土方歳三と伊庭八郎の若かりし頃のお話です。
後の新選組副長となる土方歳三が、浪士組に参加して京へ上洛するより前、剣術修行に明け暮れていた頃、一人の青年と出会います。後に隻腕の剣士となる、幕臣の息子、伊庭八郎。史実をなぞらえつつ、たぶんに創
作を盛り込んだ時代小説です。シリアスとみせかけて実は…? 時代に翻弄されながらも、短い人生を駆け抜けていった彼らが、何を考え何を追い求めていたのか、考えをめぐらせてみました。
なお、文中に出てくる遊郭の決まり事や、武家制度、その他もろもろ、諸説ある中の一説にすぎません。あくまで創作物として読んでいただけると助かります。一部史実と絡めて進んでまいりますが、そちらもそうだったかもしれない、という認識でお願いいたします。
こちらのお話は、Pixivに掲載されている同名タイトルを加筆修正した作品です。
https://www.pixiv.net/novel/series/795370
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-09-24 19:00:00
92387文字
会話率:60%
昴宿殿の女御、蓮華に仕える女房の鈴鹿は武家の娘。他の女御に比べて身分の低い蓮華がいじめられているのに日々悪戦苦闘していた。
そんな中、蓮華が懐妊する。
帝の寵愛篤い女御の懐妊に、他の女御とその実家が騒めきだす。
北斗殿の女御、蝉時雨は右大臣
家の姫。
恒星殿の女御、蛍風は左大臣家の姫。
帝には蝉時雨との間にできた皇子しかおらず、蛍風との皇子を亡くしている。
蓮華を寵愛する帝は、中宮を誰に据えるのか?様々な憶測が内裏を飛び交い、ついに呪が蓮華に襲いかかる……!
「呪? 夢でも見てたんじゃないですか」
呪も妖も、目に見えないモノは信じない! すべては物理で解決する!
そんな鈴鹿と陰陽師・晴縁の織り成すサイキック・アクション・ラブコメここに開幕!!
いきなり自分の職業全否定された晴縁の恋の行方は!?
*全話書き終わっています。全十話、一日一話更新。のんびりお楽しみください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-15 07:00:00
39426文字
会話率:49%
平安時代末期、それは古代との決別の時代。日本の歴史において人が古の時代から飛び立ち中世へと至る階段となった時代。
その時代へと飛ばされた三条夕霧と雨宮茜は一人の少女と出会う。それこそが後に最初の武家政権を創りし英雄、平清盛だった。彼女が
切り開く運命を知る夕霧は彼女のため、歴史を根源より変えることを口にする。果たして彼は歴史を変えれるのか?
*タイムトラベルと言いましたが、ある意味では異世界転生?とも言えるかもしれないですね。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-11 23:07:48
154351文字
会話率:47%
大陸を統べる皇大王の権力・権威は陰りを見せ、国内の各所では内乱が続いていた。人と人とが争うのみに留まらず、人智を越えた神や妖が創り出す異界に生存圏を脅かされ、明日を平穏に生きることすら祈らなければならない民たちは疲弊し切っていた。事態を重く
見た時の皇大王は国威を取り戻すため、自らの指揮によって秘匿された精鋭部隊を組織し各地へ放った。その組織に属する構成員の一人である穂上もまた、ある重大な懸念事項の解決の為に放浪し各地の異界を潰して回っている。その旅の途中、ある村に現れた不審な男たちが住み着いたとの情報を受けて訪れる。そこは皇大王の手足である武家の支配を受けない独立した村落で、不審死を遂げた男たちの調査では武家を自称する貴杉一党と衝突する。賊と変わらない一党が村の為に働く事情、武家や他者を受け入れない村の真実について、突如発生した異界を穂上が攻略しながら暴き出し辿り着くその先に在るのは――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 21:00:00
15275文字
会話率:32%
小心者のくせに好奇心だけは人一倍な武家の三男坊、木村進三郎は雨の中、ある山寺で一宿一飯の恩義を受ける。その山寺に代々伝わる、決して触れてはいけない漆箱、気持ちを抑えきれない進三郎はついにそれに手をかける。
しかしその行ないが現代にまで祟
り続けることになろうとは。
