時波の世界にまだ聖人が存在していた時代。世界がやわらかで、理はよく揺らぎ、不安定だった時代。
穏やかな魔女と苛烈な聖人は出会い、そして突然に婚姻を結ぶ。
――ちょうどよかったんだ。俺はどこかの国に肩入れする気はまったくないからな。
――あな
たの事情に巻き込まないでください。わたしは静謐の魔女。騒がしいのは好みません。戦なんて、もってのほかです。
静謐と戦火。正反対ともいえる性質を持つふたり。
しかし魔女と聖人が一度結んだ繋ぎは解くことができない。好まない戦の要素を削ろうにも、婚姻によって紐づいてしまった自身の要素を崩すわけにもいかない。
静謐と戦火の繋ぎは成されたのだ。
しかたなく伴侶としての役目を果たすことにした静謐の魔女は、肌に合わぬ要素を最小限に抑えるため、友である明星黒竜たちに協力を仰ぎ魔法具を作ることにした――。
迷子が趣味な魔女と、国落としに精を出す聖人。
世話焼きお父さんな冬の竜と、貢物でレストランを営む秋の竜。
これは、最後の聖人を育んだ人ならざる者たちが紡ぐ、対話と幸福についての物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-21 07:12:30
87279文字
会話率:36%
侵略者――侵略の目的、何処から来たのか、その存在が謎な生命体――
《異形》
そもそも、生命体かも不確定な存在と未だ不明な点が多い。
だが、1つだけ分かっている事は人類の敵だと言う事だ。
何百、何千年と異形と人類は戦いを繰り広
げて来た。
しかし、人類が真の意味で負ける事は決してなかった。
人族を含めた異種族の中でトップクラスの実力を持った。《12の皇帝》と呼ばれる人間離れした存在が居たからだ。
そんな絶対的な力を有した皇帝達と異種族最古にして《災厄》と揶揄される強大な力を有した十体の異種族の王達がその地を守護していた。
遥か昔から存在する《異形》による。大規模侵略から数十年の時が経過する。
終わらない侵略と激しさを増す異形の脅威に、人々は休まらない恐怖に苦しめられた。
だが、ある異種族の家に双子の男女が産まれた。
竜の血を宿しながら、神に最も近き存在と呼ばれる。竜人族の正当な血筋の――双子――
その双子の一方は、いつの日か世界から認められ《皇帝》と呼ばれる称号を手にする。
しかし、その結果が必ずしも希望に満ちた道とは限らなかった。
苦悩と苦痛に染まった茨の道を少年は突き進む。
たった1つのかけがえのない者を守る筈の力は、少年から自身の命よりも大切な全てを目の前から奪い去った。
《最愛の女性》と《家族》と《友》
少年は、生きる意味と戦う目的を失った。
目的を失った時に、彼女との約束も同時に失ってしまう。
――だが、皇帝は再び立ち上がった。
彼女と交わした――《約束》
家族の前で誓った――《願い》
友から託された――《想い》
託された物を胸に秘め、たった1つの《約束》の為に、かの皇帝は再び戦場へと舞い戻る。
今度こそ、この手にある大切な物を守るために――
2度と目の前から奪われない為に、その全てを守り抜く。
この皇帝が死ぬ時があれば……それは、全てを守り通せた時だけだ。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-20 19:32:35
415024文字
会話率:26%
ネオンに彩られた夜の街で、暗がりの裏路地で、ボロボロな少女と銀髪の青年が出会う。
青年は、少女に力を与える。
「いつの日か、君がかの王に打ち勝てるように――」
少女は知らない。ただ、自分を救ってくれた彼に付いて行く。
例え
、自分が利用価値のあるただの道具であっても――
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-29 21:28:10
1371文字
会話率:23%
この世界では、『名声』『力』『財』何でも手に入っていた。
35年前に東京上空に突如として出現した『古代兵器』なる物が現れる前の話。
古代兵器と共に現れた【異族】と呼ばれる小説やファンタジーの中でしか存在しない、幻想の種族で構成された集
団【聖獣連盟】
彼らは、古代兵器を用いて世界の破滅を企む異形と戦うために地球の科学力を使い防衛拠点の基盤を築くため地球に来た。
ほどなくし、出現した異形種に地球は惨敗し何十億人にも及ぶもの尊い命が消えた。
そこで、世界各国が連携し新たな組織【世界評議会】を設立し、異形と戦う為の部隊【騎士】が結成された。
「その地に住まう民間人を守る為に、その身を犠牲にして戦う騎士」
そんな意味合いを込めた名前に、多くの若者が騎士を志す。
異族達がもたらした恩恵により世界の科学力は格段に羽上がる。
今では、何気なく使っている【魔法】と呼ばれる力もその恩恵の副産物であった。
更には、騎士としての役割が本来の人類を守護するものから、力の象徴へと様変わりする。
騎士の中で、階級を表す『銅』『銀』『金』
そして、その中でも階級を問わず階級以上の力を有している者には【称号】と言う名が与えられ。
『名声』『力』『財』その全てを手に入れたと言っても過言ではなかった。
それほどの力を手に入れた1人の若者に、ある事件以降全てを手放す。
最強と呼ぶに相応しい力も一国の王さえ椅子に出来うる権力さえも手放す。
苦難を共にしてきた大切な仲間を切り捨て、最愛の女性を失った1人の青年と多くの仲間達で繰り広げられる物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-21 07:39:31
1107805文字
会話率:30%
「その瞳、私と同じ未来を——一体、何を見ている?」
一夜にして一国を滅ぼした魔導士は、そう言った。
全てを失い勇者の行く末は?
