ちょっとした、世界にたいする祝詞
最終更新:2019-04-18 20:59:07
1001文字
会話率:0%
戦の勝利を祈るための祝詞を舞う、戦巫女。
彼女たちは戦国大名にとっては、『価値のある持ち物』でしかない。
戦巫女の奪い合いですら戦略とされる江戸の世で、主人公の深山は戦巫女を守る『守護役』に任命される。
守るべき戦巫女の八重はとんだじゃじゃ
馬で、しかも深山の暗き過去を知る少女だった……。
己の過去と葛藤し、少女との優しい約束を信じる。
『わたし、いつか……八重の桜を見てみたい。お母さまがいた、あの場所にいきたい』
『連れてってあげるよ、私が』
叶えられなかった約束を、今度こそは命懸けで守らんと、武士の戦いが始まったーーーー!
不定期連載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-07 00:00:00
129680文字
会話率:22%
平成17年9月、大森啓二(37歳)は養老ランド内の骨董品市場で白銅鏡を購入する。
その日から鏡の表面に浮いた白い錆の除去に没頭する。
2年前に妻の雪江を亡くす。彼女の家は養老の滝の近く。彼女との結婚が縁で大森は度々養老に足を向けていた。
毎日白銅鏡を丹念に磨いていると、古代の集落と思える光景が夢に現れて、その中で妻と会う事が出来た。
しかし白銅鏡を完璧なまでに磨き終えた時、妻の夢を見る事がなくなった。代わりに大森の心は物の怪に憑依される。彼の形相は死人のようにすさまじいものになる。
平成18年3月、大森は家を捨てて、養老山脈の北側にある笙ヶ岳に登る。その山頂にある洞窟に入る。大森はその中で死ぬ。
死んだ大森は”あの世の世界”に入る。
その世界は白銅鏡に閉じ込められた瀬族の巫女、瀬織津姫の想念の世界であった。
大森はその世界で瀬織津姫に可愛がられる。白銅鏡をしっかりと守れと言い含められる。
当初、瀬織津姫の想念の世界は穏やかで優しい田園地帯の光景だった。大森が入りこんでしばらくして、太陽も照らさぬ荒々しい世界へと変貌していく。
そして瀬織津姫はもう1つの、雪江達のいる世界に侵入して、雪江達農耕民族の住民を破滅させようとしていた。
この時、農耕民族の長、ニギハヤヒが大森の前に現れる。
大森が手に持つ白銅鏡を砕けという。
大森の間の前には壊滅寸前の雪絵たちの姿があった。大森は意を決して白銅鏡を叩き割る。この時物質世界の笙ヶ岳の洞窟内の大森の死骸に抱かれた白銅鏡も割れる。
そして瀬織津姫の想念の世界は消滅する。雪江達の世界も復元される。
この時を境に大森は養老町で唖として生まれ、30年後に雪江の住む世界に生まれ変わる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-06 08:53:10
27960文字
会話率:3%
平安の時代から続く清宮家。
代々ある神社の神主を務めている清宮家は、他の神主にはない不思議な力を使えていた。
それは、神の血が僅かにだが体に流れている影響で神の姿を直接目にできた。
そんな清宮家の長男である、12代目清宮 天燈は妹の阿澄と共
に学校へ登校する。
直後、阿澄とクラスメイトと共に無人島へ召還されてしまい、そこで待っていたのは天使の使い魔を名乗るミータンと言う猫であった。
「にゃにゃにゃ、試練だにゃ!」
これは、特殊な力を持った天燈と共に召喚されたクラスメイト+阿澄の物語。
主人公天燈は無事に無人島を脱出して元の世界に帰れるのか?!
それとも言えこの世界でひと旗あげるのか?!
