異能ありきの現実生活に疲れた次世代人類が没頭するフルダイブ型ゆる系ゲーム『ほのぼのらいふ のんびりしようぜ』、ここで暮らすNPC(ノンプレイヤーキャラクター)のメイド。フレンダはここ数年間は主人であるセイがログインしてくれなくて寂しかった
。
ある日唐突に、その主人から来たメールを開くと……現実世界で目が覚める。慣れない生身の身体で運良くすぐにセイ会えたのもつかの間、ゲームの中ではおとなしく庇護欲を掻き立てられていたセイは銃弾をカッターナイフで斬るわ事故にあえば車を素手で止めちゃうわで……とんでもないリアルチートだった。
そんな健気で自称しっかり者のフレンダとどこかのんびり屋のセイはゆるい主従生活を続けるのだが、異能と縁がなかったフレンダは生身の身体の持ち主『天城真由子』が通う学校で立て続けにトラブルに見舞われる。そしてひょんな事から明かされた天城真由子の実験(異能の力を使ってゲーム内チートで疑似ハーレム女王に私はなるぞ)の過程でフレンダを適当な感じで体に入れちゃった事、『ほのぼのらいふ のんびりしようぜ』のサービス停止の正式発表が不幸にも重なる。
こうして現実世界と仮想世界を股に掛けたフレンダとセイのサービス継続しようぜ作戦は幕を上げる。
過疎化が進んだゲーム世界でミスコンを繰り広げて見たり、現実世界の学校で署名活動にいそしみつつ距離を縮めるフレンダとセイ、そしてそれを妬むリア充崩壊連合(クラスメイト)の醜い争いと決して報われないクラスメイトとの純愛。
最終的にサービスは停止ではなく、新しいコンセプトにコンバート(仕様変更される)予定だったことを知り勢いで告白しちゃったフレンダとあんまりよくわかってないセイが結ばれた。
身体の件? 大団円の前に些細な事は気にしないのです。
偉い人にはそれがわかるんです。
ちゃっかりNPCの振りをして王女様になっちゃった天城真由子には。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-20 17:00:00
7232文字
会話率:46%
連載中の異世界恋愛作品、
【聖女はドラゴンスレイヤー】~回復魔法が弱いので追放されましたが、冒険者として成り上がりますのでお構いなく。巨竜を素手でボコれる程度には、腕力に自信がありましてよ? 魔王の番になって愛されちゃいます~
に頂いた
イラストが奉納されている大聖堂です。
みんなで神々しいイラストの数々に祈りましょう。
すぎモンは毎日祈っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-18 11:03:59
2559文字
会話率:6%
聖女と言えば癒しの力。
ところが今代の聖女ヴェリーナは、回復魔法が得意ではない。
そのことを責められて、教会を追放。おまけに婚約破棄まで食らってしまう。
大人しく教会を去るヴェリーナだったが、彼女の真価は回復魔法以外のところにあっ
た。
それは父より受け継ぎし、超人的な身体強化魔法。
見た目はおっとり聖女。中身はフィジカルモンスター。
巨大ドラゴンでさえ、素手でボッコボコだ。
自由になった聖女は、冒険者へと転職。
そこでイケメンな先輩冒険者に愛されちゃう?
しかも正体は竜人? 魔王の後継者?
イケメン魔道士先輩、もっふもふな猫の精霊と共に、追放されし聖女は世界を駆ける。
※第1章終わりである、第33話まで書き貯め済
※本日は5話投稿。第2話は11:30頃、第3話は15:30頃、第4話は17:30頃、第5話は20:30頃投稿予定
※8月9日以降は、1章が終わるまで毎日1話ずつ投稿予定。仕事の都合により、投稿時間は日によって異なります
※本作は「なろうラジオ大賞」応募作である1000文字短編、
【聖女はドラゴンスレイヤー】身体強化しか使えない偽物聖女、ブラック企業の傭兵魔道士と共に、素手で巨竜をボコり伝説へ。「俺はパンツなんて見ていない」と言われても今さらもう遅いですわ。必殺技でミンチですの
の連載版ですが、短編版と連載版では設定が異なる部分がございます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-08 18:05:10
483286文字
会話率:23%
リスコ・リスコル公爵令嬢は、処刑される寸前だった。
父親が内乱を起こし、戦争に敗北したのだ。
しかしなぜか処刑を偽装され、推しであるイケオジな騎士団長のお屋敷に連行される。
戦争で大事な部下を失った彼が、リスコに要求したのは償いだった。
「メイドとなり、私に仕えなさい。これは罰だ」
今ここに、元公爵令嬢というとんでもメイドが爆誕した。
有能なくせに暴走しがちな彼女が巻き起こす、騒動の数々。
やらかしメイドに主人から下される、痛くて恥ずかしいお仕置き。
リスコは無事に耐え抜いて、騎士団長と幸せになれるのか?