突如、現れた、ヨシハとイナンナ。
世界の厄災、黒竜を封印した二人との運命的なカルマとは?
若き三人の冒険が始ま
る!その先に、ソフィーが描いた未来は——!?
※短編小説
ブラック・ドラゴン 100年に一度蘇る黒竜
の続編となります折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 22:07:06
22526文字
会話率:30%
100年に一度の厄災、黒竜……ヨシハは亡き父の敵を討てるのか!?
歴代最強の魔導士と謳われた父アメノは、何故、死んだ?
最強の封印魔法「ヌイクムカミツキイルテ」と最強最悪の禁呪魔法「ワトアリザラン」の正体とは。
ヨシハは謎を解くために、結
界が張られた禁断の森へと足を踏み入れる。
父の親友、幼馴染みのヒロイン、ライバル貴族と共に世界を救う、王道の少年冒険ファンタジー!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 21:49:36
9256文字
会話率:22%
前作の「村に来る歩荷さん、強すぎない?」の続きで、黒竜さえも倒してしまう歩荷の田中先輩が後輩に語った体験談を山上君の私生活を通して聞いていく話です。
靴屋の倅だった田中先輩はどういう経緯で歩荷になったのやら。。。
という触れ込みで書き始め
たものの、実態は江戸時代風の異世界譚で、山上くんの歩荷としての生活を中心(?)に、黒竜からの力の継承、更科さんとの結婚などのイベントとそれにまつわる体験を書きつつ、時々思い出したかのように先輩の過去を聞く物語となっております。
あと、後書きでいろいろと遊んでいます。
江戸時代のちょいネタとかもあるので、そこだけ拾って読むのもありかもしれません。
* 2019/08/17
各話のタイトルを修正しました。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-19 18:00:00
1967073文字
会話率:29%
2の続き。
ギャグコメディ。
フーシャ姫を正妃に迎えるため、魔王は側近セラフィムやフーシャ姫、それに魔王軍の面々を連れて父王のいる城へ向かいます。
しかし途中で敵方の『御使い』より襲撃を受けたのでした。
セラフィムや護衛の四大将軍に後を任せ
、遅刻したくない魔王はフーシャ姫を背に黒竜に姿を変えて父王の城へと飛び去ります。
2を読まないとちょっと分かりにくいかもしれません。
とりあえず5まで完結済み。
なんとなく土曜日更新。遅れたらすいません。
あと出てくるキャラがだいぶ増えたので紹介文つけました。
アラウンド3 雑な人物紹介
<魔界>
魔王 魔王様。主人公。やる気なし。
セラフィム 魔王の側近。昔神様だった。つよい。
サーキュラー 魔王軍統括総司令という肩書きを持つめっちゃイケメン。ただし主食は昆虫。
・ワンダ 四大将軍の一。水精将。サーキュラーの子分。美女。年齢の話は禁止。
・ファイ 四大将軍の一。火精将。サーキュラーの子分。子供。
・サンダー 四大将軍の一。雷精将。サーキュラーの子分。元アパレル店員。おしゃれさん。
・グランデ 四大将軍の一。地精将。サーキュラーの子分。元女子高の体育教師。生徒指導だった。
ハエトリ 新人斥候。有能。
フーシャ 人間の姫。可愛い。可愛いのでなんでもOK。
ハンス 魔王城に務める庭師見習いの人間。空気は吸うもの。
<人界>
勇者パーティ
ジーク 本来のフーシャの婚約者。魔王に横取りされた。
カーン 勇者パーティで唯一まともな人。それなりに知識人。
ヤコブ シーフという名前のスリ。
タリオン 回復係。いないと困るがいても面倒。
明華 炎系攻撃魔道師。酒豪。
父王 フーシャ姫の父親。
アルノ フーシャの弟。クソガキ。
<天界>
唯一神 モラハラDVジジイ。呼び名は我が父、親父殿、クソジジイなど。
ウリエル 問題児。
ミカ スポ根マンガにいそうな人。
メタトロン ちょっとだけ出てくる。
1と2をまとめた4コママンガつきの同人誌もあります。
BOOTHに載っていますが管理者が違うこととほぼ放置のため、気になる方は直接お問い合わせ下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-18 06:34:31
