小説家になろう 勝手にランキング
小説家になろう の 非公式 ランキングです
歴史ランキング 1101~1150位
氷の王太子が名前も顔も知らない令嬢に出した『手紙』が原因で起きた、とある国の歴史に残る大騒ぎ。
甲斐の虎こと、武田信玄の鬼軍師として名高き山本勘助。
だが、彼には五十代に至るまで使えるべき主君を持てず、今で言えばフリーターの立場で流離い続けたはぐれ者、という一面がある。
やっと心服できる主に出会い、その弟・武田信繫の信頼を得た後、六十九才の高齢で迎えた晴れ舞台・川中島の合戦。
劣勢を立直すべく、深い霧に覆われた戦場へ向う寸前、勘助は一つの言葉を言い残した。
「時の巡りを味方にして参る」
それは、はぐれ者だったからこそ分る
信玄、信繁の密かな孤独へ共感し、生涯最後の力を捧げんとする誓いの現れだったが……
激闘の末、朦朧とする意識の中で霧の奥へ見出す最後の敵とは、果たして誰であったのだろうか?
☆
小説家になろうの他、アルファポリス、エブリスタ、ノベルアップ+でも掲載しています。
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たぶん日本最初の社畜とダメな上司によるパワハラ&アルハラを見いだしたのです。
今回も推論を重ねた仮説で創作です。
前作「カブキ」で語った設定を踏襲しつつ、別視点のような形です。
Wikipediaさんを利用して調べものをしました。
R15は保険です。
凛子は進路に悩む大学院生。深夜、研究室からヘトヘトで帰ってくると、軍服を着た男七冶が部屋に侵入していた。しかも男は1944年の日本からやってきたという。凛子は彼と過ごすうちに、優しく気遣いのできる彼に惹かれていく。しかし、彼は妻子持ちであった。悲痛な事実に自分の気持ちを押し隠す日が続いたが、ある日、また新たなタイムリーパーの軍人の真人が凛子の前に現れる。その男は蚤と虱だらけ、さらに右腕はなく、傷口から蛆が湧いていた。凛子は七冶への恋心を
忘れるべく献身的に介護を始めた。凛子への敵意を剥き出しにしていた真人だったが、少しずつ凛子の優しさに触れて心を開いていく。折りたたむ>>続きをよむ
天正10(1582)年6月。織田信長に京都を追い出された足利義明は鞆にいた。
そこで義昭は自分の味方となってくれる大名たちに「信長を倒すように」という手紙を書き続けては送る生活を10年ほど続けていた。
この日も打倒信長を呼びかける手紙を書いていた。だが、そこへ使いの者がやってきた。
使いの者はそこで衝撃の事実を義昭に告げる。
※こちらの小説はnoteにも投稿しています。
15歳の主人公はある日、戦国時代にタイムスリップしてしまう!
歴史好きで、戦国武将に憧れていた主人公は、戦国時代にタイムスリップできたことを喜ぶ。
が、まさかの百姓の子供に!?武士にしてくれれば良かったなあ。
かくなるうえは下剋上だ♪
高校教科書レベルで、日本史のショートストーリーを作ってみました。
教科書や参考書よりもは、分りやすいと思います
ぜひ見てください
戦地に赴いたわけでもなく、被災したわけでもなく、疎開先で苦労したわけでもない。
大空襲に遭った名古屋市から、現代の感覚で言えばそれほど遠くない農村に生まれ育った、幼児の目から見た戦争のリアル。
Youtubeで出している 翔雲堂クラウドの茶人伝を文章化したものです。
茶道に関する歴史上の人物を「わかりやすく?」説明しています。
どうぞ、お楽しみください。
1110位 鼓星
歴女な高校生・岡田雫がタイムスリップしたのは戦国時代の安芸国・毛利領だった。
そこで毛利元就の長男・隆元に拾われ毛利家で生活をしていくことになる。
そこで毛利元就、次男・吉川元春、三男・小早川隆景など毛利家の歴史に触れていく。
歴史を知っている雫。
雫は未来へ帰れるのか。
そして毛利家の歴史を変えてしまうのか。
自由党を結成した退助。
しかし、自由民権運動は次第に過激化。
取り締まる政府との軋轢は深まるばかり。
そんな中、退助は暴漢に襲われ負傷する。
有名な『板垣死すとも、自由は死せず』の言葉を発する。
貧しさにも負けず、最後まで憲政の確立と、
自由・平等・人権のため戦い続ける一生だった。
武田信玄の家臣 馬場美濃守信春は、長篠の戦いで戦死する際、武田が天下を取れなかった無念を天に訴えた。
子孫?の馬場美濃流は、歴史オタでアニオタ。城跡巡りをしている時に信春の声を聞く。
気づいたら武田勝頼として転生していた。
天下を取る?この俺が?前世で何も取り柄のなかったこの俺が?
