廃村で目覚めた青年テオは、全ての記憶を失っていた。
彼の目覚めに居合わせた美しい天遣<あまつかい>のネージェは、何やら事情を知っているらしく、記憶を取り戻すための『星詠みの旅』へテオをいざなう。
しかしこのネージェという男、性別という概念
を超越した美貌の持ち主だが、とにかく言動が軽く、貞操も緩い。
他にも暴走ロマンチストなハンサム剣士、快楽堕ちしたお色気シスター、元勇者候補生で殺意鬼高な泥棒猫など、個性豊かな仲間を迎えながら、星詠みの旅は続いていく。
星空を見上げて取り戻した記憶の欠片は、やがて百年前の勇者パーティーによる魔王討伐の真相へ繋がる――。
「これは、お主のために吾輩が始めたエピローグだからな」
魔王が消えて百年。テオはなぜ記憶を失い、ネージェは何を見続けたのか。
剣と魔法、勇者と魔王。王道の世界観を綺麗なお兄さんと一緒に楽しむハイファンブロマンス、開幕!
※この作品はカクヨムにも掲載しています。
※身体的・精神的距離が近いなど、BLに近い表現があります。苦手な方はご注意ください。ですがあくまでブロマンスの範疇です。男性キャラ同士が恋愛感情でくっついたりはしません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 20:05:40
105113文字
会話率:40%
一般人には不可視の怪物、デイドリーマーズ。
死んだ人間の魂を食べる彼らは、時に視えない狂気となって人間の命を刈り取る。
西暦2044年12月――クリスマスマーケットで賑わうフランス・パリ。
小説家の魂を好んで食べる怪物の群れを駆除するため
、デイドリーマーズ専門対策機関であるヴィジブル・コンダクターの姉弟が立ち上がった。
「ミシェルのそばから一分一秒でも離れたくない! 本当は一緒にお風呂も入りたいしトイレにだってついて行きたい!」
「いやです」
高飛車で傲慢で自信過剰な美しい姉クロエと、彼女に異常なまで溺愛される弟ミシェル。
本編第2章の冒頭で登場した二人に焦点を当てながら、世界観を少しだけ深掘りしていくスピンオフ作品。
本編未読でも読めます!より世界観を深掘りしたい方は、本編の15話(約32,000字)まで読んでみるのをお勧めします!
『デイドリーマーズ』本編はこちら!
https://ncode.syosetu.com/n9940ie/
カクヨム、エブリスタ、Nolaノベルにて先行公開中。
月火水木金20~21時台に更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-04 23:00:00
52608文字
会話率:26%
たった一度の優しさが、私を狂わせた――
華やかな貴族社会で、美しい衣装と地位に守られていたはずの公爵令嬢がすべてを失い、遠い修道院へと流される――。
壮麗な舞踏会での記憶、幼いころの優しい出会い、そして取り戻せない恋。
その胸にこびりつく
罪に怯えながらも、彼女はひそやかに祈りの日々を重ねる。
もう二度と戻れないあの場所と、いま生きるこの世界。
贖いと後悔、そして小さな希望が交錯する修道院の静謐な空気のなか、彼女はいつか、わずかな光に気づけるのか。
失った愛、取り返しのつかない過去――それでも誰かを想い続けた記憶は、消えることなく心を満たしていた。
孤独と祈りの先に待つのは、深い絶望か、あるいは静かな救いか。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 18:20:00
72454文字
会話率:29%
燃え尽きる景色の中で、彼女はただ、空虚という名の感情を抱いていた――
華やかな王国に生まれながら、どこか空虚を抱える一人の少女。
揺らぐ日常と崩れゆく世界の狭間で、彼女はただ静かに終末を見つめ続ける。
宮廷を彩るドレスや笑い声さえも色褪せ
、訪れる崩壊の前兆は次第に激しさを増していく。
救われることも救うこともないまま、世界は音もなく終わりへと近づいていく。
その時、少女の瞳にはどんな景色が映るのか。
幻想と儚さが交錯する、切なく美しい終焉の物語。
※この作品は「カクヨム」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-05-22 19:10:00
56347文字
会話率:23%
使命なし、運命なし、あるのは「楽しく生きろ」だけ!
