西暦一五八二年、六月二一日。
本能寺の変。
明智光秀が謀叛を起こし、織田信長を自害へと追いやった歴史的大事件が発生したのだが。
なんと、信長は死んではいなかった。
いや、正確には本能寺で一度は死んだ信長の精神は、別の世界、別
の身体に憑依したのだ。
弱冠十二歳の、アリソン男爵の一人娘シノアとして。
信長に憑依される前のシノアは、令嬢らが国の歴史や読み書きなど基礎的な教育を受ける学校で、格上の令嬢らから酷いイジメを受けていたが。
シノアの身体に憑依した信長は、令嬢らに灰を投げつけ戦線布告。
実はその場での喧嘩を、と考えていたが、令嬢らは突然の目潰しに泣きながら逃げ帰っていく。
だがもちろん、それで済む話ではなく。
令嬢らは親の権力を用い、近日中にアリソン男爵家を廃爵する通達を送る。
男爵家の持つ最大戦力を集結させ、侯爵宅に夜襲を仕掛ける信長、いやシノア。
果たして勝算はあるのだろうか?
人間五十年 下天の内を比ぶれば 夢幻(ゆめまぼろし)の如くなり
一度生を享け 滅せぬもののあるべきか
私……いや、儂の人生は五十年で終わりを迎えたが。
私は、さらに五十年、いやもっと先を生きてやろうぞ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-12-21 00:26:47
14622文字
会話率:30%
瞑目の魔女、花魔女、魔殺しの魔女
世に通る名は数あれど、実際その姿を知るものはほとんどいない、西の魔女。
時々功績を上げては、世間で名前だけが広がってゆく彼女は、森に一人住むただの少女だった。
先代が亡くなりうら若き身で当主となった彼女はた
だひっそりと暮らしていたが、ある日とうとう、王都の魔術学院に通うよう通達を受けるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-25 08:00:00
2016文字
会話率:13%
リーデルシュタイン王国の第一王子と婚約していた伯爵令嬢シャルロッテは、先王の崩御後すぐに婚約破棄を通達される。
賢王と名高い先王の跡を継ぐからには、優秀な王妃が必要なのだと言う。
おおかた他に好きな令嬢でもいるのだろうと察し、あっさりと婚約
破棄を受け入れるが、先王を賢王にしていたのはシャルロッテのたぐいまれな才能だった。
シャルロッテがいなくなっては困ると言われても、シャルロッテ“は”困らない。
次こそは自分を愛してくれる人を探そうと決めるが、正式に婚約を破棄するために半年の猶予が欲しいと言われ……。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2023-10-27 11:00:00
108681文字
会話率:38%
悲惨な過去を抱える主人公は、故に完全に心を閉ざし、いつしか無感情となり引きこもりとして中学校へ通っていなかった。そんな時、叔父の友人だという訪問者が現れ、幽玄高校――巷では恋愛専門学校と呼ばれる学校の理事長を務めていると聞く。学校には決して
行かないと決めていた主人公だが、叔父の友人によって説得され入学を決意。4月から高校へ入学することとなった。
そこから始まるのは、自分と他人の相性を心理学者やAIによって測定され、必ず相性良い他人を1人は同じ学年に配属するという、超高度な最先端技術を用いた相性全ての学校教育。
運動が得意な人とその運動が好きな人、音楽を聴くのが趣味の人とその音楽を聴くことが趣味の人。男女関係なく組まれる相性は、しかし生徒には通達されず生徒の行動次第で今後が左右されるシステム。
そんな中、誰もが気にするのが――男女間の相性。恋愛という思春期に於いて最も心を揺さぶる概念が、生徒たちの心を常に揺さぶる。
相性指令と呼ばれる軽い試験や、月一度のイベント事。それらによって触れ合わなければならない絶対の条件下、主人公は無感情を豊かにするため、今日も学校へ無で通うのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 17:10:20
423217文字
会話率:59%
「まさか、この私に靡かない女がこの世にいたとはな――フッ、面白い女だ」
ルックバック王国の王太子であるメレニス・パワー・ルックバックは、いわゆる何ひとつ欠けたところのない、限りなく完璧に近い存在だった。その美貌、圧倒的な才能、頭脳……全て
