天涯孤独のアマリアは港町ポルトで香薬屋を営んでいる。貧しい人々から治療費を受け取ることを拒み、家賃1年分の借金を抱え、庭の雑草で糊口をしのぎ、後見人のルイシュへ密かに想いを寄せながら。
ルイシュには亡き旧友と交わした約束がある。それは彼
女の娘のアマリアを生涯に渡って見守り、その出自について口を閉ざし続けること。死者との約束に捕われ過ぎている自覚はなく、自分の気持ちと向き合うこともない。
ある日、アマリアは香薬師協会の会長から「私は君の父親だ」と告白され、幼馴染のエウゼビオからは求婚される。彼らの背後には、薄幸の姉妹と、不治の病に苦しむ女教皇の影がちらついていた。
(毎週月曜更新です)
*** 登場人物 ***
◆アマリア 23歳
孤児院で育った香薬師。
富と治療の不平等に憤る熱血タイプ。
空腹に耐えかねると庭の雑草を煮て食べる。
金髪に緑の瞳。
◆ルイシュ 37歳
国土保安開発省の大臣でアマリアの後見人。
“短期間出世、短気、短足の三短の男”と
市民から慕われて(?)いる。
髪も目も茶褐色。
年齢差の大きいカップルが大嫌い。
◆エウゼビオ 27歳
アマリアの孤児院時代の先輩。
王宮護衛隊のエース。
黒髪黒目、褐色の肌、黒ずくめの服装にちなみ
二つ名は“黒豹”。
◆オリオン 29歳
男装の女傭兵。
黒髪に青灰色の瞳の美女。
◆エンリケ 29歳
コインブラ大学の考古学者。
赤茶の髪と少年のような容姿で、剣の腕が立つ。
◆マルガリーダ 22歳
王女。
少々わがままだが聡明で快活。
幼少の頃からルイシュはお気に入りの遊び相手。
◆女教皇 60歳
欧州の教会を統べる女傑。
不治の病に苦しんでいる。
◆ルシア 36歳
薄幸の王妃。
女教皇の姪。
臨月の妊婦。
◆フランシスカ 33歳
マガリャンイス伯爵夫人。
エウゼビオの継母。
ルシアの妹。
◆アルメイダ 64歳
香薬師協会の会長。
穏やかな好々爺。
◆オルランド 39歳
国王。
ルイシュとは幼馴染み。
◆コンスタンサ 享年35歳
前王宮香薬師。
ルイシュとオルランドの旧友。
3年前に病没した。
薄毛治療の香薬開発で財を成した才女。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-14 00:48:36
347882文字
会話率:50%
《守護神》──いわば使い魔という存在がある世界。人々はその使い魔を召喚することができた。
例えば、それは《犬》《狼》、それは《猫》《獅子》。《白狼》や《白虎》なんかもある。人々は自分の《守護神》を誇りに思って生活をしていた。
そんな世界で唯
一蔑まれる存在があった。それは《人間》。昔、人を召喚しては奴隷にしたりなど非道な使い方をしていたからだ。
その《人間》という力を手にしてしまったある少女は差別をされ、蔑まれる毎日。毎日が辛くマンションの屋上から飛び降りると──。超人の能力を持つ、狐の仮面をした黒ずくめの男に助けられて──。
想像もしていなかった夢のような生活が始まると同時に、裏社会に巻き込まれていく──!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-18 14:45:36
11139文字
会話率:53%
ーーー妖怪、妖精、魔法使いに超能力者。この現代には様々な伝承の生き物『隣人』がひっそりと隠れ住んでいるーーー
唯一の身寄りである伯父に日々、暴力、暴言、搾取されている十六歳の少女、瑞希。
しかしある日突然、大金と引き換えに売り飛ばされてし
まう。
瑞希自身も知らなかった秘密……自身が『隣人』である事を突きつけられ、為す術もなくあわや囚われの身に片足、もとい、尾鰭を突っ込んでいた瑞希の前に現れたのは黒い髪に金色の瞳の、人と巨大な狼の姿を行き来する黒ずくめの男だった。
表向き世界の大企業、裏では世の様々な隣人が抱えるトラブルを解決し、時に世界を救うべく魔女と戦う秘密結社。
そんな結社に務める彼に救出され、瑞希はこの現代に息づく隣人のこと、この世界の人間の滅亡を目論む存在、魔女について教えられ、新たな就職先に結社を希望する。
やたら過保護な雅に構われながら個性豊かな仲間と共に今日も瑞希は走って転ぶ。
