山岳のラゴ族を率いる青年サウレリは、
盟約相手の烏翠(うすい)まで人質となる妹を送ってきた。
妹を預ける先は、烏翠の王族で旧知の弦朗君(げんろうくん)。
味方であり味方でなし、敵であり敵でなし。
若者2人はかねての約束通り、月下で酒を酌み交
わす。
互いの立場を思いやり、行く末に不安と希望を抱きながら――。
烏翠国物語シリーズ
「戦場を渡る蝶 ~翠浪の白馬、蒼穹の真珠外伝2~」の続編となりますが、
本編だけでも読めるようになっています。
「カクヨム」との重複掲載です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-06-04 22:32:37
6019文字
会話率:44%
北方の少数民族・ラゴ族を率いるサウレリは、烏翠国(うすいこく)との紛争のさなか、烏翠の王族かつ使者である弦朗君(げんろうくん)に出会う。互いに敵対する立場であり、対照的な外貌と性格を持ちながらも意気投合し、魅かれあう若者二人。だがそれは苦悩
と葛藤をも伴うばかりか、ほどなく辛い別れがやってきて――。
長編中華風ファンタジー『翠浪の白馬、蒼穹の真珠』の外伝につき、『翠浪』既読推奨なれども、必須ではありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-28 22:01:52
23055文字
会話率:55%
太古の日本。まだ、大和朝廷が日本を統一するため戦っていたころ、東の方では東の夷と言う異民族たちがいた、その異民族のうちの一つは盆地に住み、やがて大和朝廷よって滅ぼされるのであった。そして現代、深い眠りについていた怨念は目覚めた。
また、ある
所二人の男が昼下りのガラガラの特急列車から降りる。駅のホームは屋根により直射日光が当たっていないにも関わらず蒸し暑い。男の片方がネクタイを緩めながら言う。
「こんなに暑かったか?」
もう片方の青年になったばかりの男が言う。
「どこか涼しい所で昼にしましょう。」
先ほどの男がこくりと頷く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-28 23:39:10
8328文字
会話率:37%
草原に生き大空の下で眠る遊牧民。七つの部族をまとめる大族長の娘ラシュヴィーダは、ある日、仲の悪い部族の男たちに追われているときに、敵国エルシノアの青年タキロスに助けられた。もう一度会いたいというタキロスに、不安を感じながらだんだんと惹かれて
いくラシュヴィーダ。やがてタキロスはラシュヴィーダに想いを打ち明ける。
だが、それは、部族の存続を揺るがす国際間の陰謀の幕開けにすぎなかった。
毅然とした自立の精神を持つ遊牧民の美少女と、魔王の率いる魔物の国エルシノアのタキロス。許されない敵対関係をはさんで、ラシュヴィーダの恋はどうなるのか、憎み合う国と国はどう絡んでいくのか、戦記物の要素の強い歴史風ハイファンタジーをお楽しみいただければ幸いです。
*毎週月曜日12時頃更新しています。
*感想、ご意見、歓迎します。頂いたご意見ご感想にはお返事を書きます。よろしくお願いいたします。
作者お薦め度☆☆☆☆折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-25 12:00:00
160162文字
会話率:43%
西の世界。そのある町で騎士団員として、平穏な日々を送るクラウスという男がいた。
だがある日、彼の住む町が謎の男によって破壊された。
クラウスを訪ねて来た少女が言うには、あの男は、この世界を滅亡させる原因で、それを倒すのは、勇者に選ばれた自分
の役目なのだと。
疑いながらも、彼は少女をお供に、聖剣を求めて広大な世界へと旅に出た。
道中、狼の獣人と、シャマンの男を仲間にして、北はツンドラ南は草原と行き、遂には聖剣クォデネンツを手に入れて、謎の男を追いかける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-10-20 19:44:10
271041文字
会話率:37%
昔々のそのまた昔、鮫神と呼ばれる鮫の神様がいたそうだ。海とともに暮らしていた鮫族という民族は彼らと共存し、互いに四季折々の名産物を贈り合っていた。
しかし和やかな日々は永遠に続くはずもなく、ある日突然鷹族と呼ばれる異民族が6万もの軍勢で
攻めて来た。一切の武器を持たなかった鮫族は窮地に陥った。7割もの鮫族が殺され、これで終わりかと思われた。
その時、祠が光りだし、8人の若者がそれに呼応するかのように立ち上がった。鮫神に選ばれた若者たちは皆勇猛果敢に戦い、鷹族が逆に窮地に立たされることになった。最終的に鷹族は完全に降伏するに至ったが、8人の勇者は二度と帰って来ることはなかった。鮫族は彼らの功績を讃え、各地に鮫型の山を作り上げた。
それから二千数百年の月日が経った今、鮫にまつわる伝承も完全に忘れ去られ、鮫族も鷹族もとうの昔に合流して大和民族となっていた。しかし、鮫族の英雄たちの魂はまだ滅びていなかったのだ。今蘇る伝説の英雄たちを是非ご覧あれ!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-29 20:33:33
16981文字
会話率:58%
東洋のある国に、一人の親王があった。
美貌を仮面で隠した彼の傍らには、黒衣の護衛武官が常に影のように寄り添っていた。
あるとき反乱鎮圧に向かった彼らの前に、無二の強敵となる異民族の将軍が現れる。
中華風架空史ファンタジー。
渡来亜輝彦さん
の『シャルル=ダ・フールの王国(http://ncode.syosetu.com/n8464bn/)』の「シャー=ルギィズと呪いの仮面」の劇中劇です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-19 20:32:17
