「呪い」に対して治癒師の回復魔法は無力であり、回復魔法が効かないものが「呪い」と呼ばれる。
回復魔法が非常に発達したこの世界では、医学は発展せず、薬学は民間療法の一部としてのみ認識されていた。そのため「呪い」にかかった者は自力で治すこと
しかできなかった。そしてその「呪い」が強かった場合には、誰も何もできないのである。
西方都市レーヴァンテインの冒険者たちの中でも最高と言われたSランク治癒師であるシュージ。彼はある日突然にその冒険者を引退するといい、大陸の反対側のユグドラシルへと移住することを決意する。
ユグドラシルについたシュージは、ある「呪い」にかかった冒険者と出会った。シュージは同行してくれた魔法使いのレナに「あれは呪いじゃない。……急性虫垂炎だ。僕ならばあれを手術で治すことができる」と言う。
シュージの本当の名は宮城修司、日本で外科医をしていた人間であり、彼はここユグドラシルの町に魔法で手術を行う病院を作るためにやってきたのだった。
元Sランク治癒師であるシュージが前世の知識を活用しながらユグドラシルの町で病院を作ってさまざまな治療を行う物語です。医療分野、特に手術に関する本格医療系チート×異世界を書いていきます。
*この小説は「カクヨム」でも発表しているものです。
*この作品に登場する医学知識に関しては専門家の第三者の監修を受けたわけではありません。架空の薬の材料なども登場いたします。現実で使用しようと思うと間違った知識や意見の違いがある可能性もありますが、そのあたりは寛容な心で読んでいただければ幸いです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-16 19:46:57
566880文字
会話率:57%
2020年5月20日 13時30分。地球上の人類約70億人が突如として消えた。
…ただ一人を除いて。
これは、取り残された男が自力で異世界へ行き、圧倒的な力で無想、イチャイチャしていく物語でくぁる。
最終更新:2021-08-09 12:00:00
1033文字
会話率:43%
「ハア、ダルい……メンドい……」 「エ・ミ・リ・ヤ!」 「失礼いたしましたヴェロニカお姉様。『ダルい上に面倒でございますわ』」 「よろしい……って、そこじゃない!言葉遣いの問題じゃない!王太子妃を決める舞踏会への出席を『ダルくて面倒』とは何
事よ!」 王太子妃なんかにならずに自力で領地を豊かにしたい自立系令嬢エミリヤの婚約の顛末とシンデレラカップの秘密 全5話完結折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-07 14:41:12
13741文字
会話率:46%
想像してみなァ♪ ”許し”も要らねェ~自由な世界をォ♪ 最高だぜ、自力救済♪ シャッハー
キーワード:
最終更新:2021-07-31 22:57:46
2667文字
会話率:20%
「100年後の建国記念日にこの短剣を持つ者を神にする」
かつて神話を終わらせた一族の族長を名乗った犯人は神宿る短剣・通称ハクリの短剣を盗み、そう高らかに宣言した。
その事件から九十九年が過ぎた冬の日、親友の記憶を失った青年ホテリは形見
であるハクリの短剣に宿る神に縋ろうと神殿へと向かっていた。だがその途中、事件の犯人と似た者に短剣を奪われ気を失ってしまう。
なんとか目を覚ましたホテリは目の前にいた美少女ティアナに助けを求める。だが持っていた短剣が奪われたことを知ると動けないホテリを置き去りにしようとした。咄嗟に彼女を引き止めるため能力を使ったホテリは彼女が神話を終わらせた一族であると知ってしまい始末されそうになってしまう。
それを見たティアナの連れの美女イブはティアナを止め、震える手でホテリにとある話を持ちかけた。
「一緒に短剣を探しませんか?」
ゴシップ雑誌によって巻き込まれ親友の形見を取り返すために情報を買ったホテリ。
イブを愛護し無知であることを強要する神話を終わらせた一族のティアナ。
記憶を失いながらも自力で状況を把握しようとする異世界人イブ。
各々の目的が達成されるまでの歪な旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-31 20:55:51
112655文字
会話率:44%
以前はあって今にないもの、それは自由。
以前になくて今にあるもの、それは力。
電車に轢かれて亡くなった主人公、|唐田修三(からたしゅうぞう)は『剣と魔法の世界』へと転生し、ホルンバート侯爵家の次男坊であるエレオノール・フォン・ルー=ホルン