歴史を知る勝頼はどこで歴史を変え武田に天下をもたらすのか?
中学時代化学部だった知識を活かして作るその時代にはない厨二病アイテム達。
成長するに従って増
えてくる謎?その謎を解くことはできるのか?
仮の歴史を想像して描くファンタジーです。歴史好きな方がえーっと思うような、歴史がわからない方も心から楽しめるような面白い作品にしたいと思っています。
300万PV 達成しました。お読みいただきありがとうございます。
カクヨムにも転載はじめました。折りたたむ>>続きをよむ
なぜだか気づくとねねに転生していた主人公が目指すのは信長による天下統一だったが、本能寺の変を避けようとする主人公の動きから、明智光秀謀反と言う未来を感じ取った者たちが策を巡らせ、明智光秀を謀反へと向かわせてしまった。
信長亡き後、立ち塞がるお市様、柴田勝家を力で葬り、徳川家康も力で従わせると、小田原城に立て籠もる北条をブラフと伊達政宗の白装束姿で追い込み、豊臣の天下を確実なものとした。
後は豊臣の天下が崩れるのを避けるだけ……。
だが、
その天下を崩そうとする者は政権の内部にこそいた。折りたたむ>>続きをよむ
明末、南京(金陵)の街を舞台に生きる妓女達の群像劇。
華やかだけれど退廃しきっていた時代、その中を必死に生きた人々の姿を掻いていきたいと思います。
本作は、「もしも古代中国にモールス信号の様な二進符号体系が存在したら?」という歴史改編SFである。この世界観は、ギブスンおよびスターリング「ディファレンス・エンジン」からの借用だ。十九世紀半ばのロンドンを古代中国へ、コンピューターをモールス信号にしてしまえば、もうあとの違いはない。但しモールス信号を送受信する機械が存在するためには、科学思想、数学、物理学、工学などを必要とする。また符号の送受信を行うための器具を作成、メンテナンスするため
の技術者、技術者を育成する機関なども必要になる。とても古代世界に揃えられるような代物ではない。そこで超能力かなにかによって、人間が電磁波を送受信できる設定を取り入れた。このアイデアは佐藤大輔「皇国の守護者」から借用している。人間が電磁波を送受信する能力を「導術」と呼ぶ。我々の世界で電磁波と呼ばれているのは「導術波」となり、導術を扱いこなせる人材は「導術士」と呼ばれる。これらの単語も「皇国の守護者」から借用している。何故導術がこの世界で必要とされたのか。幾ら激烈な戦争があったからといっても、即時通信手段を社会が必要とする描写が欠けていた様に思われる。
モールス信号と同じく、導術波にはトンとツーの二種類の信号しか存在しない。ここで中国独特の事情が関係してくる。漢字は数万種類も存在し、それぞれの読み方は決めっているわけではない。たかだか数十文字を符号化すればよい欧米とは事情が異なる。また広大な中国大陸では、一つの文字をどう発音するのかすら各地方ごとに異なる。そのため文章ではなく、単語の羅列を送受信することになる。結果、複雑な情報を導術で送受信することはできない。折りたたむ>>続きをよむ
歴喪女の小田信子は(略)
戦国時代に織田信長として転生した信子は持ち前の歴史知識を活かして衆道ライフを満喫していた。
だが、正史から事象が逸脱するとタイムパラドックス爆発現象が発生し、その世界線が消滅することを体験してしまう。
世界を存続させる為、信子は幾度もループを繰り返すが…
近松門左衛門の生涯は意外にも、詳しくは知られていない。知られているのは彼が武家出身であることや、彼が生み出した浄瑠璃、歌舞伎などだ。
