「歌姫メアリー、お前が此度の連続殺人の犯人だ!」
聖女に次ぐ象徴である歌姫メアリーは歌魔法《禍歌》のスペシャリストという理由だけで殺人犯の汚名を着せられ《呪われた歌姫メアリー》という二つ名が広まってしまう。
ここ歌の国カントゥスでは、王家
、教会(歌姫も含む)、貴族――そして人外貴族という四つの権力が絶妙なバランスを保つことで成立している。
噂を聞いて嫌味を言ってくる騎士団副長イザークに、メアリーは嫌味を返す。いつもの言い合い。けれど本心は――。
「(……このままではダメ、だな。素直に好きだと、お前が心配で大切だ――って、普通じゃない俺が言ってもコイツは受け入れるんだろうか)」
(態度が悪いのは私だけ。そう考えると凹むなぁ。イザークがもう少し捻くれた言い方や、嫌味を言わなければ……私だって……)
お互いにある秘密を持つのもあり、素直になれないでいた。
両片思いなじれったい二人だったが――。
「近年、立て続けに起こる人外が絡む未解決事件を考え、「教皇聖下及び国王陛下から専門部隊を作るように勅命が下った。イザーク、そしてナイトメア伯爵、歌姫メアリー嬢の三人を軸に未解決事件も含めて対応をしてもらう」
「は? はあああああああああああ!?」
「え? ええええええええええええ!?」
「おお、息ぴったりだな」
「いやいや! なんでそんな危険な任務に、この猪突猛進女を!?」
「ロバート様! なんでそんな大事なお仕事で人選ミスをしたんですか!?」
「ハハハハッツ! 最高権力者の独断と偏見だ! 諦めろ!」
幼馴染みの騎士団副長イザークと、《呪い食い》の異名を持つ人外貴族ルーベルトと未解決事件専門の騎士団特別室が設立する。
お互いの持つ秘密や過去が明らかになっていく途中で、魔界と地上のゴタゴタに巻き込まれてしまい――イザークとメアリーの距離も大きく変わっていく。
これは魔王の庇護下にある地上と魔界も巻き込んだ、人外事件簿である。
※ミステリーお決まりの密室殺人とか、列車旅行、逃亡劇など出てきますがサスペンス要素が強いですたぶん。
主な登場人物
■メアリー・イルマシェ(19)
→元侯爵令嬢、現在は歌姫。
■イザーク・バルツァー(23)
→男爵家の三男。騎士団副長
■ルーベルト・ナイトメア伯爵(???)
→人外貴族
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 21:11:41
84231文字
会話率:47%
第五王女ヴェロニカ姫は、転生者であり『光の使い手』と幼いころから特出した才能を持っていたため、隣国から狙われることが多く何度も攫われることが多かった。しかしそのたびに護衛騎士、ルーファスが姫を連れ戻す。それ故、いつしか『攫われ姫』と呼ばれ
るようになった。
ヴェロニカは八年間、ずっと傍で守り続けていたルーファスに惹かれ恋をしており、そして彼もまたヴェロニカに対して主従関係を超える想いがあったのだが、ヴェロニカが社交界デビューした当日、事態は一変する。
偶然にも「ヴェロニカ姫との結婚など絶対にありえません」というルーファスの言葉を聞いてしまう。その直後、彼女の理想である亜麻色の髪、エメラルドの瞳の女性ジュリアとダンスを踊るところを見て、ヴェロニカは失恋したのだと知る。自分の恋に終止符を打つため、国王陛下に頼み、ルーファスを自分の護衛から外す。
それから一か月後、魔法学院の入学も決まり新しい生活も始まったのだが──当のルーファスは「再びヴェロニカの護衛騎士に戻りたい」、「傍に居たい」と毎日姿を見せる。そんなルーファスの本心が理解できずヴェロニカの心はかき乱されてしまう。
学院生活をする中で、仲良くなったナンシーが図書館にノートを落としていってしまう。そこでノートに書かれた文字が日本語だと気づき、ヴェロニカはここが乙女ゲーム『忘れ時の黎明期~恋の花結び~』の設定に近い世界で、自分がヒロインの活躍の引き立て役だと知ってしまう。
しかし現段階でシナリオ展開と既に異なる状態が起こっており、その要因となったのはルーファスの存在で、彼もまた物語のモブキャラでしかなかった。
お互いに両片思いなのだが、ルーファスはヴェロニカへの気持ちを『愛』と認められず、彼の後ろ暗い過去とヴェロニカの斜め上の推測によって大いにすれ違う二人。そんな二人を見て第二王子ギルバートはある事を提案するのだが──そこでまた事件は起こる。
※ノベルアップにも投稿
※R15は保険です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-28 19:19:28
94695文字
会話率:41%
現国王陛下の末弟、ライオス。魔女族の血を引く彼は人の感情を断片的に読み取ることができるはずが……この男、何も分かっていない。