6230文字
会話率:56%
15年前、黒竜を討伐し国を救った聖女アリア。彼女はその時に20歳で生涯を終えた。そして誰もが認める美少女アイリスへと生まれ変わる。
アリアとして生きたことに後悔はないが、1つだけ気にかかることがあった。それはアリアの護衛騎士だったセイウスの
ことだ。まだ12歳だった幼い護衛騎士が幸せに暮らしているか、アイリスはずっと気にかけていた。
アイリスとしてセイウスに出会ったとき、止まっていた歯車が動き出す。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 12:35:43
97082文字
会話率:46%
年の離れた可愛い妹のためならなんでもする。それが信条の迅は、迷宮攻略の配信を行う妹のカメラマンとして同行していた。いざ配信開始したところで、二人はワープの罠にかかってしまい、Sランクモンスターが出現する95階層へと転移してしまう。視聴者の誰
もが二人の死を覚悟したその時、迅は妹を守るために黒竜相手に本気をだすことになる。誰も討伐できていなかった黒竜相手に一人で無双するその姿はすぐさまネットで拡散され、迅はバズりにバズっていき……様々な有名配信者とコラボを行い、迅はさらに有名になっていく。※カクヨム様にも投稿しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-11 18:43:50
384356文字
会話率:37%
親友の桜子が異世界に転生した。折角見つけたのに、黒竜騎士になった彼女があたしのことを忘れた。彼女があたしの事を思いださせる為には、ずっと傍にいなくちゃ!なんやかんやで、あたしは彼女のドラゴンの世話係になってしまった!
主人公は腹黒い
元聖母キャラです、異世界で出会った幼馴染を利用して、元の世界の親友を探す物語です、腹黒い主人公が好きな方は是非読んで見てください。
序章:聖母>>>人間不信 本編:人間不信>>>腹黒い 冒険編:腹黒い>>>????
前置きは長いけれど、面白いですよ。最初のクライマックスは本編 第9話からです。百合が好きな方は是非本編 第11話まで見てください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-07 10:00:00
381879文字
会話率:69%
魔術戦争——それは、失われゆく魔術を求めて国々が起こした戦争。
長く続いた戦いは、大陸に大きな爪痕を残した末に終わりを迎えた。
それから200年が経ち、魔術の存在が御伽噺となりつつある世界。
世間知らずの青年ワズは、博識な少女ユーアと旅を
する。
一話ごとにまとめて投稿しますので、更新は不定期となります。気長にお待ちいただければ幸いです。
またタイトルは仮の為、よりふさわしいものが見つかれば変更いたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-06 09:47:29
255149文字
会話率:59%
遥か昔に世界を滅ぼしかけた黒竜を討伐した賢者アウラルネは死ねない呪いに掛けられて千年の時を苦しみながらひとり山奥で生きていた。
そこに、ひとりの少女リタが迷い込む。行き場もなく捨てられた子であるリタをアウラルネは家に同居させることにするが、
リタは過剰に魔物に襲われるという不思議な性質を持っていた。
これはアウラルネがリタの持つ毒によって救われるまでのちょっぴり切ない物語折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-05 23:18:09
875文字
会話率:5%
古代ペルシャ文学大叙事詩「王書」(シャー・ナーメ)を基に仏教神話・インド神話とコラボしたハイブリッドファンタジー!
光と闇が常に戦うペルシャの大地で神は、人は、魔はどう戦ったのか!
第一部~第三部の勇者ファリドゥーン編、第四部~第五部の勇者
ロスタム編をもとに仏教神話・インド神話をハイブリッドした大長編ファンタジーが完成!
変身シーンは必見だ!