※毎日17:00に予約投稿
※本作は『【聖女はドラゴンスレイヤー】~回復魔法が弱いので教会を追放されましたが、冒険者として成り上がりますのでお構いなく。巨竜を素手でボコれる程度には、腕力に自信がありましてよ? 魔王の番として溺愛されます~』と同じ世界を舞台にしたスピンオフ作品ですが、そちらを読んでいなくても独立した作品として楽しめる仕様になっております。
※本作はフィクションであり、実在の団体、人物、ましてやなろう作者とは一切関係ございません。ないったらない!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-18 17:00:00
77995文字
会話率:25%
獅子原 龍吾は現代において、敵うもの無しの稀代の暴君…と呼ばれていたが、その実見た目が厳つく(本人曰く)多少力が強く、多少ケンカが好きなだけの一般成人男性(?)だった。
ある日彼は帰りに酒を買おうとコンビニに寄りそこで銃武装した強盗に遭っ
てしまう。
普段から力をセーブし、ことを荒立てないよう生きてきた彼のストレスは限界を迎え、あろう事か強盗たちを素手で皆殺しにしてしまう。
その場にいた人間はみな彼を恐れあることない事証言してしまい、あれよあれよと言う間に彼は死刑台に送られる事になってしまった。
しかし、薬を打とうにも彼の肌を針が貫けず絞首刑にするも縄は千切れギロチンにてようやく死刑執行できた。
だが、ギロチンの刃が落ちる音と共に彼が目を覚ますとそこは一面緑の広がる平原だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-16 18:42:08
222414文字
会話率:52%
広瀬ハルは異世界に転生した。
別に、殺された訳でも、交通事故に巻き込まれた訳でもない。
普通に天寿を全うし、第二の人生として異世界を歩き始めた。
特別な使命があるわけじゃない。勇者でも魔王でもスライムでもない。
特別な思いがあるわけじゃ
ない。母さんも生きてるし、村もしっかりある。
強いて言うなら魔法が使えない。
えっ!俺、魔法使えないのかよっ?!
異世界なのに魔法が使えない残念冒険譚ここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 22:24:32
817000文字
会話率:26%
洗礼で『骨折り損』という用途不明のクソゴミ無能スキルを授けられた新入り冒険者グイン。
彼は生活のために荷物持ちとしてパーティーに加入していた。
だがある日パーティーリーダーに『いつも苦労するのはお前のせいだ』として、スケルトン討伐のクエス
ト中に追放、墓地に置き去りにされ、しかもスケルトンの軍勢が湧き出て絶体絶命。
荷物すら奪われたグインは、素手で敵と戦う羽目になってしまう。
しかしそこで、ゴミクズで無能と思われていた『骨折り損』スキルの真価が発揮された!
スキル『骨折り損』とは、攻撃と同時にスキルを発動すれば相手の骨が必ず折れ、周囲に『徒労』という固定魔法ダメージが入る、いわば骨特攻+範囲攻撃系のスキルだったのだ!
