この春から大学生になる紅井菜穂子は、ひょんなことから首輪を嵌め、自らをペットと名乗るお嬢様、翼王道沙良羅と、その沙良羅にご主人様と慕われていた少年、神降悠、そして、沙良羅の執事である巻島半兵衛らと出逢う。
珍妙な三人組と出くわした菜穂子
だったが、少しの間、彼女たちと行動を共にすることになる。沙良羅たちの行く先は、御雅来夜彦という人形師の元だった。
何気ない気持ちで同行を了承した菜穂子だったが、御雅来家も一筋縄ではいかない家系だった。御雅来夜彦の作る人形は、血の通った人間と区別がつかないほど精巧な人形だったからだ。
彼ら御雅来家の人間は、大咎人などと呼ばれる一族だった。その大咎人というのは、大昔から、この世界の片隅でずっとたった一つの技術だけを磨き抜いてきた人間たちの総称のことらしい。
だが、彼らの人形制作の技術は計り知れぬものだったが、それでも場は平穏そのものだった。多少の闖入者などもいたが、この頃になると菜穂子も沙良羅たちと打ち解け始めていて、夜彦の孫の砂鳥らとも交流を深めていく。
けれどその翌日、閂のかけられた密室の中、人知れず惨劇の幕が上がっていた。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 00:02:05
129304文字
会話率:38%
修道院育ちのリオンは、ある日の夜、窓から部屋に飛び込んできた闖入者を迎えた。ルドルフと名乗る少年は、リオンのお人よしぶりをみぬくや、さっそく相部屋を申し出るなど、面倒事を持ち込んできそうな様子だが・・?
たとえ過酷な運命が待ち構えていよう
とも、自らの意思を貫いて生き抜くことを決意した少年の流浪の軌跡の物語。現在改稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-24 00:17:13
127356文字
会話率:44%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの冒険者にして死霊術師である主人公が使い魔探しを兼ねた旅に出かけたところ、そこで成り立てのアンデッドに相談を持ちかけられる。アンデッドにしてはものの道理を弁えた話しぶりに、ふと思い立
って自分との契約を提案する主人公。アンデッドの末期の願いを叶えるという条件で仮契約の同意を貰えたのはよかったが、よくよく話を聞いてみると、日程的な問題からその依頼を叶える事が難しいと判る。
そこで主人公が採った奇想天外な手段とは……
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」・「難解な怒り」・「蜘蛛男爵」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十九作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-29 21:00:00
5728文字
会話率:45%
どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。駆け出しの冒険者にして死霊術師である主人公は、今日も今日とて奇妙な依頼を引き受ける羽目になった。
〝クモの館が火事になった〟という理解に苦しむ前口上の後で、領兵部隊の現場指揮官が主人公に依
頼した焼死体の鑑定とは? そして、蜘蛛男爵と呼ばれていた人物の死に纏わる謎とは? 事件の影に見え隠れする大グモは果たして実在するのか?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」・「難解な怒り」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十八作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-23 21:00:00
7650文字
会話率:66%
: どこか中世のヨーロッパを思わせる剣と魔法の世界。今回も死霊術師ギルドの陰謀によって面倒な話を押し付けられた主人公は、望みも目的も正体も判らない怨霊(?)の群れを鎮撫せよという無理難題を押し付けられる。古い祭祀遺跡を潰して畑にしたと聞かさ
れた主人公は、そりゃ祟られるのも当たり前だろうと呆れるのだが……よくよく聞けば話はそう単純なものではなく……
祟りを為さないものを「怨霊」と呼んでいいのかという形而上学的問題は別にして、誰にも何にも怒りを向けないが故に、却って不満の理由が判らない。彼ら「怨霊」の呟きと状況のみを手掛かりにして、主人公が辿り着いた結論とは?
