これは勇者が世界を救った2000年後の物語。
勇者歴2104年、4年前に起こった世界大戦の影響から各参戦国は疲弊しきっていた。
そんな中、参戦国の中の一つであるソール国は今もなお緊張状態にある、世界情勢を鑑みて史上初の男女問わずの騎士
学校入学者を募集する。
少女の身でありながら、頭ひとつ抜けた剣の才覚の持ち主である貴族の娘ネクス。
商人の娘であり、誰よりも頭が切れるミケッシュ。
そして誰よりも勇敢な少年リリベル。
そんな三人は募集に応えた、入学希望者だった。
学校のある王都エポロへと、列車に揺られながら同席した三人は、しかし、とある事件へと巻き込まれることになる。
「魔王様……」
そう呟く一匹の魔物によって。
────────
「こんなもんか?」
「何をやっている」
「おお! 旦那ぁ! 今あらすじを考えていたとこなんだよ!」
「……我々の計画のか?」
「そう! 最初は肝心だろ? 何が起きて何を生み出すのか、みんな知りたいと思うんだ!」
「お前の言っていることは相変わらずわからんな。皆とは……いつものあれか?」
「そう神様!!」
「悪趣味だな、お前の神は」
「そう言うなよ! 多分最後になるんだからさ!」
「そうだな」
「そうさ!!」
「行くぞ、候補者は絞れたとはいえ所詮は、的中率は実際に確かめないことにはわからん」
「旦那は心配性だなぁ、もう実質決まってんだろ?」
「予言や占いなど信頼できん」
「それ魔法使いのセリフって自覚ある?」
「当たり前だ私の流派は堅実でな」
「はは! そりゃよかった! じゃあそろそろ始めますか!」
「例の地点で全ては始まる」
「……帰れるかな」
「賭けになるな」
「……まぁいいさ! 利害は一致させてんだからな」
「お前の前向きさは見習いたいところだな」
「だろ?」
「では、行こう。魔王様のために」
「おー、大変ご立派なことで」
「本気だからな、世界のために」
「幸福のために?」
「そうだ」
「はぁ……そんじゃまぁせいぜい楽しもうぜ旦那、なんせ──」
「最後だから……か?」
「そういうこと」
─────────────
カケヨム様でも投稿中です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-09 23:27:42
220626文字
会話率:37%
チートも無え、現代知識で無双も無え、別に優しい心とかも持って無え!
人生詰み系性悪悪役令嬢と喋って動ける大嘘つきの本が、喧嘩をしたり仲直りをしたりなんとか頑張ってハピエンを目指したりする話です。
⭐︎
悪役令嬢に転生したエメ。しかし前世に読
んだ小説ではなんとかして破滅ルートを回避していたはず。
正直物語の記憶はあやふやだけれど、努力すればきっと大丈夫。これまでの意地悪な性格を改め、破滅ルート回避のためにめちゃくちゃ奮闘するのだった──
──なんて、いきなりできるはずもなくない!?
性格は転生前から悪く、あらゆる才能もなく、打たれ弱くて努力もできない。巷で噂の悪役令嬢の素質なんて持っていない。
そんな絶望しかない状況に現れたのは、どこかの国の美形な王子様や強くてカッコいい騎士……などではなく、生意気に喋ってやかましく動く変な本だった。
「俺の中身はこの物語……つまりは嬢ちゃんがどうやって破滅ルートを回避してきたか、全部俺の中に書かれてるってわけよ!」
そう喋る妙な本。怪しいけれど、もうこいつを頼るしかないわ。本を暴力で脅しつつ破滅ルート回避を目指すも、とことん『悪役令嬢』にむいていないエメは失敗続き。
「お願いは暴力と権力に訴えた方が確実なのよ」
「お前本当に悪役令嬢かよ!?」
「商才もないのに商売とか冗談でしょ!?それこそ野垂れ死ぬわよ、三日で」
「いや堂々と言うなよ」
「こっちから婚約破棄して魔王と再婚約!?……私の性格の悪さで魔王が惚れてくれると思うわけ?」
「……」
「なんとか言いなさいよ失礼ね!」
どったんばったん大騒ぎ、なんだかんだ仲良く喧嘩しながら魔法学園で日常を送る二人。
しかし当の本は、実はエメに嘘をついているようで……?
※毎日数話投稿。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-15 11:53:41
47620文字
会話率:38%
帝国タカラザカの姫である事を隠してマナビヤ学園に入学した女子生徒、ヒメ。
しかし入学直後、クラスメイトである王族のジンゾウにそれがバレてしまう!