のことが片手間にできてしまう人生はいつしか輝きを失い、彼は周囲の女性が望むままの人間に成り果てていたが、そんなある日、弱小貴族家の令嬢であるリネットの手を取って口づけようとした瞬間、「私は殿下に興味はありませんっ!!」と激しく拒絶されてしまう。
「この私に靡かない女がいたとは……フッ、面白い女だ」と興味を示したメレニスは彼女に執着するが、リネットには既に婚約者がいた。しかもその婚約者は田舎の弱小貴族の倅・オーウェンで、スーパーダーリンな彼とは何もかも劣っている男だった。「あんな面白くない男にお前のような面白い女を渡してなるものか……!」と憤慨したメレニスはいつしか完全にリネットのストーカーと化し、四六時中後をつけ回しては監視するようになる。
雨の日も、風の日も、雪の日も夏の暑い日も彼女らをストーキングしているうち、いつしかメレニスは自分の人生に欠けていたもの――「努力」の素晴らしさを知り、その圧倒的な輝きに激しく感動する。面白くない男だとばかり思っていたオーウェンも、努力を重ねて徐々に見違えてゆき、メレニスは弛まぬ努力で変わってゆく彼を「面白い男だ」と認めるようになる。いつしか彼にとって、リネットたちをストーキングすることは人生の生き甲斐となっていたのだった。
だがそんなある日メレニスは、リネットの実家である男爵家が莫大な借財を理由に困窮し、オーウェンに一方的に婚約破棄を通達してきたことを知って――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 12:05:03
26786文字
会話率:28%
かつてこの国では、多くの召喚魔術師が居た。
召喚魔術師は異世界から力を借りる魔法使いであり、勇者や精霊、ドラゴンから獣まで多くの種族を召喚した。
異世界からの力を借り、国を発展させる礎を築いた。
主人公も召喚士の両親を持つ、召喚士の血族だ
った。
屈指の才能を持ち、将来は王族に仕える存在として大切に育てられていた。幼少期から厳しい教育を受けていたが、できることが増えていくのは嬉しく、何かにつけて褒めてくれる両親を彼は愛していた。自分も召喚士の力で、この国をより発展させるのだと信じて疑わななかった。
しかし、ある日を境に全てが変わった。
ある召喚士が、魔王を呼び出したのだという。魔王によるたった一度の攻撃で、首都の3割が消し飛んだ。偶然にも首都内を移動中だった現国王も巻き込まれ崩御。
この事態を受け、王族は全ての召喚士を指名手配。捕まえ次第極刑に処し、召喚士を根絶やしにするように通達を出した。
そこから、彼の逃亡生活が始まった。
逃亡生活の末、限界を迎えた彼は自殺することに決めた。
自分から全てを奪ったこの国諸共破壊し、自分もまた死のうと固く決心した。
そのために魔王を召喚した。異世界から現れる魔王は特定の個体を指定することは出来ず、ランダム要素があったが、魔王召喚は十中八九凶悪な存在を呼び出す。国ごと彼を焼き払ってくれることを彼は信じて疑わなかった。
しかし、少年は運が悪かった。あるいは幸運だった。
彼が召喚した魔王は、歴史書で見たこともない容姿であり凶悪さを全く感じさせない雰囲気だった。
端的に言うと、少年が召喚した魔王は少女だった。少女は泣きじゃくりながら、涙と鼻水で顔をびちゃびちゃにさせながら情けない声を出し嗚咽していた。
そんな少女に彼は頼む。
「泣いているところ申し訳ないのだが、この国ごと僕を消し飛ばしてくれないか」と。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-30 12:00:00
2185文字
会話率:36%
戦後、アマテラスという神に支配された日本では多くの神が根付いていた。
高校生の松川稲生は同じクラスの学級委員長である春川薊に恋をしていたのだが、ある日やってきた水分神の代行者によって春川がいけにえとなることが通達される。
自分が恋した相手
が川の神のいけにえになってしまうと絶望した松川はいつの間にか、自分の心の中で神に祈っていた。何か特定の神ではなく、ただ縋るだけの心の神。どうか、どうか彼女をいけにえにしないで下さいと祈った。その時、松川にも神の代行者として特別な力が宿った。
その力で彼女を救えるのか?