※インド神話・仏教神話・ゾロアスター教に関する「解説コーナー」があります。
※イランなどへの翻訳を希望。
※毎朝5話公開中
ペルシャ語タイトル「هوس اژدهای تیره」
※個人ブログにも掲載。(2022年10月1日(土)閉鎖予定)
https://lantan2006.at.webry.info/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-28 08:27:02
221146文字
会話率:35%
小学五年生の七瀬カズマはある日、自分の古い携帯ゲーム機に「暗黒竜の秘宝」という見覚えのないゲームがインストールされていることに気付く。
ひょんなことから、クラスの「ガリ勉」こと六宮ヒロナリもそのゲームをプレイしていることを知ったカズマは、謎
めいた転校生三条リンを加え、三人でゲームの攻略を続けていく。
やがて三人は、現実世界で起きる奇妙な出来事がゲームの中での暗黒竜の復活の予兆とリンクし始めていることに気付く。
「もしかして、このままいくと世界は……」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-25 23:45:40
68290文字
会話率:40%
「私? 私はみんなから"不吉を連れ歩く"ネビュラって呼ばれてるよ。お、ビビった?」
アルカディア帝国で傭兵兼賞金稼ぎをするネビュラは生まれ付き『聖痕』を持っていた。
黒竜教を信奉する帝国では敵対する聖王国の国教である三
女神教のシンボル『聖痕』は差別迫害の対象である。
ネビュラは邪教のシンボルを持つが故に周囲から不吉を振り撒く存在として、"不吉を連れ歩く"ネビュラと仇名されて忌避されている。
「あんまり私にちょっかいかけると、私の『不吉』に呑まれちゃうよ?」
けれども彼女はそんな差別もどこ吹く風、持ち前の勝気でサッパリとした性格と、そして銃と格闘の腕前を武器に、傭兵として賞金稼ぎとして、今日も世間を渡り歩いて行くのだった………。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-10 19:10:00
13252文字
会話率:25%
何度も死に、同じ時を繰り返す少女、ミリアム
死ぬ度に違う人間として生まれ変わるものの、必ずミリアムと言う名に生まれ、自国の王太子が殺害されるその時に、ミリアムも殺されてしまう
ある時は貴族の令嬢として、ある時は商家の娘として、ある時は家庭教
師として、ある時は孤児として、ある時は貧しい平民の子供として――
様々な人として同じ時代に生まれ変わるものの、その人生の中で必ず王太子と出会い、そして必ず――死ぬ
何度目かの生まれ変わりでこの法則に気付き、王太子と接点を作らぬようにしてみたり、王太子殺害を阻止することを考えてみたこともあったが、全て無駄に終わった
王太子と出会ってしまったが最後、必ず王太子は死ぬ運命となり、ミリアムもまたその運命を追う
そして、もう何度目か数えることもしなくなった新しい人生
王太子と出会うことも、その殺害を阻止することも無理だと諦めたミリアムは、この繰り返される人生に嫌気が差した
加えて、今生の人生での自分の境遇にも
だから――キレた
――よし、家を出よう、国を出よう
私のことを誰も知らない、異国に行こう――!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-07 09:00:00
929052文字
会話率:33%
『このルートの悪役令嬢は不在のようです』シリーズ、遂に完結です。意を決して黒竜との戦いに向かうメル達。しかし、黒竜と共に居たのは、懐かしくも、居るはずのない人で…?
最終更新:2024-04-06 23:05:07
3062文字
会話率:51%
訳あり令嬢のシャルと元聖女のこじらせ皇子アルフォンソ。なんとか両想いになった二人だが、結婚どころか、婚約へ至る道すら問題あり。それぞれの故郷に戻った二人は、自分なりに普通でないやり方で頑張るのだが・・・。これは中途半端になった婚約を認めても
らおうとする二人のエピソード。
※それぞれの家族関係がわかる二つの中編をまとめたものです。二人の馴れ初めにご興味がおありの方は、前作「笑わない(らしい)黒の皇子の結婚~ダンジョン攻略からお菓子作りまでこなす、元聖女の皇子の強すぎる執着を、元黒竜の訳あり令嬢は前向きに検討します~」をぜひご一読ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-14 15:00:00
72065文字
会話率:29%
はるか昔、「魔王と人類の存亡をかけた戦い」がこの大陸では繰り広げられたという。神に選ばれし勇者の一行の活躍で、かろうじて世界は救われ、勇者の一族により大いなる皇国が築かれた。そして、今・・・。勇者と魔王の戦いは誰もが知る『伝説』となり、人
々は、いくつかの国に分かれて、一見、平和に暮らしていた。そのうちの一つの小国の辺境子爵の令嬢のシャルは、ひょんなことから出会った皇国の第二王子に、思いがけなく求婚される。決して笑わないと評される、完璧すぎる皇子の自分に向けられる愛情に当惑するシャル。実は二人は「大いなる勇者の伝説」に出てくる『銀の聖女』とその守護竜の転生した姿だったのだ。徐々に明らかになる『伝説』の不都合な真実。そして、皇子を付け狙う暗殺者の影。はたして、二人は無事に結婚できるのか?今生の二人に幸せな未来は訪れるのか?