そして現代、木村家の末裔の一人、日本屈指のゼネコン企業創業一族の三男坊、木村佑也にもその因果は受け継がれていた。
表現上、少々グロテスクな場面があるため、レイティング設定しています。
この作品はカクヨムにて公開、完結したものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-23 01:40:25
11552文字
会話率:40%
片田数衛門は、参勤交代から国に戻ると妻が男と駆け落ちしていた。武家の掟として女敵討の旅に出て近江は大森藩の領内にある寺で一夜を明かすが、麻疹を患ってしまい、大森藩士大山勘三郎の娘沙那に介抱される。一人娘の沙那は父親から武芸を仕込まれ、婿には
娘と立ち会って勝ったものという条件と付けているが、未だ藩内にのそような若侍は居なかった。沙那の介抱を受けるうち、沙那に好意を寄せまた沙那も数衛門に好意を寄せる。しかし、女敵討の立場もある数衛門を婿に迎える事は難しいと思われ、父親の勘三郎は藩主である最上義智に相談したところ、近々催す剣術試合に勝てば召抱えて結婚も許すとなる。そしてうららかな春のある日、剣術試合に数衛門は勘三郎とともに向かうのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-06-14 22:40:11
7261文字
会話率:52%
前作で元武家の娘お芳(本名・理芳)を無事に与力・水野左近様に嫁がせた、漬物屋の若隠居・長太郎。
与力様に呼び出されて行ってみたところ、なんやらかんやらで結局吟味方与力の水野様の密偵という思わぬ大役がころこんでまいります。
最初の仕事は
大坂中からお金を集めております頼母子講。新田を開いてそこからの上がりを分配すると謳っておりますが、長太郎の鼻にはな~んか臭うとしか感じられません。
与力様からは皆さんが出したお金を講元から取り返すよう命ぜられますが、さて長太郎、どうやって取り返すのやら……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-26 19:11:04
43315文字
会話率:67%
江戸時代、小間物屋の二代目、竹蔵は愛妻お富に先立たたれて悲嘆にくれていました。
心配した両親は、武家の娘、お宮を後添えに迎えます。
先妻との子宝に恵まれないことに悩んでいた竹蔵は、今度こそと子づくりに励みます。
ところが、生真面目な竹蔵は毎
夜のごとく二度、三度とお宮を責めたてます。
とうとうお宮は根をあげて、どうにかしてほしいとお姑さんに相談をいたしました。
相談を受けた竹蔵の母は、一計を案じます。それは……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-05 09:42:29
7012文字
会話率:18%
頃は承久、鎌倉時代。長きにわたる戦乱も初の武家政権鎌倉幕府の樹立でようよう安泰と思えしも、源氏将軍僅か三代にて断絶。まこと諸行は無常でございます。あとを執った北條は平氏。嗚呼、巡る因果は糸車。権力を手中に収めた北條は一族独裁を狙い、かしこ
きあたりをも悩ませる。世は末法。神も仏もないものか。その絶望の最中、暗雲の切れ間から光が差し込み舞い降り現れた可憐な一輪の花!
誰有ろう!このひとこそ、清和源氏主流鎌倉幕府創設者にて初代将軍正二位権大納言右近衛大将源頼朝が忘れ形見、源朝子(みなもとともこ)!源将軍亡き後、ますます増長する北條一族。その専横に苦しむ庶民の難儀救いたいと、女だてらに将軍家を継ぎ巨悪に対峙。
源朝子は、狂刃に倒れた兄実朝の無念を晴らすべく「四代将軍」を名乗り、敢然と立ち上がる。
動けば疾風、発すれば雷鳴!英姿颯爽、天真爛漫、清廉潔白!四代将軍に満都は熱狂!!
中世は、価値観と価値観がシノギを削り、新たなものが既存を次々と粉砕していった時代である。政治・経済・信仰・芸術・文化、その担い手は勃興した武家ばかりではない。圧倒的な情熱を持った庶民の出現であった。
その新興勢力庶民から絶大な人気を集めた源朝子。この前代未聞、空前絶後の「人気」には、幕府の魔手・公家の嫉妬・山門の妨害・源平という前時代の亡霊が、束になっても敵わない。愛嬌だけで、どこまで続く快進撃!
源朝子は、新たなる時代の偶像である。その見据える先は、古き時代の象徴尼将軍北條政子。史上最大の継母娘喧嘩!女と女の一大決戦!火花を散らすその行く末は、あろうことかあるまいことか、武家が帝へ牙を剥く有史以来の驚天動地!