死後、美しい顔面に出会った安原雄剛は、使命も予言も宿命もなしに異世界転生することに。
与えられたのは「生きる」という自由と、少しの魔法と武器を巧みに扱える能力。
舞台は争いの絶えない
魔法世界――だが、雄剛の目指すのは、戦いよりも「楽しい人生」!
亜空間の世界で修行して、現実の世界で穏やかに暮らす?
そんな無茶苦茶で明るい生き方が、やがて世界に小さな波紋を広げていく。
――――――――――
不定期投稿となっておりますので、ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 16:15:11
16167文字
会話率:42%
猫の獣人のリーナは男爵家の下働きだ。
いつもどおり屋敷の図書室の本に浄化魔法をかけていたリーナは、見慣れない一冊の本を見つける。
読んだ人によって内容が変わる魔法の本を旦那様に譲ってもらったリーナは、その夜、憧れの天馬になる夢を見る。
海を越え、山を越え、谷を越えて地を空を自由に走るリーナは、黒鹿毛の美しい天馬に出会う――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-02 12:00:00
6083文字
会話率:31%
ヴァレリア王国の第一王女エリアナは、ある日突然、異世界からの使者に告げられた。「世界を救うため、時の番人の王子と政略結婚をしてほしい」と。
人間界で頻発する時間異常の原因は、古代の封印に生じた綻び。このままでは両世界が崩壊してしまう。唯一
の解決策は、人間界と時の世界の王族同士による契約結婚だった。
故郷を離れ、時の世界にやってきたエリアナを待っていたのは、氷のように冷たい王子ルカス・クロニクル。「これは政略結婚です。愛情など一切関係ありません」――そう告げる彼の瞳には、深い傷と孤独が宿っていた。
時間を操る神秘的な能力を持つルカスは、過去に愛する人を失った痛みから心を閉ざしていたのだ。しかしエリアナは諦めなかった。夫婦として、せめて理解し合える関係になりたいと願い、少しずつ彼に歩み寄っていく。
美しい時の庭園での散歩、天文台で見上げる星空、時を止めた世界での二人だけの時間――共に過ごすうちに、二人の心は次第に近づいていく。ルカスの優しさを知ったエリアナは、やがて彼を愛するようになり、ルカスもまた、エリアナの真っ直ぐな愛情に心を開いていく。
だが、世界の危機は去っていなかった。古代の封印が完全に崩壊しそうになった時、ルカスは自分の命と引き換えに世界を救おうとする。「あなたなしでは、世界が救われても意味がない」――エリアナの必死の想いが、契約結婚の真の力を覚醒させる。
二人の愛が融合した時、不可能だった奇跡が起こる。命を失うことなく、共に世界を救った二人は、政略結婚から真実の愛による結婚へと歩みを進める。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-23 13:26:14
102580文字
会話率:55%
※注意
この小説は更新速度優先の先行公開版です。
後程書き直した正式版を投稿予定のため、現状粗い部分がある事をお許しください。
・簡易あらすじ
様々な世界の住人がひしめく都市で、デカい姫騎士の事が大好きな異世界人達が、彼女が男と付き合う事
を許す者と許さない者に分かれて争う話(になる予定)。
・あらすじ
空間の乱れによって様々な勢力が入り乱れる混沌都市<カオスシティ>。
列強と呼ばれる大勢力の横暴。
無数の異世界人による犯罪行為。
無能な神殿による統治。
名の通り混迷を極める都市では、当然のように弱者は食い物にされる……。
だが、そんな状況を良しとしない一人の女がいた。
コロンポン・ドラグニア
身長200cm
体重110kg
25歳
独身、恋人無し。
そして美しく、誰よりも……強い。
治安騎士団団長として|混沌都市《カオスシティ》を守り、素手で強者を屠る彼女を、皆はこう呼んだ。
”姫騎士様”と。
……一方で、そんな彼女をこっそりと『推す』者達がいた。
ある者は頼れる年長者として。
ある者は職場で部下として。
ある者は親友として。
ある者はライバルとして。
それぞれの立場と思考と性癖でデカくて美しい姫騎士の『推し活』をする異世界人達。
だが、ある時を境に彼らの推し活は一変する。
姫騎士が頬を赤らめる男が現れたのだ。
許容(てぇてぇ)する者と許さざる(ガチ恋)者。
二つに分かれた推し活異世界人達と、姫騎士の行く末は?
