遥か千年の昔、黒竜に打ち跨り、カルガの弓と竜槍で、
虹のパロミラル湖の守護者として勇名を轟かせた小さな民、アードラ族。黒竜を失い
いまやそれも伝説と化してしまった。古の文化を伝えながら樹海に没しようとする山城でほそぼそと
暮らす日々。森の
少年ピウィが出会った謎の老人が語る迫りくる異変に、仲間とともに挑む。パロミラル湖をとりかこむ樹海地方をピウィが駆け抜け、弓がうなる。最後の黒竜が咆哮を上げるとき・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-12-31 15:50:13
136120文字
会話率:33%
大陸極北にある王国キースは、大陸制覇を目論むアウム連邦の圧倒的な軍事力、経済力の前に併合、という形で膝を折った。だが、そのことに全てのキース臣民が納得したわけではなく、特に国政と関りが薄く、独立気質の高い森の住民はアウムへの併合をヨシとせず
、ゲリラとなって未だに抵抗を続けていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-05-03 23:00:00
51950文字
会話率:45%
この世で最も強いと思っていた親友が、殺された。
彼の死に、古い付き合いであったガジンは親友を殺害した者を突き止めようとする。
そしてひとつの事実を突き止めた。皇国の禁忌である存在、『竜』が深く関わっていたのだ。
ガジンは、皇国で強力
な権威を持つ者、〈八竜槍〉として禁忌指定されている『竜』について調べ上げていく。
そこには建国神話にもあらわれていた、恐ろしき一族の存在があった。
ときを同じくして、深い森に閉ざされた小さな村に住む『語り部』の少年、リュウモに旅立ちが迫っていた。
『竜』を知り、共存する一族。その使命を果たすために、リュウモは故郷を出る。
二人の出会いは、やがて皇国に大きな波紋を広げていく。
『竜』に纏わる者達が織りなす和風ファンタジー、開幕――!
※この小説は、ハーメルン、カクヨムにも公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-25 09:19:23
351058文字
会話率:37%
寝込んで目が覚めて“俺”は思い出した。
“アタシ”という前世があったことに。
そして、“俺”が前世で読んでいたライトノベルの悪役貴族だったことに。
このままだと婚約者を主人公に奪われて、決闘に負けて婚約破棄されて、戦争になって殺される。
そ
んな運命まっぴらごめんよ!
乙女ゲームの悪役令嬢ならぬラノベの悪役貴族が、その死亡フラグをへし折り勝ち取る物語。
たったひとつの命が巡る、見た目は子供、頭脳はオネエ。その転生は悪役貴族!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-27 00:05:29
43307文字
会話率:22%
人に強大な竜の力を宿すという「竜槍ドラグニル」。
その力は忌まわしき呪い。人の身には過ぎしもの──
(註:本編にはあまり関係ない設定です)
竜槍の「元」所有者にして魔法剣士リコルは、冒険者仲間の忍者セニア・侍ジンと共に、敵の追っ手から姿を
くらますため、東方の港町シレトゥクに潜伏していた。
敵の目を欺くため、セニアの家秘伝の性転換術を使い男性に変装したリコル。旬の魚を買おうと市場に出かけたが、そこに待っていたものは──
「テオ様! 英雄騎士のテオ様よねっ!」
リコルを実の弟テオと勘違いし、しかも英雄と祭り上げて崇拝する、豪商の一人娘モニカ。
弟が英雄騎士? 一体何の冗談だ? 全ての元凶はモニカの抱えた一冊の本の中に──!
性転換したばっかりに巻き起こる悲劇と喜劇。そして誘拐事件。これは冗談では済まされない!
リコル達は果たして事態を収拾し、誤解を解く事ができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-04-17 20:10:21
28821文字
会話率:36%