主人公に神の血が流れてる為チートと思われる描写がいくつか出て来ます。
カクヨム様にも掲載しています。
少しでも多くの人に見てもらえますように。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-31 11:00:00
66841文字
会話率:30%
万物に宿り、事象が意志をもって八百万の神となる。それらの神は、高天原より現し世へと出で現れ世を照らし出す。幽世から現し世へと溢れ出した、魑魅魍魎が形をもって災厄となる。
キッカとアスハの姉弟は餓鬼に襲撃された村から両親に命じられ、とあ
る付喪神を祀っている社へと逃げ込んだ。しかし、そこにも餓鬼の手は伸びてくる。二人が社の中で身震いしていると、不思議な声が聞こえてきた。その声は、祝詞を捧げれば、キッカとアスハを餓鬼から助けてくれるという。キッカはその声に言われるがまま祝詞を奉じる。声の主は、志那都飯綱姫命と名乗る神であった。
風の神力を操る飯綱との結ひを得たキッカは、餓鬼を撃退することに成功した。そして、御身を顕現した飯綱は、可愛らしい3本の尾を持つ白銀の狐であった。
二人と一柱は、社で一晩を明かす。翌朝、餓鬼の手が社まで及んできたことを不審に感じ、村に引き返すことを決心したキッカとアスハであった。村へと辿り着いた先には凄惨な光景が拡がっていた…。そこには、餓鬼だけでなく、はるかに凶悪な牛頭と馬頭の姿もあった…。
この襲撃は、大禍時の前兆に過ぎない。
キッカとアスハの姉弟は大禍時が振り撒く絶望に囚われていく。そして、極限の状況で顕になる人の在り方を、問い続けることになる。その果てに、希望を見出だすことは出来るのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 01:15:01
50610文字
会話率:42%
9月頃から襲ってくるアイツはどうして日本から逸れるのか。
最終更新:2017-10-25 00:05:45
2794文字
会話率:6%
女子高生・棗が再会した幼馴染。彼も知らない彼の秘密。
最終更新:2017-07-11 22:10:15
4535文字
会話率:53%
男子高校生・二見の感じる疎外感。その秘密。
超短編の物語。
最終更新:2017-07-11 22:01:29
3016文字
会話率:54%
お前は天使にしては黒すぎる。しかし悪魔にしてはあまりにも白い—————。山に囲まれた小さな村に住む少女・リアは、純白の翼を持つ悪魔・シエロに出逢う。悪魔によって村も家族も失ったリアは、≪契約≫と称してシエロに唇を奪われてしまうが…。悪魔と契
約した少女が、魔界、人間界、天界の陰謀に巻き込まれていく—————!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-15 19:29:11
6593文字
会話率:57%
私は今日、友を喪くした。
これは、彼に捧げる弔辞であると同時に、彼の未来に幸多からんことをと願う祝詞である。
(申し訳ありませんが、感想欄は鎖しております。
何かコメントを残されたい方は、活動報告にお願いします)
最終更新:2017-06-04 16:41:09
2505文字
会話率:6%
黄色に輝く石を集めていた獣人たちの一部が暴走し、悪魔の種族として忌み嫌われたのは昔の話。
時は流れ、戦乱が続く大陸では、種族的な特徴を持ち得ない霊人族を中心に、月を神の御使いの化身と崇める者達が現れる。力を求め始めたその者たちの中に、かつて
忌み嫌われた黄色の輝きを放つ石を、月の石として集める者が現れる。様々な種族や国家の間で争いが絶えず、たとえ今が平和な場所でも、いつそれが突然失われるか分からないそんな時代。
見えない何かに縋る者が多い中で、そんな何かにいてもらっては困るという、ひとときのちっぽけな平和を望む男に一人の子供が誕生した。
そして、ついに、時代は大きく流れ始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 23:15:52
167831文字
会話率:58%
決してやってはいけない。
日本の呪道にはいまだ、行ってはいけない呪いが多数存在する。上げてはいけない祝詞、歌ってはいけない数え歌…その中で今も語り継がれる最大の禁忌が「ウラハク」である。
霜月透子さん主催、『ヒヤゾク企画』参加作品。今話は、
実話風冬の怪談です。これがフィクションのものだとしても、あなたは決して実行してはいけません…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-01 06:41:53
3104文字
会話率:33%
忘れられた物語は大鵬の翼に乗って旻を渡る
争いの火種が道標となり、大鵬は飛び続ける
女神に託された願いを高らかに
戦火は宛ら祝福の花火の様に
鬨の声は祝詞の様に
語る者が絶える迄永久に世界を彩り描くのだろう
最終更新:2016-10-08 20:00:00
1739文字
会話率:0%
――少女は“贄”だった。殺される為に、捧げられる為だけに生み落とされた。誰もがその罪も無い少女の死を望み、誰もがその穢れ無い少女の生を怨む。
気が付けば人ではない身だった。気が付けば誰もが自分を殺そうとする。世界中の憎悪に怯える生贄の少女