とりわけ浄瑠璃は近松こそが手がけて大成させたと言われるほどではあるが、長い宮仕えでないなら希な大成に違いない。
この小説では、近松門左衛門の生涯を多くの史実と幾らかのフィクションを交えながら、つぶさに迫っていく。
人形を文化に押し上げた男が奏でた歴史。
それは紛れもなく、瑠璃のように清く深く彩りに満ちてい
たのだから。折りたたむ>>続きをよむ
逆行転生者が存在したとして、逆行転生した者が残した足跡によってどのように日本の歴史が変化するのかシヴィライゼーションするお話です。
主人公は日本の歴史であり、逆行転生者はその中の一コマ扱いです。
歴史読本の類であり、小説とは少し趣きが異なります。
連載は不定期です。
1120位 国記
かつて歴史に生き、歴史に翻弄され、歴史に散った者達が居た。
幻の歴史書を巡って巻き起こる古代歴史秘話が今、長い年月を経て紐解かれる――
国記編纂を積極的に推し進める有力豪族・蘇我入鹿。
長年にわたり大王(天皇)の座を狙う王族・山背大兄王。
水面下で己が野望のため動き出す謎多き男・中臣鎌足。
そして、ある理由から国記を盗み出そうと企む少女・真葵と、国記と蘇我氏に歪な執着を見せる渡来人・船史恵尺。
日本初の歴史書『国記』を前に、王族や豪
族、その他さまざまな立場の人間の運命が時に狂い、時に動き出す。謀略と野望、理想と葛藤の果てに、国記を手にする者は誰か――?
後に大化の改新を推し進める葛城皇子(中大兄皇子)と、その舎人(従者)・久理の二人を主軸に、国記を巡る飛鳥歴史群像劇が幕を開ける。
※この作品は、史実を基に一部脚色を加えたフィクションです。折りたたむ>>続きをよむ
「あーあ、もっと趣味の歴史の研究をしておくんだったな」
主人公、八咫三郎(やたさぶろう)はブラック企業にこき使われて無念にも過労死する。
ところが、三郎はなんと戦国の世に転生したのであった。
「やった! 憧れだった歴史の世界に、今、私は生きているんだ!!」
狂喜乱舞した三郎は武芸をほっぽりだして歴史の実地調査に打ち込み、さらには出家までして研究に勤しんだ。しかし、そんなニートの日々も当主の父や兄たちが討ち死にしたことで終わり
を告げる。
三郎は仕方無しに家督を継ぐも、八咫家の動員兵数はたったの三百人!
横暴な主家やイキった敵を相手に、三郎はこれまで培った歴史の知識を生かして次々と打ち破っていく。
※この作品の舞台は「戦国風異世界」です。実在の人物は登場しませんので予めご了承下さい。折りたたむ>>続きをよむ
現代京都。1000年続く、怨霊(詠み人知らず)と百人一首の歌人たちが戦うIFの世界。
歌人の異能力を受け継ぐ襲名者たちが、現代に蔓延る怨霊たちに挑む。
異能力を持つ襲名者はグループ(陣営)を組み戦っている。
この短編は、京都の鞍馬・大原に陣を置く「烏羽(からすば)陣営」の話。
若いリーダー藤原定家を助ける藤原俊成と源俊頼、協力する紀貫之と清原深養父。
成長と友情と様々な思惑があり、陣営が一つになっていく――ちょっと手前の物語。
※
2018年12月刊行の同人誌『さくやこのはな第3集』に収録されているものと同じで、僅かに改訂しています。また、初投稿のためテスト投稿も兼ねていますことをご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ
秋空高い空の下(もと)で
いつもと変わらぬ
手合わせをする、沖田と斎藤
話ながらも
楽しそうに刀を交え合う二人。
途中で休憩を入れ
平助の話や江戸での話をする。
そして、斎藤が…つい…?!
