妖怪絵師・岩下来女の名を知る者は少ない。
その作品のほとんどは、彼女の死後に焼失してしまっているためだ。
緻密かつ濃密な妖怪画と、それらひとつひとつに添えられた異様な物語の数々は、まるで見てきたようと評され、一部の好事家の間では幻の作
品として名高い。
岩下来女は絵物語の才に秀でていた。江戸後期から明治大正まで生きたとされているが、その生涯は謎に満ちている。
※拙作「妖怪不条理小咄『妖隠録』」
(https://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se471091.html)
から派生した妖怪をテーマにしたシリーズ折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-19 13:38:26
11925文字
会話率:21%
遠い昔、皆既月食の時に様々な怪異が起こったとされているが、それを記した書物は焼失、口伝による伝承しか残されておらず、その口伝も暗号めいたもので解読は至難の業だった。
最終更新:2021-05-17 00:00:00
425文字
会話率:0%
敗戦末期の日本。
艦艇は沈みガソリン重油も枯渇。
大本営は未だに鬼畜米英と勇ましい事を言ってるが、本土の大半は空襲で焼失。
戦闘機は反撃も出来ず基地の掩体壕で秘匿。
そんな日本に・・
最終更新:2021-04-09 17:04:42
60121文字
会話率:10%
私――アニエス・アッカーソンの実家、アッカーソン家は伯爵家だ。だが、東方一の有力貴族として栄華を誇ったのも昔の話。私の戦乱と飢饉に見舞われた私の祖父の代で家運は大きく傾き、領地からは餓死者や領民の流氓が相次いだ。遂には爵位の返上を検討せざる
を得ないところまで追い詰められた時、降って湧いたようにやってきた、ヒルデブラント辺境伯家への輿入れの話。私の両親は縋るような思いでその話を繋げ、19歳の私はヒルデブラント辺境伯家へ嫁ぐことが決まった。
ヒルデブラント辺境伯の令息・ニコラスは、ヒルデブラント領の主要産業である養蜂と、蜜蜂たちを心から愛する青年だった。そんな彼と過ごすうち、私は働き者で私のない蜜蜂たちの生態に興味を持ち始める。そしてどんどん蜜蜂の世界にのめり込んでゆく私は、同時に穏やかで博識なニコラスにも惹かれてゆく。
だがそんなとき、ヒルデブラント家を大規模な山火事が襲った。日は十日間に渡って燃え続け、蜜蜂たちの蜜源となる草木は全て焼失してしまい――。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-16 12:10:19
10082文字
会話率:19%
風の国ウィンズに住む魔女シルは、毎日街の人々にイタズラしてばかりだった。
ある日、彼女の師匠ロンズが二人の住処を焼失させて行方しれずとなった。街の人々から追われるように街を跡にしたシルは、師匠を探すべきか安住の地を探すべきかも分からないま
ま旅に出ることになる。
-これは、彼女の世界を変える旅
※この作品は「ハーメルン」でも連載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-25 00:00:00
76751文字
会話率:49%
『焼失の如く、現出する観念』・・・『詩の群れ』から
何を言いたいのか分からないのが、詩の特徴だとしたら、例えばこの様な詩も、形作られる訳である。詩集『詩の群れ』、から。
最終更新:2020-12-10 06:52:53
278文字
会話率:0%
主人公はSF作家を夢見るサラリーマン。
相棒はメイドカフェの美しきメイド長。
この2人が秋葉原で起こる事件を次々と解決するオトナの、オトナによる、オトナのためのラノベ第95話です。
今回は、ベトナム戦争再現イベント中に"戦死者"が出て、
裏に戦争当時に米軍が発行した偽札の存在が浮上します。
直後の放火で偽札が焼失した事を知ったコンビは偽札の値崩れを恐れたコレクターが犯人と突き止めるのでした。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-30 20:10:11
12924文字
会話率:81%
およそ青春と呼べる全ての物を犠牲にし、そこそこの会社に就職した一成。他の同窓生よりもエリートコースに乗ったはずだったのに、現実は五月病を引き起こすほどに思惑とは掛け離れた日常だった。
先輩に無理やり飲まされ、虚しく終電を見送った一成の前に一
台の電車が滑り込む。
電車が着いた先は…太平洋戦争で焼失したはずの京浜急行平沼駅だった。
横浜大空襲前夜…一成は一人でも多くの命を救おうと奔走する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-20 11:14:10
9846文字
会話率:22%
平安の世。都が大火となり城の鬼門が焼失し、妖が侵入し帝に呪詛を掛け世を汚す混乱の中。陰陽師の八田笙明は妖隊として修験僧の龍牙、天狗の弟子の少年篠と共に東山道を進み妖退治の旅に出る。天満宮の四男坊の笙明は日没しか能力を発揮できず、龍牙は妖の匂
いがわかるだけで篠は剣術使いのみの異端児三人組は、鷺娘の澪を仲間にし謎めいた妖退治の快進撃を続けていく。
本作品は『エブリスタ』にて同時公開中です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-13 11:55:35
41266文字
会話率:67%
ある国で危険な伝染病が発生するのだが、その予防策に頭を痛める政府が取った策は……
この作品はわたしのブログ(https://ameblo.jp/zanjitsu)にも掲載しています。
最終更新:2020-04-29 15:30:59
1422文字
会話率:48%
「電子レンジでぶどうをチンすると発火するらしい」
すべてはこの言葉から始まった。大学は焼失し、オーストラリアからの貨物船が来航し、恋物語は宙を飛び、芽野が笑う。人々の思惑と因果が複雑に入り乱れ収束する、青春SFファンタジー!(予定)
最終更新:2019-12-09 19:00:00
4956文字
会話率:16%
魔導機械文明が栄えていたが衰退し、生活圏を確保する為に技術や学問の継承を焼失させてしまった世界。その中で環境によって性別が変わるギノス種族の一人は断片的な前世の知識を持っている為、どうしても性別に拘ってしまう。そんな転生者のお話。
最終更新:2019-11-30 09:52:26
101657文字
会話率:50%
その者は幼き体に不釣り合いなほどの魔力を有し、莫大な魔力によって未熟な精神は焼失し、空っぽの器となった。
剣と魔法が支配する世界『魔導郷』では魔変病として知られており、死亡率は99%を超える重病であり、助かったとしても記憶がなくなったり全く
違う人格になってしまうとして知られている奇病である......
