二〇二二年、四月七日。
その日、神城千里は陽陰町の禁忌を破った。
森の中に入ってはいけない。それでも進んだ彼女は突然体調を崩し、原因不明の怪我を負う。命の危機に瀕した彼女が目撃したのは、町の癌である妖怪だった。
助けに入った式神セ
イリュウは、困惑する千里を想って彼女の出生秘話を語る。千里は、セイリュウと共に数百年生きた先代スザクの忘れ形見だった。
どうして生まれてきたのだろう。
陰陽師に仕える式神の半妖、千里は、生まれてきた意味をつける為に妖怪退治を決意する。人と妖を両親に持つ高校生の彼女は、両者の千年にも及ぶ戦争に終止符を打つことができるのか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-27 23:00:00
410000文字
会話率:49%
暴力団の凶弾に斃れた刑事の忘れ形見・菱田と、極西会のお嬢・御堂麻里亜。
被害者と加害者というチグハグな組み合わせの2人だが。
訳あって暴力団入りした菱田は麻里亜の世話役として、かつての組長・御堂龍三の墓参りに同行していた。
思い起こせば、
11年前。
雨の日に不器用にも結ばれた縁に従い、菱田と麻里亜は極西会という組織の中で、同じ時間を分かち合って生きてきた。それは互いに望めば、そのまま続くはずの穏やかな時間。指定暴力団という組織では、あり得ないくらいに凪いだ時間である。
だが、お嬢・麻里亜には父・龍三が果たせなかった……菱田に対するケジメを着けようと、頑なに死を選ぼうとするのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-23 21:22:21
10749文字
会話率:44%
二〇二〇年、コロナ禍の東京。実方不動産会社の新入社員として入社した吉野倫玖(よしのともひさ)は、六年前付き合っていた元カノ、清水麻那美(しみずまなみ)と同僚になってしまった。
一人で、姉の忘れ形見である清水鼓哲(しみずこてつ)という男児
を育てようと奮闘する麻那美だったが、実家の両親の圧力で、鼓哲を実家に渡さなければならない状況に追い込まれる。
しかし、麻那美は鼓哲を返したくないと言う。
麻那美の出身地は、瀬原集落(せばるしゅうらく)という、『苗の神教』という宗教を信仰する人間で構成された隠れ里だったのだ。
鼓哲を返したくないと奮闘する麻那美を、倫玖は、支える事が出来るのだろうか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-04 17:42:11
162508文字
会話率:23%
国王である父:青龍ローゼン、母:アジサイ(妖狐の一族・故人)から産まれた一人娘・エヴリンは亡き母の忘れ形見と言うことで父から大変溺愛されて育った。
しかし、それに驕ることなく素直にのびのびと母譲りの美貌に育ったエヴリン姫も既に十七歳とな
り、婿候補が必要なお年頃。
一般の人間と違うため、寿命も長いし一定の時期で成長は止まる。それが大体女性は二十五歳、男性は三十歳。
だが若いままでいられるのも良いことばかりではなく、体の成長が止まるため女性は子供を産めない。極端に体の老化が遅くなるため、お腹の子供も成長しないため授からなくなるのだ。そのため十八歳までには相手を決めて結婚・出産というのが通常の流れではあるが、何しろ溺愛で名高いローゼンである。ちょっとでも気に入らないと難癖をつけてすぐに縁談を断ってしまう。
だがエヴリンには幼馴染みの吸血鬼の一族であるグレンにずっと片思いをしていた。彼が婚姻を申し込んでくれたら嬉しいのに……と思っていたが、グレンが実際に申し込みに来た際にちょっとした会話のトラブルが起きて青龍王が機嫌を損ね、グレンの縁談を突っぱねてしまった。
……これは自分の手で何とかせねばならない。
私はグレンとの結婚に向かって突き進むわ!
