配慮が足りないヤツラのせいで、今日も俺は駆り出される。
◇◆◇
魔物が棲む森に隣接した辺境の街。
そこで昔、子供たちがとある一つの約束をした。
「俺達でこの街の『英雄』になってやろうぜ!」
ただの気まぐれで放たれたこの一言で
、幼馴染達は皆それぞれに強くなろうとした。
しかしそれから10年を経て、俺は『街の郵便屋』をしている。
器用貧乏がたたって早々に『英雄』を諦め、他人よりちょっと魔法と剣と身軽さを持つ一般市民の俺・セルジアート。
しかし他の幼馴染は、未だに当時の夢の途中だ。
俺様気質の次期領主。
最年少で成りあがった教会支部長。
そして一騎当千のソロ冒険者。
彼等は今や、この街の若き三つの護り柱。
それ抜きにはこの街を語れないほどまでにその名声は高まっている。
しかしそんな彼等にも、懸念点が一つだけ。
彼には――周りへの配慮と遠慮が圧倒的に欠けているのだ。
戦力としては三人集まれば最強の筈。
しかし制御されない力は、ただの宝の持ち腐れ。
それを往なして鎮められるのは、この街の中でただ一人。
俺ただ一人――なんて事を、いつ誰がどこで言ったのか。
「お前らなぁ……毎度毎度『幼馴染だから』なんて理由で呼ばれる俺の身にもなってくれ」
この街で本当に一番強いのは誰か。
その片鱗を垣間見る。
――――
※カクヨム先行公開作品です。
2023年3月 <最強に尊い! 「推しメン」原案小説コンテスト>チーム部門受賞候補作(5作品)に選ばれました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-17 07:10:00
6660文字
会話率:28%
大きな争いがないのに少し仲が悪いこの世界をつなぐ、風の郵便屋さんの物語。
最終更新:2025-07-09 18:00:00
1499文字
会話率:21%
海に住む魚人族の青年:アレルは、ある日砂浜で見かけた女の子に一目惚れをする。彼女に会うために、アレルは魔女に脚を生やしてもらい、地上に出ることにする。郵便屋という職業に出会い、地上で生活する中で様々な人と触れ合い、成長していく物語。
果たし
てアレルは、恋したあの子に会うことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-24 19:02:28
77013文字
会話率:54%
正月の風物詩と言えば年賀状だ。
相手と自分の住所と名前を宛名の面に書き、個人個人の思いを真っ白な面に書いて郵便ポストに入れて新年の挨拶をする日本の文化だ。
今はネットやスマートフォンの普及で新年の挨拶も簡易的な挨拶になり、少し味気ない挨拶
になっている。
元旦に届く年賀状が待ち遠しくて家の前で寝間着のまま郵便屋を待っていたのは懐かしい思い出だ。
そんな年賀状に纏わる不思議な話がある。
それは私が子供の頃に遡る…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-02-22 00:00:00
8220文字
会話率:5%
郵便屋さんと婆ちゃんの詩
最終更新:2025-02-05 09:20:14
295文字
会話率:50%
多重交錯世界-ターミナル-
ありとあらゆる世界と繋がると言われる『扉』を持つ世界。
この地へ訪れた者を『来訪者』と呼ぶ。
不幸な事故でターミナルへと渡った青年と、それを救った少女。
ターミナル唯一の町『クロスロード』で生きるために、彼らは
日常を開始するのだった。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
●このお話の主役は『クロスロード』の町そのもので、
メインの青年と少女はナビゲーターとなります。
基本的には町の出来事と、来訪者のお話となる予定です。
ナビゲーターはチートとかハーレムとかとは無縁です。多分
●わりとファンタジー事象解説小説になっている気がします。説明・解説系多め。
●本作は個人サイト「EXPLORER's」にてPBWとして運営、公開していた設定を使用しています。
(現在PBWとしての活動は停止しております)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-14 20:40:37
1330327文字
会話率:49%
───無法都市 クロスロードの実績が解除されました───
多重交錯世界-ターミナル-
ありとあらゆる世界と繋がると言われる『扉』を持つ世界。
この地へ訪れた者を『来訪者』と呼ぶ。
ターミナル唯一の街 クロスロード
無法都市とも言われるそ
の街の治安は善意や道徳だけで維持されているわけではない。
これは、表に出ない裏側に生きる者のお話。
『魔術使い』の少女 ティアロット
『光使い』の少女 アリス
二人はこの街の光と闇の境界に立ち、行く末を見守る。
そんなお話です。
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-
●このお話は 『EXPLORER's~郵便屋さんと神話食いの少女~』
(http://ncode.syosetu.com/n2569ea/)のサイドストーリーです。気持ち的にはダブルメインです。
この世界の主な設定についてはそちらを読まなくてもわかるようにはしたいなぁと思っていますが
あちらと連動していきますので宜しければ双方お願いします。
●本作は個人サイト「EXPLORER's」にてPBWとして運営、公開していた設定を使用しています。
(現在PBWとしての活動は停止しております)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-23 22:57:34
56756文字
会話率:43%
代筆屋を開く子爵の名前はルーシャス・オークスドン子爵。
領土は広くはないが、そこそこある。人の役に立つ仕事がしたくて代筆屋の看板を街に掲げたところ、オークスドン子爵の代筆屋というネーミングが良かったのか、信頼を勝ち取り、今やさまざまな相談事
が朝から晩まで舞い込む。
ある日、仕事終わりに、いつものように近くのジーン・ハット子爵令嬢の魔法の鳩郵便屋まで代筆した手紙を出しに行くと……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-28 20:10:00
11295文字
会話率:39%
ミリィは永遠を生きる魔女の1人。ずっと小さな町で薬師をしている。人との交流もなく、静かに暮らしていたところ、郵便配達の少年、ウィルと出会う。
最終更新:2024-10-17 00:49:10
30521文字
会話率:44%
これは白蛇が郵便屋として働いていた。
しかし、ある雨の日に一人の少年に出会う。
そして、彼と白蛇の日常が始まる
最終更新:2024-10-16 23:12:25
1411文字
会話率:40%
シマエナガの鳥獣人である雪斗(ゆきと)は、真っ白でもふもふの髪の毛がコンプレックス。
ある日、雪斗が働く喫茶店に新しい郵便屋さんがやってきた。彼の名は飛彦(とびひこ)――オジロワシの鳥獣人だ。
ひょんなことから文通を始めることになった2
人は、つたない手紙のやりとりを通して少しずつ仲良くなっていく――
オジロワシの郵便屋さん×もふもふ可愛いシマエナガくん
ゆるくてあったかい鳥獣人BL♡
※他サイトにも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-19 21:52:37
33714文字
会話率:43%
王都シルフォリアの郵便屋で働く少年、ヒルト・クリネは
今日も扉を蹴飛ばして、いつも通り配達に向かう...はずだった。
車は急には止まれない。馬車にはねられた彼を待っていたのは女神様!?