心が読めるけど人の心が分からない王弟殿下とその婚約者のお話。
最終更新:2023-10-26 19:57:26
25396文字
会話率:41%
悪役令嬢の私は処刑されることになった。国王陛下から婚約破棄され、無実の罪を背負わされて。処刑の直前、幼なじみの魔術師に魔界へ転移させられた。人間界の知識を欲している魔王城で働くことになった私は、そこで魔王に一目惚れされた。魔王の溺愛で幸せを
つかみ、第二の人生を謳歌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-23 18:38:59
3845文字
会話率:42%
聖女パンドラは国王陛下から追放を言い渡されました。
ショックですわ!
最終更新:2023-10-23 00:00:00
3567文字
会話率:47%
ダンジョンアタック中に15歳を迎えたアレス・ラインハルトは父上からの期待で【剣聖】となると信じられていた。 だが授かったのは誰も聴いた事が無いギフト【水使い】であった。 転生前に最もアレスが欲しがったギフトだったが父上はこれに激怒し国王陛
下も危険なSランクダンジョンへと足を踏み入れさせられた事に怒りアレスを国外追放してしまう。 だが、これが国を破滅へと導く事になるのをまだ知らない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-21 10:16:33
18834文字
会話率:80%
フィミア・ローレンスはローレンス伯爵家の長女である令嬢。
王太子と婚約していたが向こうが浮気をしており、その他諸々の駄目さ加減を暴露して王太子と浮気相手の双方から慰謝料を大量に貰ったこと等から金の亡者、悪女と言われるようになった。
そ
んなこと言わせておけば良いとスルーしている彼女の元へ、国王陛下直々に吸血鬼が支配する国、メア国の王太子へ嫁ぐように命が下される──
※アルファポリス、カクヨム、ノベプラに掲載しております折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-17 17:47:54
21814文字
会話率:62%
ドリス・オヒギンスは第一王子の婚約者だったが、いわれのない婚約破棄をされる──が婚約者の姉の元王女が其処に来て第一王子をボコボコ(精神物理両方)にした上で、やって来た国王陛下に告げ口をして第一王子は王位継承権を剥奪される。
その結果第二王子
と婚約することに──
カクヨム、アルファポリスでも掲載折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-01 18:30:31
6854文字
会話率:68%
かつて、国を救った英雄の娘エミリアは、婚約者から無表情が不気味だからと婚約破棄されてしまう。
エミリアはそれを父に伝えると英雄だった父バージルは大激怒、婚約者の父でありエミリアの親友の父クリストファーは謝るがバージルの気が収まらない
。
結果、バージルは国王にエミリアの婚約者と婚約者を寝取った女の処遇を決定するために国王陛下の元に行き――
その結果、エミリアは王族であり、人嫌いで有名でもう一人の英雄である不老公爵アベルと新しく婚約することになった――
※カクヨム:https://kakuyomu.jp/my/works/16816700429095442606
アルファポリス:https://www.alphapolis.co.jp/novel/616083338/208570347
に同時連載してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-11-27 18:21:12
14928文字
会話率:55%
リディア・ベネットは裕福な商家の娘だった。
父親は海外から珍しい食べ物などを輸入販売しており、リディアも新しい食べ方を研究するなど、豊かな食生活を広めようと努力していた。
そんなリディアには、婚約者がいた。没落して、借金で首が回らなくなっ
た、下級貴族の息子ウォルト・マクベスだ。本来リディアが貴族と結婚するのは難しいが、父はマクベス家にことあるごとに援助してきた。
新しい礼服を新調する、客室の模様替え、全てリディアの父が都合してきたのは、お互いにメリットがあるためだった。この結婚でベネット家には爵位が、マクベス家には富がもたらされるはずだった。
盛大な婚約披露パーティーの準備が進められ(もちろん費用はベネット家が支払っている)、幸せの絶頂にあるリディアだったが、突然婚約破棄を言い渡される。ウォルトはもとより、格下相手との結婚を望んでおらず、子爵令嬢のロレッタ・ハンティントンと浮気していたのだ。