転生して貴族になったから、ヒャッハーしようと思ったら、未来は暗かった。
亡命しようと思ったが、家族はテコでも祖国から離れない。
仕方がないので何とか未来を明るいものにしつつ、色々と楽しもう――そんなお話。
オコトワリ
実在の人物・団体・国家とは一切関係ありません。
オリジナルなものや史実を離れた展開がわんさか出てくる予定です。
読んだ後に不快になったと言われても、対処のしようがないのでご了承を。
新選組離隊直前の、伊東甲子太郎目線の短編です。
「エブリスタ」にも掲載しています。
徳川財閥とハリスレーベルから九州のミュージックシーンを救うために立ち上がったミュージシャン達の回天
202X年8月10日…朝から30度を超える猛烈な暑さの日に全てが変わった。
この日、食品会社の新商品開発部の主任として長年勤務していた阿南豊一郎(46歳)は、出勤して間もなく激しい頭痛に襲われてそのまま還らぬ人となった。
だが、何者かの気まぐれにより阿南が意識を取り戻して再び目が覚めると、時代劇に登場しそうな古い家の中で彼は目を覚ました。
そこで阿南は母親を名乗る人物から色々と聞かされて愕然とする。
なんと日清戦争が終結し、日本と清国の
講和会議が行われた1895年4月17日に同姓同名の少年に転移していたことが判ったのだ。
阿南は食品会社にいた前世の知識と社会史で習った歴史の記憶を生かして凄惨な戦争を回避するべく、知っている限りの未来知識を使って日本の歴史を大きく変えることを決断するのである。
2018/9/10 週間歴史小説ランキング1位になりました!!!応援ありがとうございます。
2018/10/23 100万PV突破しました!!応援ありがとうございます!!
2018/10/31 総合評価ポイント10000pt突破しました!!!
2018/11/9 四半期歴史小説ランキング1位になりました!応援ありがとうございます!!!
2018/11/29 200万PV突破しました!!
2019/2/23 ストーリー性が破談しかかっているため、第二章にあたる阿南家以降の話から分岐したストーリー展開をさせていただきます。新しい章はRT1からとなります。
2019/7/7 完結しました。折りたたむ>>続きをよむ
ルビコン川を武装解除せず、渡河したカエサルとカエサル軍が、もはや機能不全に陥っていた共和制ローの歴史の扉を開く。
カテゴリー全制覇をもくろむ奈美は、時代小説に挑戦する。設定を仲間の剛と晴香に説明するのです。
奈美の選んだ歴史上の人物は、ノストラダムス。
ノストラダムスは、実はラノベ作家だ。と、話を創り出したけれど、父ジョームが、アビニヨン(ノストラダムスの家から20キロの距離)に住んでいたことをウィキペディアで知り、話が崩壊してしまいます。
作者も悶絶し、困り果てます。だって、今まで読んだ本の内容が、ウィキペディアの情報と違うのだから。創り出
した話と矛盾が生じます。
伝奇は そう書いてあれば、史実に基づいて書かなくても良いのですが、ノストラダムスの物語は、人類滅亡とか盛られて、20世紀末に社会に混乱をもたらしたので、同じ様に大嘘を書くのは、気が引けます。第一、現在持ってる本の内容を見るにつけ、なんだか腹が立ってきます。
仕方が無いので、前書きと、後書きを駆使して、作者フリマジンAも物語に参加します。奈美を操るフリマジン、奈美が操るノストラダムス、史実の中でイタズラに遊ぶノストラダムス。
物語は、きちんと時代小説になり、完結するのか、はたまた、フリマジンが運営に警告されるのか…
なんだか、面倒な話になる予感。折りたたむ>>続きをよむ
地下鉄のホームから飛び込み自殺をする
橋本 世奈(はしもと せな)
〈高校3年生〉
それを目撃した
成瀬 美咲(なるせ みさき)
〈宝石店勤務 27歳〉
自分の命惜しさに
見て見ぬふりをしてしまう美咲。
その瞬間、
イケメン天使が現れ、
美咲と世奈は2人揃って、
1200年前の韓国らしき国に
タイムスリップしてしまう。
どこかの星のとある国のとある時代によく似た町。
町娘・お苗は食事処の看板娘。
最近向かいにある悪徳問屋にぞろぞろとゴロツキが集まってきたのを不愉快に感じながらも、双月という男がどうにも怪しく感じてきて・・・・・・
時代考証一切なし!