バートとなった。しかし、ようやっと物心のつき始める三歳になり記憶を取り戻したものの、侯爵という偉い立場のせいで敷かれたレールを歩まなければならなくなる。
日本では何にでもなれた。医者でも弁護士でも政治家でも何でも。あとは自分の努力次第だった。ただ、力が足りていないだけ。
しかし、この世界では力がある。敷かれたレールを自力で修正できるほどの力が―――。
ハーレム要素は好きじゃないのであまり期待しないでください。女の子が全く出てこないわけではないのですが、主人公が侍らせて『キャッキャウフフ』みたいのは多分ないです。あったとしてもドロドロ展開にしてやります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-25 17:46:35
18816文字
会話率:26%
(私たちは眠たい──※sev.外伝──)
ある珍しい体質から先輩たちの研究道具兼ネタ提供の素材になっている主人公は
レポートを何度書いても卒業出来ないし、しようとしても無理矢理盗まれては圧力で消される、または名前を上書きされる、楽し
い生活を過ごしている。
(ここまでテンプレ)
そんな主人公がレポートを書くのにはいつか自分のような子が生れたときのためとかの理由があった。けれど現実、売り物商品と見なしている西尾たちに無駄に絡まれて、厨二作品へとアレンジされ、ちょっとダサくなる。
自力で書けないからって、何も
少数民族を晒し者にしなくてよくない!?
ちょっとダサくなるので読む気がしないっていうのに自信たっぷりに読ませようとするし、いつかビリビリに破って燃えるゴミ
で捨ててやりたい。
お前のものは俺のもの──
(ここまでもテンプレ)
ある日、またある理由で主人公のもとを女の子が訪ねてくる。
風邪を引いたおじいさんのお見舞いというが、中からおじいさんが出てくる気配はない。不動産に電話をするも切られてしまう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 19:59:26
136417文字
会話率:34%
500年ほど前、化け物の討伐の為に一匹の魔物が究極の魔法を唱えた。それにより、異世界(地球)とこの世界(異世界)を、自由に移動出来る門が幾つか開かれた。
幾多の冒険者、異世界人達は化け物が生み出した凶暴な魔物に圧倒され、儚く命を散らしてい
った。
500年経った現在、異世界人の多くはこの世界に移り住むようになった。それが理由で、この世界は異世界の技術と元々存在した魔法が混在するようになった。
そして、この不思議な世界で、【臆病者】と呼ばれた名前無き主人公は父との別れを告げようとしていた。
【臆病者】と周りから馬鹿にされた主人公は、自力で魔物を倒すための特訓をする事にした。
地獄の特訓を乗り越えた主人公がたどり着いたのは、【プレイヤースキル】という通常の修行では得ることが出来ない特殊能力だった!
この物語は、嘗て【臆病者】と呼ばれた主人公が、【プレイヤースキル】を駆使して険しい冒険を乗り越えたり、様々な魔物との絆によって真の英雄に成長していくまでを描いた物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-15 00:00:00
986156文字
会話率:26%
貴族は没落すれどもいまだ名を保ち、成金は勃興すれどもいまだ社会的地位を認められていない時代。新興ブルジョワ商の娘である「わたし」には、貴族の婚約者がいた。向こうの家の目当ては持参金、こっちの父の目当ては格式。当事者であるわたしと先方は、一度
お茶を飲んだだけ。
多額の持参金を二回払う余裕のない父は、妹を修道院に入れようとしていた。「修道院は嫌!」と妹に泣きつかれたわたしは、まだお互いに何も知らないし交代しても平気だろうと、婚約者を譲ることにした。
父さんは、わたしが持参金が要らない結婚相手を自力で見つけてくれば、文句ないんでしょ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-13 00:09:39
13879文字
会話率:37%
世話焼きオカン系男子大学生・倉門貫一は、VRゲーム内に事務所を構えるおかしな探偵に、蒸発した彼女探しを依頼する。
しかし、その探偵は推理×、生活能力×、廃ゲーマー◎と三拍子揃ったポンコツ女性探偵だった。
そんな探偵のたった一つの能力、それは
VRゲームで倒した相手の秘密を暴くこと!?