悲しみのあまり、森の中で自殺しようとしたリディアは、自分と同じく自殺しようとしている人を見つける。身なりは立派だが、豚のように太った男性ジョシュア・ハーシェルだった。
ジョシュアもまた体型のことで、家族から疎まれ死を選ぼうとしていたのだった。
リディアは思わずジョシュアを助けてしまい、森の中でふたりで自活し、助け合うようになる。
料理が得意なリディアは、ジョシュアに美味しく健康的な食事を提供し、それが生き甲斐になっていく。ジョシュアもまた、生きる気力を取り戻す。
ジョシュアの食欲は「精神」や「意志」の力によってコントロールできるものではなく、
ある種の病だったのだ。森での生活で、逞しく健康になったジョシュアの正体は――?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-16 16:48:51
7221文字
会話率:57%
バイラ・エスパーダは、騎士侯爵の一人娘だ。幼い頃から第一王子ガイアスの妃候補として、同じ候補者であり、親友のラクシミリアと共に勉学へ励み、先日ようやくデビュタントを迎えた。
社交界デビューを果たしたバイラは、ラクシミリアの生家が主催するお茶
会に招かれ、そこで自分の評判が『悪女』であることを知る事になる。身に覚えのない噂話で、あることないこと陰口を叩かれ、驚いたバイラ。その上、それがラクシミリアによって広められた、悪意である事に気がつくのだった。
幼馴染と言っても過言ではないガイアスですら、ラクシミリアの妄言に首ったけ。
しかしバイラは、どうしても妃候補を辞退するわけにはいかない。自分が厳しい教育に耐えるのはひとえに、社交界デビューをして、絶対に王宮へ日参する権利を獲得したかったからなのだ。
「なんとかしなければ。だって王宮に通えなくなったら、国王陛下が隠し持っていると噂の聖剣を、拝めなくなっちゃいます……!!」
何を隠そうこの騎士侯爵令嬢、無類の剣好きなのである。
状況を打破する妥協案も浮かばず、頭を悩ませるバイラに、貴族学院で同じ騎士科だった第二王子、テライズが、とある提案を申し出たのだった。
「どうでしょう、ここは一つ。私の妃候補に鞍替えしませんか? 兄上とは時期王太子を争う間柄ですし、貴女のような聡明な女性が妃候補であれば、私の評価も、あっあっあっぐううかわいいいい毎日拝み倒したい顔面好きです結婚してください無理だ死ぬ」
「変態だぁああよろしくお願いします!?」
彼女が好きで好きで拗れた、ちょっと物理な不幸体質王子の協力を得て、剣の姫は王の聖剣閲覧権を所望する──!
相変わらずふんわり設定ファンタジーです。書けたら更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-14 13:27:42
9166文字
会話率:30%
☆連載版始めました! こちらも読んでいただけると嬉しいです(*´ω`*)
「お前が俺に愛されなかったのが悪い。それだけのことだ」
婚約者である第一王子セオドアへ平民の少女との逢瀬をやめてほしいと何度も苦言を呈してきた公爵令嬢シャルロッテ。苦
言を呈してきたが嫌がられ、愛されなかったのが悪いと言われてしまう。そして結局婚約を解消されることになった。
自分の感情が天候に反映されてしまうという特殊能力を持つシャルロッテは、泣くのも怒るのも我慢をし続け、そして、もう、我慢が出来そうにないと不毛の大地へ嫁ぎたいと願う。
そんなシャルロッテが新たに婚約をしたのは、不毛の大地にあるシュルトン王国国王だった。
感情を抑え生きてきた少女が、不毛の大地で、心自由に魔物を薙ぎ倒す国王に溺愛される物語。
※毎日更新していきます! 楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-10 06:00:00
92669文字
会話率:39%
筋肉大好きな煩悩と戦う聖女ユーリーン。国王陛下の内密な命令にて、呪われた公爵様の元へと呪いを解きに行くことに。
部屋の中にこもっていた公爵様は頭から毛布をかぶっており、ユーリーンは呪いの全容を見るために全裸になることを求めるのであった。
筋肉大好き聖女と呪われた公爵様とのラブコメディ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-11 06:00:00
5325文字
会話率:43%
令嬢を可愛がってくれた国王陛下は、突然、帰らぬ人となってしまいました。令嬢との婚約を破棄した王子は、もう救いようがないので、肥溜めに捨てます。
最終更新:2023-10-06 12:00:00
3036文字
会話率:38%
【顔面偏差値100】のごく平凡な村娘が偶然通りかかった若き国王陛下にみそめられ馬車で宮殿へ•••!