そして、二人の逃避行が続く先で現れるアマテラスとは果たして本当に神なのか?
人が神を超えて人を愛する神話体系。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-03 13:33:52
39048文字
会話率:27%
ごく普通の伯爵家の令嬢リセットは王太子妃候補に選ばれた。なぜ自分が王太子候補に選ばれたのかよくわからないまま日々が過ぎ去る。
すると突然、王太子が記憶喪失になってしまった。王太子妃候補から辞退してもいいという通達があったため、リセットは
悩みに悩み、辞退するのが賢明であり最善だと思った。
ところが、結局は王太子妃候補全員が審査に落ちた。一人だけ辞退しても意味がなかった。
王太子妃候補の一人が第二王子の婚約者に選ばれる。そして王太子が暗殺された。
第二王子が新王太子になったことで、一度審査で落ちた王太子妃候補、しかもリセットをいじめていた女性が新王太子の婚約者になった。ゆくゆくは王太子妃にもなる。もっと立派な女性を王太子妃にすべきだと思うリセットの心は穏やかではなかった。
「やり直したい。色々と」リセットはそう思った。
すると、暗殺された王太子の葬儀中、巨大な魔法陣が現れて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-25 00:00:00
78288文字
会話率:49%
首都に住む15歳から18歳までの女性は全て王宮に集まるように
その通達は第二王子の妃を探すのだという噂を聞いたラウラは、貧しい平民の自分には関係のない事だと思っていた。
両親の強い勧めによって、下女の仕事でも貰えれば有難いと王宮に出向いたラ
ウラは、集められた広間で異様な光景を目の当たりにする。
※このお話は『最強魔法使いは異世界から帰りたい』の50~53話と連動していますが、このお話だけでも読めるように書いています。
興味のある方はご一読いただけると嬉しいです。
https://ncode.syosetu.com/n8250hx/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-08 15:42:08
13801文字
会話率:25%
ある日俺たちの住む世界とは別の世界から転移してきた特別なスキルを持つ転移者、勇者がやってきた。
その勇者は魔王を討つ素質があるから王は惜しみない協力をと世界の冒険者にギルドを介して通達した。
戦士の中でも中の中、リアルに見積もって中の
下程度の力しかない俺にできることはないなと思いながらも、勇者パーティの選抜試験に盛り上げ係程度のやる気で参加してみたところ、勇者の目に留まってしまう。
しかしそこから俺ことヘシオール=ボギットの苦悩は始まるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-22 17:14:28
3222文字
会話率:36%
いらっしゃいませ、依頼人様。
初めてのお越しですか?
私、何尚屋店長の白峰と申します。
何尚屋は、依頼人様の依頼を、なんなりと、お申し付けくだされば、なんなりと、引き受けるという店にございます。
分かりやすく言うと、なんでもする便利
屋、と言いますでしょうか。
しかし、何尚屋は便利屋よりも奥が深いのですよ。
便利屋を貶しているわけではございません、依頼人様。
何尚屋と便利屋が違うのは、個人営業の御国の犬なのです。
おっと、少し口が滑ってしまいました。
正式に依頼人様に言ってるのは、何尚屋は、全員が来れる店ではなく、限りのある人のみにしか現れない、でした。
この店を見つけた人達は皆様、依頼人様でございます。
しかし、依頼は値段に応じて変わってきます。
基本的にはなんでもなんなりと引き受けますが、どんだけ高い金額を提示されても殺人は引き受けておりません。
政府通達の公式のペラペラな紙がないと実行できないのです。
あ、これ言っちゃダメなやつだった。
すみません、忘れてください。
さてさて、依頼人様。
あなたの依頼はなんですか?
