをたしなんでいるもので。これさえ続けてもいいなら、あとはどんな条件でも一向にかまいませんよ。
とまあ、わたしは深く考えることなく承諾したのだったけど。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-29 20:25:57
19053文字
会話率:37%
貧乏借金まみれで没落寸前の宮廷貴族ハイゼン家子女ルーシェは、サミエル伯爵家の令息ウィリアムから急に破格の援助を条件に愛のない結婚を申し込まれた。
呪いのために不幸続きで結婚相手まで漏れなく呪われる仕様だけど、陛下の口利きによる縁談を断れるわ
けもなかった。
そのため、結婚は了承して婚約したものの、ルーシェは母の死後に突然見えるようになった妖精の力を借りて新月の夜に呪いを抑えるという指輪を探し続けていた。
父から聞いた噂話によると、ウィリアムには想い人がいるらしく、さらに彼も呪われているとのこと。
上級貴族の彼に相応しい婚約者になるためにレッスンを受けている最中、彼の呪いについて探っていくうちに彼の真面目で誠実な人柄にルーシェは惹かれていく。
しかし、彼からは愛のない契約で申し訳ないと距離を置かれる。ところが、とある出来事をきっかけにウィリアムの態度が急変して急接近してくるように…!?
「ひぃ!」
「ああ、その怯えた声、とてもいいね」
不法侵入しているけど根は小心者の貧乏令嬢と、真面目だけど訳あり婚約者との、御伽噺風な恋愛話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-30 18:00:00
38340文字
会話率:43%
辺境の公爵令嬢であるレイカは、制度に従い、側室候補として王宮に来たものの、その扱いの酷さにすっかり呆れてしまい、国王に対しても好意を抱きようもなく・・・。
最終更新:2021-09-17 01:29:57
8105文字
会話率:44%
「レミエナ侯爵令嬢。私と結婚してもらえるだろうか。」
婚約者に求婚されたレミエナ。はい、と答えて手を伸ばした瞬間、前世の記憶がよみがえり、「前世では婚約破棄されて、今世では愛のない結婚なんて嫌よ!!」と思わず叫んで、逃げ出した。
その結果…
溺愛されてます。
※主人公は超鈍感です。※R15は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-05 13:40:12
3702文字
会話率:35%
ブライトン子爵家当主シリルは遊ぶ金欲しさに莫大な財産の相続人であるロスリンと愛のない結婚をした。妻に愛情のない彼は、結婚した後も放蕩三昧の日々を送っていたが、ある日突然ロスリンが失踪した。警察は彼が妻の財産目当てに殺してどこかへ埋めたと疑う
が、身に覚えのないシリルは無実を訴える。証拠がないので逮捕は免れたが、”疑惑の子爵”として社交界から追放の憂き目にあう。妻ロスリンが見つからないまま4年が経ったある日、相変わらず警察からは疑われ監視されていたが、シリルは妻と同じ特徴-赤い髪にエメラルドグリーンの瞳-を持った女性ベルと出会うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 01:54:33
32493文字
会話率:46%
真実の愛に目覚めて婚約を破棄し子爵令嬢を嫁にしたい王太子のもとに王太子妃として他国から嫁いできたチート級に美しい姫君の話し。
最終更新:2021-02-21 21:16:31
7337文字
会話率:30%
伯爵令息エリクラルドと伯爵令嬢アーレリナは、愛のない結婚をした。
「君を愛することはないし、正妻として扱うつもりもない」
エリクラルドが愛しているのはただ一人、平民の恋人セラフィーネだけだ。
最終更新:2020-11-10 21:15:15
15019文字
会話率:30%
まじですか?
では私今日から自由の身ということでよろしいのでしょうかっ?
ありがとうございますぅ。
最終更新:2020-10-15 17:06:25
21244文字
会話率:30%
聖女であるシルヴィは魔王討伐の褒賞として勇者の妻になることを義務づけられていた。しかし、勇者のはずのタクは愛のない結婚を拒否する。
聖女のしきたりを守りたいシルヴィと、相愛での結婚を望むタク。そんな二人の物語。
アルファポリスさんにも投稿
しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-04 22:58:12
9622文字
会話率:40%
隣国の王に嫁いですぐ三日三晩の高熱にうなされ、生死をさまよった結果、私が思い出したのはなんと前世の記憶だった!
