チーズ乗せ牛丼は正義。そう思っていた私は、ある日謎の六畳一間へ飛ばされる。そこには謎のラッカー塗料だけが置かれていた。
窓はなし。扉は一つ。私がとった選択肢とは……。
大きく躍動する物語を背景に、それぞれのストーリーが紡がれていく。数
多の世界を渡り、行きつく先を見よ。およそ数話で完結する短編を織り交ぜたチーズ牛丼と六畳間とラッカー塗料のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:05:06
41583文字
会話率:28%
高層マンションに住む【駒沢厚樹】は会社を辞めたばかり。
フリーペーパーの求人誌を手に16階の自分の部屋へ戻ると、階下から緊急車両のサイレンが聞こえる。
自分の住むマンションで有毒ガスが発生したのだ。
有毒ガスが充満したマンション内。部屋から
は出ることができない。駒沢厚樹は16階の自分の部屋で軟禁状態に。
そこへ窓の外から救世主が現れる。救世主の正体は消防隊でもレスキュー隊でもなかった。
名前も顔も知らない高層マンションの住人が織りなす、人間ドラマ。
駒沢厚樹は自分が人生の途中に位置していることを再確認する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 18:00:00
26814文字
会話率:43%
「最強になったらまた会おう」
スライム、蜘蛛、鳥、ドラゴン、
4匹は最弱ランクのモンスターは、
強さを求めて旅に出る。
そして13年後、
彼女らは再び集う。
しかし、世間は戦々恐々としているようで・・・?
最終更新:2024-05-05 17:03:32
220036文字
会話率:26%
「リアよ、お前は追放だ」
騎士の名家に生まれた女騎士、リア・エリーゼ・ヴァイロンは、父から追放宣言を受けてしまう。
リアは追放される理由が正義の行いの結果故、父なら分かってくれると信じていたのに。尊敬する父から裏切られ、憧れの騎士界隈からも
追放され、途方に暮れていたリアに話しかけたのはとある一人の女性だった。
※今連載中の「かつて親友だった最弱モンスター4匹が最強の頂きまで上り詰めたので、同窓会をするようです。」に登場するリア・エリーゼ・ヴァイロンのスピンオフです。
本編を見ていなくても全く問題ありませんので、一つの物語としてお楽しみください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-06 22:17:30
33170文字
会話率:28%
椎名謎迷(しいな めいめい)18才は、ドーナツを喉に詰まらせ、意識を失った。
意識を取り戻したとき、謎迷は金髪でめちゃくちゃ髪の長い幼子が「モーガン様!」と叫んでトタトタと自分に向かって駆け寄ってくるのを見て首をかしげた。
「はて、ここはど
こだ?お前は誰だ?」
謎迷の言葉に幼子は顔を青ざめ、目に涙をため、必死になって叫んだ。
「モーガン様!?私です、ラプンツェルです!」
「ラプンツェルだと!?」
嫌な予感がし、謎迷は寝台から飛び降り窓の外を見た。
謎迷の予感は的中した。
ここは高い高い塔の上だった。
そして、謎迷の後ろにはラプンツェルと名乗る金髪の幼子がいて、自分、謎迷のことをモーガン様と呼んでいる、、、
もしかして、もしかしなくても自分はあの有名な童話の世界に転生したのでは!?
しかもよりによって悪役に。
なんてこった!
もし、このままストーリーが進めば、数年後にきっと自分はdie!?
