彼女は恋をする。
ひとりの少年に。
例え自分を〝葬った〟としても。
それは、眩しい程に暗い恋。
最終更新:2016-12-24 19:48:51
9231文字
会話率:22%
宵の帳に目覚める少女。
形見の時計に導かれた先で、僕は彼女と邂逅する。
■■のことを、私は忘れないとそう誓ったはずだった。
最終更新:2016-12-24 19:45:03
10186文字
会話率:24%
――冬に花火大会があるんだよ。
珍しそうに彼女はチラシを見せた。
その花火大会は数年前に、僕と彼女が行ったものだった。
――そんな催しものがあったんだ。
僕は嘘をつく。
記憶喪失で通る彼女に気づかれないように。
彼女が好きでいるよう
に。
僕は彼女を想っていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-12-24 19:44:52
7437文字
会話率:35%
あるバスの中の出来事。#ヘキライ 第二回企画
最終更新:2016-11-26 23:46:52
589文字
会話率:34%
小さなヒナツバメのイチが、空に浮かぶ真っ白な『フワフワの国』を目指すお話。
※『ひだまり童話館』第二回企画『ふわふわな話』参加作です。
※The copyright of this novel is in Isuzu Riku. Pleas
e do not reprint without permission.
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-04-17 00:00:00
2213文字
会話率:30%
『恋』『愛』。そういう類いのものは、海のきらめきにどこかしら似ています。特に、海の中から海面を見上げた時……射して来る、日の光など。本当は、海の中は冷たくて暗いんです。暗くて、自分の姿も見えなくなる程に。そんな時、自分を確かめることができる
術はただ一つ──遥か水の上から射して来る、光の筋だけ。そんな光があるからこそ、人はどんな時でも生きたいと思うんじゃないでしょうか。……そういう、或る時の海辺の話です。べたべた恋愛同好会第二回企画参加作品。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-07-07 22:19:51
3251文字
会話率:1%