一生懸命なのにどこかずれてる二人のラブ&バトルストーリー
※この作品は、ピッコマノベルズ大賞に応募した作品に手を入れたもので、「カクヨム」でも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-27 00:29:41
126649文字
会話率:33%
幼い竜は何もかも奪われた。勇者を名乗る人族に、ただ一人の肉親である父を殺される。慈しみ大切にしてくれた魔王も……すべてを奪われた黒竜は次の魔王となった。神の名づけにより力を得た彼は、魔族を従えて人間への復讐を始める。奪われた痛みを乗り越える
ために。
だが、人族にも魔族を攻撃した理由があった。滅ぼされた村や町、殺された家族、奪われる数多の命。復讐は連鎖する。
互いの譲れない正義と復讐がぶつかり合う世界で、神は何を望み、幼竜に力と名を与えたのか。
ハッピーエンド予定
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/19……連載開始折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-02 23:07:16
97983文字
会話率:33%
白竜の王と人間の女性との間に生まれた半竜の少女。白竜の棲家である雪山で平穏に暮らしていたが、突如、現れた暗黒竜の群れに父竜を殺され、少女は手足の自由を奪われて虐げられていた。絶望の日々の中、彼女の元に現れた紅玉の勇者とその一行。彼らとの出会
いにより少女の運命が大きく変化していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-29 08:21:17
86384文字
会話率:27%
女は、魔女と呼ばれていた。
ボサボサの黒髪で山姥のような見た目の彼女は、小屋と言っても過言ではないような赤い屋根に住んでいる。
女の住む小高い丘から見える王都が、黒竜に襲われた。
王宮を執拗に攻撃する黒竜。
女が黒竜を視界に入れたとこ
ろ、黒竜は女の目の前に降り立つ。
黒炎を吐き、女を攻撃するも、女はなんでもないようにその炎を払いのけてしまう。
「……あの。あんたさ、大丈夫?」
女がそう声をかけると、黒竜はびっくりして動かなくなった。
「よく食べて、よく寝た方がいいよ。じゃあね」
その日から、黒竜は女のところで生活を共にするようになる。
邪険にしても尻尾をふりながらついてくる黒竜。
なついた黒竜はそのうち、女に対して、自分が昔は英雄と呼ばれた存在で、人に裏切られ続けたことでこのような姿になってしまったことを告白する。
『あんたは聖女だ。聖女は、世界樹の指示で、俺を殺しに来るはずだ』
『あんたが分からない』
そう言う黒竜に、女は笑顔を返す。
※ 精神的にボロボロになった傷だらけの黒竜が、初めての恋に落ちるお話です。
※ 主人公側に絶対的正義がある話ではありませんので、勧善懲悪がお好きな方はブラウザバック推奨です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-04 18:55:57
6312文字
会話率:31%
アジアの立憲君主制国家である中華王朝の北の町である黒竜江省哈爾浜市では、毎年冬に雪祭りが開催されている。
若き武将である呼延尊と彼の婚約者でもある女性武将の満久香の二人は、女王である紅蘭陛下の詔で雪祭りの視察旅行へ赴く事に。
主君の粋な計ら
いにより婚約旅行気分で視察に赴いた若き武将カップルは、雪祭りの開催される哈爾浜で親交を深めるのだった。
(本作品は、武 頼庵様御主催の「街中に降る幻想の雪」企画の参加作品で御座います。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-20 07:15:31
2287文字
会話率:20%
修文20年7月13日、アムール戦争末期。
中華王朝黒竜江省ハルビン市。
今ここで1人の防人乙女が、その生涯を終えようとしていた。
抉られた肢体に、砕かれた美貌。
在りし日が美しかったからこそ、今の姿は一層に無残だった…
彼女の名
は、園里香上級大佐。
人類解放戦線第4師団に所属する義勇隊士にして、その身を挺して敵兵の自爆テロから上官を救った忠武の士だ。
身を挺して救った師団長に、上官の無残な姿に涙する副官。
そして、傷ついた忠臣の命を繋ぎ止めようと奮戦する衛生隊員。
志を同じくする戦友達に看取られて、園里香は逝った。
人類の未来を救うべく戦い続けた防人乙女の魂が今、英霊となる…
(「堺県おとめ戦記譚~特命遊撃士チサト~」シリーズの過去編です。本編の50年以上過去の時代を想定しています。)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-13 10:15:46
8118文字
会話率:28%