「私が生き返らせてあげる、これで永遠に郵便ができる
わよ」って言ってたけど、どういうこと?
生き返って地上に戻ったら体から翼が...
ん?翼?
なんかいきなり魔法陣で召喚されちゃうし、
天使って崇められてるし、
もしかして...天使にされちゃった!?
これは天使が運ぶ手紙で紡がれる不思議な縁の物語。
あなたの元にも幸運が訪れますように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 12:10:00
197750文字
会話率:20%
「郵便屋」に勤める主人公ノアは、今日も「検閲」の仕事をしていた これは彼らの日常が「検閲」される話である
最終更新:2024-05-06 19:00:00
5906文字
会話率:64%
二匹の黒猫、ネムとキノは亡くなったご主人様の思いを繋ぐ為に郵便屋さんになった。
しかし、ネムとキノは気まぐれな性格で・・・?
時には感謝を、時には愛を、時には人生最後の手紙を届けます。
最終更新:2024-05-04 13:05:13
7931文字
会話率:25%
とある田舎の郵便屋さんと、特別なおまじないの手紙の話
キーワード:
最終更新:2024-03-09 00:25:06
6271文字
会話率:52%
郵便局。それは様々なものを運ぶところ。
急速に発展しつつあるルーニ王国では、飛空艇の建造に合わせて郵便網が拡大しつつあった。
そんな王国の郵便局員に、レインという名前を持つハーピーの少女がいた。
彼女は同僚である貴族の令嬢と共に、朝早くに起
きては局員としての仕事をこなし、夜には眠るという生活を送っている。
これは彼女のなんてことのない一日のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-29 18:44:51
5675文字
会話率:54%
息が詰まりそうな日が続きました。きっかけを踏み出せばあっけなく開いて行く私の味方です。
最終更新:2023-09-04 13:59:36
611文字
会話率:0%
謎のハッカー集団によりインターネット、電話が使えない近未来。伝達方法は皮肉にも郵便屋にかかっていた。鍛えられた郵便屋はそれぞれランクが決められ、AAAは大統領命令を唯一遅れる郵便屋である。しかし手紙は闇市で高く売れるため、AAAには様々な盗
賊団がつきまとっていた。敵をしりぞけ、無事大統領に手紙を渡す事ができるだろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-01 20:42:08
100388文字
会話率:41%
「大変っ! 大変なのよぉ〜!」
私は見習い錬金術士のミミリ。私のうさぎのぬいぐるみのうさみが、血相を変えて錬成工房から走ってきた。
「うさみ、大丈夫か?」
私の隣を歩いていた、見習い冒険者のゼラくんも驚いてうさみを受け止めようと両
手を広げ……るも、顔に足蹴をされて私の胸に。
「来たのよ! 来たの! ドラゴンの郵便屋さんが!」
「「えええええええ」」
ーー☆☆☆ーーーーーーーーーーーーー
これは、
見習い錬金術士ミミリの冒険の記録〜討伐も採集もお任せください!ご依頼達成の報酬は、情報でお願いできますか?〜
https://ncode.syosetu.com/n1094hm/
のシリーズ番外編。
なんとなんと、あの作家さんたちとのスペシャルコラボイベント第二弾ですっ!
作家さんはこちら
神崎ライさん(@rai1737)
まりんあくあさん(@marine_aqure)
☆神崎ライさんのご作品はこちら☆
https://ncode.syosetu.com/N3370HF/
☆まりんあくあさんのご作品はこちら☆
ncode.syosetu.com/n0156hr/
応援、よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-28 19:12:11
3534文字
会話率:59%
生まれ育った地、ジフォンで郵便屋に勤める青年アリュウル・クローズ(通称アル)。
アルは配達の途中、自称瀕死の剣士から『四竜征剣(しりゅうせいけん)』という、伝説の武器を押しつけられてしまう。
そのついでに渡された手紙を頼りに四竜征剣を返そう
とジフォンの外へ1歩出たところ、今度はジェネシスという組織にジフォンへの唯一の帰路である架橋を落とされてしまった。
故郷ジフォンへ帰る。
ただそのために、アルは仕方なく冒険者となった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-26 05:00:00
686538文字
会話率:60%
「記憶の郵便屋」がある街の隙間にひっそりとたたずんでいた。そこで働くヒトメは記憶を無くした青年。青年は精神の世界である「夢世界」を通して依頼者の記億を配達している。その夢のなかでの配達の途中で彼は自分の過去を思い出すが、起きたときにはいつも
忘れてしまっていて……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-05-29 07:14:58
13576文字
会話率:46%