最終更新:2023-10-05 22:02:34
2559文字
会話率:14%
ルーシーは平民だったが学園での成績を認められヒューズ公爵家に養女に迎えられた。そして学園を首席で卒業し、そのあとの祝賀会を兼ねた夜会で国王陛下に言祝がれるはずだった。ところがその場に向かう途中でヒールが折れて階段から落ちてしまう。幸い無事
だったが一歩間違えれば死んでいたかもしれない。義理の姉オフィーリアの婚約者のマイロ王太子殿下がそれはオフィーリアの仕業だと言う。慕っていた義姉がそんなことをするはずがない。義姉は罰として領地で軟禁されることになった。一週間後に殿下は言った。「ルーシー。喜んでくれ。私とルーシーの婚約が無事にまとまった。愛し合う二人が結ばれるのは当然のことだ」私は殿下を愛していない。愛する人は別にいる。どうしてこんなことになってしまったのか? 真実を知るためにルーシーは部屋を抜け出した。
※注意:残酷な表現あり。暴力や怪我などの描写があります。ご不快な方はくれぐれも自衛をお願いします。プラウザバックして下さい。全7話。※他サイトでも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-24 21:00:00
27848文字
会話率:41%
アマリリスの両親が亡くなり、伯父一家が侯爵家の後継者となった。
伯父は優秀な弟一家であるアマリリスたちを嫌っており、双子の兄は養子に出され、アマリリスは使用人同然の扱いになる。
アマリリスには公爵家嫡男の婚約者もいたが、従妹に悪女
だと吹き込まれ婚約破棄を宣言されたうえ奪われてしまった。
そこで思い切って悪女だと便乗し、国外追放をもぎ取り自由を手に入れるアマリリス。
兄とも音信不通なのでひとりで生きていこうとした矢先、なぜか騎士に連行され王城へ向かうと、国王陛下と王太子ルシアンが現れた。
「其方に頼みがある。ルシアンの教育係になってほしい」
「……私、稀代の悪女と呼ばれていますので、なにかの間違いでは?」
素直すぎる王太子の腹黒教育係として王命まで下され、アマリリスは断れず新たな生活がスタートする。
ところが——
「……ずっと前から君がほしかったと言ったら、信じる?」
「——はい?」
素直すぎる(?)王太子と悪女の才能あふれる令嬢の物語。
※冒頭に少しだけ暴力表現があるためR15と残酷描写を設定しています。苦手な方はご注意ください。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-23 20:07:43
96375文字
会話率:48%
虫の知らせとでも言うのでしょうか? なんとなく嫌な予感がして、婚約者である王太子殿下のお部屋を訪れましたら、生まれたままの姿の殿下と義妹を発見。
――――事後ね。
しっかりと責任を取ってもらいましょう。
覚悟はよろしくて?
**
****
※こちらは続編をというお声をいただき、長編化したものになります。短編の分にもちょい加筆していますです。
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などしていただけますと、励みになりますです。そして笛路が小躍りするですヽ(=´▽`=)ノひゃっほい!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-06 10:02:49
100221文字
会話率:39%
虫の知らせとでも言うのでしょうか? なんとなく嫌な予感がして、婚約者である王太子殿下のお部屋を訪れましたら、生まれたままの姿の殿下と義妹を発見。
――――事後ね。
しっかりと責任を取ってもらいましょう。
覚悟はよろしくて?