そしてそれとは別に危機に陥る|混沌都市《カオスシティ》の運命は!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 19:16:30
66264文字
会話率:25%
朝起きてスマホを手に取ると、「サービス終了のお知らせ」ということばが表示されて、すぐ消えた。
何のサービスが終わるんだろう。確認できなかった……。
高校二年生の白根井鍵は、五月の朝、謎の現象に遭遇する。
スマホやパソコンの初期画面
に「サービス終了のお知らせ」と表示されるが、何が終了するのか判然としない。
世界各国の現地語でその日から一斉に起こっている現象だった。大国にもIT大企業にも原因はわからなかった。
鍵は父が再婚したばかりで、義母と美しい義妹を家に迎えたばかりだった。
義妹の美舟は高校の同級生で、学年のアイドル的存在だ。
謎現象も気になるが、新しい家族とうまくつきあっていく方がより切実な問題。
鍵には同じ高校に通っている幼馴染の女の子もいた。
空原理素という名の幼馴染とは、かつてともに誘拐監禁事件に巻き込まれ、死線から生還した間柄。
鍵と理素を救ったのは、警察官である彼女の父親だった。
理素はそのときのトラウマのせいで、目に光がない。
鍵の生母は、VRゲーム機器の研究者だった。
彼女は「宇宙は自然物ではなく、人工物である可能性が99.999パーセントなの。たぶんこの宇宙はシミュレーションゲームよ」ということばを残して、病気で亡くなった。
「サービス終了のお知らせ」が表示された翌朝、今度は「長らくのご愛顧どうもありがとうございました。宇宙2.0はまもなく終わります」という文章が全世界のスマホとパソコンに表示された。
どうやら鍵たちの宇宙は、「宇宙2.0」というシミュレーションゲームで、まもなくサービス終了となり、人類もろとも消えてしまうようなのだ。
鍵と理素は宇宙の終了を回避するため、「鍵」となるものを探す。
SF長編小説、全42回。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 18:20:00
101079文字
会話率:36%
両親がタイへ行く。
父親が3月上旬に上司から命じられた。4月1日からバンコクで勤務する。
うちの父と母はいわゆるおしどり夫婦というやつで、離れては生きていけない……。
ひとり暮らしの高校2年生森川冬樹の世話をするため、両隣の美しい幼馴染浅
香空と天乃灯が1日交代で通ってくる。
冬樹は夢のような春休み期間を過ごし、空と灯は火花をを散らす。
幼馴染三角関係ラブストーリー。全47回。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-31 18:10:00
100513文字
会話率:29%
デリケートな胃腸を持つ大学二年生のケンタは、ストレスや不規則な食生活のせいで、お腹のトラブルが絶えません。彼が何よりも恐れているのは、密かに想いを寄せるクラスメイトの清水さんの前で、お腹が鳴り響くこと。
そんなある日、彼の胃腸薬の空き瓶か
ら、個性豊かな「腹の虫」たちが飛び出してきました!