と諦めないグレンとエヴリンⅤS父との戦いが切って落とされるのであった──という展開のラブコメでございます。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-12 17:59:34
81604文字
会話率:58%
東西、東西!さぁさ、お立合い。
頃は承久、鎌倉時代。武士が勃興、源平による長き戦で山河は荒廃。追い打ちをかけるように、疫病・飢饉・天変地異!人心は乱れます。世は末法、右も左も真っ暗闇じゃあござんせんか。
その時です!あたかも暗雲の切れ間
から一条の光が差し込み天人の舞い降りた如く現れ出る可憐な乙女!誰あろう、源とも!
この人こそ、清和源氏主流河内源氏鎌倉幕府創設者にて初代将軍正二位権大納言右近衛大将源頼朝が忘れ形見、源とも!源将軍家亡き後増長する北條一族、その専横に苦しむ庶民の難儀救いたいと、たったひとりで幕府に対峙した稀代の女傑!動けば疾風、発すれば雷鳴!天下無双、威風堂々、大胆不敵、才色兼備、天真爛漫、唯我独尊!度胸と愛嬌、笑顔だけで天下を席捲!本邦初、歌って踊れる殿上人!いよぉーっ、日本一!
ご存知、四代将軍源とも!只今見参!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-06 15:08:52
113980文字
会話率:35%
頃は承久、鎌倉時代。長きにわたる戦乱も初の武家政権鎌倉幕府の樹立でようよう安泰と思えしも、源氏将軍僅か三代にて断絶。まこと諸行は無常でございます。あとを執った北條は平氏。嗚呼、巡る因果は糸車。権力を手中に収めた北條は一族独裁を狙い、かしこ
きあたりをも悩ませる。世は末法。神も仏もないものか。その絶望の最中、暗雲の切れ間から光が差し込み舞い降り現れた可憐な一輪の花!
誰有ろう!このひとこそ、清和源氏主流鎌倉幕府創設者にて初代将軍正二位権大納言右近衛大将源頼朝が忘れ形見、源朝子(みなもとともこ)!源将軍亡き後、ますます増長する北條一族。その専横に苦しむ庶民の難儀救いたいと、女だてらに将軍家を継ぎ巨悪に対峙。
源朝子は、狂刃に倒れた兄実朝の無念を晴らすべく「四代将軍」を名乗り、敢然と立ち上がる。
動けば疾風、発すれば雷鳴!英姿颯爽、天真爛漫、清廉潔白!四代将軍に満都は熱狂!!
中世は、価値観と価値観がシノギを削り、新たなものが既存を次々と粉砕していった時代である。政治・経済・信仰・芸術・文化、その担い手は勃興した武家ばかりではない。圧倒的な情熱を持った庶民の出現であった。
その新興勢力庶民から絶大な人気を集めた源朝子。この前代未聞、空前絶後の「人気」には、幕府の魔手・公家の嫉妬・山門の妨害・源平という前時代の亡霊が、束になっても敵わない。愛嬌だけで、どこまで続く快進撃!
源朝子は、新たなる時代の偶像である。その見据える先は、古き時代の象徴尼将軍北條政子。史上最大の継母娘喧嘩!女と女の一大決戦!火花を散らすその行く末は、あろうことかあるまいことか、武家が帝へ牙を剥く有史以来の驚天動地!