嫌だ!死にたくない!何とかしないと!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 23:39:32
13994文字
会話率:22%
アゼレスタ王国で王女をしていたアイリス、しかし友達のユリカの父が奇襲を仕掛けてきた、城の中は壊滅、アイリスの国王と王妃も奴らに倒されてしまった。
アイリスは一瞬のスキを付き窓から命からがら逃げだす、そして次に目を覚ました時そこはユールベル
スタ王国の王子であるゼータの馬車の中だった。
しかも、ウルフを3体も飼っている。
ゼータは私の思いを聞きユールベルスタ国王にお願いをした。
それはアゼレスタ王国の復活を。
国王は簡単に承諾し、私はユールベルスタ王国の端の小さな村で新たな新アゼレスタ王国を復活させる為奮闘する物語。
小さいけど私だって王女なんですから!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 21:27:41
33719文字
会話率:45%
外を飾るは薔薇の花、窓を飾るは色硝子、その様何とも東屋の如し。
その様な喫茶店、基、カフェを発見したのです。
私は静かにアップルパイに口を付け、珈琲を嗜みます。
優雅な午後は、紅茶でなくとも。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺
に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
明日は何処へ行こうか考えてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 15:02:02
893文字
会話率:0%
四月一日ですね。エイプリルフールですね。入社式ですね。
私は何一つ頑張る気がおきず、ただ虚無った目をして、前の車窓を眺めております。
そんな時、とある方が私の前方に腰掛けました。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申
し訳御座いません。
注意事項2
周期的なものも合わさって、虚無な目をしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 18:05:22
836文字
会話率:0%
はんなり という言葉がが似合いそうな骨董品の店主は、縁側に腰掛けて星月夜を見上げた。
その風貌、雰囲気からついつい問いかけてしまう。
『煙管は嗜まないのか』と。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
何となくやましい気持ちになったので、年齢制限を行います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 21:51:33
910文字
会話率:43%
地方都市郊外のどうということのない町にある小鳩写真館。
閑古鳥が鳴く古い写真館に、小窓という名前の若い女が証明写真を撮りに現れる。2週間後、就職試験に落ちたと言って、また現れる。今度はヌード写真を撮ってほしいと言う。
写真館の主人は50歳。
父親から店を継ぐ前は東京の出版社で働くカメラマンだった。その頃、芸術的なヌード写真を投稿して受賞したことがある。
小窓は、それと同じように撮ってほしいと言う。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-04 13:14:39
63004文字
会話率:67%
書き散らかしたい、そしてそれを見てもらいたいという場。要は倉庫、あるいは踊り場。
とにかく「わたし」「わたし」しているだけ。「わたし」をあいしているだけ。
※ですます調とである調が混在しています。
キーワード:
最終更新:2024-05-03 22:27:44
5329文字
会話率:40%
公式企画「俳人・歌人になろう!2023」の参加作品です。
他サイトやX(旧Twitter)に投稿した過去作からおもに人生・実生活についてのものを集めました。
最終更新:2023-12-07 17:16:53
5223文字
会話率:0%
公式企画「俳句短歌2023」参加作品です。
「Utakata」やX(旧Twitter)にも投稿しています。既作。
最終更新:2023-12-07 12:22:12
229文字
会話率:0%
彼女と過ごすなんて事のない日常…
そんな日々もふとした瞬間、
映画のワンシーンのように感じられる。
これはそんな物語
最終更新:2024-05-03 20:46:19
1180文字
会話率:16%
ある日、複数の世界が入り混じり合ってしまった。
魔法が日常にある世界。
ステータスがある世界。
神からスキルを貰う世界。
科学技術が進み過ぎた銀河帝国の世界。
異能力がホモサピエンスサピエンスの身体機能として当然にある世界。
その他色々な世
界が突如として接続してしまい、統合されてしまった。
当然各世界の住民は大混乱。世界間同士の大戦争に至るまでそう時間はかからなかった。
それから今に至るまで何千年掛かったか、世界はある程度統一され、マクロコスモスと呼ばれるように。
しかし、世界同士を巻き込んだ大戦争はその後も影響を及ぼし続ける。争う中で必然的に進化していった未知のテクノロジー。魔法、気功、仙術、妖術、呪法、etc。あらゆる技巧、あらゆる術式、あらゆる法則が混ざり合い、収斂し、昇華した。
数多の法則が渦を巻き、その理をも穿つ超越者が数多く闊歩する中、1人の少年は理想郷を想いの儘に作る!
襲い掛かるダンジョンや天災、宇宙海賊、怪獣、バイオハザードに魔王や神界まで!?
集うは無数の世界に存在する持たざる者達、彼ら彼女らの主人公みてーな性能に度肝抜かれたり抜いたりする多分日常のハラハラ冒険譚!
乱世に生まれた特異点が今、世界に伝説を刻む。
「想いはそっと心の奥で秘するモノさ。何の世界でも変わら不、ね?」
この作品はもしかすると別サイトに転載するかも知れません。
作者は学生なので不定期投稿です。
書籍化希望です。
後、もし「面白い!」「早く続き見たい!」「頑張れ!」って思ってくれた方は☆マークやいいね、コメント等で応援よろしくお願いします!