お江戸捕り物帖始まり始まり
1941年1月、林忠崇侯爵が薨去。
第二次世界大戦の最中の死に多くの人が想いを巡らせた。
その一方で、第二次世界大戦は続いていた。
米日英仏等の連合国は、独ソ本土への本格的な侵攻を検討する。
さすがに冬季の今、ソ連本土に侵攻する愚を連合国側は犯すつもりはなかったが、春を期してのソ連本土侵攻が計画されており、独本土に至ってはライン河という防衛線が連合軍の攻勢の前に徐々に崩れつつあった。
また、伊をはじめとする中立諸国もうごめき
だしていた。折りたたむ>>続きをよむ
時は長篠の戦い――
史実通りに大敗し、武田方の3人の足軽が命からがら逃げている。それを追手が負う。
名もない男たちの、泥まみれでかっこよくないクソッタレな戦話
戦闘シーン祭り参加作品
家でひとり、夫の帰りを待つ女、お菊。
大工の夫を待つことには慣れている、しかし今日に限って焦っているのは、ある噂を耳にしたせいだった……。
端正な文体で有名な某時代劇作家リスペクトです。
清朝末期。西欧列強の侵略で中国は弱り切っていた。茶館に居座る読書人たちは、ひたすら中身のない救国論争を繰り広げるばかり。そんな中、老知識人の岳洋は北京で開始されようとしている変法運動に期待を寄せていたが…。
現代の就職活動で精神がぼろぼろの主人公は怪しげな占い師によってなぜか、五代将軍綱吉の時代にタイムスリップしてしまう。そこで江戸に住んでいる人々、そして綱吉と出会う。江戸の町に溶け込んだ主人公は江戸の様々な事件に巻き込まれながらもあの有名な法令を止めるために奮闘する。
世界史創作企画で、「新年」をテーマに、1月1日に没したルイ12世のお話です。
ごく普通の高校生の村上桜(むらかみ さくら)
修学旅行で訪れた山口県の功山寺で突然タイムスリップしてしまった。
たどり着いたのは戦国時代……
そこで出会ったのはどこか悲しみをおびた雰囲気を持つ青年、大内義長(おおうち よしなが)だった。
彼との出会いで運命の歯車がクルクルと回りだしていく……
第二次世界大戦末期。
ナチス・ドイツは見込めぬ勝利を夢見、未だに戦争を続けていた。
休む暇もなく、連合軍の爆撃機が、戦闘機が、昼夜を問わずに飛び交っている。
兵士や民間人は爆弾や機関銃の掃射を受け、嘆く。
ドイツ空軍はどこにいる、と
空軍は答えない。
答えたところで、望んでいる賞賛が受けられるわけがないと知っていた。
1941年の航空戦から、空軍は血を流し続け、休みもなく戦い続けたが、その栄光はいつしか「当たり前」となった。
正当な
評価など、今更求めてはいない。
さあ、私の昔話をしよう。私にとっては昔でも、君たちにとっては歴史であろう物語を。折りたたむ>>続きをよむ
満洲。かつて王道楽土と呼ばれた地。
その場所がまだ存続していたら?