世に云う「承久の乱」である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-14 00:06:19
138760文字
会話率:31%
とある魔導大国の精鋭部隊の新米隊員、マルムは、ある日の戦いにより国をいくつも跨ぐほどの事故転移を起こしてしまう。
「ここは、一体…?それに、さっきまで戦っていた化け物や、隊長、部隊のみんなは一体どこへ消えたんだ?」
国から一歩も出た
ことのなかった新米一兵卒マルム君の、故郷への長旅が、幕を開ける。
完全に見切り発車です。
一応いろんな設定とか、話の着地点とかは考えてます。多分書きながらいろいろと変更するだろうけど。
残酷な表現はどうだろう、あるんじゃないすかね。ちょっと今んとこ分かんないです。微妙に?ある?多分、おそらく。
筆者は長らく読む専でした。筆者は褒められると頑張って執筆します、多分。筆者はプライベートが忙しくて、投稿するよ!って言った時間や日付には上がってこないかもしれません。睡眠をこよなく愛する筆者なので、ただ寝ているだけの可能性も大いにあります。あ、今も結構眠い、かもしれない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-25 13:26:32
3194文字
会話率:45%
ノーラント侯爵家には二人の娘がいる。一人はベリンダ。前ノーラント女侯爵の忘れ形見。一人はシルフィ。入り婿である現ノーラント侯爵が浮気をしてできた娘だ。実父と継母に虐げられて育ったベリンダは知っている。シルフィはみなに愛される少女。婚約者が彼
女に首ったけになり、公衆の面前で婚約破棄を突きつけてきたとしても諦めていた。
――けれど。誰よりも先にその婚約者を批判したのはシルフィだった。「家系図もろくに読めないどころか婚約者の根も葉もない悪口を吹聴する男なんて願い下げです」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-17 17:00:00
18476文字
会話率:54%
大勢の前で婚約破棄を言い渡され、相手を返り討ちにしたことから令嬢としての評判を地に落とした伯爵令嬢・ウィレミナは、気にせず弟妹の世話をして一生を過ごそうと決めていた。
しかし、その心身ともの頑丈さを見込まれ、亡くなった先代妃の代わりに二人目
の妃として国王陛下の元へと嫁ぐ。夫となったライアン陛下には「愛することはないだろう」と言われていたものの、共に過ごす内にウィレミナの方が彼のことを愛するようになってしまった。先代妃の忘れ形見、聡明なお子様ディーノ殿下に叱咤激励されながら、腹を括ったウィレミナは恋の成就へと果敢に挑む!!
連載版を始める事にしました!恋が実るまでの基本的なストーリーは同じですが、短編版ではカットしたエピソードなどが入っています。その後も続きます。どうぞよろしくお願いします!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-03 12:28:58
117001文字
会話率:40%
心身共に頑丈ゆえに、儚い先代妃の後釜としてライアン陛下に嫁いだウェレミナ。お妃様の忘れ形見の王子様を精一杯育てようと一緒に取り組む内に、彼女は意地悪だけど優しい陛下のことが好きになってしまう。でもこの恋は実らないのだ、だって陛下は最初にウェ
レミナのことを愛することはない、と宣言していたのだから。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-19 21:48:28
14775文字
会話率:44%
貧富の差が激しいことで知られる国、イズティハル。
貧民は人にあらず、ドブネズミと呼ばれていた。
イズティハルのスラムで暮らす青年ファジュルの前に、王女だと名乗る少女があらわれる。
「先王の忘れ形見、わたくしの従兄がここにいるはずです。連れ
てきなさい。彼を王にします」
ファジュルと王女の出会いは、やがて国の在り方を変える事件へとつながる。
貧民が貶められる国を変えるため、ファジュルは革命を起こすことを決意する。
この作品はノベルアップにも掲載しています。
*この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-17 23:49:44
238819文字
会話率:40%
帝国に美しき姉妹の皇女がいた。
姉の香雅皇女は物静か淑やかな美女、妹の沙羅皇女は勝気で闊達な美女であった。
成長した二人は同じ夫を持つ事になる。
最初に嫁いだ香雅皇女は、正妃になった。
しかし、皇后になったのは後から嫁いだ沙羅皇女である。
何故か?
