淡白な男と拗れた彼女。
一匹の猫が二人を繋ぐ。
「たまに見せる君の笑顔が好きだ。それが君の本質だと思うから」
最終更新:2019-01-16 20:09:12
7472文字
会話率:17%
呪いの指輪と、悪魔と女性。
女性を呼び止める悪魔。
周囲には多くの人が野次馬と化す。
騒めきは徐々に小さくなっていき、それに伴い緊張が空気を固定する。
まるで街中に舞台を持ってきたのような出来事が繰り広げられるのだった。
皆、興味津々となっ
て事の経緯を見つめている。
この静けさが関心の高さを表しているのだろう。
悪魔が意を決したのか、女性に言葉を発する。
悪魔が捧げ持つ呪われた指輪。
それを見つめる女性。
その驚愕が、大きく見開かれた眼によって見ている者によく伝わる。
思いの吐露を堪えるように口元を押さえる指先は震えている女性。
信じられないものを見て後退りし、僅かに首を振る様子。
紅潮した悪魔の顔が一変し青褪めていく様を見て、勘違いしているのだろうと周囲は思った。
婚約破棄。婚約の申し込みを破棄されたんだという悪魔の思い込み。
客観的に見ている周囲にはバレバレの行為を当事者たちは気付きもしない。
女性に共感する者。
悪魔に同情する者。
このまま拗れて地獄を見ろ悪魔、と心で詰る者。
女性に届かぬ声援を送る者。
それぞれの思惑の中で、この突然の物語を楽しむ周囲の者たち。
そんな視線の中でのそれぞれの想い。
そんな視点でのお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-12-01 06:00:00
1000文字
会話率:3%
将来有望と名高い騎士・カイェタンと、学園で"薔薇"と称えられる子爵令嬢・ゲルトラウデは婚約者同士。
しかし、二人の関係は拗れてしまっていて…
剣と魔法の世界を舞台にした、素直になれない騎士と不器用な令嬢の、お似合いだけど
ちょっぴり身分差のある恋のお話。
書き溜めあり、毎日午後5時更新です。
全5部+番外編2話。完結済です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-24 17:00:00
8544文字
会話率:57%
田舎から東京都へ引っ越して来た双子の兄妹。
渋谷の街で様々な事に巻き込まれていく。
カラーギャングと関わり、可笑しくも普通かもしれない日常へと変わっていく。
そう、兄妹の仲を知らず知らずのうちに拗れさせながら…
(注意:この物語はフィクショ
ンです!実際にあったわけではありません!タブン…)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-07 22:28:37
3423文字
会話率:28%
進学先の地での偶然の再会が、尚人の時間を過去へ揺り戻す。
彼が恋した少女、いけ好かないその友人、彼の親友と彼女たち。
高校時代、歪なりに安定したスクエアを築いていた四人の想いと行く末のものがたり。
尚、多少手直しは入っていますが、この作品
は自サイトからの転載です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-25 20:37:40
13660文字
会話率:40%
【現代テロリズムと英国移民三世の日常】
イギリス・ロンドンで暮らすアラブ系移民三世の少年と、平凡な元ひきこもり日本人留学生青年の友情と日常を通して、移民への差別と、迫害にあえいだ末にイスラム過激思想に傾倒する若者の苦悩と、2013年当時の中
東情勢を描きました。青春ドラマを読みながら、世界情勢が少し分かる構成になっています。
未熟な若者同士の拗れまくった恋愛に発展しきれないドロドロの友情=親友を恋人にできるかできないかいう葛藤と強い執着の描写があります。※主人公が女性の恋人とベッドインするシーンがありますので、苦手な方はご注意ください。※2カズオ・イシグロに言及する部分は彼がノーベル賞を取る前に書いたので、その件に触れていませんが、作中の年代を考慮して修正しません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-04 18:00:00
151282文字
会話率:31%
俺と私と僕。
それぞれの視点から描かれる、切ない記憶喪失の中に眠る、拗れた記憶の三角関係。
トライアングルは、軽やかな音を立てて堕ちていく……
最終更新:2018-05-09 00:00:00
13077文字
会話率:11%
小学四年生だった俺の初恋相手は、叔父のお嫁さんだった。
大人になったら、叔父のようになりたい。
尊敬は、成長への目標となり
叔父のような大人には、なれない。
劣等感は、拗れた自意識になる。
早く大人にならなきゃ。
失くした恋の痛みが、
焦りをうむ。
もっと大人にならなきゃ。
大切な彼女が、離れていかないように。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-28 12:00:00
92459文字
会話率:37%
しがない底辺小説家・三淵和生。
平坦で平凡な道を歩んで来た彼の下に見知らぬ少女が訪問する。
それは運命の出会い……ではなく数奇な出会いの幕分けであった!
少女が繰り出すあの手この手に、一人の作家は内なる何かと戦い続ける。
そんな二人が生む波
紋は、また新たな波紋を呼び寄せるて……。
『事実は小説より奇なり』。一人の小説家の拗れ日常はいかに。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-03-23 06:00:00
30014文字
会話率:69%
僕の身近の女王様は、とても面倒くさい。
今度の命令は、バレンタインのチョコレートフェアの付き添い。女王様は誰か渡す相手がいるんだろうか?
下僕くんの小さな嫉妬心と、女王様の大きな拗れた恋心。一向に進展しない二人の勘違いとすれ違いのバレン
タイン(?)