空腹の「グー」という音に反応して現れるのは、丸々としたイモムシの妖精クー助。彼はケンタの「ごちそう」への願いだと勘違いし、授業中に巨大なカツ丼のホログラムを召喚したり、テスト中に脳みそプリンを出現させたりと、所かまわず食テロを巻き起こします。
おならの「プー」の音と共に現れるのは、眼鏡をかけたカメムシの妖精風助。彼はそれを「知恵」への願いと捉え、エレベーター内で難解な数式を映し出したり、ライブハウスで突然「静寂のオーラ」を発動させたりと、ケンタを無音の地獄に突き落とします。
そして、急な腹痛の「ゴロゴロ」音で飛び出してくるのは、美しい翅を持つアゲハチョウの妖精乱子。彼女は「緊急脱出」へのSOSだと勘違いし、満員電車で大量の鱗粉と煙幕を撒き散らしたり、ドライブ中にカーナビを暴走させて泡だらけにしたりと、行く先々で大混乱を引き起こします。
胃腸のトラブルが解決することはなく、彼らの奇行に巻き込まれては羞恥で悶絶するケンタ。しかし、そんなドタバタな日常の中で、彼は少しずつ腹の虫たちとの奇妙な「絆」を感じ始めます。そして何より、清水さんが呆れながらも、どこか面白そうに自分を見ていることに、小さな勇気をもらっていたのです。
厄介だけど、かけがえのない「ハッピー」と「地獄」を運んでくる不思議な瓶と、愉快な腹の虫たち。ケンタの胃腸の悩みは今日も続き、彼らの騒がしい日常はこれからも続いていくのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-22 17:33:31
9310文字
会話率:38%
古びた木造アパートの屋上。主人公は、天高く昇る満月を見上げながら、高校時代から忘れられない「高嶺の花」――透き通る白い肌と吸い込まれるような青い瞳を持つ彼女を想っていた。彼女はいつも人々の中心にいて、平凡な自分には手の届かない存在。卒業して
数年経った今も、あの時一歩踏み出せなかった後悔が、夜ごと彼を窓辺へと誘っていた。
しかし今夜、満月の光の中に、彼女の姿が重なって見えた気がする。心臓が大きく跳ねる中、月の光が生き物のように揺らめき始め、細い螺旋を描きながら一点に集まっていく。微かに聞こえる鈴のような澄んだ旋律と共に、光の中心からぼんやりとした人影がゆっくりと、しかし確かな輪郭を伴って現れた。
それは信じられないほど美しい女性だった。月光を吸い込み微かに輝く銀色の長い髪、風もないのにふわりと宙に浮く純白の衣。そして何よりも、その瞳の色は、あの日の彼女と同じ深く澄んだ青色をしていた。儚げな微笑みと憂いを秘めた眼差しは、まさに彼が心の中で想い続けてきた彼女の面影そのもの。「月のプリンセス」としか言いようのないその存在に、彼は夢なのか幻なのかと混乱しながらも、抗いようのない力で見入っていた。
プリンセスは、確かに彼と目が合い、その表情には誰にも理解されない深い孤独が滲み出ているように感じられた。まるで「誰かに気づいてほしい」と願っているかのように、彼女は静かに右手を差し伸べる。その指先から放たれる淡い光が、彼の胸に触れる錯覚に囚われるほど、彼女の存在は鮮烈だった。
夜風が運ぶ甘く澄んだ香りと共に、満月の中に見た幻影は、彼の心に深く刻まれる。それは、届かないと分かっていても手を伸ばさずにはいられない、眩いほどの憧れの象徴。そして、彼がずっと忘れられずにいた、大切な人の面影だった。
彼はただ、手を伸ばしたまま、夜空の光を見つめ続けた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:00:19
1532文字
会話率:0%
海辺の町で退屈な日常を送る高校生、ユウ。波の音も空の青も、すべてが同じ色に見える毎日だった。ある夏の日、いつものようにサーフィンを終え、海岸を歩くユウの前に、陽炎のように揺らめく青い光が現れる。その中にいたのは、吸い込まれるような深い青い瞳