これは、何もかもを失って独りぼっちだった人魚が一途な狼人間に愛され恋をして、望む未来へ、幸せになるために巨悪に立ち向かう―――そんなお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-01 20:45:21
228899文字
会話率:34%
大谷睦月には秘密があった。
伸びない髪。その髪の色と目の色がヒトとは違うこと。それから――――女だと隠していること。
そんな外見上の秘密に加え、毎日秘密の修行に身を投じながらも、普通の高校生として暮らしていた睦月。
彼女の前にあ
る日突然、黒ずくめの刺客たちが降り立った。
※ぎゃー!ちょっと増えてるー?!Σ(Д゜;/)/←ビビり
いや、いやいやあの、た……ただのお家騒動だからー!
たいして面白くないからー!!(←バチ当たり)
※タイトルは造語です。
※基本ハッピーエンドしか書かないですが、んー……死亡アレルギーがある方とか繊細な方とかは回避した方がいいです。
※同名で他サイトにもアップしています。
※いまだに悩むジャンル……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-28 17:14:32
94169文字
会話率:26%
ー色褪せない感情を教えてくれー
大学でてあった黒ずくめの男。
「なあ、それくれよ。」
彼が本当に欲しかったものはーー
最終更新:2022-11-18 08:25:49
1935文字
会話率:17%
荒くれ者で賑わう酒場に、黒ずくめの剣士が現れた。この剣士はオルヴォといい、世界最強とも恐れられる剣士だという。
しかし、オルヴォはなんと「ミルク」を注文する。
これに荒くれ者のリーダー・ゴメスを始めとした客たちは大笑い。
すると、オルヴォは
「貴様らにミルクの素晴らしさを教えてやる」と言い出して……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-25 16:35:38
4588文字
会話率:57%
全身黒ずくめで前髪で顔を隠している男、ヴィス・コルボーは人間を操ろうとする幻妖(フェージョン)を討伐する騎士(シュバリエ)。今日も彼は心の奥深くに未だ存在する彼女を思い出し、悔恨を抱えながら幻妖(フェージョン)を狩る。
そんなある時、ヴィス
は一体の幻妖(フェージョン)を取り逃がす。追って討伐した先には一人の少女がいた。彼は縁あってか、彼女と行動を共にすることになるが…?
※残酷な描写、流血描写があります。
最初の方は、だらだらと用語説明で埋め尽くされて、話の進展が望めません。無駄に読みにくいです。話が進み始めるのは Dragon -竜- の章からです。
この話に出てくる解釈は作者の空想の産物であり、現実のものとは一切関係ありません。ご都合主義満載。
それでも宜しい方はどうぞ。
※2015 5/5 タイトル修正。意味は全く変わりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 22:17:44
304202文字
会話率:36%
ある日僕は視界の隅に黒ずくめの男をみた。
その時は気にしなかったがそれからだ。
沢山の様々な容姿を持つ黒ずくめの男に会いだしたのは。
最終更新:2022-08-09 22:51:31
1322文字
会話率:23%
王宮に勤めるエリート文官の家で住み込み家政婦をすることになったロミだったが、就職初日にとんでもないものに出くわした。
赤黒い色で「ゆるさない」と記された紙切れ。
全身黒ずくめの主・クロムは気にする様子もなく、文字の書き間違いを指摘する始末。
「もしかして呪術だと思っているのかい? 僕は健康そのものだよ。それにほら、綺麗なタトゥーだろう?」
証拠とばかりに素肌を晒したクロムの身体には、ぐるりと纏わりつくように絡む黒い蔦模様が。
おまけに主人の傍にいるカラスは人間の言葉を喋るときたものだ。
どこからどうみてもヤバそうな案件だが、借金返済のためにはこの高額仕事、投げ出すわけにはいかないでしょう。
くちから先に生まれたような使用人ロミは、天然ボケも甚だしい主のために、カラスと共に呪いに立ち向かうのであった。
おもに、給与のために。
全四話・8/9で予約投稿
7:00、12:00、16:00、20:00