助手として自力で犯人を見つけ出し、真実を暴くためゲームをさせろ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-12 07:20:41
136438文字
会話率:49%
大賢者マルズ・エラーダ・ギムウェルズが
世界=エンデバイヤ=の救世主 召喚勇者 神崎 勇人(かんざき ゆうと)の故郷、日本に
憧れて自力で転移し
なんやかやありつつも
日本でチートする話
最終更新:2021-07-10 03:06:53
73284文字
会話率:26%
勇者パーティで荷物持ちの雑用係をしていたレンは、役立たずと罵られ、魔獣がひしめく魔女の森に一人取り残されてしまう。
だが、レンには決して仲間には言えなかった特殊な能力がある。自力では魔力をもてない代わりに、他人の魔力を変換し、強力な
力に変えることができるのだ。
パーティの中で唯一味方になってくれた女神官が無事に逃げるための時間を稼ぐために、彼は短剣一つで魔獣を倒していく。やがて魔力が底を尽き、死を覚悟したその時、森の奥から魔女が現れた。
【カクヨム、ノベルアップ+でも連載中】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 16:37:08
81678文字
会話率:39%
憧れのハンターになるためにハンター登録を自力でした比谷神矢はユニークスキルを手に入れたが荷物持ちとして有能なスキルだった。
しかし、そんなユニークスキルを最強のハンターになるためにめげずに使い続けた神矢はついに報われる。
進化したスキルで最
強の階段をありえない速度で駆け登る神矢の物語…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-04 09:35:12
9902文字
会話率:45%
大陸中央部に栄えるリスト王国では、伝説上の精霊や怪物を呼び出し、使役できる召喚士を国の戦力として重用していた。しかし誰もが国家召喚士になれるわけではない。国の養成機関を卒業しながら、採用基準に満たない召喚士たちは「二級召喚士」として、自力で
生きていかなければならなかった。辺境の地で村を襲うオークを狩ることで生計を立てていた二級召喚士ユニとオオカミの幻獣ライガは、ふとしたことから国家を揺るがす陰謀に巻き込まれ、軍と協力してさまざまな事件に対処することになった。南方の主要都市・赤城市で起きた吸血鬼事件を解決後、ユニは忽然と姿を消し消息不明となっていたが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-22 07:03:20
923369文字
会話率:25%
剣と魔法が世を支配する異世界。大陸中央部に栄えるリスト王国では、伝説上の精霊や怪物を呼び出し、使役できる召喚士を国の戦力として重用していた。しかし誰もが国家召喚士になれるわけではない。国の養成機関を卒業しながら、採用基準に満たない召喚士たち
は「二級召喚士」として、自力で生きていかなければならなかった。辺境の地で村を襲うオークを狩ることで生計を立てていた二級召喚士・ユニは、ある日依頼を受けてひなびた開拓村に赴く。それは「いつものオーク狩り」のはずだった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-26 07:30:05
805230文字
会話率:22%
親戚に家を乗っ取られ、行き場を失った為に職業婦人として生きていくことにした元伯爵令嬢のリュネットだが、何故か職場で上手くいかない。仕事は順調だった筈なのに、雇用主に突然解雇を言い渡されるばかり。
今日もまた解雇され、次の仕事先のことを考え
て意気消沈しているところに来客があった。
それは親友の兄で、とても苦手に思っているマシューだった。
自力で生きていかなければ意味がない、と憤慨するリュネットを、マシューは無理矢理自分の屋敷へと連れ帰る。