**
****
閲覧ありがとうございます!
ブクマや評価などしていただけますと、励みになりますです。そして笛路が小躍りするですヽ(=´▽`=)ノわはーぃ!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-17 07:09:07
2326文字
会話率:25%
「お前との婚約を破棄するとここに宣言する!」
婚約破棄を突きつけられた令嬢は、
「まあまあまあ! 真実の愛ですのね!」
と、目を輝かせた。
戸惑う王太子だったが、恋人もまた、
「あなたは王太子だったのに、あたしを選んでくれるな
んて……!」
と、涙を浮かべた。
王太子、だった、のに? まるで過去の話のようではないか。
これは王太子が真実の愛を勝ち取り、令嬢が夢を叶えるお話。たぶん。
*
まあまあ勢いで書きました。視点は前半王太子、後半婚約者。
ジャンルの恋愛要素は…王太子の真実の愛…?
他サイトにも投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-02 12:32:48
7040文字
会話率:45%
国王陛下の誕生日パーティーで婚約破棄を宣言された、イルヴィス・ヴィクトール。
身に覚えのない罪で婚約者である王子に婚約破棄を宣言されるが、彼女は満面の笑みでそれを拒否。
婚約破棄宣言により、知ってしまう、次期国母の本当の姿とは……
最終更新:2023-09-01 23:43:16
5251文字
会話率:44%
とある国の第1王子殿下の婚約者、それが彼女だった。彼女の王妃教育を受ける態度は、それはもう酷かったそうな。王妃教育の教員も、彼女の両親も「このままでは次期国王陛下になる殿下に相応しい女性にはなれないぞ」と叱った。それに対して彼女は答えた。「
いや、ならないし」と。一向に改善しない彼女に困った彼らは、彼女の婚約者から説得するよう頼み込んだ。この国で最も美しく麗しい男性である婚約者の言葉なら、頬を染めながら頷くと信じて。
●ゆるふわ設定●体罰教育の描写あり●主人公の公爵令嬢は異世界転生者です●主人公は品位を溝に捨ててきています●攻略対象である王子の扱いが不敬罪ばっちこいの状態です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-01 11:00:00
4441文字
会話率:44%
ある日、マリアローズの目の前で娘が婚約破棄を言い渡された。
おっとりさんのマリアローズは娘の婚約者である第二王子や国王陛下の前で、無自覚にも娘の不貞を証明してしまう。
「マリアローズよ、クロムウィル第二王子の妃となれ」
わたし、殿下の元
婚約者のお母さんですけど、大丈夫ですか……?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 15:40:07
7717文字
会話率:44%
公爵令嬢のカロリーナは、婚約者である第二王子アンリから婚約破棄を言い渡される。
理由は男爵令嬢への嫌がらせという身に覚えのないものだったが、魔力量の多いカロリーナが周りには分からないような陰湿な魔法を使っていたのだと決めつけられてしまったの
だ。
妃教育も取り組んできたがアンリの不真面目さに愛想をつかしていたカロリーナは反論することなく婚約破棄を受け入れた。
国王陛下の計らいで特に罰を与えらることのなかったカロリーナは今後の身の振り方を考える。
「以前からわたくし、隣国に行ってみたかったんですの」
そして、魔法国として名高い隣国へ、魔法学の研究をしに行くことに決める。
研究所では所長のニコラから親切にしてもらい、のびのびと新しい生活を楽しめる。
するとアンリが何故だか研究所に現れて婚約破棄を取り消したいと訴えてくる。
カロリーナの魔力によるアンリへの守護がなくなり、災難が続いているのだという。
アンリが実力行使に移ろうとしたとき、アンリを追い払ってくれたのはニコラだった――
※エブリスタにも掲載しています※折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-28 05:14:51
7985文字
会話率:42%
「ディアリーチェ!!お前とは婚約を破棄する!私の愛するマリアを醜い嫉妬で虐めていたのはわかっている!未来の王妃を虐めた罪は重い!よってお前を貴族籍剥奪の上、国外追放処分とする!」
ありきたりな婚約破棄ものです。
最終更新:2023-08-20 22:15:21
1971文字
会話率:52%