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-09 20:00:00
15481文字
会話率:45%
足をくじいて引きこもっている中西由衣が暮らすマンションを訪ねてきた、黒ずくめの男。
玄関チャイムとともに現れた、シュウと名乗るイケメンは、自分は君に助けられた死神なのだ、と告げる。
一週間ほど前、生け垣に引っかかり、首が締まりそうになってい
るところを救った黒猫の正体が彼らしい。
「君は命の恩人だ。だから、恩返しに来た」
「――はい?」
「今日からここに住んで、俺が君の生活をサポートする」
なしくずしに開始された死神との同居生活に、彼氏いない歴=年齢の由衣は、対処できるのか。
**********
全九話。毎日更新です。
文字数は予約投稿分を含みます。
感想欄は、完結後に開放。
投稿先:エブリスタ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-10-23 20:00:00
37917文字
会話率:34%
生活保護で暮らしていた男は、お隣さんからラジオを貰う。早速つけてみると、「三万円のスクラッチくじが当たる」という場所と時間が読み上げられた。その帰り道、男は全身黒ずくめの者に襲われる。だが、命は助かった。つきっぱなしのラジオを聴いていたお
隣さんが、男の刺される予言を聴いて駆けつけて来てくれたらしい。不吉だからと、お隣さんに捨てられたラジオ。それでも気になった男は粗大ゴミが捨てられている所まで行って、ラジオを聴きに行くが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 10:48:41
1608文字
会話率:21%
真っ青な空の下で、私は愛用のリボルバーに弾丸を込める。
シルクの真っ白なレースの手袋越しにいつもの金属の冷たい感触を確認する。
今、私が着ているのは純白のウエディングドレス、昨日までの黒ずくめの動きやすい戦闘服とは違う。
ここはブルーバ
ック(青空)が支配する世界。
ERRORを見つけ出しDELETEを繰り返す彼女(アイ)の話
意味不明アリ 連載は未定
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-26 22:33:12
1432文字
会話率:21%
夜の闇を人の形に切り抜いたような黒ずくめの男だった。
身にまとっているものも、長い髪も、冷たく光る瞳も、肌の色さえも・・・
その男の名はクリュフォウ・ギガロック。
リトギルカにとっては常に勝利をもたらす英雄。
アビュースタにとっては死神に
取って代わる存在。
その男を人々は「セイラガム」と呼ぶ。
畏怖の念をこめて。
セイラガムシリーズ第3弾です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-04 04:55:52
149349文字
会話率:26%
夜の闇を人の形に切り抜いたような黒ずくめの男だった。
身にまとっているものも、長い髪も、冷たく光る瞳も、肌の色さえも・・・
その男の名はクリュフォウ・ギガロック。
リトギルカにとっては常に勝利をもたらす英雄。
アビュースタにとっては死神に
取って代わる存在。
その男を人々は「セイラガム」と呼ぶ。
畏怖の念をこめて。
セイラガムシリーズ第2弾です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-16 20:27:39
140801文字
会話率:32%
夜の闇を人の形に切り抜いたような黒ずくめの男だった。
身にまとっているものも、長い髪も、冷たく光る瞳も、肌の色さえも・・・
その男の名はクリュフォウ・ギガロック。
リトギルカにとっては常に勝利をもたらす英雄。
アビュースタにとっては死神に
取って代わる存在。
その男を人々は「セイラガム」と呼ぶ。
畏怖の念をこめて。
セイラガムシリーズ第1弾です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-06 20:28:56
179864文字
会話率:24%