──そんな前提で書いた短編です。
■あらすじ■
そう遠くはない昔の世界。その頃の日本は、今の日本とは少し違う国でした。大日本帝国。
そんな名前だった昔の日本は、少しの仲間と共に、多くの国々を敵にした戦争をしていました。それは、あなたのおじいさんやおばあさんも経験したであろう、まるで昔ばなしのように風化しつつある、あの太平洋戦争です。第二次世界大戦のひとつであるこの戦争では、日本・アメリカ・中国・イギリス・ソ連など多くの国々が戦いました。そして、多くの人々の命が失われまし
た。
とある少年・夢前勇斗にとってこの戦争は、自分のおじいさんも戦っていたこともあり、とても関わりのある戦争でした。子どもの頃、おじいさんから戦争のことを聞かされていたとはいえ、それでも少年にとっては、やっぱり昔の出来事のように感じていました。そんな昔の出来事である戦争に、まさか巻き込まれるとは知らずに。少年は、家族をまもるため、大切なひとの笑顔のために自らの意思で、本当の戦争に身を投じていくのでした。
■備考■
一部実在した名称や戦歴、歴史的事象、法律などが登場しますが、あくまでこの物語は日中戦争、第二次世界大戦・太平洋戦争や近代世界をモデルにしたフィクションです。時代考証が乏しく、齟齬など多々あると思います。そのため史実とは大きく異なる内容になっておりますので、ご理解のほどをよろしくお願いいたします。
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イースター島に自分がやってきた日のことを、いつも思い出す。
5月半ば、修学旅行で沖縄に行くため飛行機に乗っていた。
飛行機は綺麗な円を書いて飛んでいた。
綺麗な円❓
そう、飛行機は墜落したのだった。
原因は不明だ。
単なる操作ミスなのか、それともパイロットの無理心中なのか。
そんなことは今となってはどうでも良い話だ。
とにかく僕はそこで死んだはずだった。
死んだはずだった‥‥
日本の鎖国時代、日本を冒険する為、北海道の利尻島に船の遭難を装って上陸したレイナルドは、アイヌ達に救助され蝦夷の松前藩から送られてきていた役人、高見伊衛門に引き渡されました。高見は蘭学を学んだ温厚な人物でレイナルドを手厚く保護します。しかし、松前藩はレイナルドを利尻島のポントマリという場所にある砦に監禁し「長崎送り」にします。彼は北海道の宗谷、そして松前に移された後、幕府の用意した天神丸という軍用艦で長崎に送られました。
1920年早春、4月1日からの日本空軍創設に伴い、日本の陸海軍は大人事異動を発令していた。
長かった世界大戦が終わり、当分の間、平穏な日々が続くことを日本を含む世界の人々は願っており、世界大戦の欧州派兵で大きな傷を負った日本国内では、平和の果実を味わいたいという声が高まってもいた。
大正デモクラシー、軍縮の嵐が吹きすさぶ中、日本海兵隊、サムライも刀を置こうとし、大規模な軍縮を計画していた。
だが、中国やインド等、アジアの民族運
動の高まりが、サムライに刀を置くことを許そうとしなかった。
そして、国内も世界大戦後の不況、関東大震災、金融恐慌から世界大恐慌と不安定な時代を迎えようとしていた。折りたたむ>>続きをよむ
惟任日向守こと明智光秀は、己にそっくりな老僧、随風を見つけて影武者として雇う。
武田家を滅ぼした祝勝の宴席上での失言。石見、出雲への転封の内示。そして、安土における徳川家康の供応における大失態……。
やがて、愛宕権現に参拝して連歌を詠んだ光秀は、軍勢を仕立てて亀山城を出立したが、軍勢が京へ向かう岐路に立ったとき、光秀の心は揺れる。
「敵は……」
※「カクヨム」にも重複投稿しています。
※この作品はフィクションです。実在の人物等には一切関係はありません。
世に有名な故事成語「矛盾」
言い負かされた商人のその後のお話です。