わずか一夜、しかし長き激闘の末に朝日が登る。
築き上げた骨塚の上でグインは、最強の武術家になることを決意するのだった――――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-06 12:19:53
1432文字
会話率:49%
結婚してから三ヶ月。
夫のロランドとは顔を合わせていない。
夫婦としての関係になにか努力しようにも会えなければ成す素手はなく、三ヶ月も放置されればどうでもよくなってくる。
離縁上等と絶対に行くなと言われていた閉ざされた部屋へと足を踏み入
れるとそこにいたのは…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-01 07:00:00
1189文字
会話率:0%
日本神話で読んでみたいエピソードがあればと募集したところ、オーダーがありましたので、それに合わせて書いてみます。
○オーダー。
: 葦原中津国(あしはらなかつくに)平定の際、タケくん(タケミカヅチ)が片手を失ったエピソード。
(作者返答) : 「国譲り」の際の、 タケミカヅチ と タケミナカタ の無手 (素手)での決闘と思われます。
前作「星占い」の設定を踏襲します。
調べものはWikipediaさんで。
今回は、残酷な描写があります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-11 20:00:00
2998文字
会話率:18%
日本初のVRMMO『アストラル・アリーナ』のβテストに当選したゲーマー少女、神谷沙月(かみやさつき)は意気揚々とログインするも、原因不明の重大なエラーを起こしたことによって、本来あてがわれるはずの職業(クラス)が空白になってしまう。
クラスがなければ武器が一切装備できない。武器がなければスキルも使えない。
初っ端から縛りプレイを強いられた神谷沙月は、素手のまま最強になることを目指す。
※この作品はカクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-06 22:12:36
1030862文字
会話率:29%
いつも軍手をはめて学校に登校しているこの物語の主人公「美味志河テベロ」。
彼には誰にも言えない秘密があった。それは、両手がベロでできているということ。
生まれた時から素手で触った物の味を「味覚」できる能力を兼ね備えていたテベロ。
そんな彼
の周りで、突如「味」にまつわる怪奇現象が起き始める...!?
(この作品はnote https://note.com/shukann_n/n/n4e1f8173e7fb でも掲載中です)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-30 19:23:59
5650文字
会話率:46%
20xx年、中華人民共和国に侵攻侵略された日本は、天才科学者天野裕治の開発した対ミサイル衛星群『アマテラス』と、人に超人的進化をもたらす『スサノオゲノム』により独立を果たす。
以後その2つの発明の恩恵により圧倒的武力と豊かな生活を得た日
本だが、テロ組織、反政府組織の活動に悩まされていた。
スサノオゲノムで超人的力を得た人々は『ブレイズ』と呼ばれ、街中でも武器の携帯を許可されている。それは、刀、槍、棍棒、と多岐にわたる。
主人公神代柊は武器を持たず、素手のみの徒手格闘で日本のトップクラスの実力を誇る集団、特異部隊に所属していた。
日本転覆を狙う組織と戦いながら、神代柊は真実に近づいていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-18 19:00:00
28986文字
会話率:49%
左腰にリボルバー、
右腰にマグナム
右腕に、腕時計してる。
タバコも吸う
ヘビースモーカー
ジッポー 使用
視力いい 夜眼 効く
植物にも詳しく
知識高い 物知り
博識 雑学にも通じ、
冗談にも、のる
ノリのいい。
最終更新:2022-03-06 17:43:25
3274文字
会話率:1%
●黒城 魔夜(こくじょう まよる):主人公
男 黒髪セミロングに先が金髪。
右眼が赤い。左眼は黒。左眼の下に少し傷。18→19歳
185.5cm→186.4cm
好物は、餃子、カボチャ、トマト、チーズ、マカロニ、ネギ、牛乳、ポカリ、アボカド
、炒飯、お茶、アスパラガス。
嫌いなものは、マヨネーズ、揚げ物、海老、油物、納豆、寿司、クリーム、甘いもの、炭酸、コーヒー、キノコ。
俺 お前 貴様 てめぇ、あんた。
武道家の息子。妹が2人と姉が3人いる。典型的な不良 好戦的で喧嘩好き
暴れる 短気 普段 冷静 頭も良く
洞察力も優れる。努力怠らない
ややサイコパス。非情 冷酷 冷徹 冷血
無情。色白の美肌。綺麗な細身の筋肉。
背中に黒い蛇の刺青を入れてる。
黒蛇の王 こくじゃのおう と裏では呼ばれてる 有名人。
