名を奪われ、仮面を与えられた少年がいた。
血の舞う夜、すべてを失った彼は、ある剣士に拾われ「白鐘暁狐」の名を得る。
剣と体術、書と政。
幼い身に重ねられる修練の果て、少年は“影”として生きる道を選ばされる。
仮面は問う――
「お前は誰と
して生きるのか」
そして少年は答える。
「私は、この名にふさわしい者になる」
名を持つ意味とは何か。
忘れられた名の先に、少年は何を見るのか。
仮面を纏い、光と闇の境を歩む者の記録。
和風架空時代劇×政略×成長譚。
その影は、名を問い、名に応えてゆく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-04 20:02:39
137948文字
会話率:20%
ぼくの仕事は色々あります。町の糞尿を村に持ち帰ること、村の獣を解体すること、深夜に縄を綯うこと……そして時々、村に近付く人を斬ること。
最終更新:2025-05-15 07:14:44
9527文字
会話率:42%
戦乱の時代に造られし装着したものに一騎当千の力を与える強化外部骨格装甲「ヨロイ」
極東の島国葦原にて国を二分する騒乱から約十年、時代はかわり東郷の地にて英雄を夢見る少年英弌は日常の下に燻る戦火に巻き込まれる。
ヨロイを超える力「超鋼」
を纏った少年の運命はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-14 11:05:50
5647文字
会話率:29%
架空の武家、嵐山家にまつわる物語。
全四話か五話で完結の予定。
最終更新:2019-02-10 08:00:00
46239文字
会話率:43%
色は力であり、色の力を発揮する色の石が存在する。色によって力が異なり、国は色を使って覇権を争う。火の国には赤を司る色神紅がおり、紅の生み出す紅の石によって豊かな国を作り出している。火の国の住民は皆、石を使う適性検査――選別を受けることが義
務付けられている。石の力を使う者「術士」に憧れを抱く十六歳の悠真であったが、術士の才覚に恵まれず小さな漁村で生活していた。しかし、官吏の反乱に巻き込まれ、魅力的な美しい色神紅と彼女を守る術士たちと出会い悠真は自らの色に気づいていく。第1章「火の国と紅の石」は火の国を舞台とした悠真の物語。第2章「異国と火の国」は火の国を狙う異国の話。第3章「火の国と来訪者」は黒の色神と火の国の物語。紅を守る術士たちの過去が少しずつ明らかになっていく。連載中第4章「火の国の夏に降る雪」は、火の国の術士を欲する白の色神と消えた仲間を探す紅は、先代の時代である二十年前の過去の出来事にたどり着く。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-01-18 17:41:45
907207文字
会話率:33%