* * *
様々な依頼をなんなりと承る内緒の店、何尚屋(なんなりや)の店長、白峰 ねね子(しろみね ねねこ)。ひょんなことからねね子と知り合い、助手として働くことになった自称ドン底の匤本 祭利(きょうもと まつり)。
ラブコメディというほど、ラブコメディではない。
ミステリーというほど、ミステリーではない。
青春というほど、青春ではない。
2人だけの人間味溢れる人助け成長ストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-16 23:37:28
33282文字
会話率:36%
蠱術師の老婆に育てられたナアハ。
中央政府からの通達で必要に迫られ造蠱したのは養い親も驚く程の鼠蠱(そこ)だった。
産みの親の手がかりを手に、首都へ上がる事となったナアハ。
養い親の過去、ナアハの両親の素性、傾国の佳人……
ナアハと
その鼠蠱である"ちゅう"は、様々な運命が交錯する時代の大海原に引きずり込まれてゆくのだった。
*
スマホで横書きのまま読まれる事を前提にしている為、本作品では、
一文を短めにする、
改行後一行の空白行挿入、
代わりに一字下げは使わない、
というスタイルをとっています。
意図的にやっている事なのでご指摘・ご批判等はご容赦ください。
*
誤字報告の受付は停止しております。
感想欄等でのご指摘もご遠慮ください。
受付停止に至った経緯は、別に投稿した、
"長編を完結させ1ヶ月経っての所感”
の、
"誤字報告を受けない設定って?"
に書きました。
あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-01 11:11:13
121762文字
会話率:23%
統率がないままに送られた通達
キーワード:
最終更新:2022-11-08 23:00:00
200文字
会話率:0%
「きみとは、結婚できない」
それは唐突だった。
エラ・エイブリー男爵令嬢は婚約者にいきなり振られてしまう。
日を重ねるごとに怒りが込み上げてきた。
そんな中、タイミング良く、親友であるルディ・イスラエル子爵令嬢からの通達が……。
親友との二人だけの『お茶会』に招かれたエラは、婚約破棄されたことを愚痴ってしまう。
そしたら、ルディがいきなり「自分は男なんだ」と、告白してきた。
しかも求婚までされてしまうーー!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-02 18:28:56
4503文字
会話率:35%
闘神の体を持つ、ぶっちぎりに最強な城兵。
その力は最強ランクのモンスターさえも一撃で倒す。
その名もタケル・ゼウサード。
彼はその力で陰ながら勇者パーティーを支えていた。
ところが勇者アレンの、最強にわがままな判断でパーティーを解雇されてし
まう。
タケルの理想は、可愛い猫をなでながら優雅にお茶をすすること。
彼の理想は叶うのか?
解雇通達を母国に出す為に立ち寄ったデイイーアの街。
そこで投身自殺をはかる女性を発見。それはママジャン王国の姫、マーリアだった。
彼女は気持ちがたかぶると周囲を凍らせる呪いをかけられていた。
心優しいタケルはマーリアを助ける決意をするのだった。
一方、タケルを追い出した勇者グレンはモンスターに遭遇するも負けてばかり。
このままでは魔王退治なんて夢のまた夢。
グレンは嘆く。
「くそぅ! この辺のモンスターは強敵だぜ!」
でも実は、ボスクラスの敵はタケルが殲滅してくれていたのだった。
そんなタケルのサポートにも気がつかず、グレンは今日もヒィーヒィー言うのであった。
「なぜだ! なぜこんなに勝てないんだぁぁぁぁああッ!!」
「簡単ですよ。タケルさんをクビにしたからです。謝ってもう一度戻って来てもらいましょうよ!」
「うるせぇぇぇええええええッ!! 俺は絶対にあいつを認めない——ぎゃぁあぁあああスライムに噛まれだぁぁぁぁああ!!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-17 23:22:06
143172文字
会話率:34%
神殿騎士のオリヴィア・ハンスはある日上司の騎士長から異動の通達をされる。聖教の中心である聖地から、辺境の初めて名前を聞く北の聖地へ向かうこととなる。
最終更新:2022-09-12 13:00:00
4348文字
会話率:43%
「婚約していなかった、ということにしてもらえないかな!」