を持つ少女、アオイだった。
自分は「水底の王国」から来た水の精霊だと告げるアオイ。人間に触れることも、陽の光に長く当たることも禁じられた、悲しい運命を背負っていた。ユウは、彼女の儚い美しさに心を奪われ、二人は人目を避けて秘密の時間を共有するようになる。アオイが語る水底の物語、そして透き通るような「水底のうた」に、ユウはギターを合わせて音を重ねる。触れることはできないけれど、音で心が通い合う特別な時間。
しかし、地上での時間は容赦なく過ぎ、アオイの身体は次第に透明度を増していく。別れの時が迫る中、ユウは、彼女との「約束」を胸に、ある決意を固める。夏の終わりを告げるイベントの夜、ユウが歌い始めた「水底のうた」と共に、アオイの存在は夜の海へと溶けていった。
アオイが消えた後も、ユウの世界は永遠に変わった。胸の奥には、彼女との約束、そして彼女が教えてくれた幻想の世界の記憶が、静かに輝く青い雫となり、揺れ続ける――。これは、少年と水の精霊が織りなす、切なくも美しいひと夏のファンタジー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-14 12:49:38
2902文字
会話率:10%
「お上手なんだから」と本気にしてもらえない道楽公子は今日も華麗に空回る──
赤髪赤目の麗しき公爵家の末息子。
真実を見通す「天眼」と「怪力」のダブルスキル持ちの天才。
気に入らない者は全て拳でねじ伏せ、彼の暴れた後には血だまりが残る。
「
血紅(けっこう)の公子」とは、暴れん坊デルロイ・スカイラーを表すに相応しい二つ名だ。
しかし彼にはもう一つの顔がある。
一風変わった骨董品店の店主であり黒髪黒目の美丈夫、鑑定士のロイはデルロイのもう一つの顔だ。
「ああ、レディー・メラニアは今日もなんて美しいんだ。毎日のように貴女と会えて、僕は本当に幸せ者だよ」
「ふふ、今日もお上手ね。そんなことより、ロイさん! 私、昨晩は血紅の公子に会ったんです! とっても素敵でした……!」
ロイはずっと、客の一人である平民の女性メラニアに恋をしているのだが、彼女は「デルロイ・スカイラー」に憧れていた。
愛しい彼女から別の男(自分)の話をされ、心中複雑なロイ。
しかも、彼の本気の求愛はいつもメラニアに「お上手なんだから」と言われ、どういうわけか伝わらない。
「最大のライバルは自分、か。僕ほど完璧な紳士はいないからね。この世の誰よりも強敵だ」
はたしてロイはデルロイ(自分)に勝てるのか。
本気の求愛にはいつ気づいてもらえるのか。
人から悪意を向けられる血紅の公子へのゴタゴタ事件を、権力(力)と金(力)と拳(力)でゴリ押す男の、器用そうで不器用な一方通行の恋模様。
※2024年12月の文フリ東京に出展した「妄想リアリスト」さんの「一人称変化アンソロジー 僕→俺」に寄稿した作品の長編版です。
なお、ヒロインとの出会いも描かれている寄稿した短編は今の所アンソロ本でしか読めません。あしからず……。
※カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 21:00:00
75757文字
会話率:41%
名前を奪われ、過去を記録から消された“アメリア”は、修道院の片隅で静かに暮らしていた。
そんな彼女の前に現れたのは、一輪の花を手にした詩人。
「……美しいな。咎に沈んだはずの蕾が、こうしてまた香り立つとは。」
かつて王国の“記録官”として、
多くの記録を記してきた男。
これは、名も家も奪われたヒロインと、彼女の記録を沈めた男が交わす、
赦しと記録と咎にまつわる物語。
――愛を記すことは、罪ですか?