それは夫が皇帝に即位する前に香雅皇女が病死したため、沙羅皇女が正妃になったからだ。
その夫も沙羅皇女より先にこの世を去ってしまった。
次の皇帝は皇后である沙羅皇女の息子、皇太子の徳寿皇太子である。
だが、姉の忘れ形見である宝寿皇子の存在がそれを邪魔する。
香雅皇女が産んだ皇子は人望も才覚も皇太子より遥かに上であったのだ。
宝寿皇子は謀反の罪により処刑される。宝寿皇子の死後、皇太子は心が病んでしまった。「父が怒っている」と訴える皇太子に、家族も側近も何も出来ないまま不慮の事故で皇太子は呆気なく亡くなってしまった。事故か、自殺か、それとも……亡霊の祟りか。
最愛の息子を亡くした皇后は自らが皇位に就く。帝国始まって以来の「女帝」の誕生であった。
他のサイトにも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-21 12:00:00
14168文字
会話率:31%
大陸を股に掛けて商売をするルアンは、ある日アデリーの色街で小柄な少女と出会った。
少女の名はサラ、赤みがかった髪の色で小柄な彼女は宗教的な理由で迫害を受けていたのだった。
しかしサラ本人も知らないことだったけれど、彼女は南方の公国、セレ
スティア公国の亡き公太子の忘れ形見だったのだ。
母の遺品である首飾りについていた銀の指輪の謎を中心に、サラとルアンの冒険の旅が始まる。
やがてたどり着いたセレスティア公国でふたりを待っていたのは宮廷の謀略と罠。サラの真実を知ったルアンは彼女を守っていけるのだろうか。
<第一章 妓館編>
交易商のルアンは妓館でサラに出会う。宗教上の理由で差別を受けているサラに同情し、自分では偽善かと思いながらもサラを身請けする。
<第二章 サラの首飾り編>
身請けしたサラと旅を始める前に、サラの母親の遺品である首飾りを質屋に取り返しに行くものの、それは既に怪しい業者に引き取られていた。その業者を追ってアデリーの街を探す二人の前に現れたのはマリクと名乗る男だった。
<第三章 辺境の村編>
サラの首飾りを取り戻し、南の方へと旅を始めたルアンとサラ。しかし田舎の方ではサラへの差別が酷く二人は襲われることに。サラへの侮辱に怒り心頭のルアンは剣の力で賊の襲撃を撃退するが……。
<第四章 国境の街編>
南の国境に近くなるとサラへの差別は薄れていった。国境の街で出会ったのは謎の老夫婦。夫妻の話からサラの首飾りの謎がすこしずつ解き明かされ、ふたりが行くべき国が見定められる。
幕間 <セレスティア公国>
アデリーの街で出会ったマリクが跪く先にはセレスティア公国の次期国公がいた。マリクの狙いと、サラが狙われている秘密とは何か。
<第五章 指輪と赤毛 >
ルアンが幼い頃から世話になっていたエルドリカ家に泊まった二人は、久しぶりに騒がしく楽しい夜を過ごした。指輪の謎が解けそうになり、セレスティアへの人脈も手に入れた二人であったが、同時にルアンにだけはある事情が明かされる。セレスティア公爵家に伝わる赤毛の系譜はサラへと結びつくのか。
~以下執筆中~
<アルファポリスで先に投稿しているものです>折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-04-29 10:12:10
226931文字
会話率:54%
神社へと向かう桜並木に、桃色よりも淡く白よりも明るい桜色と若草色の暈しの地に、舞う花びらの刺繍の着物を着て、黒髪をおろした桜の精が現れるという。
最終更新:2022-04-24 10:51:25
1663文字
会話率:32%
かつての柔道選手、柔道太郎(やわら・みちたろう)は警察の潜入捜査官に転身し、かつての暴力団『貴公会』の忘れ形見、貴公殿覇菜美(きこうでん・はなみ)とコンビを組んでいた。
カップ焼きそばマニアの道太郎と、危険な天然キャラの覇菜美。
警察組
織で異彩を放ちながらも実績を積んでいた両者に、違法薬物販売疑惑のあるスーパーへの潜入捜査司令が下り、道太郎と覇菜美は経験を通して関係を深めながら、違法薬物の謎に迫っていく……。
★本作品は、私シサマが『小説家になろう』サイトに投稿した、通算100作記念作品です。
事前に相互ユーザー様からキーワードのリクエストを募り、短編ながら私の持ち味のショーケース的な作品となっております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-07 21:25:21
10638文字
会話率:30%