はある日死に体の男と出会う。それが少女にとっての一切成就祓となるや。
“天より五穀の元祖として普く種を降し、千代万代まで秋の垂穂八握に莫々”
――――此れは、全てに死を望まれた少女と、それに剣を捧げた男の物語。
※和モノ布教企画短編作品です。前後編の2話編成となります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-02-27 20:01:45
22183文字
会話率:48%
美術部に所属する少年、高松典史。彼は美術部の先輩上田幸子に恋をしていた。彼の恋は果たして実るのか、それとも…
甘酸っぱさのない恋愛物語
最終更新:2015-07-27 09:31:48
3166文字
会話率:58%
たまには真面目に、夫婦で神社にお祓いに行った時の話……だったはずなのですが。
最終更新:2015-04-01 11:53:13
1234文字
会話率:19%
13日の金曜日の悪魔的思考。金に乏しい酒呑みが、得手勝手な倫理を展開する。
最終更新:2015-03-13 03:00:38
200文字
会話率:0%
太陽に背を向けて咲く向日葵(ひまわり)の謎。その謎に挑む理科教師は、純粋に科学を愛し、サイエンス・フィクションな結末を迎えたとき受け入れることができるのか? 科学と非科学の呉越同舟物語。天使祝詞。
最終更新:2014-08-17 00:00:00
1551文字
会話率:10%
主人公洋一は大津に住む淳子と年に何回か行き来して、島での悠々自適の生活を堪能する。
アマモの再生も軌道に乗りかつての豊かな漁場が戻りつつあり、島の人たちの中に溶け込んで行く。
やがて島の出身の老医師が診療所に帰って来て、妻の淳子も安心
して大津から島にやってきた。そして釣りの面白さを味わい、病みつきになっていく。
二人の人生はこれからだ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-02-26 18:05:26
64094文字
会話率:80%
1000本の刀を集めて祝詞を捧げれば男になれるとの噂を信じ刀を集めていた女僧の武蔵坊弁慶だったが、その夢は1000本目の刀を携えた源義経に返り討ちにされ、しかもその噂がただの絵空事だと知る。
その頃、京では姿なき辻斬り事件が多発していた
。
義経が語る、妖刀・夫婦刀の存在
そして、義経自身が携える夫婦刀との因縁とは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-12 16:05:59
23558文字
会話率:33%
俺は、ER(拡張現実)ゲームの貧乏デザイナーだ。ひょんなことから超大型ERゲームのファースト・テスターを務めることに。クリアできれば大もうけ。失敗すれば会社ごと破滅。約束の日が来て、南海の孤島に降り立った俺を待っていたのは、日本神話をモチ
ーフとした世界だった。全10話、5万字。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-28 00:00:00
48531文字
会話率:12%
※リメイク化準備中。新規小説として再開する予定です。公開できた際には、この小説は削除する予定です。
――その前に、ある■■■■の話をさせてほしい。
それはあまりにも当たり前で、しかし一定を超えてしまえば異常であって、酷く醜く気持ち悪
いソレは生まれてしまった。
生まれる場所を、時間を、状況を間違えてしまったのだと誰もが口を揃えて叫び散らす。生きるが罪。存在が災禍。誰も望まれなかった。しかし世界は、ソレの死を嫌った。
死ね。死ね。死ね。殺意の呪言はいつしかソレにとっての祝詞へと変わっていった。
万象、一切合財塵も残さず絶滅してしまえ――ソレがそう思い至るのも必然。ソレは自らを最底辺の劣等種だと信じて疑わない。何もかもが眩しくて、煌めいていて、壊したくて堪らない。
ソレは深淵。ソレは超深奥。ソレは唯我。ソレは、■■。
本題だ――ある神楽の話をしよう。この神楽がいと雅と見られるか、いと醜悪と見られるか、それは烈士達の舞に委ねられる。
幕府が成立して三百年、平穏が掻き消え始めたのは六十余年前のことであった。
今や乱世――山賊、海賊、辻斬り、更には妖魔が横行跋扈する時代。町村外での殺しは法では裁けない。
力無き者は何も守れず奪われ殺される。これは一般。これが普通。
領間の衝突なぞ簡単に生じ、勝利領は敗北領の金品や武具、女といった戦利品を持ち帰り、戦果によっては宴を開く。結論、蹂躙して悦ぶ馬鹿者が圧倒的に巣食っているのだ。
皆全て、海外諸国との外交により外来の技術を貪欲に取り入れた幕府の出過ぎた意向が原因である。
堕ちた極東の国。形式上、幕府が治めし“神の住まう国”――神は必要か?――
国の名は“神州”――“神州高天原大八島国”
力が全てのこの国で、真に恐ろしきは人か、妖魔か、はたまた別の何かか。
これより、鮮烈なる神楽が幕を開ける。演目は『紅蓮天照烈士之神楽』
天照の下に集い、神州屈指の益荒男達は烈士として舞い踊り、咲き歌い、散り奏で、艶めく演じて、紅蓮の如く生きていく。
さぁ、前座は終了。拍手喝采の準備はよろしいか――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-05-25 04:19:36
198380文字
会話率:48%