架空中世×記録文化×静かな狂気と赦しの幻想譚。
同人ノベルゲーム企画『咎の上に咲く花』より、詩人グラヴィオルートの原作シナリオを先行公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 20:00:00
48070文字
会話率:24%
白い国、アルビナ。国王夫妻は逝去しており、王女はまだ十六歳。いつもそばにいてくれる美しいイオが支え。しかし女騎士であるイオは、戦地へ赴く。彼女の帰りを待つうちに恋心に気付いた王女は、国を治める者としての自覚を持ち成長していく。
(架空の王国
なので異世界設定にしてありますが、魔法などの要素はありません)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 13:45:06
7368文字
会話率:54%
日本屈指の探偵一家の母とその母親を口説き落とした忍者の末裔を父にもつバラ色の髪を持つ少女、花染夢邦はドのつくシスコンである。大好物のイチゴオレを飲みながら彼女は今日もお姉ちゃんの害になる奴らをぶっ潰していきながら父と母みたいな美しい恋を探し
ていく。
ちなみに一番潰したいのは実家である。
花染夢邦 本作の主人公にして探偵、忍者共に歴代屈指の才能を誇っている才女。実家の花染家が死ぬほど大っ嫌いなのでいつか潰してやろうと虎視眈々と牙をといでいることを除けばドSのドシスコンの小学生である。名字を名乗るのも嫌なので周りには父方の姓である初川の名字で呼べと命令している。
花染琴流 夢邦の双子の姉にして純粋な少女。夢邦と比べ才能は少ないが人の目を見る力は抜群。この世の全てのことが大好きな博愛少女にして夢邦の最大の癒しである。最近初恋をした可憐な小学生。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-21 00:41:48
44283文字
会話率:60%
株式会社コノエ電気企画開発部第2課課長「原田杜雄」は圧倒的に仕事ができる。低空飛行を続けていた家電メーカーを1人でV字回復させ、東京の一等地に自社ビルを建たせるまでに成長させた。
ただ、言動にかなり問題がある。彼から見れば、他人は全て「
クソ」、あらゆる事象も「クソ」。人の形をした「パワハラ」。「モラハラ」の生まれ変わり。彼が歩いた後は全てが凍りつく。
ついたあだ名は「パワハラ田モラハラ雄」
しかし、それは原田杜雄のほんの一面でしかない。彼の歩んだ壮絶な人生を知った時、すでに彼はこの世界にいない。
転生した先は「もうひとつの日本」。そこは上級国民が支配する封建制度の残った「美しい国」日本。あろうことか、杜雄は「日本」を支配する貴族「六蜜院家」の長男として眼が覚める。「品格」対「クソ」の階級闘争が今まさに始まろうとしている。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 21:57:16
27066文字
会話率:60%
この世には目に見えざる物が確かに存在する。
幽霊や妖怪、妖精のようなファンタジーな精霊に至るまでその全てが次元の違う同じ空間に存在し、そして現世に顕現する。
光り輝くその美しい光景に魅了され
その世界の有様を私は皆に伝えたが、揃って首を横に
45度傾げ怪訝な顔をされながら理解されずに
いつしか私はこう呼ばれるようになっていた
――――そんな前置きから始まる新たなる永久の絆の物語
※表紙までつける余裕ないので、キャラクターの絵をご覧になりたい方いらっしゃったら是非エブリスタへ
https://estar.jp/users/153961007
まで是非きてみて下さいね 検索でもすぐ辿り着けます
折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2025-07-20 21:55:46
369313文字
会話率:60%
“神の舌”を持つ高校生の志門 稲豊(しもん いなほ)は、『料理だけには誠実』が座右の銘の卑怯者。
ある日、彼が家の玄関ドアを潜ると、そこは見知らぬ世界だった。
異世界で稲豊が遭遇したのは、魔王を名乗る美しい少女と『最悪の食糧問題』。
負の連
鎖を断ち切るべく、稲豊と少女は過酷な食糧改革の道を突き進む。
異世界ハーレム・ダークファンタジー、ここに開幕いたします。
※ダーク&ショッキングな展開があるのでご注意ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 12:02:03
1315695文字
会話率:45%