とはいえ特に事件が起こるわけでもなく駄犬属性のジンゾウに絶対言うなよと釘を刺し、何故か一緒
に行動する仲に。
部活無所属だから学園祭で演劇をやれと言われて頑張ったり、仲良くなった部活無所属組の友人の為に奮闘したりの学園生活!
演劇したり、毒親から友人を助けたり、悪霊を退治したり。そうして学園生活を過ごしたヒメは卒業し、姫である事を公開し、ワルノ王国王子であるジンゾウと相対する。
「決闘を、申し込むのだわ」
さて、結果は如何に。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-15 12:00:00
502629文字
会話率:56%
知人に男嫌いの奴がいる。
面と向かっては話はしないが、そこはかとなく空気感で伝わってくる。『男嫌いだ』と。
だから面と向かって言ったのだ。
『不愉快だ』と。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
男性の事を中傷するような話が最近多かったので。
(気になる方はタイトルだけご覧になって下さいね)
だから女性の悪どい所も写して行こうと思うんですよ。
作者の醜悪性でお腹いっぱい? まぁまぁそう言わず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-14 09:46:50
1023文字
会話率:17%
「で、君は○○ちゃんが好きだと」
「デカい声で言うなよ」
俺は幼馴染を賄賂を渡して、気になる子の好みを聞いていた。
聞くところによると大人しく、好きになってくれるかは分からない。
それでも。
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に
思われたら申し訳御座いません。
注意事項2
こんな話が浮かんだんですよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-04-20 20:05:34
867文字
会話率:50%
よお、旦那。ランランカの街は初めてか?
古臭い? 変な匂い?
おいおい、俺の故郷なんだ、悪く言うなよ?
ランランカは職人が多いんだ。古い建物をずっと手を入れて暮らしてる人も多いのさ。俺の知り合いにも職人がいるぜ。お土産探してるなら贔
屓にしてくれよ。
冒険者なら鍛冶か革工房もいいが、あんたは観光だったな。何処に行きたいんだ?
あ? ミドラ区? ああ、竜燈?
……あー、じゃあ、うちの実家に泊まるか?
ああ、宿屋やってんだよ。風竜様がいらっしゃる。会ってみるかい?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 06:00:00
7089文字
会話率:38%
ある日ストーカーの俺は、少女とともに異世界転移に巻き込まれた。
俺にあるのは、今まで培ってきたストーキングと逃走の技術のみ。
彼女には……何もない。
「いやあるよっ! 見てよこの可愛らしい顔と麗しい姿、豊満な肉体を!」
「麗しいとか自分で言
うなよ! お前のそれはただの脂だ!」
「うわひどい。いたいけな少女を豚とか言うんだ!」
「おいそこまでは言ってないぞ!」
「あんただってキレイな女の人をストーキングすることしかできないじゃん! 変態予備軍!」
「あんた言うな、歳上を敬え!」
「いいからさっさと〈仕事〉に行ってこいっ!」
へいへい……。
今日の〈仕事〉は――って、お、王宮に潜入!? そんなの俺にできるのか!?
「おいお前、手を貸してくれ!」
「……いくらお金入るの?」
「ひゃく、せん、まん……十万!?」
「よーし〈仕事〉にれっつごーっ!」
切り替えはやいな。
「なあお前、〈仕事〉の目的忘れてない?」
「んー? そりゃもちろん、家でぐうたらするため……」
「ちがうわ! お金貯めて現実に帰るんだろ!」
「――っそうそう! だからあんたには頑張ってもらわないといけないわけ」
「お前も働け」
「やだー……ってなにすんのようわちょっとどこ触って……!?」
仲が良いのか悪いのか分からない、俺と少女の異世界生活。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-06 10:11:56
5278文字
会話率:25%
夜、とあるアパート。三人の男たちが集まり、楽しく酒を飲んでいた。
「くぅ、くぅ、くぅ~! くぅ、三連ぱ、くぅ~!」
「はははっ!」
「ふふっ、はしゃぎすぎだよ」
「だって久々の飲み会だからなぁ! 盛り上がらないでどうすんだよ!」
「は
はは、まあ、宅飲みだけどな」
「にしても顔真っ赤だね。熱でもあるんじゃない? 体温計借りたら?」
「ないないってフォオオオウ!」
「はははっ、でさー、ほら、あの子のこと覚えてる? 高校のときの」
「え、高校のというと、お前が好きだったあの子?」
「そうそう、あの子。いやぁー実はさ、この前、偶然あの子のSNSのアカウントを見つけちゃってさぁー」
「うわぁ、お前ネットストーカーじゃん」
「おいおい、人聞き悪いこと言うなよ。お前だって本当は気になるだろ? あの子かわいかったもんなー」
「まあね。今でもほんと、かわいいからなぁ」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-06-02 15:00:00
2411文字
会話率:100%
❆(❅▽❅)❆ノ゛ 太田リニューアル後、初めてのお試し投稿です♪
(T_T )「大幅だってば」
❆(#❅▽❅)❆ノ゛ そして、氷の精霊、この大幅リニューアルに対して運営に一言言いたい!
