夜に思い出を乗せるバスが走るという都市伝説がある。様々な人がそのバスに乗りたいと願ったが、叶う事はなかった。
ある時偶然、そのバスのチケットが届いた山口直は三人の乗客と共にバスに乗り込む。直には、心の中に封じこんだ思い出があった。そし
て、その思い出と向き合う事になるのだが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-18 08:35:50
9969文字
会話率:29%
田辺誠一は部品会社の技術課長である。今日は大阪の取引先の二億五千万円近いお金の集金の為に、機上の人となっている。花は咲きコバルトブルーの空の下、彼はルンルン気分である。大阪には十七歳年下の女性、要するに愛人が居るのである。帰りの航空券はキャ
ンセルし彼女の家に一晩泊まって翌朝新幹線で帰る積もりである。空港に戻ると、運良くその航空券を欲しがっている男性が居て彼に譲る。
彼女の家で彼はゆっくりくつろぎ、ウイスキーを飲み、慰安婦問題に熱い議論の花を咲かせたりする。彼女の美味しい手料理を食べ満足のうちに就寝する。夜中に突然彼女の大声、「大変貴方の飛行機が墜落よ、貴方の名前も出てるわよ」。テレビは遭難の模様を刻々と報道し乗客乗員全員絶望の模様と。彼女はこのまま死んだ事にしなさいと盛んに勧める。携帯を忘れ彼女も見つからない為、公衆電話で会社と自宅に電話する。戻ると彼女が現金ごと居なくなっている。最後にドンデン返しが。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-16 10:33:53
19848文字
会話率:79%
電車でたまたま隣に座った男性。彼は山奥で最近起きた殺人事件の犯人と全く同じ風貌をしていた。しかも覗き見した彼のメールには殺人予告を匂わせるような文面があって・・・
(補足)
ノベルゲームで作成したシナリオを小説として掲載しています。
ゲー
ム内では電車に乗った主人公が誰の隣に座るかを選択することで、シナリオが変わるという形式を取っていました。
登場する乗客は五人。
誰をどの順番で読むかはプレイヤーの自由で、各シナリオのつながりはないオムニバス形式を採用していました。小説でも五人分のシナリオをそのまま載せていますので、気になる話がありましたら好きな順番でお読みください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-06 13:45:07
23261文字
会話率:35%
朱音と啓介の、世にも奇妙なお話編、第三弾です。
横浜から神戸に向かう豪華客船を楽しんでいた二人だが、啓介がかくれんぼ大会に参加することになり、朱音は部屋に戻った。そして気づいたら、船から乗客や乗務員が消えていて………
最終更新:2021-08-25 12:00:00
7193文字
会話率:43%
修学旅行の帰り、影山 晃がいる2年E組と特進コースの2年A組の生徒達が乗っている飛行機が墜落事故に遭って乗客全員が死亡してしまう。生徒達は転生し、アウローラ王国に召喚されてしまった。王様の命令により、最近王国に現れたダンジョンを攻略するこ
とになる。他の生徒達が強いスキルを得る中、影山のスキルは【共存】という役立たずの外れスキルであった。クラス内から省かれ、一人でダンジョンを攻略しなければならなくなった影山は、ゴブリンの群れに喰い殺されそうになる。その直前に声が聞こえた。
『やっとオレ様の宿主を見つけた』
その声は"暴食"を司る魔王――ベルゼブブのものだった。影山はベルゼブブと共に、ダンジョンの攻略を目指す。他サイトにも投稿しています。
投稿日2019/7/1折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-21 20:13:20
508864文字
会話率:45%
世界の終わりまであと七日。
ノアは、バスに乗って「夜の町」から旅立つことを決めました。
誰もいないまっくらの町を歩き、バス停に辿り着きました。しばらくすると、箱型のバスがやってきました。
無人運転のバスにいたのは、山羊の頭をした運転手。
「さあ、座るんだ。立っているひとがいたら、バスは出発できない」
ノアは先頭の席に座りました。
運転席のあちこちにあるランプが、緑色に光ります。
コンディション・グリーン。問題なし。
「出発進行」
山羊頭の男がそう言って、バスは動きはじめました。
停留所ごとに現れる乗客とともに目指すのは、ハカセが待つ「昼の町」