高い戦闘力。
少し短めのボロボロのダークブラウンの蛇柄の革ジャンに
前を開けて黒いインナーシャツ、首に黒い革の輪チョーカー
黒い蛇柄の革パンに黒いブーツ。
手に黒革グローブ、両腕に黒革のリストバンドをしてる。
左耳にピアスしている。のちに外す。
言葉遣いや口も悪く わざと挑発したりもする。本性 極悪残忍卑劣 手段選ばない
タフガイ。頑丈。
プライド高く 知恵も回る 悪運。
首後ろに黒い蛇を巻いて飼っている。
とても利口で賢く主人公の指示に従う。普段 マフラーみたいにじっとしてる。
猛毒。雄 名前は蛇王 じゃおう。
大事。
槍の使い手 かなりの達人。
素手の武術や体術も父や師匠から教わってる。神童 才能ある。
B型 2月1日生まれ。右利き。
少しだけ氣も使える。指弾も得意。
後ろ腰に伸縮自在の黒い蛇柄の槍を
携帯 意志を持ち 三節棍や蛇腹剣のように変形して追う トリッキー 読めない動き。
黒い兜鎧 黒い薙刀 黒い太刀と脇差 黒い小手 この姿も登場すること多い。
母は陰陽師 名門。
時折 禍々しい邪悪なオーラを発する。
師匠や父 母 姉 にだけあんた 使う。
あとは お前や貴様。
蛇王のことを相棒と呼ぶこともある。
黒い槍を大事にしてる。
大きな重い黒い戦斧や符術や鉄扇も扱える 色んな武器を一通り使える。
他人に一切 妥協しない 周り敵
蹴落とす 手段選ばない。
70kg.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-04 07:19:56
2452文字
会話率:0%
★祝日間、週間ローファン一位
※ストレスフリー小説ではありません。
一切のストレスや、辛い展開をお好みではない方は読まないでください。
了承された方のみ読んで欲しいです。
忙しい人のあらすじ ダンジョン×ラブコメ×追放の物語。
のんび
り読める人のあらすじ
20年前突如東京湾に現れた天を貫く巨大な塔。
そしてその塔から出土する不思議な力を持つダンジョン武器は世界を変えた。
装備したものは銃弾を通さない、空を飛んだ、素手で岩すら砕いた。
そんな夢のような力を与える装備品を付けて、そして求めて人々はダンジョンを探索する。
この物語の主人公『御剣剣也』もその職業を夢見る少年の一人。
でも追放された。クビにされた。無能だと笑われた。
一度は無能職業として見捨てられ夢を諦めた『錬金術師』。
しかし覚醒した錬金術師の力で剣也の世界は一変する。
レベルアップ♪
レベルアップ♪
・
・
レベルアップ♪
そして…
進化♪
世界でただ一人ダンジョン武器を進化させることができるようになった主人公はその力で成り上がる。
これは、ダンジョンで冒険し、ダンジョンで出会い、ダンジョンで成功する。
そんな貧乏で無能だった高校生が巨乳なOL、可愛い妹、メンヘラっぽい女の子、そしてクールでモデルの勇者とラブコメしながら最強へと成り上がるサクセスストーリー。
※カクヨム:https://kakuyomu.jp/works/16816927859759369042
カクヨムで先行連載しております。
良ければそちらでもご覧ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-27 14:28:11
308211文字
会話率:33%
ーー魔法vs武術!!
ーー魔法生物vs武人!!
ーーチート級魔法vs戦国時代より紡がれた戦闘の術理!!!
闘技場の冷たい牢屋で目を覚ました元勇者。
彼には一切の記憶が残っていなかった。
勇者とは魔王討伐のために異世界から召喚された存在
。
人々の喝采と称賛、期待を受け、勇者である僕とその仲間達は魔王討伐へと赴いた。
だが魔王に敗北し、神器を紛失。
それどころか、最後の戦いで受けた魔法によって廃人同然になってしまった。
仲間たちは必死の思いで勇者を連れ、王都サンドレアへ逃げ帰る。
しかし、一行に待っていたのは激しい非難と侮蔑だった。
神器紛失の咎で、勇者は茫然自失のまま死刑宣告を受けてしまう。
闘技場の牢獄で意識を取り戻した元勇者だったが、なに一つ思い出すことができない。
同房の奴隷剣闘士、スミスの話によると、闘技場の奴隷剣闘士として買い取られたらしい。
記憶を失ったまま、僕の仕合が始まる。
しかも相手はこの闘技場のチャンピオンだ。
「武器あり、魔法ありって聞いてないよ!?」
相手は強敵。結局元勇者は死の間際まで追い詰められる。
だがその時、懐かしい声が耳に届く。
その声に導かれ、彼の体に眠る武術が目を覚ます。
闘技場を脱出し、元勇者は旅に出る。
魔王幹部だけが持つ、勇者の記憶が封印された謎の魔道具、”記憶の鍵”を求めて。
全ては掛け替えのない愛しい人との思い出を取り戻すため。
だが元勇者の逃亡を許さぬ王国の精鋭達もが道を阻む。
彼の前に立ちはだかるのは異世界の強敵たち。
剣闘士、騎士、ドラゴン、トロール、スライム、オーク。
それら全てを相手取り、魔法も使わず素手で勝つ!