きゃ〜♪♪
❆(❅▽❅三三❅▽❅)❆³³
『一度に打ち込めるルビの上限を、10文字以上にして欲しかった♪』と♪♪
(T_T)「ここで言うなよ。きゃ〜♪ じゃ、ないし」折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-03-16 12:31:13
306文字
会話率:15%
やる気がある人って、やる気が無くなると何が残るんだい?
そーいう答えは、自分が人間だったら、答えられるようにね?
最終更新:2023-11-26 07:00:00
1958文字
会話率:42%
入社した頃は転職したいとか、辞めたいとか。結構思っていました。辛くてきつかった。
慣れとか恐ろしいです……。
もちろん、環境の改善とかもあって、今は元気です。
でも、転職するなら早い方が良いと思いますよ。体を壊してやるもんじゃないです。
ただ、仕事って良いところと悪いところは必ずあるので、自分の理想を求めすぎるのは大変だなって。妥協は必要ですよね。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-20 21:11:39
1525文字
会話率:47%
王妃、レイニーマインは従順な妻だった。公爵令嬢として当時の王太子に嫁ぎ、まだ世継ぎには恵まれていないものの幸せな日々を送っていると思っていた。
しかし。
ある日夫である王クレインが腹違いの妹のリリスと浮気しているのを目撃してしまう。
詰
め寄るレイニー。開き直るクレイン。
そして聞かされる、リリスの懐妊。
全てはレイニーに子ができないのが悪いのだと、そう言い放つクレインに。
それでも、王妃としての政務は今後も続けさせてやる、と。
お飾りであっても、王妃の座はお前にくれてやる、と。
そんな虫のいい話にとうとうキレたレイニー。
「いいです。お飾り王妃の座なんかいりません! 離縁、してください!」
「ふん、お前のようなグズを王妃にしてやった恩も忘れてそれか。ああわかった。離縁してやる」
「最後に、わたくしたちの後見人となってくださった帝国皇帝陛下にご挨拶をしたいと思いますが」
「ああ、そうだな、皇帝陛下にもお前と離婚してリリスと婚姻を結ぶ旨を報告しなくてはな。しかしいいな、余計なことは言うなよ。説明は全て私がする。そもそもお前など、私の妻でなければ皇帝陛下の御前にもあがる資格はないのだからな!」
学生時代。
王太子だったクレインの後輩として生徒会に参加したレイニー。
当時、慣れない会計の仕事を一生懸命にこなしていたものの、思わぬミスや間違いをしてしまい落ち込む彼女に。
厳しくも、温かい目を向けてくれたクレイン。
だからか。
こうして婚姻し王妃となったその後も、二人の関係は当時の先輩と後輩のように。
王妃として頑張って国家経営に励むレイニーに。
苦言を言うだけの王、クレイン、という構図がいつの間にかできていた。
それでもいい。
それでもわたくしが頑張れば、国のためにも愛するクレインのためにもなると。
そう思って頑張ってきたのに。
裏切られた王妃レイニーマインの復讐ものがたり!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-26 21:56:42
51564文字
会話率:24%
ツルツルなオデコには自信があります。
……ハゲって言うなよな!
最終更新:2022-10-09 21:37:32
200文字
会話率:0%
すまん、うんこしたい! オレは逃げるぜ!
情けないって言うなよな!
最終更新:2022-10-06 14:14:53
2224文字
会話率:41%
主人公
「気が付いたら異世界に転生して居た俺は、草だった。
何を言っているか分らねえと思うが、とりあえず250年が経過して――
――問題しか起きてないですが、多分元気です」
脇A
「……また、雑な……」
主人公
「お前が言うなよ!?」
――という、ネタが多めのお話です。
※おすすめキーワードが仕事してません。ある意味ではそうなんだけど、違うじゃねえか!!って切れられても文句言えません、『本当に申し訳ない』折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-23 13:00:00
2330090文字
会話率:44%
愛おしい人の『死』は、周りの人の心の『死』でもあるんですよ。
遺された人たちは、忘れたいにも忘れられずに、死ぬにも死ねずに苦痛に苦しめられる。
最終更新:2022-06-08 22:49:12
635文字
会話率:0%
え、あらすじって俺が読まなきゃなの?台本あるなら俺じゃなくても良くない?え、明さんは主人公だからお願いしたい?もう、しょうがないなぁ!!