12049文字
会話率:6%
次々と侵入した異民族が領内を跋扈する、いわゆる民族大移動が始まった古代ローマ帝国の末期。滅びゆく帝国にあくまで忠誠を貫く異民族出身の武将スティリコと、敵とも味方ともつかない関係を保ちながら勢力を拡大していく西ゴート族の王アラリック。ギリシャ
~マケドニア~北イタリアと広大なローマ帝国を舞台に三度対戦した、ふたりの蛮族の物語。
(全七話)
※この物語はフィクションです。実在した人物・背景を参考にしておりますが、史実とは異なることをご承知おきください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-11 20:00:00
15817文字
会話率:46%
栄華を誇った王国は異民族に侵攻を受けて崩壊しつつあった。
母の不義により生まれ、家族から迫害を受けていた十六歳のディナは、王都に呼び出されて最強の戦士を生み出す儀式に関わる。儀式の代償は寿命。続ければ必ずや死に至る。
儀式により現れた少年は
人外の力を持っていた。頑なだった少年とディナは徐々に心を通じ合わせるが、彼は王を殺し、王城を破壊する。そして、ディナにある賭けを持ち出す。
「賭けをしよう。君が十七歳の誕生日を迎えたら、僕がどんな願いも一つ叶えてあげよう」
ディナは生き残るため、願いを叶えるために傭兵となって異民族討伐隊に参加する。
しかし、待っていたのは敗戦に次ぐ敗戦。度重なる転戦を余儀なくされる。
勢力を増していく異民族。彼女を執拗に追う異変審問官。
十七歳の誕生日までの十ヶ月間の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-19 17:48:52
82182文字
会話率:35%
異民族の侵攻により滅亡の危機に瀕したメルイーウ王家は、東の海峡を越えてタライバン島へ逃げ延びた。王家の秘宝を使って未来から呼び出した今代の開門者(召還者)は……、タブレットPCを手に持った現代日本人であった。
悠々自適の理系出身株式トレー
ダーであるチハルは、タブレットPCにダウンロードしていたオフラインヴィキペディアなどのアプリケーションを駆使し、大商人であるサクシードなどと協力しながら、タライバン島に近代国家を作ってゆく。400年前の世界で、膨大な現代知識がどれだけ通用するのか?
様々な困難をひらめきと知識で解決していくSF叙事詩。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-31 11:53:39
282622文字
会話率:72%
三百年の歴史を持つ、『クリュレス魔道学校』。そこに、ある日、ひょんなことから入ることになった、騎士見習いの少年ジェーダ。そこには、『七聖の魔道士』と呼ばれる、エリート魔道士達がいた――。
これは、彼、ジェーダ・ドライアスメルトの、運命に
立ち向かう物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-26 15:06:41
11007文字
会話率:36%
「あなた……カリオテの子?」
「そういう君は、ビルマか?」
血が争いを叫ぶ、二つの戦闘民族。長い歴史の中で繰り返されてきた戦の歴史の狭間、森の中で二人の少年少女が出会う。
二人の間に芽生える美しい感情。ささやかな日々の中で、突如として表
れる事実。
「愛したい、貴方を」
本能が、血が、相手を殺せと叫ぶなか、自分の心を手繰り寄せる。
これは、愛する為に息をする、異民族間恋愛物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-14 23:46:51
2627文字
会話率:32%
史実では、謀将として名を残すはずであった、賈詡。しかし、本来彼が生まれるはずであった年の二十年後に実際生まれることになったばかりかなんと転生者が賈詡として生きることになってしまったのだ。
彼は、そうした環境の中でも成長していき最終的には、中
華に文明が起こって以来最大の領土をてに入れる皇帝となり、覇帝と呼ばれることになる男の一風変わった世界での生き様を描く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-06-03 17:14:29
24460文字
会話率:24%
鎮西。ここは大陸からの異民族を防ぐ場所。そこに二人の女防人がいた――
最終更新:2016-03-16 09:05:11
3291文字
会話率:53%
この世界には大小いくつもの大陸が存在し、それぞれの大陸で多くの国々が争い、興亡を繰り返していた。
数ある大陸のなかで、最も広大で肥沃な大地を持つ大陸―――リバルト大陸も例外ではなく、今日まで激しい戦乱が続いていた。しかし、大陸の東西南北に四
つの強国が誕生すると、大陸は一応の平安を取り戻したかに見えたが、大陸の各地に存在する少数の異民族や新興国同士の争い、四カ国の国境での小競り合いなど、小規模な戦闘は激化の一途をたどり、戦火は徐々に大陸全土に広がり、人々に暗い影を落としつつあった。
戦火が広がる中で多くの英雄や君主が生まれ、ある者は己の理想のために、またある者は大陸の統一という夢を抱いて戦いに身を投じ、多くの戦いと権謀術数が飛び交う中、卑怯な人物や気高い人物、己の意思で道を切り開こうとする女性達、善人や悪人、どちらともつかない人間達が蠢き、ある者は栄え、ある者は滅びた。
戦いが激化する世界にあっても、そこに生きる人々は、己の家族のため、仲間のため、恋人のため、自らの思いを胸に秘めて行動し、時には自分の運命に抗い続ける。
人間が争いを続ける時代であっても、時は刻々と流転していく。
人々は何を思い、何を目指してこの世界を生きようとしたのか?そして、この世界はどこへ向かおうとしているのか?