異世界×古流武術!!
激闘の物語がここに幕を開ける!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-24 20:55:09
442730文字
会話率:31%
世界はモンスターによって崩壊し、人はモンスターを倒す事で異能を手に入れた。
それは岩石を素手で砕くほどの身体能力。
それは炎や水を操る魔法。
そして、人の姿に似て非なる異形化。
それらを駆使して人々は生き残る。
最終更新:2022-01-05 04:07:37
5890文字
会話率:57%
羊飼いマリーは、父と二人だけで羊の群れを市場のある街まで連れて行こうとしていた。とこれが、夜になって隕石(いんせき)が近くに落下し、その影響で牧羊犬たちは動揺し、群れの統率が危ぶまれた。
父の判断で焚き火を増やし、出掛けていた三人の兄た
ちが戻るのを待つことにした。二人はそれぞれ別の場所で警戒しながら夜を過ごしていたが、マリーは眠気におそわれ、寝入ってしまった。
そこに、狼たちがおそってきた。父は馬に乗り鞭で追い払おうとするが、その鞭が狼に噛みつかれ、バランスを失い落馬して怪我を負った。マリーは眠気から覚め、慌てて父を救おうと、素手で狼に立ち向かおうとしたそのとき、更に近くに隕石が落下し一面衝撃と砂煙に覆われた。狼たちは驚いて逃げて行き、二人は奇跡的に救われた。そして、そこに兄たちが駆けつけ羊の群れを立直した。兄たちは、母の出産のため家に戻っていたが、危険を予見し夜通し戻って来たのであった。
父は、遊牧民の伝えに『流星の覇者』があることを息子たちに伝え、お互いの結束と慈愛の大切さを、改めて確認しあうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 09:26:48
3937文字
会話率:54%
騎士の国、オル=ウェルク国。
その建国の勇士として知られるアリオン一世。
建国記にもなった彼の王の生涯を大胆に翻案した戯曲『闘士武勲伝』――アリオン一世の伝説の数々は、実は素手で成し遂げられたものだったのだ!
そんな荒唐無稽な翻案だが、あた
らずといえども遠からずだった。
私――ミナスティリア・フィナ・カーレンにはそれを知る前世の記憶が宿っている。
アリオン一世の弟、ジェイル王子。
歴史上は反逆者として処刑されたとされる彼こそが、実はアリオン一世のものとされる伝説・逸話の数々を己が肉体で成し遂げた真の武人だったのだ。
そして、そのジェイル王子の記憶は、物心ついた頃から私の中にあった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-31 23:16:38
140306文字
会話率:41%
ハワナック王国には勇者がいる。十年に一度の大会で優勝した者に与えられ、西に魔物が現れれば退治しに行き、東で戦争あらばすぐさま駆け付ける。そんな何でも屋のような職業だ。
そんな勇者に、怖がりで泣き虫な義妹が手違いでなってしまった。
しがない道
具屋を営んでいるアインラハトは義兄として、とても心配する。
「会場の石舞台を素手で砕いたらしいな!」
「相手が戦意喪失して腰抜かしたって?!」
「剣だろうが鉄球だろうが、拳一つで瞬殺だとか…」
そんな噂は対戦相手が優しくていい人でいろいろと自作自演して頑張って工夫して貰ったからに違いない。
可愛いくて泣き虫の義妹が、そんな最強の勇者だとか本気で言ってる?