「仕事なら僕があげる。きみはここで働けばいい」
女たらしの年上侯爵様と恋愛潔癖症気味元お嬢様の恋物語…の、筈。
※1話あたり9000字前後と長めですので、お時間に余裕のあるときに閲覧ください。
※物語後半、一部性的な描写を含みます。
※アルファポリスさんにも同じものがノーカット版で投稿してあります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-18 20:00:00
386211文字
会話率:37%
中世。
世の中が未だ十分には発達していなかった時代。人がまだ自力で文字を書き記すことが出来なかった世界。
国は大きく5つの大国に属していた。
倭国。弐国。泰国。師国。倵国。
その一角で巻き起こる事件とその周辺の人々の模様を描く。
―――――
―――――――――――――――――――――――――
Side:とある賊を追いかける少女の話
最も歴史が長いとされる大国。倭国。
此の国には、最近巷を騒がせる一人の盗賊がいた。
名を烏賊(うぞく)。
毎度、新月の夜に烏のように真っ黒な装束で街を飛び回るその姿を模してその名がついたという。
そして、とある町に烏賊を追いかける一人の少女がいた。
これは、烏賊と少女、その周囲の人々が織りなすちょっと数奇な捕り物帖。
――――――――――――――――――――――――――――――
Side:事件に巻き込まれたとある男の話
男は小さな町の方隅で探偵事務所を営んでいた。
何事もない穏やかな日々を過ごす男の前に、初恋の女が数年ぶりに突如姿を現す。
女は男に秘密の依頼ごとがあるというのだが…。
とある男ととある女の出会いから、事件は始まる。
――――――――――――――――――――――――――――――
ダブル主人公で並行してそれぞれ物語を展開していく予定です。
この作品はノベルアップ+にも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-05 15:06:02
666文字
会話率:6%
奇跡的に封印から目覚める事が出来た主人公ですが、自分が誰なのか覚えていません。ですが、自分に出来る事は体が覚えていて、生きていくのに苦労はなさそう。
これからどうするか肉を焼きながら考えている所にアリアという澄んだ心を持つ女戦士が現れた。ア
リアは食料を持たず、仲間も死んでしまい、自力で帰還するのは困難な状態だった。
主人公はアリアを助けると決め、行動を開始する。
共に過ごすうちに真っ直ぐな心を持つアリアの将来が心配になり、強く生きていけるようになるまで導いてやる事に決めた主人公。
いつしかアリアは強く逞しく成長し、尊敬を集める人物になっていた。
役目を終えたと感じた主人公はその地を後にする。
アリアは主人公との別れ際に何を思うのか……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-26 21:33:07
17061文字
会話率:37%
突如、アランは見知らぬ世界へ来てしまっていた。
そこへ不審者兼魔女のシェリルと出会い、自身が
何らかの形で呪いをかけられた事を知る。何の力も
持たないアランは騎士団に入団し、力をつけ、自力で
魔女を倒す決意をする。が、城へやって来た
アランは
個々が強い人々へ出会っていき、圧倒されながらも
日々鍛錬する。そんな中、彼は自身の過去を思い出
しながら呪いをかけた魔女と戦う事となる。
果たしてアランがやって来た世界は何なのか。そして、
アランは無事呪いを解かす事が出来るのか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 00:00:00
764文字
会話率:44%
「あんなバケモノ公爵と結婚なんて、絶対に嫌っ!! そうよ、お姉さまならお似合いよね! 代わりにお姉さまの婚約者は私がもらってあげるわ!」
「このボクが、君みたいな魔法も使えない、貧相な使用人のような女と婚約すると? 思い上がりも甚だしいぞ