「デュラハンの首」・「飽食の餓死者」・「化かし合いのダンジョン」・「片腕の証言」・「震える指」・「溺死人」・「死霊術師のお仕事」・「マコーレー子爵の災難」・「花瓶の冤罪」・「スケルトン・パズル」・「声無きものの訴え」・「墓室の闖入者」・「貴方はだぁれ?」・「死者の神像」・「斥候職のお仕事」・「オーガの像」と同じ死霊術師シリーズです。宜しければ前十七作もご覧下さい。
R15と残酷描写は保険です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-08-11 21:00:00
7062文字
会話率:64%
王立学校の卒業パーティーにて、ラングフォールド侯爵家の長女モネの人生は、突然の闖入者の手によって儚く終わりを告げた……はずだった。ところが一〇歳時に戻り、人生をやり直すことになった。モネは神に感謝し、今生ではモネを救おうとしてくれて刺された
第一王子ヴァージルを助けると決意したのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-14 07:26:19
7864文字
会話率:36%
暇を持て余していたナズーリンのところに闖入者がやってきた。
最終更新:2024-04-16 12:26:16
2903文字
会話率:62%
魔王討伐をはたした勇者ラッシュは祝いの場で、突然婚約者の姫君にいわれのない糾弾を受けて婚約破棄&追放。さらには貴族の子息に聖剣を奪われ勇者の位も剥奪される。気付けば王都中で噂が飛び交い、王都にいられなくなったラッシュは田舎の村で余生
を過ごすことにする。そこへ奇妙な闖入者が現れる。一方で貴族の子息と姫君は調子づいて魔族領に進軍を開始するが……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-30 00:00:32
235581文字
会話率:33%
田中美恵子は大阪本町の小さな商社に勤めている。彼女の仕事は生活雑貨関連の貿易をしている企業の営業アシスタントである。生活雑貨は多種、多品目を扱う神経の細かな部分が仕事上多い。故に、仕事外でリラックスする時間は大変貴重なのだが、しかし最近、
自分のそうした時間を過ごす場所に見知らぬ闖入者が見え隠れ始めた。その人物は自分の見知らぬ男であったが、やがて自分に付き纏うよ言うになった。
正に招かざる隣人だった。
しかし、その隣人の存在こそが、美恵子をさらなる事件へと誘う存在だった。
――その男とは何者か?
そして美恵子はどのような事件に巻き込まれるのか。
これは『嗤う田中』シリーズにおける一連の作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-09 10:58:41
8072文字
会話率:7%
お城でのんびりと領主様ライフを送っていた俺が、闖入者によって黒竜ダグドと知らされる。
え、ちょっとまって、それはゲームの話だよね。
で、ダグド死んだらこの世界が滅ぶじゃないの!
そこで、勇者達をテレポートさせて事なきを得たのだが、勇者パーテ
ィにいたちびっ子だけがなぜか取り残されてしまった。
その子供はテレポートを逃れられた理由を言う。
「僕には帰る場所が無いから。」
仕方がない。
その日から俺はそのシロロと一緒に住むことにしたのだが、こいつはろくでもない生き物だったという、お話。
以前の様なのんびりライフを、俺は再び手にする事が出来るのであろうか。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-18 11:05:05
552580文字
会話率:39%
「おいっ!大変なんだ」
乱暴な闖入者によって、探偵・藤村来栖の朝のひと時は終わりを告げる。彼に告げられた依頼は、とある民家の火事の原因を突き止めるといったものだった。はたして、彼は依頼を達成し、犯人を見つけ出すことが出来るのか!?
※ミステ
リー風の短編小説です折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-23 22:58:59
2424文字
会話率:53%
ある男のもとに現れた見知らぬ闖入者はその顔を歪めながら男にこう頼む
「どうか、悍ましい殺人が行われるのを防いでほしい」
最終更新:2021-12-11 00:02:43
10513文字
会話率:28%
ソロ冒険者、エルンスト・ブルクハルトは冒険者ギルドに所属するBランク冒険者である。ただひとり、黙々と依頼をこなしダンジョンに潜る日々。もちろん、人間関係など仕事関係だけな訳で。
「お前は人生、なにが楽しいんだ?」
そう顔見知りの同僚
に聞かれれば、エルンストはこう答える。
「別に楽しまなくても死にはしない」
そんなエルンストの潤いはなくとも淡々と過ぎていく人生は、ある闖入者によって唐突に終わりを告げる。
「どうもッス! 自分、メイド・サーヴァント派遣業ヴァーラスキャールヴから派遣されたメイド・サーヴァントのスケッギョルドって言うッス! 今後ともよろしくお願いするッスよ、ご主人様!」
世の中、時代の変化に対応しなくてもいい分野もあるんだぞ!?
――これはひとりの仕事人間が、本当の自分を知る英雄譚!
※R15と残酷描写ありは念の為の保険となっております。
※書き溜めがないため、不規則投稿になる可能性が高いです。事前に把握の上、お願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-11 23:08:56
51219文字
会話率:54%
なろうラジオ用4作目
今回も、ネタ枠なんだ、すまん。
一応キーワードは入れてる……入ってる。よね?