出来ない方も念を送ってください!
応援してくれたら作者のやる気ゲージがフルチャージされて投稿が激烈に早く…なるかもしれません。
応援される事により投稿が早くなる(かもしれない)。
投稿が早くなればその分だけ後書きで応援を貰える(かもしれない)。
……永久機関出来た(かもしれない)んでノーベル賞受賞して来ますね。
それではまた。窓可 宙でした。┏○))折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-03 12:22:55
23266文字
会話率:23%
子供の頃から、喫茶店で働くことが夢だった。
大学二年次、夏期休暇の頃。
下宿先として世話になっていた祖父の家で読書をしていると、実家から尋ねてきた弟から一通の手紙を渡された。数年前に失踪して、現在も行方が分からない祖父からの封筒である
。
曰く――喫茶店の店舗を用意した。場所は異界である。奇跡と魔術が存在する珍妙奇天烈な世界であるが、驚くなかれ。人生の糧としてくれれば幸いである――とのこと。
手紙に従い、同封された指輪をつけて裏庭にある蔵に行けば――蔵は、確かに異世界らしき場所に繋がっていた。
驚いたのは、いつのまにか趣ある喫茶店にいたことでも、自由自在に魔法が使えることでもなくて。窓ガラス越しに見える風景――暗い空から静かに降る雪と、青白く光る巨大な満月であった。月光に誘われるように外に出て、何をするわけでもなく月を仰いでいれば、黒馬に乗ったひとりの騎士が通りかかる。
「もし、お嬢様。何をされているのですか」
「月を、見ておりました」
「月光を浴びてはなりません。月蝕病に罹ってしまいます」
「病気、ですか。あの月は悪いものなのですか? あんなにも綺麗で、懐かしいのに」
私の問いに、騎士は肯定も否定もしなかった。少々の間を置いたのち。
「月は、生ける者を惑わし、死せる者を裡に閉ざしてしまう――神の造った楽園です」
とだけ答えた。
その表情は、死別してしまった誰かを深く悼むようでもあり、あるいはその原因となった誰かを心底恨むようでもあり――私は彼の美しい顔に見惚れてしまった。
それが、私と彼の出会いであり――まだ名前すら決まらぬ喫茶店の、初めての客であった。 疲弊していた彼を奇跡で癒したことを契機に、私が聖女であるという評判が広まり、店は次第に賑わっていくが――。
巨大な満月を巡る、のちに聖女と呼ばれる少女と、熱烈な守護者となった騎士の物語。
――――
※あらすじは開発中のものです。実際の内容と異なる場合もあります。ご了承ください。
※この物語は作者の妄想に基づく完全なる虚構です。実在する人物、地名、所属、その他名称において一致があったとしても、創作上の偶然です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-02 19:42:49
382924文字
会話率:34%
セルマと魔導師たちによってガベリアの地が甦ってから、十年が過ぎた。
高等魔術学院二年生の少年、ベスは自警団の魔導師を目指して勉強と訓練に励んでいた。ある日、寮の同室者で友人のクライドから頼み事をされる。それをこなすために部屋を離れた数十分
の間に、クライドは忽然と姿を消していた。
部屋は血塗れ、目撃者は無し。寮に出入りした不審者もいなければ、彼が玄関や窓から寮の外に出た形跡もない。
クライドは自分の意思で失踪した、という自警団の見解の元、ベスは仲間と共に彼を探し始める。何のために部屋をあんな状態にしたのか、クライドは何が目的で失踪したのか。やがてゴシップ誌が事件を書き立て、更に、似たような失踪事件が別の場所でも発生する。
全ての謎が明らかになり、ベスが知った友人の本当の姿とは――。
『Ecphore―闇を巡る魔導師―』の登場人物も再び顔を出す、シリーズ第二弾。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-01 15:46:07
75139文字
会話率:53%
仕事の帰り、乗り込んだいつもの電車の窓に書かれていたメッセージ。
「たすけて」
誰が書いたのか?
博史は電車から降りてきた乗客を思い出すが……。
最終更新:2024-05-01 00:04:17
1177文字
会話率:0%
入院中、病室の窓から見かけた小学生の男の子。
その男の子は不可解な行動をとる。
最終更新:2023-08-09 00:56:34
1936文字
会話率:0%
「――我が、礎となれ!!」
美しい少女に足蹴にされ命令を強要され、しかも報酬はなし!
