イストリエカは信仰発祥の地、神殿総本山として栄えている。特徴的なのは、神殿には神獣として珍重される巨大な狼たちが住んでおり、彼らを戦力として用いる神獣騎士団があること。
そんな神殿の裏手にある鎮守の森に現れてしまった麻梨菜は、まんまと偉い人
におだてられ、神殿の利益のために神の使いである神子(みこ)姫として仕立て上げられる。その護衛についたのは神獣騎士のジーノスであったが、問題は相棒の神獣・レジーナで、麻梨菜との相性は最悪。両者はことごとく対立することに。
「動物相手に本気になっちゃうアホ主人公」と「相棒が自分以外の女を構うのが我慢できない神獣」が日々密かにしのぎを削り、「親バカすぎて若干ウザい神獣騎士」は神獣を溺愛しすぎて特に役に立たない、そんなおおむねコメディな神殿の日常。
23/11/23~24/01/08まで毎日一話ずつ更新。本編+おまけで全48話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-01 00:00:00
107005文字
会話率:49%
春夏秋冬、君を想う。
これは孤独な神と、それに触れた者の物語————。
春の章。
桜の木の下で、誰かを待ち続ける美しい青年。桜の模様が描かれた羽織を纏うぼんやりとした美しい青年は、首に包帯を巻いており、言葉を紡ぐことができな
い。そんな声を失った青年の前に現れたのは、春を告げる神だった。
青年が誰を待ち、なぜ声を失ったのか。
桜の蕾が花開く時、青年の瞳に映るモノとは――――。
夏の章。
村の悪しき風習により、龍神の贄に捧げられた少年。
恵みの雨を降らせるため、村の皆のため、少年は谷の底へと落ちていく。
次に目を覚ました時、見たこともないような美しい青年が傍にいた。
彼こそが谷に棲む龍神であり、この地に水を齎す存在であった。
しかし龍神が存在していながら、なぜ村に雨が降らないのか。
その理を知る時、少年は本当の意味で龍神の想いを知ることになる――――。
秋の章。
とある地の領主の領土内。鎮守の森と呼ばれる、聖域があった。そこには白の神と呼ばれる守人がおり、この地を守護しているという言い伝えが、遠い昔、古の時代からあった――――。
赤や黃、混ざりあった色とりどりの色彩が豊かな季節。秋。
狩りを禁止されているはずの鎮守の森で、罠にかかって弱っている白い毛の狐がいた。従者とともに森の見回りをしていた、この地の若き領主である桂秋は、この地が崇めている森への信仰心から、その珍しい白い狐を罠から逃がしてやるのだった。
春は君に出会い、夏は君に焦がれ、秋は君を憂い、冬は君と――――。
春夏秋冬、四章四話で織りなす、短編集。
※この作品は「カクヨム」さんにて現在連載中の作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-25 07:00:00
51797文字
会話率:24%
過去は問いかける
不思議の森は鎮守の森
注連縄の内側で神を守る狛犬は
夜になるとお面をつけて踊っているそうな
風の旅人は帽子の内側に
五億年前の林檎を隠していて
たまに刻を超えて
風を届けに行くらしい
船町の洗濯物は夏の香りすなわち潮の香
り
子供達のはしゃぎ声が
今でも響き渡る古き通り折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-24 17:00:29
2654文字
会話率:0%
目的もなしに山歩きすることが好きな私の話。
とある小さな部落に入る。雑然として品物を並べただけの雑貨屋に入る。50歳くらいのもんぺ姿の女性がビールを出して接待してくれる。そして女性は急ぎの用があるからと言って出ていく。1人残された私の前に
、奥の部屋から骸骨のようにやせ細った老人がはい出てくる。
タイミングよく戻ってきた女性は老人を奥の部屋に連れ戻すと、私に世にも不思議な話をする。
それはこの部落の北側に鎮座する神社の奥が神の山になっており、その中に入るとつるつるした岩で出来た空洞がある。その中に入ると、前世のすべての記憶が蘇ってくる。
「私と老人は前世では夫婦だった」女性は語る。
そして今夜女性と老人は空洞に入ってあの世に行く。来世は完全な夫婦となって生まれ変わる。
“私”は女性と老人とともに神社の奥に鎮座する神の山にはいる。
神の山の洞穴で女性と老人が消える。あの世に旅立ったのだ。1人になった私は瞑想にふける。肉体と精神が高揚する。・・・私は神だ・・・心の中に充実した実感がわく。
そして意識を失う。気づいたときは隣町の神社に居た。
隣町まで歩く。しかし神社も神の山も、部落もすべて消えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-25 10:29:11
25574文字
会話率:9%
ふらりと神社に立ち寄ったときのこと。
最終更新:2022-06-01 01:14:37
318文字
会話率:0%
幼少期の交通事故が原因で、声を失ったフィンランド人の俺、ジェフリー=レフトラック。
PTSDによる対人恐怖症、過呼吸にも悩まされ、自宅の玄関から出られなくなった俺は、療養のため、親戚が運営する、鎮守の森に囲まれた神社に引っ越す事になり、日