七色に彩られたバスに乗ったノアと乗客による、七日間の旅の物語。
「第1回日本SF作家クラブの小さな小説コンテスト」参加作品
他投稿先:pixiv、エブリスタ、カクヨム折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-11 20:11:47
9621文字
会話率:42%
朝。阿蘇の外輪山が遠くに見えるバスの中。
突然前の方で、女子高生の声があがった。
「お願いです。やめて下さい!」
女子と同じブレザーを着た不良が二人、絡んでいる。
一人はボウズでピアスを着け、眉毛を細くして、片側をストライプに剃っていた。
緊張が走る中、震える男子の声がした。
「あの……、そのコ、嫌がってる」
不良たちが振り返ると、同じ高校の生徒だった。
制服は燕尾服に袴、そして神主が履く浅沓(あさぐつ)と、非常に変わっていた。
「なんだお前、神職コースか。俺は悪魔じゃねーぞ!」
怯える男子は急いでカバンから木笏を取り出し、不良の眼前に突き付けた。
「我、神を祀(まつ)る者にて、忌まわしき者を討つチカラ、ここに求めるものなり。畏(かしこ)み畏みも白(まを)す~」
不良は眉間をピクピク痙攣させ、指輪を付けたコブシを男子に炸裂させた。
膝をつく男子の胸を蹴り、腹と左頬を踏みつけた。後頭部が通路の鉄板にバウンドする。
両手を差し出して抵抗するが、鼻に喰らった一発の後は、もうわからなくなった。
「俺に迷惑かけんじゃねー!」と不良たちがバスを降りると、
助けた女子高生が言った。「弱いくせに、オンナ助けようとすんな!」
男子は乗客たちの冷たい視線から逃げるようにバスを降りていく。
「一日でいいから、あんな目で見られない日ってないかな……」
男子の名は、菱 歩結(ひし あゆむ) 十七歳、二年生。
自分の負け人生を変えたいと毎日悩んでいるが、どうすればいいのかわからない。
友だちの野良猫四匹の住か、湧霊湖(ゆうれいこ)は、高校の敷地に面している。
一年生の頃からせっせと清掃活動に勤しむ彼の前に、水柱に乗った女神・浮艶蘭(プテンラ)が現れた。
「あなたには恩があります。ひとつだけ神としてチカラを貸しましょう。それをどう活かすかは、自分次第ですよ」
人生初めてのチャンスがやって来た。九州のシンデレラストーリー。怒涛の高校ヒーロー生活が、今夜幕を開ける!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-05 10:00:00
11781文字
会話率:36%
2036年8月、太平洋上空で旅客機の乗客乗員が宇宙人と遭遇し、生存者一人を残して全員が行方不明になった。この事件をきっかけに日本各地の都市部を中心に《バニッシュミスト》が出現し、神隠し事件が頻発する。
経済への影響は過大で社会人の10人に7
人はリストラを経験する時代が訪れた。職を失い自殺を覚悟した者は後を絶たなかったが、その命を絶った者はわずかだった。それは彼らの前に異界の存在『ユウウツバエ』が姿を見せるようになったからだ。
ユウウツバエは負の感情を抱いた人間の心を揺さぶり、攻撃的な性格に変容させた。攻撃的になった人々は各地で暴動を起こし、日本の治安レベルは地に落ちた。こうした時代背景から、日本各地で暴走族が再興した。
ユウウツバエに洗脳された人間を元に戻せるのは『魔法少女』と呼ばれる存在だけ、そう信じられている。この物語は、レディース総長でありながら正しき心を持った26歳の『少女』が、人々を魔の手から救うため『魔法少女』になることを決意するものである。
※この物語は法律・法令に反する行為を容認するものではありません。
※本作品はカクヨムにも掲載しています。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-08 07:00:00
94588文字
会話率:63%
国宝を手に、ダーケン帝国の間の手から逃れようと、王女エミリと家臣のロイは王都を逃げ出す。
しかし、陸路も海路もダーケン帝国によって塞がれ、同盟国であるスコープ帝国のある大陸へと渡るには、魔の海洋『霧海』を抜ける他無かった。
ある老人の
話を元に、二人はある船に乗り込む、それは古代文明の生き残り、海の支配者として恐れられた戦艦ゴリアテであった。
そこで出会ったのは女中のカフェとゴリアテの艦長、そして様々な都合を抱えた乗客達。
霧海を渡るゴリアテ。しかし、ダーケン帝国の魔の手はゴリアテを襲った。