四大強国のなかで最も建国の歴史が古い南の皇国から、この物語は始まる。
暗闇を照らし蒼天を導く暁に煌めく、とある世界の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-26 00:58:43
4831文字
会話率:5%
奇跡の水の王国、ヒュドール。乾いた砂漠の国々の中で優勢を誇る国には、不思議な力を持つ『水の乙女』たちがいた。水を操る乙女たちの頂点に君臨する少女ーー十六歳のイーリスはある晩、突如起こった謎の火事に紛れて、怪しい異民族の男にさらわれてしまう。
全てが両極端な二人はいつしか恋に落ちてーー砂漠のロマンチックラブストーリー。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-07 11:11:24
95251文字
会話率:48%
後漢書地理史には、益州の資源の豊富さが記されている。昔からこの地の趨勢を左右していたのは豊かな資源であり、三国時代には劉備を蜀取りへと向かわせた原因ともなったのである。屯田を経済的基盤とする魏に対して、呉には南海貿易があり、蜀には資源があ
ったのだ。
しかし蜀漢から実益を得るのには大きな壁が立ち塞がっていた。それこそが蜀の資源地帯に割拠していた異民族である。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-07-06 19:37:08
8326文字
会話率:0%
魔王が地上に侵攻し、その暴力と法は大陸の一部を支配し、その支配は数十年に及んだ。だが異民族どころか異種族の混成群である魔族は数多くの内紛の火種を抱えていた。繁殖力の差、経済という観念の有無、寿命の差、種族間の力量差、人間たちの反攻、そして新
たな魔界からの進軍。いま大陸には混乱の嵐が吹き荒れようとしていた。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2015-06-09 17:44:07
9441文字
会話率:40%
西暦でいうと1644年、日本では江戸時代初期、中国を200年以上支配してきた明王朝は、呆気なく滅亡してしまった。次の中国の支配者の座をかけて、明を滅ぼした元盗賊李自成、明王朝で最も有力な将軍だった呉三桂、そして万里の長城の北で、中国支配の時
を待ち続ける異民族・満州族の清朝がしのぎを削ることとなる。結局呉三桂と清朝は手を結んでまず李自成を滅ぼしてしまう。計らずも清へ屈従するも雌伏の時をうかがう呉三桂、だが清は優秀な皇帝が相次ぎ、結局呉三桂が清に反旗を翻すのは、60を過ぎてからだった。そして清への反乱を前に呉三桂は奇妙な夢・幻を見る。若き日に自らが出会った舞姫との恋、そして別れ……。長い夢から覚めた呉三桂は改めて倒清を誓うも、果てしない苦難が待ちかまえていた……。後に明末清初といわれる動乱の時代と、戦乱に翻弄された舞姫の短い生涯を、可能な限り描いてみたいと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-01-02 16:35:25
14721文字
会話率:27%
行方不明になったフィルルセナを探し、少女は森へと踏み入った。
悪魔がいると噂される、立ち入りを禁じられた禁猟区の森へと。
彼はなぜいなくなったのか。
少女はなぜ古い森へ踏み入ったのか。
すべての秘密は、深い深い森の中に隠されている。
※文字が詰まっています。【縦読み推奨作品】折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-07 10:00:00
43678文字
会話率:33%
幼い頃に海で流され、気が付いた時にはコタンは何処か別の世界に紛れ込んでいた。
そしてそれから数年の年月が過ぎる。しかし、アイヌという個の民族である故に、コタンにこの世界の常識は通じない。
奴隷を勝手に解放してしまったり、王都に乗り込ん
だりとコタンは我が道を進み続けるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-09-23 19:19:17
46832文字
会話率:47%