本の東京・新橋へやって来た。
首都圏がゲリラ豪雨に見舞われたある日、水浸しの境内に迷い込んだ一人の迷子が、俺が変わるきっかけを与えてくれた。
まだ結末をどうするか決めていないので、もしかしたら途中で暗礁に乗り上げるかも知れませんが、暇潰しに丁度良い、くらいの気軽さで読んで頂けたら幸いです。
R15であることを忘れた頃に、主人公と彼女のイチャイチャが始まったり、やられ役のザク、ではなくてヤクザやヤンキー的な方々が現れます。なので、一応、R15にしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-02-18 16:46:41
27179文字
会話率:5%
5年に一度の災いが、山奥の小さな村を襲う。巻き込まれる男の子が見た厄災の正体とは。人々が信仰を失うとき、真の災いが人々を襲う。
最終更新:2019-03-08 21:53:37
46627文字
会話率:49%
或る神社に想いを馳せて。
最終更新:2019-01-09 23:52:05
1715文字
会話率:0%
この世界で今日も生まれては消えていくチート。
それは、たった一人の欲望を叶えるため消費されていく世界を描いた物語、それは人の形をした欲望の塊が描いた悪夢。
たった一人しか幸せにならない破滅の呪《のろい》に冒された異世界、この絶望を覆すこと
が出来るのは欲望に染まらず、チートと同じ世界から人のままで異世界に辿り着いた稀人、そう人々が呼ふ存在だけなのです。
これから語る英雄譚は、私達の世界に残された最後の希望、稀人神山周護の物語。
彼はよそ見運転をする運転手に撥ねられ崖から落ち、古くからの曰くのある鎮守の森で神隠しに遭い異世界へ足を踏み入れます。
命に関わる怪我を負った彼を救ったのは、暖かく優しい人々でした。
彼等との穏やかな日々の中で、周護は命を救われたこの世界がチートに因って滅びを迎える現実を知り、様々なチートが描いた欲望に抗う決心を固め、彼は世界を護る稀人として戦いに身を投じて征きます。
この絶望の宵闇の中悲しみで凍える世界、遥か遠くの世界の出来事は貴方にとって手の届かない関係の無い話、そう感じるかもしれません。
ですが貴方の思いが世界を照らす希望の灯火であり、観測者の優しさが世界を温めると知らされた時、この物語を見つめる貴方は一体何を考えるのでしょうか?
『とある異世界からの手紙』より抜粋。
ただいまリアルの都合で時間が取れず、不定期連載となっています。
2017 10/10 総合日刊ランキング284位に入りました皆様の応援に感謝です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-01 21:17:03
622242文字
会話率:43%
この精霊の森は、日本全国の町や村に点在する鎮守の森、この森の中心には、神社が建立され、その地域を守る神様のおわす所として古来より人々の心の依り所の一つとして大切に守られて来たものである゜
鎮守の森に朝早く一人で参拝した時、鳥居をくぐり神域に
一歩足を踏み入れた時、その神社のもつ特有の凛とした空気に触れ不思議な体験をした覚えのある人は、多数おられると思う゜
これからお話しする森も全国に在る、鎮守の森の一つだと思い読んでいただければ幸いです゜
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-21 13:06:17
37298文字
会話率:58%
仕事の最中、馬に逃げられてしまったネル。森の中を探し回ってようやく見つけた馬の尻に飛びついたら、それはケンタウロスの尻だった。
鎮守の森に棲むケンタウロスと、森を通りかかった少女ネルの織り成す日常の物語。
一話完結、不定期更新のゆるゆる物
語になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-09-01 16:02:04
5921文字
会話率:64%
祭りの始まった神社を訪れて、ふと、思い出した、父の記憶。
無くしたオモチャの刀。
人魚の横たわる杜に、入って行くのだった。
最終更新:2017-02-20 18:53:29
4338文字
会話率:2%
《忍の国》の「霧雨カグラ」を主人公とした短編。侵入者アリの報せを受けたカグラは、鎮守の森で信じられないものを目にする――。
最終更新:2016-02-14 00:40:37
2044文字
会話率:27%
天下分け目の戦いから二年が過ぎた。
両親がなく、育ての親も死に、ぶらぶら一人旅をしていた空(そら)は、偶然出会った侍の良明(よしあき)と行動を共にすることとなった。 良明も幼い頃から慕っていた人を戦で亡くし、国元を離れ一人旅をしていたと
いう。
空の中には「海」と名乗るもう一人の謎の少女がいて、彼女は十六夜の日から空が眠っている間に度々入れ替わっていた。その「海」をひたすらに忌み嫌っていた空だったが、良明と出会い、彼が「海」の存在を知ったことから、自然と向き合えるようになる。
苦い記憶を背負ったまま二人は良明の故郷、江戸へ向かう。 そして二人は、絡み合った運命の渦の中へと身を投じていくのだった。