長い戦乱を終えた国、王都と山や森に囲まれたある領地。
戦友や夫、身近な人たちを失いながらやっと訪れた平穏。
領地を守ってきたアルフレット家の子や孫、友の忘れ形見とのやり取りを穏やかに記す。
最終更新:2022-01-17 16:12:30
1044文字
会話率:57%
あの人とよく歌った歌はいい思い出。でも彼はいなくなり、私は忘れ形見のこの子と二人生きていく。
最終更新:2021-11-09 19:50:05
1196文字
会話率:29%
妻の忘れ形見の愛娘を守る為に国王は1人の少年に娘を託した。
しかし、その少年は………。
この作品はprologue様にも掲載してあります。
下記URL
https://prologue-nola.com/novels/HfMofaUAvl
aCOzDUGH1l折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 18:48:01
1382文字
会話率:27%
終章前に伴い改稿を掛けております。内容が多少ずれており負重をお掛けしております。
先王の忘れ形見である公爵は黒獅子公と呼ばれ、数々の武勲をあげ、叔父である現王の内政も助けるなど、生来の顔の良さも手伝って完璧王子の名を欲しいままにしている。一
方、名門筆頭侯爵家の娘でやはり完璧なザ・令嬢の名を轟かせていながら社交界に全く興味がなく、魔術の向上に余念がないアリアンナ。二人とも結婚には興味がないものの、周囲からの圧は重く、いつの間にか花嫁選抜が始まり否応なく距離が縮まっていく内に、お互いを意識するようになっていく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-18 16:45:24
125654文字
会話率:34%
魔王を倒した勇者パーティの生き残りである戦士が、勇者と聖女の忘れ形見を育てながら伝説の花畑を探し、そこに教会を建てようとする物語。
最終更新:2021-09-14 07:22:17
1852文字
会話率:12%
――――必ず守り抜いてみせる、貴方だけの守護天使として。
青い髪に金色の瞳、レイラ・フェアフィールドの元にひょんなことから舞い込んできたのは、己が師の忘れ形見たる一人の天才少年を何があっても守り抜けというものだった。
護衛対象たるそ
の少年の名は久城憐。そんな彼の通う学園に新任教師として潜入したレイラは、表向きは教師として振る舞いつつ、陰ながら憐を守る日々を送ることになる。
何事もなく続いていく平穏な日々。そんな仮初めの日常が終わりを告げた時、少年は知ることになる。青き乙女の真なる顔を、彼女と自分の間にある因果を、闇の拳銃稼業としてのレイラの真実を…………。
巨大な陰謀の渦に巻き込まれていく二人の前に立ち塞がるのは、謎めいた巨大企業リシアンサス・インターナショナル社。それを率いるエディ・フォーサイスと、二人の前に現れる、レイラの妹を名乗る強敵……ミリア・ウェインライト。
憐は何故狙われなければならないのか。浮かび上がっては消えていく無数の謎と、そしてレイラに付きまとう消せない過去の象徴、『プロジェクト・ペイルライダー』…………。
銃火が弾け、刃と刃が斬り結び、無数の銃弾が空を切り裂く。そんな過酷な戦いの中で、レイラは少年を何があっても守り抜くという誓いを胸に銃火の中を舞い踊る。彼を守るために、己の何もかもを投げうつ覚悟とともに。
そんな戦いの果てで、二人は辿り着けるのか。行きつくべき結末に、巡り巡る数奇な運命のその先に…………。
ハイスピード・ガンアクション小説、イグニッション・スタート。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 18:05:47
199176文字
会話率:35%
「間もなく戦争が始まります」
とある条件を満たした人物に接触する勧誘員
語られる日本を取り巻く情勢の悪化と無茶な要請
幼い娘の為に母親が
難病に苦しむ妻の為に夫が
忘れ形見の孫の為に祖父が
年の離れた弟の為に兄が
それぞれの想いを抱い
て命を散らす
現代日本で戦争が起きそうになったらどうなるか
ありふれた日常が非日常に変わる瞬間の物語
***
この物語はフィクションです
実際の人物、団体、組織、国家とは一切関係ありません折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-03 20:21:08
170823文字
会話率:43%