!」
血縁がないため、日々、義母や義妹からは虐げられ、召使のように扱われていたミルティア。
日々の食事にも事欠く有様で、どんなものでも自力で調理して、なんとか毎日を生き延びていた。
そんな中、義父と義母に甘やかされて育った義妹と、女の若さと見た目にしか興味の無い婚約者から、無残に婚約を破棄され、押し付けられたのは『呪われ公爵』と呼ばれるレンロット公との婚姻だった。
おぞましい怪物姿の公爵は、この呪いが原因で、多くの人達から忌避され人間不信に陥っており……当初、ミルティアにもきつく当たる。
だが、ミルティアにとって、調理の際に見慣れたタコの化け物のような姿は、それほどおぞましいものではなかった。
それよりも、衣食住の保証された公爵家での生活は、実家である伯爵家の生活よりもずっと幸せなものだった。
「……こ、こんなにあたたかでふわふわなお布団……初めて……!」
「すごく新鮮な魚介類……!! 腐っても、カビてもいない食事が一日に三度も!?」
「こんな小さな擦り傷に『回復魔法』をかけていただけるなんて……公爵様って、本当は、すごくお優しい方なのでは……?」
誠実に『呪われ公爵』に仕えた結果、ミルティアの行動があまりに想定外だったらしく、だんだんとレンロット公爵の固く冷え切った心を溶かして行く。
そして、特技の料理で公爵様の心と胃袋を射止めてしまう。
愛する女性の手料理により呪いが解けた公爵は、実は絶世の美青年だった。
それを知った途端、手のひらを返して「婚約者を取り換えましょう!」と騒ぎ立てる義妹だったが、そんな身勝手を許す公爵ではなかった。
やがて、ミルティアを虐めていた連中は、自業自得で落ちぶれて行く。
これは、虐められ、蔑まれ、何でも食いつないで生き延びてきた少女、ミルティアが、呪われた公爵様に溺愛され、幸せになる話です。
※アルファポリス様にも先行連載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 20:00:00
103095文字
会話率:33%
「てめぇはクビだ! ルイド!」
ある日、S級付与魔術師【エンチャンター】であるルイドは勇者パーティーから追放された。
ルイドは付与魔術【エンチャント】で武器や防具にスキルや特殊効果を与え、パーティーに貢献していたにも関わらず。
「ど
、どうしてだよ! どうして俺がクビなんだ!」
「今までご苦労だったな。てめぇの付与魔術は役に立ったぜ。けどもう、武器や防具が整った今は用済みなんだよ。お前の代わりにもっと役に立つ汎用性の高い魔術師を雇うつもりなのさ。お前の居場所はここにはないんだ。いいから出てけよ」
勇者ライアンはルイドに告げる。
「本当にいいのか? 俺の付与魔術【エンチャント】は俺がいないと機能しなくなる。お前達の装備は役立たずになるんだぞ!」
「見苦しい嘘を言っているんじゃねぇ。そうまでしてまで、俺様の勇者パーティーに残りたいのかよ? ここまでくると哀れだな。皆、お前みたいな付与魔術しかできない無能、必要ないって言っているんだぞ」
説得空しくルイドは追放される。追放されたルイドはドラゴンに襲われている剣聖エアリスと出会う。ルイドは付与魔術で彼女を救う。ルイドは彼女とパーティーを組む事に。
一方その頃、ルイドを無断で追放した勇者パーティーは不穏な空気で支配されていた。
ルイドが付与魔術を施した武器や防具が役立たずになってしまったからだ。代わりとなる付与魔術師も見つからず、勇者パーティーは追い詰められていく。
勇者パーティーは連戦連敗、金も名声もなくなり、周囲からの評判は地の底まで落ちていく。
ドン底まで落ちた勇者は激しく後悔し、ルイドを呼び戻そうとするが。
その頃既にルイドは新しいパーティーで遥かな高みへと到達しているのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-07 12:00:00
17424文字
会話率:47%