※前作『下僕くんは女王様に逆らえない』を先にお読みいただいた方が、わかりやすいかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-02-07 14:09:13
8567文字
会話率:55%
私のせいじゃない
そう全部はあなたのせい。
最終更新:2018-01-30 17:22:51
1261文字
会話率:0%
双子の妹の策略で悪役に仕立て上げられ国を追放された人魚姫エーデリス。裏切られ続けた彼女は「そんなに言うのなら悪役になってやる!」と海の魔女に弟子入りし立派な悪になることを誓う。共に人間の国を手に入れるべく立ち上がるが陸で幼い頃に出会った人間
ディルクと再会。二度と関わりたくないはずが彼は王子で――恋のお相手は王子様。恋愛傾向は幼い頃の両片思いを引きずりお互いを大切に思っているけど誤解ですれ違い拗れぎみ。基本的に逃げ腰の人魚姫を王子様が積極的に押していくスタイル。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-10 13:22:03
36435文字
会話率:52%
「物語は幸せに終わる」のローエン視点。本編は全4話。現在その後の2人を気が向いた時に投下中。
大事になるとはおもわず出来心で牢獄送りにしたら、思っていたより話が拗れてしまって苦悩する婚約者と、何を考えているのかよく分からない元王女のお話。…
と、その後の2人。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-30 15:22:38
127151文字
会話率:59%
神の子として生まれたレオナルドは、次期女王のアリシアと出会う。
幼いながらも、想いを通わせるふたり。
しかし、幸せな日は続かなかった。
「あなたは、私の夫になるの。だから、神の子としての役割は捨てて貰うわ」
そうアリシアに告げられ、裏切られ
たと思ったレオナルドは彼女を深く憎んだ。
しかし、それはアリシアがレオナルドを守るためにしたことだった。そうとも知らない彼はアリシアに冷たく接するようになる。
そんなレオナルドの態度に傷つきながらも、健気に彼を愛するアリシア。
「あなたに憎まれたとしても、私は」
レオナルドが生きていてくれればいい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-06-28 21:33:00
5220文字
会話率:19%
色々拗らせている美貌の侯爵令息カルロと、食べる事が大好きで、明るくポジティブマイペースな『ポッチャリ系』男爵令嬢マルティナは婚約者同士。何だかんだで拗れていたけれど、カルロが拗れた原因の借金がついに…! ―――『ふとめ令嬢は王子様の夢を見る
か』の続編となっております。長くなりそうですので、前後編で分けさせて頂きました。前編はカルロ中心のお話で、後編は殿下中心のお話になる予定です。(後編は今週中に仕上げる予定です)三角関係、横恋慕っぽい表現がありますので、苦手な方はご注意ください。
追記:前後編で上げるつもりだったのですが、長くなってしまったので中編を挟ませて頂きました。申し訳ありませんが、宜しくお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-20 12:00:18
21538文字
会話率:44%
「一緒に自殺しない?」
吉と私はふたりっきりの教室で契約した。
「千羽折れるまでに、生きる理由を探すこと。
千羽折れたら、一緒に死のう?」
私は生きる理由を見つけられるだろうか。
ーー少女×少女の拗れた青春
※この作品はカク
ヨムでも折られています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-03-21 19:00:17
116377文字
会話率:23%
――冬に花火大会があるんだよ。
珍しそうに彼女はチラシを見せた。
その花火大会は数年前に、僕と彼女が行ったものだった。
――そんな催しものがあったんだ。
僕は嘘をつく。
記憶喪失で通る彼女に気づかれないように。
彼女が好きでいるよう
に。
僕は彼女を想っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 19:44:52
7437文字
会話率:35%
盲目マトモ少年×拗れたアラサー男
<PBR><PBR>「目が見えて、文字を読み書きできて、だからなんですか。」
<PBR><PBR>「見える世界に囚われてないお前が羨ましいよ。」<PBR
><PBR><PBR>
※ゆるっとマイペース更新です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-19 14:18:26
4829文字
会話率:23%
とある文化部の部長・中学二年の篠宮天祷は、轟遊奈ら部員の恋愛を発端とした人間関係の拗れにウンザリしていた。壊れた部も解散。
するとある日、美少女として同級生の間で名高い時永琴夜に声をかけられ、彼女はこんな話をアマトに明かすのだ。
――【七
人のお嬢様】が定めた【学園ユートピア法】により"個性"の失われた故郷【時間の国】を取り戻すためのお手伝いをキミにお願いしたい、と。
「おいおい、コイツ電波女か?」
そんな嘲笑も束の間、琴夜が創設した"個性の大切さを証明する"お悩み解決部【時嬢部】へと、脅迫まがいでアマトは入部させられてしまい。
そしてそんな時嬢部に、あの轟遊奈が電撃入部することで思わぬ騒動へと発展。
アマトの前へと姿を見せる【七人のお嬢様】。
とある"絵本"とお嬢様たちとの繋がり。
篠宮天祷、そして個性豊かなお嬢様たちが紡ぐ学園青春ラブコメディが今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-08-01 21:00:00
116047文字
会話率:51%
両親の反対を押し切り、地元を離れ、就職した橘 有希。大学卒業後、地元に戻ってきた伊勢 智也。同期として出会った2人は、同じ支社に配属され、同僚として親睦を深めていく。仲が良さそうに見えた彼らの関係が拗れたのは、たったひとつの言葉。自分の気持
ちを自覚出来ず、脆い関係を続ける2人に待っていたのはーーーー
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 00:37:50
1085文字
会話率:45%