世に云う「承久の乱」である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 00:06:19
138760文字
会話率:31%
「帯を解いてくださいませ」清右衛門は、妙にそう言われて動くことが出来なくなった。好いた相手と添い遂げたいという思いはあるが、それが許されない二人だった。
時代のイメージは江戸時代。江戸ではない、どこかの藩の武士の恋愛というか、婚姻にまつわ
る話というか。ゆるいイメージで書きましたので、そこいら辺はご容赦くださいませ。
この作品は遥彼方さま主催の『ほころび、解ける春』企画に参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-14 10:30:08
7736文字
会話率:48%
王国でも有数の勢力を誇る公爵家―――メディシス家。その派閥に属しているウエノ。名前からわかるとおりウエノ家は大昔、転移者によって貴族の位を勝ち取った家だ。代々武家の部門として名を馳せ、魔族との戦いにおいて功績を積み上げていた。
そのウエ
ノ家に神童と呼ぶに相応しい子が生まれた。名前はフミヤ。彼は5歳にして能力を発現し、雷と炎の魔術を自在に操って将来を有望視されていた。しかし彼が成長して軍人となり、戦場に立つ前に異世界からの転移者が現れ、王国の兵を導き魔族との戦争に勝ち、この世界は平和に包まれる。
その結果、発現後まもなく天才と呼ばれてきたにもかかわらず、数年もすれば彼の力は時代遅れで役に立たないものだと判断され、更に実家の有力騎士団も肝心の討伐戦の際にウエノ家の当主であり彼の父親は魔王軍との小競り合いにより戦場に遅参したことを理由に勢力を弱めてしまう。そしてウエノ家の力は大戦の際に功を建てた家と代わり衰退が始まる。ただでさえ武門の出でありながら戦場の遅参を原因として衰退したウエノ家はそのミスを理由に戦線から外されてどんどん勢力を弱めてしまう。また、その中でもフミヤは三男なため、自身が9歳を過ぎたころには他家に奉公に出されることになった。
そんな彼が奉公に出された先ではメディシス家のお嬢様ネフィリスシアという眉目秀麗の才女がおり、彼は彼女のお付きに任命される。そして時は流れ現在24歳。この世界では結婚適齢期末を迎え諦めていた結婚。しかし、一応奉公に出され、実家の力は衰退したとはいえ貴族。動乱を迎える社会の中でウエノ家の血脈と人脈を広げるために父の跡を継いだ兄の手によって、諦めていた結婚という文字に大いに脅かされることになった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-10 21:24:32
225044文字
会話率:52%
架空の武家、嵐山家にまつわる物語。
全四話か五話で完結の予定。
最終更新:2019-02-10 08:00:00
46239文字
会話率:43%
リダーニュ盟約連合は竜の国である。四方を強国に囲まれながら、空を駆け、地を揺らす竜騎士の奮闘により先祖伝来の土地を守り続けていた。
しかし、不敗の国と謳われる、かの地を狙う者があった。大陸統一の覇業を夢見る西方、ゲラシアル・レーヒ帝国で
ある。かの大帝国の侵攻に、竜の国は存亡の危機に瀕していた。
そんな混迷極まる乱世において、ラダーザ家の次男坊アランは、兄や父と共に竜を駆って戦い、手段を選ばず、御家を残すために奮闘する。
※この作品はライトな群像劇です。魔法の類は出て来ません。随時改稿修正中。不定期更新。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-02-09 22:49:02
194899文字
会話率:38%
・これは「歌詞をモチーフとしてオリジナルの文章で執筆した小説」です。
・SS投稿掲示板にも投稿しています。
【あらすじ】
とある街道。悪漢どもに囲まれた武家の下女だったが…
最終更新:2018-12-30 23:48:08
1576文字
会話率:50%
武門の侯爵家に生まれ、父はこの国の英雄。母が夜盗に殺されたのをキッカケに、私も剣を学ぶことを決意した。目標は、父と同じく軍に入って母の悲劇を繰り返さないこと。思いの外、剣は性にあって強くなったのだけれど……女は軍に入れないことを知ってしまい
。その上、貴族のマナーも何一つ学んでこなかった私に代々宰相を輩出している公爵家との縁談が持ち上がってしまった……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-02 20:09:33
356903文字
会話率:38%
「わらわは、骨の髄まで武家の女として生きよう」
恋だの愛だの、夢のまた夢。ーーそう思っていた頃が、ありました。
薙刀の名手、於稲(おいね)が政略結婚で嫁いだ相手は、因縁の相手・真田家の嫡男!