―――猫被りの義妹の最強っぷりを、義兄だけが知らない物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-12 00:00:00
50572文字
会話率:41%
「おい、フミヤ!今日付でお前をこのパーティーから追放する。出て行け!! 」
ずっと憧れ、夢を見ていた勇者パーティーをたった今、俺は追放されてしまった。
そもそも、この勇者パーティーに入れたのだって、俺が20歳になったお祝いとしてスキルを
授かったからだ。
しかも、そのスキルは見たことも聞いたこともない《癒すもの》というものだった。
だから、レアスキル持ちの俺は勇者パーティーに加入することができた。
しかし、勇者パーティーでの生活は地獄だった。
毎日のように日中、思い荷物を持たされ、夜になれば罵声を浴びせられ、魔物との戦闘時にスキルをフル稼働しているのに何も評価されない、とんだ日々を送っていた。
そんな中、このパーティーのリーダーであるトムから勇者パーティーを追放された。それに続くように勇者パーティーの残りのメンバー2人からも追放された。
トムいわく、俺がレアスキル持ちだからこのパーティーに入れてやったのに! と罵声を浴びせられた。
理不尽にも程があるだろうに。
追放された俺は生活費を稼ぐため、クエストを受注する。
そして、そのクエストで大量のスライムと戦闘をする。
しかし、ヒーラーであり戦闘に不向きだったフミヤは素手でなんとか戦闘し、苦戦していた。
その時、風のように大量のスライムを倒したエレナと知り合う。
そこから、エレナと新しいパーティーを作り、人生が好転していく。
一方で、フミヤを追放した勇者パーティーは没落し、王国から追放されてしまう。
フミヤは最強のヒーラーとなりだれにも縛られない新しいパーティーで旅をしながら世界最強へと成り上がる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-01 23:45:00
32212文字
会話率:27%
ナガレは、40歳で派遣切り、しかも前日には泥棒に入られて金銭など失い、散々な日常に気力をなくしてふらふら歩いていたら、時空をこえて、見知らぬ町にいた。
そこは、コスプレみたいな格好の人たちや、昔のヨーロッパのような町並みがあった。
なにも
わからないまま、うっかりぶつかった不良集団に目をつけられ暴行をくわえられる。だが、そこである才能に目覚める。
殴られた瞬間、体に加えられた力をたくわえ、また自在に移動させ、相手に返すこともできることに気づいたのだ。
40男が、素手であらゆる力をコントロールする能力に目覚め、異世界で成り上がる話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-01 01:22:34
122318文字
会話率:48%
ゴミ漁りをしていた少年は、たまたま通りかかった奴隷商人に拾われた。
少年に与えられたのは体を覆うボロ布一枚だけ。
奴隷商人は少年に32号と名前を付けた。
番号で呼ばれ、奴隷として過酷な扱いを受け続けた少年は心を閉ざす事を覚えた。
それは少年に出来る唯一の自己防衛だった。
ある時、魔物に襲われ大怪我を負ってしまった少年は、奴隷商人に森の中に置き去りにされてしまう。
魔物の彷徨く森の中で一人。
不安と恐怖に震えながら死を待つだけだった少年の元に一人の老人が現れた。
老人の名はオルド。
木こりを生業としていた老人は、森で見つけた少年を不憫に思い、家に連れ帰ると看病を始めた。
献身的に看病を続けたとは言え、常人離れした速度でみるみる回復していく少年の姿にオルドは驚愕する。
魔物に受けた傷口は完全に塞がったものの、少年が心を開くことは無かった。
言葉は理解しているらしいが、黙っているばかりで喋ろうとはしない。
それでもオルドは少年を見捨てなかった。
服を与え、食事を与え、若い頃に冒険者として培った知識、人間として生きる為に必要な知識を夜な夜な語って聞かせた。
ある日、オルドは木こりの仕事の最中に魔物と遭遇してしまう。
もうこれまでだと悟ったオルドの前にあの少年が現れた。
「爺さん。まだ、死ぬな」
少年はそれだけ言うと、武器も持たず、素手で魔物をあっという間に倒してしまった。
オルドは安堵した。
自分の命が助かったからでは無く、少年が初めて言葉を発した事に。
だが、振り返った少年の目は魔物のそれだった。
指先から滴り落ちる魔物の血と同じ色。
全身に真っ赤な返り血を浴びて尚、紅くギラつく瞳は人間の物では無かった。
怯えた目で自分を見つめるオルドを見た少年はそのまま立ち去ろうとした。
去り行く少年の背中を見たオルドは、少年に別れの言葉では無く、名を与える事にした。
「待て。どうせ名も無いのじゃろ。たった今からお前の名はレイヴン。レイヴンと名乗るがいい」
「レイヴン……」
噛み締める様に名前を呟いた少年はそのまま姿を消した。
そして数年後ーーー
レイヴンと名付けられた少年は冒険者の街で第二の人生を歩み始める。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-30 08:00:00
1272911文字
会話率:42%