通常なら逃げるか怒るかする所……少年にとっては、其れこそが本望だった!?
影を曳き召喚された先は、タイムリープに思えるほど過去の欧州に酷似した世界。
衣
服の形状や透明なガラス窓がある事から、13~14世紀頃だと思われる。
しかし史実にはない、魔法の如き「力」の存在と――魔獣との遭遇!!
汚れた水を飲料水に、石畳を掘って汚物を流す側溝を設置し、お風呂を設備する。
この時代の認識から逸脱し、批判を受けようとも「清潔」を広めたい!
それは全て、後に訪れる黒死病対策であった――。
現代とは違う常識の中、少女に踏んで貰う為にこの国を磨き上げるっ!!
心の癒しカレシーと共に、過去の欧州を旅するちょっと奇天烈な少年の冒険。
異世界転移ファンタジーです!
この作品は「アルファポリス」でも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 14:28:12
1291019文字
会話率:36%
【第8回ネット小説大賞の金賞受賞しました】
Mノベルス様で書籍化しました。コミカライズ企画進行中です。
気がつくとベッドの上にいた。勿論知らない天井だ。
問題は自分の体だろうか。明らかに小さい。まるで赤ん坊のような体つきだ。
というか赤
ん坊のようだ。
これが俗に言う輪廻転生っていうやつなのかもしれない。
なんとか首を動かし周囲を見ると、ガラスのはまっていない木枠の窓があった。外は晴れ晴れとしていてとてもいい天気のようだ。
そんな中、1人の女性がこちらに気付きパタパタと走ってくる。
きっと私の母親だろうと想像できた。
「おはよう、アウル」
アウルとしての人生が始まったのである
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 12:00:00
872055文字
会話率:46%
巨大企業に実質的に支配されている近未来都市・ネオイーストシティで、どこぞの名探偵の様な見た目でバイオ猫探しばかりしているくたびれた探偵の30代女性・アイーダと、自称ウルトラスーパーアルティメットなウザかわ少女型アシストAIの相棒・ナビの営
む探偵事務所に、公安局特殊部隊・通称“0課”の隊員で全身義肢の身体をもつ女性・カガミが窓から猛烈な勢いで突っこんで来た。
戦闘中であると見られる傷だらけの彼女は、アイーダとナビを連れて攻撃を受ける事務所から脱出し、襲い来る追っ手の“眼”を“盗む”ことで捲き、セーフハウスへと避難することになった。
そしてそこで明かされるナビの正体と、カガミが人生を賭して果たそうとするある目的とは……。
悲劇の物語に介入して結末をねじ曲げる探偵とアルティメットな美少女型AIのサイバーパンク百合SF。
※この小説はフィクションであり、実際の企業・捜査機関とは無関係であり、また犯罪、違法行為等を助長する意図はありません。
※R-15程度のバイオレンス・残酷・性的な描写があります。閲覧の際にはご注意下さい。
※無断転載お断り
カクヨムにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-30 03:00:00
65093文字
会話率:68%
窓を開ければ猫
道を歩けば猫
いつも日常に猫の生と死がある。
最終更新:2024-04-29 15:26:53
778文字
会話率:4%
米軍の細菌研究所に忍び込むホームズ一行。15階の部屋で五代目を見つけるが、監視されていて、先に地下室にいるモリアーティを助けることに。
モリアーティの部屋に向かう吸風穴は、除菌の機械で塞がれて入れない。兎娘は風の精霊《マニトウ》の助けで、研
究所を管理するAIにアクセス、通路を開けてもらう。モリアーティ助け、15階に向かう一行。しかし、五代目はシフリン親子に捕まって、窓から落とされそうになる。モリアーティの言霊は、同じ相手には三日に一度しか使えない。銃で打たれながらも、必死に時間稼ぎをするモリアーティ。その時、モリアーティが6歳の時、父親の仇を言霊で殺していたことがわかる。五代目に聞かれたショックで、モリアーティは窓から、飛び降りた!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-29 10:41:21
13763文字
会話率:42%
気をつけていたのに、窓から飛び込んできました。
とりあえず、事故にならなくてよかった。