お家の為と嫁いだけれど、予
想外の温かな旦那様の愛に包まれて……やがて大きく動く歴史の奔流に、夫婦で立ち向かいます!
※実在の歴史上の人物をモデルにしていますが、定説と異なる解釈をしている部分もあります。
※カクヨムにも掲載しています。同時更新中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-26 18:05:50
137798文字
会話率:48%
享保六年(1721年)、八代将軍徳川吉宗と南町奉行大岡忠相は、男子の無い武家を存続させるために「女武士令」を制定する。それにより、武家社会に女性が進出し始めることになった。
それから百年後の文政四年(1821年)。
女武士令を制定した
名奉行"大岡忠相"の子孫「大岡はつ」は「大岡忠春」を名を変え、先祖と同じ南町奉行となって日の本に新たな風を巻き起こす。
※連作短編集なのでどこから読んでもあらかた話は分かります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-23 02:00:00
790094文字
会話率:51%
輪影寺拳法の使い手で寺の跡取りである高校一年生の一条湊(いちじょうみなと)は、武家の継承者で幼馴染の少女に淡い恋心を抱いている。しかし、練習中に彼女に奥義を使ったことで恨みを買い、少女から果し合いを申し込まれた!
そして、彼女が放つ覇気
が妖魔を生み、新たな決戦が繰り広げられる!
現代の田舎町を舞台にした拳法アクション&ファンタジーが、今始まる!!
なろう初参加で、次話設定さえ危うい素人です。改稿、修正を重ねており、突然リライトをしたらご容赦ください。
犬の幻獣が登場し、恋愛要素もあります。
格闘小説ですが、男女問わずお目通しを頂けたら幸いです。感想もお待ちしています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-28 20:00:00
9964文字
会話率:36%
ワケあり貧乏のじゃロリお姫様が思わず呟いた。
「ひもじいのじゃ」
朝食、草! 昼食、草! 夕餉、草! ここ一ヶ月の献立、草のみ!! 牧草を食べすぎてもはやそれ以外の味が思い出せなくなった姫様が貧乏をどうにかすべく立ち上がった!
「牧
草を食べすぎてどの週で狩られた草かすらわかるようになってしもうた! 嫌じゃ! このまま牧草マイスターになぞなりとうない!」
目指すは美味しいご飯と温かいお布団! 手始めに畑を豊かにする為、近隣にある迷宮で妖魔を狩り、それを畑に撒くことを決意する!
妖魔! それはこの世の物とは思えぬ化物!(ハイファンタジー作品なので当然この世ではないのですが)恐ろしい妖魔を相手に、腰に携えた名刀草刈り丸(主な用途は草刈り)で立ち向かう!
時には一人で勝てない敵もいるが、そんな時には頼りになる家臣達がいる!
「サービス残業マジクソ」とか「この武家マジブラックでござる」とか「あー、週休六日にならんでござるかなぁ」としょっちゅう漏らす家臣たちだが、いないよりはマシである!
因みに、鼠ベースの獣人だから姫様の半分ほどの背丈しかないぞ! 大掃除の時は姫様ばかりに重い家具を持たせるガチ畜生共だ!!
美味しいご飯と温かいオフトゥンだけが姫の望みであったが、姫に隠された出生の秘密が平和な暮らしを許さない!
自分が住んでいる村だけでなく、領地があるスカンピン国! それにスカンピン国がある白虎の地! 果てには世界を巻き込みながらも世界へ羽ばたきそうで
「えぇ……お外の世界怖いし、妾村から出たくないんじゃけど……なんか無礼討ちとかあるんじゃろ? 村の外マジ怖いのじゃ……」
羽ばたかないっっ!!
のじゃロリ和風幼女がなんやかんやで天下を取るエセ和風ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-17 23:43:28
140323文字
会話率:53%
第四回・文章×絵企画参加作品です。某は武家の三男、長屋に居を構え、内職に励み、読書にふける。
最終更新:2018-08-20 00:00:00
1082文字
会話率:43%