......らしい。
いや、人格が変わるも何も中に入ってるの違う人なんですけど!?
魔法は超一流、育ちは上級貴族、やさしい兄に従順な侍女。才能も育ちもトップクラスの器だけれど、いったい僕にどうしろと!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-28 20:00:00
3087文字
会話率:53%
昨日の後悔とともに、明日の不安がいつまでも続いていく。同じ時間を繰り返すように。
最終更新:2019-08-10 03:18:47
506文字
会話率:0%
恩人の彼はただの変人か、それとも簒奪者か――? ◆ ギリギリになって婚約を邪魔された村娘のフロランスは、美人だが性格の悪い義妹と無神経な両親に神経をすり減らし、毎日村から逃げるように修道院へ通う日々を過ごしていた。ところがある日修道院が山賊
の襲撃を受け、フロランスはあわやというところで不気味な青年グレゴワールに命を救われる。フロランスは修道院の焼失で唯一の望みをも失いかけるが、そんな折、なぜかフロランスを気に入ったらしいグレゴワールに彼の下で働かないかと誘われる。 ◆ 宮廷魔術師団の死霊術師(ネクロマンサー)であるグレゴワールは周りから嫌悪されることが多く、残虐な先王殺しとも噂されていた。しかしその一方で彼はフロランスには妙に甘く、物理的に身近に置いておこうとするわ、毎日頭を撫でては魔力を流し込んでくるわ、怪しく笑っては嬉しそうに「私の太陽」だなんて呼んできて……? (※太陽娘=たいようむすめ)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-20 22:51:30
175237文字
会話率:45%
街から街へと人の想いを運ぶ郵便屋シャノン。
元気に仕事をする彼女は2年前に謎の焼失を遂げたポルトクリフという街で一人の死にかけた少女ルルカと出会う。
少女ルルカは何者か?なぜポルトクリフは焼失したのか?
裏で画策するは王都を巻き込む不穏の
影。
襲い来る脅威がシャノンと少女ルルカへ向けられるとき、歴史に名を遺す女王達が姿を現す!
新たなる物語、二章へ突入!
復興を目指すポルトクリフに戦争の影。
訪れる嵐、ハイドラ連合の剣士、そして赤き瞳は語る。
笑いあり、涙あり、郵便屋が送るハイファンタジー小説更新中!
※不定期に14時更新致します(……そのうち一章の誤字とか直します)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-03 14:00:00
248665文字
会話率:46%
不審火で焼失した祖母の古い屋敷跡を訪れた琉夏。残されていたのは砂岩の塀と焼け焦げた古い土蔵。庭石までが焼けただれた庭に、なぜか1本だけ瑞々しく伸びる桐の木が…。不思議な既視感とともに封印された記憶が呼び覚まされる。
最終更新:2018-05-22 00:00:00
17855文字
会話率:25%
神楽恵子(26歳)は、中学時代のトラウマから男性に近づくと蕁麻疹ができる体質になり、結婚願望があるものの、お付き合いできない状況になってしまった。以前よりは症状は治まってきたものの、同僚で上司の高藤洋介(26歳)に近づくと、ひどい蕁麻疹がで
きるほど苦手だった。そんな中、高藤の最愛の人形が火事で焼失……したと思ったら、しゃべる人形として復活していた。彼女は、そんな二人(一人と一匹?)に振り回されながら、前へと進んでいく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-05 20:00:00
45296文字
会話率:37%
もらい火で焼失した我が家に関する回顧録になります。上毛新聞誤報伝ー火事顛末記の1ーと姉妹編になりますが、こちらはあまり深刻な作品ではありません
※カクヨムにも掲載しています。
最終更新:2017-06-12 07:13:54
10837文字
会話率:0%
月の貴族、パラテラ卿は、タゲェティブ大臣とニュービーン姫と共に、日本国の偵察任務を命じられた。
ところが、理想の地球とはかけ離れた惨状に幻
滅。偵察初日に隠れ家が焼失、挙句に姫の失踪と、度重なる不幸が彼を襲う。地球にも、ましてや月にも、
パラテラ卿の拠はどこにも無かった。
そんな彼が、過去に深い傷を持った天才芸大生と出会い、やがて互いの運命を大きく動かしはじめる―
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-08 01:32:02
43941文字
会話率:36%