不思議な力を持つマスターが営むバーで、常連の黒ずくめの男と、店員のユリは、静かな恋を育んでいた。ある春の嵐の夜、二人の関係は、突然大きく動き出す。
最終更新:2022-04-13 14:37:57
18879文字
会話率:38%
外れスキル《全力疾走》を授かってしまったことにより、アルボレオ侯爵家から追放されたルシオ。
無一文で追い出されたルシオは、深夜、聞き覚えのある「女性の悲鳴」を耳にする。
その声の主こそが、第一王女にしてルシオの幼馴染――メルティー
ナ・リア・スウォード。
いちかばちかでスキル《全力疾走》を使用したルシオは、一秒もたたずにメルティーナのいる位置まで到達する。メルティーナは謎の「黒ずくめの男」に拘束されていたが、再び《全力疾走》を用いて圧勝する。
そう。
この全力疾走は、用いるだけで「任意の場所」まで光速以上のスピードで辿り着くぶっ壊れスキルだった。
だが、父に手痛く勘当されてしまった手前、もう実家に帰ることはできない。
途方に暮れるルシオだったが、ふいに、メルティーナから「私の専属護衛」になってほしいと提案される。ルシオは面食らいながらもその提案を受け入れ……そして、驚きの事実を知ることとなる。
自分はどうして、外れスキルというだけで追放されたのか。
世間はどうして、外れスキル所持者にこんなにも冷たいのか。
それを知った時、ルシオは彼女がなぜ「黒ずくめの男」に狙われていたかを悟り。
「専属護衛」として、なにがなんでも彼女を守り抜こうと決意するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-24 22:07:04
49545文字
会話率:41%
アザミ・アイラック 二人の復讐鬼
カーネーション王国の学生アザミが、貧民街で出会った最強の男アイラックと出会ったことを期に、黒ずくめの少女「ノア」として、カーネーション王国と復讐の戦いに身を投じていく。
最終更新:2022-03-08 17:00:00
16468文字
会話率:66%
『僕』は記憶を全部失った状態で目を覚ました。周りには黒ずくめの女がおり、その人は『警察庁公安部対未確認事象課』と名乗り、第四の壁の存在とそれを物理的に超えてくる者たちの対処を担当していた。
『僕』はその人と共に、ある連続毒殺事件を捜査するこ
ととなったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-19 23:02:09
13809文字
会話率:50%
貧乏でも平和な人生を送っていた工藤新一は殺人事件を目撃し黒ずくめの男から逃げる途中事故死してしまう。
次に目を覚ますとそこは異世界だった
最終更新:2022-02-16 00:32:23
5657文字
会話率:79%
好奇心や不思議と感じる物事について、それらを自覚し、積極的に関わろうとする程度に成長した少年プレトと少女ミホナ。
面識もなく、住む町さえ違う二人の元にある晩届いた不思議な「乗船券」。
それは、異なる世界にひとなつだけ存在する島への招待状であ
った。
不気味な黒ずくめの船頭が操る船の中で初めて出会うプレトとミホナ。お互いが誰で、この船にいつどのように乗って、いったいどこへ向かっているのか、まったくわからないまま二人の子供は言葉を交わすこともなく、やがていつしか眠りに落ちてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-10 01:47:58
128332文字
会話率:18%
雪乃のクリーニング店にやってきた黒ずくめの男から依頼された衣装を繕いながら、雪乃は母との関係におりあいをつけていく。
最終更新:2022-02-05 12:09:38
4517文字
会話率:36%
アホコメディー②
朝の電車に現れた黒ずくめの男。彼が懐から出したのは、ある意味乗客が思いもしなかったもので……
因みに著者は実際にやる勇気はありません。
キーワード:
最終更新:2022-01-14 18:00:00
2643文字
会話率:11%
アホコメディーその①
女の子目的に喫茶店に通う大学生が、黒ずくめの男女に絡まれて……?
ある意味サイコホラーです。
キーワード:
最終更新:2022-01-11 09:00:00
2748文字
会話率:34%