婚約相手の第二王子シアーマクが結納金を賭け事で使い込んだ末に婚約破棄を言い渡されたカルマニア総督の娘ファルリン。すっかり気落ちして実家に戻るも、今度は辺境伯の娘シェイダーが第二王子シ
アーマクとの婚約を通達してきて、ファルリンはまるで婚約者を横取りされたような形に。
落ち込むファルリンは地元のバザールに足を運ぶも、やはり気落ちしてどうにもならない。そこへ、吟遊詩人の青年を見つけ、愚痴を吐き出す。
すると、サドリ軍司令官という人物がファルリンへ求婚をしてきた。しかしこのサドリ軍司令官、話を聞くにつれ、奇妙なことをサドリ軍司令官の使いが告げる。
「『サドリ軍司令官』は一人ではありません。複数人の偽名です。そのうちのお一人から、あなたは求婚されているのです」
謎に包まれた『サドリ軍司令官』の正体を探っていくとともに、吟遊詩人に励まされ、助言を受けつつファルリンは——。
※この作品は他のサイトでも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-07 21:03:52
25339文字
会話率:51%
酔えば酔うほどヒール力が高まる。
そんな酔(すい)ヒールの力を大聖霊から授かった聖女ルクレッタ。
そんな彼女は能力通りにお酒が大好き。
本日も王立学園卒業パーティーにて楽しくワインを開けていたら、
何と婚約者の王太子デュセルから婚約破棄を
通達される。
何で、どうして?
理解できないルクレッタだが、それでもワインは美味しいですわ!
しかし、そんな彼女を陥れようとする陰謀が裏に蠢いており――!?
ハッピーエンド保証ですわ!
肩の力を抜いて、ワイングラス片手にお読みくださいませ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-14 22:41:34
14303文字
会話率:47%
「な、なすて・・・なすて夫婦に成れんのだべか?」
何時しか見上げる程になった若者の目に問いかけた。
しかし揺れる瞳が少女を見つめる事は無かった。
「許すてけろ、親父様の仕置きじゃ。」
カモミ族の娘シオンは婚約の解消を告げられる。
国から
の通達により貴族や族長の家系に嫁ぐ者には
上級精霊との契約者が推奨されたのだ。
シオンの契約精霊は下級精霊だった。
そして更なる仕打ちがシオンに降り注ぐ。
部屋に籠り泣き続ける娘に母は言った。
「聖女様に、エルサーシア様にお願ぇするべさ。」
一縷の望みを胸に抱き、
シオンはオバルト王国へと旅立つ。
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このお話は「エルサーシアの遺言」
の続編です。
そうちらも、どうぞ宜しくお願い致します。
YOUTUBEにて主要キャラのテーマ曲を公開しています。
https://www.youtube.com/channel/UCeFlX6W8ZHQ3WfKAb3Lzdmg/videos
カクヨムにも投稿しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-24 08:18:02
128115文字
会話率:35%
現実に似ているが、2001年以降、様々な「異能力者」の存在が明らかになった平行世界の地球。
そんな世界の日本の九州住む古川良二は、大学時代に「独立系ヒーロー」によって家族を虐殺された事と、勤め先が「正統な日本政府」を自称する「悪の組織」のフ
ロント企業である事を除いては、極めて平凡な(ところで、平凡って何だ?)三〇代後半のサラリーマンだ。
だが、彼の元に、ある日、突然、公的な警察機構や軍事組織に代って治安を担っている「正義の味方」の監査委員に選ばれた、と云う通達がやってきた。
職場からは「『正義の味方』を自称する『テロリスト』どもの身元を探り出せ」と要求される羽目になったが……実は、彼の脳には職場に知られれば殺処分確実のある変化が起きていた。
凶悪なテロ組織の平凡な(だから、平凡って何だ?)末端構成員の明日はどっちだ?
「なろう」「カクヨム」「アルファポリス」「pixiv」「Novel Days」「GALLERIA」「ノベルアップ+」に同じモノを投稿しています。(pixivとGALLERIAは掲載が後になります)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-14 23:18:55
32612文字
会話率:41%