コールドスリープからレイヤ・ヨウミが起こされたのは、予定より半年も早くワープアウトしたからだった。しかし宇宙船ハラルドハラルの感情型人口知能ハラルは、間違いなく海王星軌道までおよそ二千三百億キロの地点だと言う。
その先にある地球を偵察
したところ、時間軸は二十世紀後半から二十一世紀前半辺りと判明した。しかも第二次世界大戦では日本・ドイツ・イタリアの三国間同盟軍が勝利した世界だ。
レイヤはそこがパラレルワールドで、元の世界に戻るのは絶望的と結論づけだ。となればあの地球に上陸するしかない。
宇宙船を浦賀水道の海底に隠し、長期間の惑星探査で使用する居住用ポッドで美しい女性の姿を模したハラル型ドールと、彼女の双子の妹として作られた瓜二つのルラハを伴い上陸を果たす。
日出(ひで)村という村のすぐそばの空き地を手に入れて、村民として三人の生活が始まるのだった。
本作は第一章(全十四話)でいったん完結します。
人気が出ればブラッシュアップして改めて連載を開始します。そのためタイトルにプレビューをつけてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 11:09:21
275894文字
会話率:72%
前世は僧侶で徳を積んだのに、天上界へ生まれ変わって神となるはずが席に空きがなく、異世界に転生することになった孔雀(くじゃく)亜音(あのん)。
新たにジャック・アレオンとして生まれ変わった世界で彼は、十五歳で成人となると同時に家を出て雑
貨店ユゴニオに職を得る。そこで知り合った一つ年上の美しい少女、アリスと恋人関係になった。
三年の月日が流れジャックが十八歳になった時、アリスとしけ込んでいた連れ込み宿で激しい頭痛と体中の痛みで気を失ってしまう。そして次に目覚めた時、彼は前世の記憶と日本の神、そしてこの世界の女神に会ったことを思い出していた。
この世界の女神から与えられたのは、振ればカマイタチを発する風狼(ふうろう)剣と、思い通りの家を呼び出せる家召喚(サモンハウス)という能力だった。
それらを自分の両親と恋人のアリスの父親に知らせるジャック。呼び出した家の中には日本の食材やら家電やらが揃っており、消耗品は使ってもなくなることはない。ただし家の結界から外に出すと消滅してしまうので、これらで商売することは出来ないという制限があった。
当然日本の酒や食事は彼らに大好評だったが、家の存在を国王に知られてしまう。その国王もまたそれらの虜になった。
一方、この家でアリスとイチャラブ生活を目論むジャックだったが、家を呼び出して住むにはどうしても土地が必要となってくる。しかし王都の土地は若い二人が手に入れられるほど安くはないのが悩みの種だった。
ところがそこに降って湧いたような国王からの依頼が舞い込んでくる。示された報酬は莫大な金額だったが、彼は金の代わりに王都の土地を要求し叶えられることに。
そして往復約一カ月に及ぶバルナリア帝国への遠征が始まる。
※ヒロインの登場は第一章 第六話です。
※本作は公募を意識して書いているため、本格的に物語が展開するのは第二章からです。第一章(全16話 約3万7千字)はプロローグのようなものとお考え下さい。
◆◇◆◇
ギルドとかクランとか冒険者とか、その辺りも違う機能や名称を使いたかったのですが、浸透しているのであえて変えませんでした。
◆単位について◆
通貨単位はカンブルで1カンブル=1円です。
長さや重さの単位はメートルやグラムを使ってます。
※そう翻訳されているとお考え下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-19 07:26:16
128289文字
会話率:73%
都内に住んでいる大学生の女は人知れず暗殺を繰り返す。その女神の如き美しい見た目とは裏腹に、人を殺める事に躊躇などない。その女の殺しは非常に流麗でスムーズであり、絶対に捕らえられることはない天才暗殺者。
ある時からその女は日に日に不思議な
違和感をその身で強く感じるようになる。そして、気づくと謎の黒い空間におり、謎の存在に異世界への転移を強制させられる。
「世界を救って欲しい」
謎の存在にそう頼まれた女は、いずれ滅ぶ運命にあるという世界へ転移させられ、本当に地球ではないどこか全く別の世界へ転移したことを痛感することになる。
その中で、重すぎる罪と業を背負っている女は様々な人々や種族と出会う。様々な美しい場所や恐怖で覆い尽くされた場所へ辿り着く。
強い引力で引き寄せられるように異世界にて起こる地獄のような危機と対面し、あらゆる手段を用いて異世界を救い、殺し……、壊していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 10:30:00