前世の私は今年で32歳。年齢=恋人いない歴の仕事にしか興味のない女性だった。でも本当はラブロマンスに憧れていて、恋愛がしてみたい
と密かに思っていた。
それなのにあっさり自動車事故にあい、結局恋愛をすることなく亡くなってしまって!
今度こそ恋愛に生きたい。死に際の彼女の思いは今、私に引き継がれた!
今度こそ思いっきり恋愛をしてみせると、思っていたんですけど、そもそも、もう私結婚相手が決まってるんですけど!?
しかも攻略結婚なんですが!?
こんな愛のない結婚なんて絶対嫌!
結婚式まであと半年、ラブロマンスの様な恋愛をして、幸せな結婚を必ずしてみせる!
そんな熱い思いを胸に、今日も私は不機嫌で無愛想な陛下にアプローチします!
この作品はPixivにも同じタイトルで掲載されています。
既に完結済みです。毎日更新していきます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-14 22:31:18
252709文字
会話率:36%
大大陸グレートパピヨンにて、最も長い歴史を持つシャンドラ帝国に新しい皇帝が即位した。
戴冠の儀で民衆の前に出た皇后ミラルダは、これまでの苦難の道のりを思いそっと涙する。
愛のない結婚、敵対貴族による陰湿ないじめ、民衆に流布したミラルダの悪
評。
国のためにとすべてを受け入れ耐えてきた一人の女性の生き様と、逆転劇の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-04 23:31:06
5097文字
会話率:10%
アルント王国の歴史は古く、王国成立の伝説は今もなお人々に語り継がれている。
王国の誇る最強の騎士団『アルノー夜警団』
国王直属の管轄にあり、彼らは王や城を含め、国民の安穏な暮らしを維持するため警護・官憲組織の役割も担っていた。
そのトッ
プを双璧元帥と呼び、今はスヴェンとルディガーが就いている。
「ある男の館にひとりの女性が捕われているという話だ
彼女を表沙汰にすることなく救出し、ここへ連れて来てほしい」
ある日、国王直々の命令が下され、スヴェンとルディガーは現場に向かう。
そこで出会った女、ライラは王家にとって特別な存在だった。
彼女を保護するため国王の提案(もとい命令)で双璧元帥のどちらかがライラと期限付きで偽装結婚することに。
名乗りを上げたスヴェンは実力は確かだが無愛想で冷たい男だった。
期間限定さらには愛のない結婚生活の行く先にはなにが待っているのか。
ぎこちなくも距離を縮め、互いに惹かれ合っていくふたりだが……。
※他小説投稿サイト様にも同名義で公開中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-07 23:00:00
125894文字
会話率:42%
キーラにはイザークと言う婚約者がいるが、彼は恋人がいると最近噂されていた。
愛のない結婚は辛すぎる。キーラはイザークへの気持ちを「思い出」にすることで吹っ切ることにした。
7話程度で完結予定です。
最終更新:2018-11-28 08:38:11
36020文字
会話率:40%
敗戦国の姫としてクラウディア王国の捕虜となったレティシア。その身は王太子の騎士に下賜され、妻として嫁ぐことになる。
どちらとも望まぬ結婚だった。愛のない結婚だった。
最終更新:2018-09-04 09:57:11
5296文字
会話率:24%
貴族の令嬢クリスティーナは、ある日突然、父から富豪のマクシミリアン・ストレイフの元へ嫁ぐことを命じられる。
それは、名前も知らない、顔を見たことすらない相手で、その婚姻が父の事業の為であること、その為だけのものであることが明らかだった。
愛
のない結婚ではあるけれど、妻として尽くし、想えば、いつかは何かの絆は築けるかもしれない――そんな望みを抱いて彼の元へ嫁ぐクリスティーナ。
彼女を迎えた夫のマクシミリアンは、いつも優しく甘い笑顔をクリスティーナに向けてくれる。
けれど、彼は夫として申し分のない人なのに、どこか距離を感じさせて……
※『のべぷろ!』との重複投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-03 20:06:20
219852文字
会話率:29%