身体は小さいのに態度はでかい空。陽気さの中に影を落としている良明。
彼らの結末に、どうか平穏を。
/// 江戸城で「海」の出現を目の当たりにした二人は、「海」について知るために空を育てた人物に会いに行く。その人がまた少し曲者で……。「二、鎮守の森」連載中。
/// 戦国時代末期の和風ファンタジー。日本史実上の人物も出てきますが、歴史的要素はほとんどありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-09-08 20:00:00
140291文字
会話率:51%
『神世異聞(かみのよいぶん)』
風宮千鶴は、進路に思いを馳せる中学二年生である。神社に生まれ育った彼女だが、神様など信じていなかった。とはいえ両親の言い付けは律儀に守っていたのだが、ある日、神の領域といわれる『鎮守の森』に踏み入ってしまう
。
そして気がつくと、神の住む世界に迷い込んでしまっていた――
現世と表裏一体である『神世(かみよ)』と呼ばれる世界で、個性豊かな神様達が業禍(ごうか)と呼ばれるモノと戦ったり、神世に生きる人々の絆や想いを感じたり、千鶴が元の世界に帰る方法を探したりする、異世界トリップ和風ファンタジーです。
遅筆なため更新は非常に遅いと思いますが、どうぞよろしくお願いします…
自サイトやpixiv、dNoVeLsさんにも置いてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-31 00:00:00
27412文字
会話率:35%
父親の死を契機に、両親の故郷へ戻ってきた少女、コノハ。母親を溺愛する祖父母の冷たい態度に打ちひしがれる少女は、『神の庭』と呼ばれる鎮守の森で、不思議な青年と出会う。
孤独な少女と青年の、交流の物語。
最終更新:2014-07-16 23:23:02
13802文字
会話率:22%
1.上司から絶えず叱られる平社員の憤り、悲しさを描いた「虫」、
2.「XXちゃんがほしい」と歌って好きな人を仲間に入れていく「花いちもんめ」両親に先立たれ、友達もいないお咲はだれからも指名がない。
家にはおそろしい叔父が…。
3.かって
遊んだ田舎も高速が走り、住宅がたち、現在と子供の頃の過去が交錯していく「かくれんぼ」
「かくれんぼ」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-23 18:19:20
5646文字
会話率:32%
夏休みの暑い日に、高校生の光一と小学生の遼一が母親の生まれ故郷へとやってきた。そこはとても山深い田舎の村で、光一は夏が来るたびに幼い頃から何度も訪れている村だった。
村の高台には鎮守の祠があり、五百年ほど前に村を治めていた篠田一族が奉られ
ている。名を玉姫神社といった。
二人は村に到着すると一番にその祠にお参りに行ったのだが、その道々遼一は一緒に山道を歩く人の姿を見かけたと言う。光一には誰の姿も見えなかったのだが、遼一の話を聞いて自分も遼一くらいの年頃には見えたことがあったことを思い出していた。
光一には幾つかの失われた記憶があった。とぎれとぎれには思い出すのだが、もうひとつはっきりしなかった。ただそれらは全てが幼い頃の記憶であり、この村での出来事ばかりであることは分かっていた。
村には幼なじみのような付き合いをしてきた中学生、鏡子が住んでいる。小学生の頃には村に来るたびに鏡子と二人で山の中を駆け回り遊んでいたのだが、光一の曖昧な記憶はその頃の想い出が殆どだった。
村の夜は早い。日が沈むとすぐに森の中は深い闇に包まれる。すると、その闇には様々な魑魅魍魎(ちみもうりょう)と沢山の記憶たちが寄ってくる。夜がふけると幾つかの記憶を持って光一たちを迎えに来る。
鎮守の裏手にある断崖から、真っ逆さまに落ちていった幼い日の記憶。夜の清流に飛び交うホタルのイルミネーション。森の中で会った妖怪堂々巡りなど、今回の夏休みは今までとは違い、子供の頃に鏡子と遊んだ鎮守の森に、忘れていた記憶が次々とよみがえってくる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-06-16 13:35:16
81481文字
会話率:27%
四国霧ヶ森山中にある白水神社には白水湖という湖から流れでた水で作られた白水沼という沼がある。
沼は周囲1キロほどの小さなものであるが、山全体が鎮守の森として残っており人手の入っていない沼は平成の今でも神が宿るとされ、
麓の町では毎年二度も御
神輿(おみこし)が町を回り、豊作と無病息災を祈っていた。
祭られている神は白山姫神(しらやまひめのかみ)。霊峰白山(はくさん)を主として全国に散らばる神社のひとつとされてきた。
しかし、実際に祭られているのは白山主神という蛙の姿を由来に持つ男神。
それを知っているのは神社に住む宮司と宮司の娘。なぜ本当の神を祭らずに、偽りの神を祭っているのか?
蛙と人間と神と獣が出てくる怪奇小説・・・なのかなぁ?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-11-01 13:30:14
805文字
会話率:0%