最終更新:2020-12-26 17:05:07
1000文字
会話率:50%
騎士のジーンは幼い頃に見た春を呼ぶ儀式の『春告げの騎士』に憧れて騎士になった。長年の努力が実り、ついにその役を担う事になり迎えた当日、儀式は闖入者により中断してしまう。
闖入者の正体は北の山に住うという冬の魔女で、『春告げの騎士』に宝剣を授
けた存在だと言う。そして儀式が春を呼ぶものではなく、また春が世界から失われたままだと告げられた。
春を取り戻す為、ジーンは魔女と協力し共に行動していくうちに、彼女に惹かれていく。
最終話まで執筆済みです。全20話。毎日更新予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-22 19:00:00
81115文字
会話率:53%
僕の心はきみには見えない――。
思いがけない闖入者に平穏を乱され、冷静ではいられないアルビー。
不可思議で傍若無人、何やら訳アリなコウの友人たちに振り回され、炙り出されていく過去の傷痕。
夢と現を両手に掬い境界線を綱渡りする、
万華鏡
のように脆く危ういアルビーの心象世界をお届けします――。
「霧のはし 本編シリーズ第二部
コウからアルビーへと一人称視点が切り替わっていますが、続編として内容は続いています。独立した作品としては読めませんので、「霧のはし 虹のたもとで」からお読み下さい。
注・精神疾患に関する記述があります。ご不快に感じられる面があるかもしれません。
(番外編「憂鬱な朝」をプロローグとして挿入しています)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-09-12 23:47:46
470548文字
会話率:33%
──休日のつもりだったが。
不肖の弟子であるニエを追い出し、魔術師である悪魔ランゲルハンスは休日を過ごしていた。
休みの内に向かいの家に家具を搬入せねばならぬ。
しかし配達人であるミノタウロスのダイダロス、闖入者たる江戸っ子のシルフのケイ
プに邪魔され思うように事が運ばない。呆れつつもなるようになれ、と搬入の音頭をケイプに任せランゲルハンスは一息吐く。
……しかし一息ついたのも束の間、弟子が起こした騒動に巻き込まれる。
「ランゲルハンス島奇譚シリーズ」主要人物が一人、島一の寡黙でダンディな大男アロイス=ランゲルハンスの頭が痛くなる休日。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-12-23 18:00:00
22667文字
会話率:36%
酒場に現れた闖入者に対するは、全身鎧の男ラーシュ。
最終更新:2018-09-13 21:33:14
7360文字
会話率:6%
相手の数は多かった。
どうにか初日は切り抜けたものの、翌日以降、どのようにしのぐのか。
夜襲か。それとも、じっくり休みを取り、持久戦で機会を待つか。
諸将の激論が交わされる陣内で、大将はとある闖入者に気づく。
それは影と見まごうほどの、黒
い蝶……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-08-31 18:51:58
3806文字
会話率:5%
アパート解体工事の現場に、闖入者が現れる。彼の家族がまだ中に居ると言うが、一体それは、誰なのか……。悩める人に読んでほしい、ささやかな掌編。
最終更新:2018-02-24 20:30:17
3340文字
会話率:40%
短編「お前ら!もう勝手にしろよ!」の闖入者こと花房誠一郎視点のお話です。
彼にとってはつらい失恋話のはずなんですが、そこはかとなく残念感が漂っております。
先に「お前ら!もう勝手にしろよ!」を読んでからでないと、分かりにくいと思います
。
こちらもサラッと読んで下さい。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-21 20:00:00
1537文字
会話率:29%
青年、ジェイル・シルヴァーは学校では奇怪な髪色が原因で苛められ、家では両親に捨てられ、養親からは奴隷以上使用人以下の扱いを受け、日頃からサンドバックのような扱いを受けていた。しかし、二世紀ほど時代を間違えたような紳士服を着た闖入者によって
、そんな日常は終わりを告げる。
「君の父は君を守るために何十年と戦い続けていたが……殺された。だから来た。次、命を狙われるのは……君だ」
突如として突きつけられた事実に、ジェイルは困惑するばかりであったが、事態はさらに複雑だった。
「信じられないと思うが、君の両親はこの世界の人間じゃない。あ、僕もね?」
理解不能な発言。しかしそれを証明するかのごとく、重力を無視した非科学的な力を見せられ、トドメとばかりに闖入者が持っていた拳銃が喋りだし、白く美しい髪を持つ、人形のような少女に変身し、告げるのである。
「あなたにはワタシ達の世界に来てもらう。じゃないと死ぬから」
そうして現実とは異なった世界に、映画や小説で見たようなヴィクトリア的街並み広がる魔法の世界に連れて行かれ、ここに一つの物語が生まれるのである。恐るべき魔術師と弾丸が爆ぜ、空を飛び、稲妻が落ちるような死闘を繰り広げ、一方で恋情紡がれる異世界ファンタジーここに開幕!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-26 13:45:39
171660文字
会話率:42%