134185文字
会話率:41%
都内に住んでいるある女は人知れず犯罪を繰り返す。その女神のように美しい見た目とは裏腹に、人を殺める事に躊躇などない。その女の犯罪は誰にも見抜かれない。絶対に捕まることはない天才犯罪者。
都内の高級マンションでゆったりしていた女はいつの
間にか謎の黒い空間にいた。そこで神のような神秘さを纏わせた金髪の女が現れる。
そこで告げられる。
お前の重すぎる罪を償うために、今にも滅びかけている異世界を救え。その世界を救う救世主となれ。さすればまだマシな死に方ができるだろう、と。
そして女は色々な種族の色々な人と出会い、あらゆる手段を使って異世界を無双し、救い、屠り……壊していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-12 18:33:22
445045文字
会話率:49%
本が好きな、ごく普通の女子高生──青木サリナ。
誕生日に受け取った、一冊の無題の古本。
そこには、言葉のない空白と、意味のわからない記号だけがあった。
しかしその本は、ただの紙ではなかった。
やがてインクが浮かび上がり、文字が踊り、彼女を
異なる世界へと引きずり込む。
気がつくと、そこは──「おとぎ話」が歪んだ世界。
忘れられた童話、語られなかった結末、そして名前を失った登場人物たち。
現実では“行方不明”となった少女は、
インクに滲む物語の中で、ひとつの真実を探す旅に出る。
これは、ページの向こう側で始まる、
静かで、黒くて、美しい“物語の染み”の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-20 10:01:07
2678文字
会話率:14%
記憶….それは儚く、美しい
だからこそ優美であり続けなければならない
たとえ、忘れ去られてしまっても.....
ーお人好しな少女「明華 雅」
彼女は「MZC」の一員であり、原因不明の今は亡き誰かの記憶が不規則に現れる空間を治すために奮闘
する。
....もう何も失いたくないから折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 18:17:52
5175文字
会話率:12%
魔族は長きに渡り、人族との戦争を続けていた。400年前に締結された停戦協定により、領地を分ける壁が建設され、現在では冷戦状態が続いている。
幼い頃、壁に空いた穴から人族の領地へと足を踏み入れた魔族の王子、シラーフェは、美しい花畑に立つ少女
と出会う。
魔族と人族が分かり合える世界を夢見る少女に、シラーフェを恋をした
しかし、二人は決して結ばれない……
数年後、聖女となった彼女の隣にいたのは異世界から召喚された勇者であった
己の立場を理解したシラーフェは、魔王として二人に立ちはだかると決める
すべては彼女が夢見、自分が共に願った世界を実現させるため折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 14:22:40
421712文字
会話率:33%
「ダイキ。ずっと一緒。絶対に、死なせないから。もしダイキが死んだら、私……生きていけない」
銀髪赤眼の美少女は胸に少年の顔を引き寄せ、深い慈愛がこもった声でそう言った。
すべては恐ろしい怪異から大事な少年を守るために。
少年、黒野大輝(く
ろのダイキ)は転生者である。
極度のビビリでホラーに耐性が無い彼は、よりによって大人気ホラー漫画『銀色の月のルカ』の世界に転生してしまう。
生前にオカルトマニアの友人に無理やり読まされたものの、怖すぎて途中までしか読めなかったため原作知識は全三十一巻中、三巻までしかない。
現代社会に蔓延るおぞましい怪異たち。日常のあちこちに死亡フラグが溢れかえっている。そんなモブに厳しい世界で中途半端な原作知識だけでは確実に命が危うい、とダイキは焦る。
しかし幸い、お隣には原作の主人公にしてメインヒロインである銀髪赤眼の美少女霊能力者、白鐘瑠花(しろがねルカ)が住んでいた。
ダイキは怪異から守ってもらうべく、ルカと親密になるが……特殊な容姿と能力のせいで周りから浮いていたルカは、物凄い勢いでダイキに懐いてしまう。
美しい幼馴染に溺愛されながら、ダイキは過酷なホラー漫画の世界を生き抜いていくこととなった。
ハーメルン様、カクヨム様とのマルチ投稿です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-19 06:21:30
589512文字
会話率:34%