最終更新:2024-04-29 00:21:19
200文字
会話率:0%
窓を開けて運転していたら飛び込んでくる。
とくに、血を吸うヤツはどうにもならない。
最終更新:2023-06-19 23:38:20
200文字
会話率:0%
どうして寝つけなかったのか。
ただーーそれは、悪夢ではなかった。
最終更新:2022-11-25 00:15:54
200文字
会話率:0%
どうどうと、寝耳に、私は、何かを聞いた
窓が、いきなり、何かに押しやられ
水が私の手に触れた
その、ぬめりは、暗闇の中
私の体に、巻き付き
私の居場所を、不明に、考えさせた
ここは、何処だ、夢だろうか
ただ、縋りつくように
私は、上には知っ
て居た折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-04-28 22:06:12
2006文字
会話率:3%
辺りは浸透し染まり帰り他に誰もしゃべる ものはいなかった
そんな中で一人 街灯を羽織った男が真ん中に立ち
ぐるりと辺りを見えたしてこんなことを つぶやい
たさて
屋敷の外は非常に 寒々しい嵐である
ひょっとするとあたり一面
暴風が吹いてどこ
かしら壊れてしまう そんなことも
十二分に 想像しやすいそれほどの嵐である
暴風雨に混じって雨が 窓ガラスを何度も何度も叩いていく
ただこの小さな 島だそれに不釣り合いなこの洋館において
そんな雨粒というものはどうにも都心と
いうものとは違い まるで小さな小石を投げられているように
ピリピリと今にも 砕け散れそうで気が気ではない
ひょっとすると本来であればこんな島に
窓ガラスを設置するのであれば 戸板の一つでも 立てなければいけないのではないかとそう
考えるのではあるがしかしこの屋敷を建て た主はそんなことは
毛頭を考えなかったのであろう この話において
皆が集まるのは 新月の夜のことであっ
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-03 12:24:58
8207文字
会話率:0%
アパートの階段を下るとは、黒煙だったと考えられなくもない
学校には、僕以外の大人と子供が
グラウンドに、数名集まって、話し合っては、山を見ていた
僕は、自転車にまた乗り、この町で、二番目に高い総合ビルに向かう
この場所から自転車で、
二十分程度だ
町の中心部に位置しており
隣には、二社ある地方新聞局の一社がビルを構えている
夜の道路は、いつもより人が多く
いつものような、仕事帰りと言うよりも
家族の人間を、乗せている風だった
ビルは、明るく
全ての場所に、蛍光灯があり
青白く光っている
僕は、自転車を、側の路地の低い木が生えた花壇に押し込んでいる
ビル内の階段で、二階に上がろうとしたとき
地面が、揺れた
何処かで、悲鳴のような声が聞こえた
僕は、ラジオを、抱きしめると
二階に駆け上がる
何か、黒い物が、町の道路を歩いていた
その背後は、赤く燃え
悲鳴はその方向から聞えているようだった
踊り場の窓越しに見た光景は
二階に上がると消え
僕は、この十階建てのビルの最上階まで、上ることにした
ラジオからは「未確認生物zzzzzz」
と途切れながら僕の中で、揺れながらそんな情報を
スピーカーから流した
途中下に向かう大人や
踊り場で、騒ぐ大人が、数名邪魔に立ち止まっていた
その間を抜け上に上がる
その黒い影は、近づくにつれ
ビルよりも遙かに大きく
爬虫類のようでありながら鳥のように、飛び出た
数千いや数万では終わらないような体表の突起が
規則正しく体表を、覆っていた
それに目があるのかは、分からなかったが
その異常な体は、まるで、紙に書かれたおもちゃを
なぎはらうように、小さな町を進んだ
僕は、十階に行く途中の踊り場で、一人ラジオの
逃げてくださいzzzz逃げてくだzzzzzzzさい
と言うブレた声を聞きながら
その光景を、ただ見ていた
「あなた、大丈夫」
ビルから出た僕は、足を引きずっていたが
車から出て来た母親に抱きしめられた
あたりは、燃えており
遠くで救急車の音がした
遠くの方で、何か、物を全て壊してしまうような
声が、ビルを揺らした折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2019-10-06 20:41:49
1056文字
会話率:5%