これは国を守る為生き残ろうとする王女と、数奇な運命を持つ乗客達、そしてそれを乗せた伝説の大戦艦の戦いを描く物語である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-30 19:34:48
49203文字
会話率:46%
カリフォルニアのリゾート地へ新婚旅行に訪れた夫婦。決してうまくいったとは言えない新婚旅行だったが、夫は帰りの飛行機の中で何か違和感を覚える。密室のはずの飛行機の中の乗客の数が減っていき…。
最終更新:2021-04-16 13:22:00
7627文字
会話率:27%
同じバスに乗り合わせるだけの他人同士のはずだった。その日が来るまでは。
彼女は私と一緒に始点からバスに乗っていて、いつも指定席みたいに運転席の後ろに座っている。制服が違うから他校の生徒だけど、何となく惹かれるものがあって、私は自然に彼女
を見られる様に一番後ろに。
ただそれだけの単なる乗客同士のはずだった。
――彼女が私へ微笑んだ様に見えた、その日までは。
※この作品はフィクションです。実際の個人名や団体名などとは異なります。
※作中の描写に差別等を助長する意図はありません。
※無断転載お断り
ルディさんのキャスラジオ配信(https://twitcasting.tv/040707_0707)に投稿した掌編作品を短編に作り直したものです。
カクヨムにも掲載しています折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-03 23:00:00
3315文字
会話率:48%
現代世界をループする主人公星宮司郎の物語。最初はループに気付かず、死なずにしっかり一回目の人生を終えた後、場面は高校生時代に巻き込まれた列車暴走の瞬間に戻る。
その事故で主人公は自身の人生で1番愛していた彼女だけでなく、クラスメイトを全員
失った司郎。
1度失った大事な人を救う為に、1人孤独に運命に抗おうとする司郎。結果的に愛する人間は助けられたが、その他のクラスメイトと乗客は全員死亡。
力の無さに打ちひしがれていた所を、最愛の彼女に説得され、亡くなっていった人達の分を今度こそ生きようと考えた司郎は、与えられた2回目のチャンスを生かしきれなかった1回目の人生の分も含めて、幸せに生きていった。
がしかし死んだ先の光景は再び、あの列車事故の中だった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-28 12:23:51
18315文字
会話率:53%
ある朝、引き起こされた列車の事故でたくさんの乗客乗員が死亡し、その魂が冥府によって回収される。そのどさくさで、回収予定にない魂まで回収されてしまった。ミスにより死亡が確定させられてしまった人たちの、その後の展開を描く。
死亡確定していても、
残った命数(寿命)を使いきらないと輪廻出来ない。聞けば、残された命数分を別の世界で生きさせて貰えるらしい。しかも、転生先を選ばなければ、お詫びとして何らかの特殊な権能を授けてもらえるとか。それを受けて、春山莉子は魔法生物や幻獣などを『召喚』する能力を選択し、ランダム転生してもらうことにした。
しかし、転生先は限りなく現代日本に近い世界だった。その世界で、桐里夏芽という女性として生まれ変わる。何不自由なく生活してきて、転生前のこともすっかり忘れていた夏芽だったが、OL2年目の19才の時、ストレスが溜まって、とうとう自身の『召喚』のスキルに気付く。そうして召喚したのは、一匹の薄緑色をしたスライムだった。そのスライムをペットとして、試行錯誤しながら共同生活を重ねていく。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-17 19:32:49
72781文字
会話率:34%
ある日事故を起こし死んだ工藤駆(カケル)は、女神から転生させて貰えることに。
勇者にでも転生できるという女神に対してカケルが選んだのは——御者(ぎょしゃ)。
転生先の世界には魔物がたくさんいるから、戦闘力も必要だろう、と女神に貰った肉体が
、馬車が、鞭が全てチートだった。
馬車は走るほどに車内の空間が拡張されていく特別製で、ドラゴンが100体乗っても大丈夫なほどの堅牢性を持っていた。
鞭は自分の意思で伸縮自在に操作可能で、ひとたび叩けば強力な魔物を使役することができるという魔法の鞭だった。
カケルは自分の大事な乗客が怪我をしないように、と強力な魔物や幻獣を護衛につけ、過剰すぎる防衛体制で今日も馬車を走らせていく。
そしていつの間にか空間が拡張されていく馬車の中に作った家は、どんどんと拡張されていき——。
「これってもはや城じゃないか?」
快適な馬車を走らせながら世界を巡ることで、カケルは様々な人や魔物と(色んな意味で)繋がっていく。
★★なるべく毎日一話以上更新します★★折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-06 10:33:39
165945文字
会話率:43%
私の父から聞いた体験談を書こうと思う。
父がアルゼンチンに移住していた14年間の物語だ。
もちろん「ノンフィクション」である。
本人から聞き、実際に体験した話をなるべく正確に綴ろうと思うが、登場人物の名前は別名とする。
因みに、父
は80代半ばではあるが、未だに現役で自宅の工場でバリバリと仕事をこなしている。
知能も肉体も一向に衰える様子がなく、そんな父のあだ名は 『 怪物 』 である。
アルゼンチンのコールドバ州ギニアス村の養鶏場で働く50名の男たちと共に、父(ハジメ)が巻き起こした数々の笑い話や喧嘩、トラブル、事件など。
61日間の航海
・射撃訓練
・ピューマ討伐隊
・鶏泥棒捕獲劇
・アームレスリング大会不動王となる
・養鶏場大炎上カオス
・列車内で大演説かます、乗客と衛兵隊一同感涙の嵐折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-21 16:23:38
2800文字
会話率:10%
2006年 8月
30代後半 独身
特に親しい友人もいないため、週末は飛行機の乗客になって、全国を旅行していた。
遅めの夏休みをとって何十回目だか忘れた石垣島にいった私は、日本最南端の有人島である波照間島に行こうと考えた。好天の石垣島から波
照間島までのわずか10分のフライトで、操縦席からの景色に衝撃を受ける。
飛行機の操縦などさっぱり知らない。だが、操縦席から見える景色が忘れられない。
『いつか、自分の操縦する飛行機で、石垣島の上空を飛んでみたい』
サラリーマンの人生を棒に振った挑戦の記録である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-01 00:00:00
38362文字
会話率:26%
窓の外は暗闇、私以外の乗客は一人も居ない。貸し切り状態のこの空間は心地よい静寂に包まれており、つい眠くなってしまう。
何を思って何処へ行こうとしたのか、それすらも忘れてしまったが、行き当たりばったりの旅もそれはそれで良き思い出となるだろう。
最終更新:2021-01-12 21:32:31
7142文字
会話率:49%
これはタクシー運転手が経験した、ある雨の夜の物語。
「お客さん。・・・そろそろ、本当の行先を教えてもらえませんか」
不思議な乗客の女性の正体は……?
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2021/2/8 ☆
をつけていただきました読者様、誠にありがとうございます!励みになります。心から感謝申し上げます。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2021-01-09 17:25:15
5400文字
会話率:14%
アクションミステリー×ローファンタジー。アメジストクルーズ船自爆テロ事件。乗客員2532人、乗組員1211人死亡、生存者は0人。原因は、超能力者による自爆テロとされた。爆発の元となった能力は、『パイロキネシス』この船には、高良正人の父が乗っ
ていた。正人の父も超能力者であり、その能力はパイロキネシスだった。テロの実行犯は父とされた。「父さんはやってない!」正人は、父が実行犯でないと確信していた。父の無実を立証するため、正人は決意する。
"俺は、警視庁に就職する"
父の無実の罪を晴らすために!
※毎週土曜日または日曜日の予定。更新が遅れる可能性あり。活動報告をご覧下さい。
※ミステリー要素薄め
※設定ゆるめ
*表現が拙劣ですが、暖かく見守って下さると幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-03 23:59:35
143617文字
会話率:33%
中小企業に勤める青年・良太郎が、乗った電車で事件が発生!
果たして、彼と乗客たちは無事に次の駅に到着することができるのか?
最終更新:2020-12-30 21:00:00
2397文字
会話率:20%