えーっと、明の学校の生徒が異世界転移!異世界のアニメや漫画が好きだった明はもう楽しみで仕方がない!これ
は自分が主人公だと信じてやまない明が異世界で冒険する話!でもあんまり上手くいってないようで…??
おい!上手くいってないとか言うなよ!台本作ったやつ誰!?許せないんだけど!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-03 12:00:00
7035文字
会話率:45%
孤独を表現したつもり。
最終更新:2021-10-04 20:36:53
264文字
会話率:0%
喧嘩慣れした女子高生、桐生遥とその双子の弟、桐生幸太郎。ある日、二人は化け物が蠢く魔法の異世界へと迷い混む。そこは、元の世界とは全く別の物理法則の世界だった。そこで二人が得たチート能力は、「体がめっちゃ頑丈になる」。
「もっとさ、魔法が
超使えるとかでよかったじゃん。超地味……」
元の世界に帰るために、魔法学校やらダンジョンやらを旅する、アクションの皮を被ったギャグの話。
3800pv突破ありがとうございます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-26 16:41:55
74983文字
会話率:44%
おっすおら優一。一時は中学生にして世界的な研究者とか言われた、今はただの高校生だ。
しっかし世の中にはおらの予想できねぇことも起こるもんだなぁ。
聞いてくれよ。おらの相棒のルツってやつがいるんだけどよ。そいつにアレ頼むって言ったらよ、過去に
タイムトラベルすることになっちまった。
おったまげちまったぜおら。だって気づいたら、おらが生まれる前の時代に居たんだぜ?想像できるか?おらにはできないね。
当然おらも馬鹿じゃねぇから、これはまずいと思って速攻元の時代に帰ろうとしたんだけどよ、これがまた面倒くさくってよぉ……本当、酷い目にあったぜ。
え?そこまで話さなくていいって?というかそのキャラ付けなにって?
おめぇ知らねぇのか?自己紹介つったら孫〇空だろ?こうしとけばある程度ウケるって有名なんだぞ?
え?そんなの知らない?いいからもう喋るな?
なんだよ冷てえこと言うなよ。折角のPRチャンスじゃねえか。キャラ付けぐらい自由にさせてくれよ。
じゃないとおら泣いちゃうぞ?
え?いいからはよ締めろ?もう尺半分使ってる?
ったく、仕方ねぇなあ。
おら優しいからよ、言うこと聞いてやるよ。感謝しろよな?
なんか後ろが締めろ締めろってうるせぇからよ、そろそろ本編始めっからよろしくな!!
じゃあみんなまたな!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-10 22:29:41
8806文字
会話率:30%
とある地方の小さな町で、その事件は起こった。
そして8月の夏の日、少年たちは仲間内でルールを課す。
『順番を守ること。』
その意味は少年たちにしか分からない。
誰にも言うなよ、大人たちに教えるな、知られるな。
ルールを破れば……おれたち、友
達だよな?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-23 13:15:32
1380文字
会話率:39%
ある日、日本に、ダンジョンができた。
いや、できてしまった。
俺──祈夜 灯璃(いりや とうり)は、その事実を知るたった1人の人間だ。他の仲間たちは、何も知らない……。
俺は14歳の時、魔王に出会った。そう、あのファンタジー小説とか、ゲ
ームとかアニメによく出てくるような、文字通りの魔王だ。
そいつは、当時俺と一緒に戦っていた仲間をなぶり殺して、言ったのだ。
「ここはダンジョンだ。暇つぶしに作った。ここから出るためには、最下層に住む儂を倒さなければならない。え? なんでそんなことするかって? だって、復讐する人間ってめちゃくちゃ強くなるだろう? 倒したほしいんだよ、儂を。で、そのためには、お前の属する組織の人間と共に、強くなってもらう必要がある。尽きない魔力はあげるから、頑張れよ。いくらでも魔法を使えるぞ。お前はもう、人類最強だ。あ、ただ、他人には言うなよ。言ったら殺す」
めちゃくちゃである。
魔王のことは死ぬほど恨んだし、憎んだ。
まぁ、こうして俺は、魔王に復讐するため、それからこの小さな世界(ダンジョン)を終わらせるため、属していた組織の仲間と共に、ダンジョンを攻略することになる。
これは、自分だけがこの世界にダンジョンができてしまったのだと知っている少年が、ツンデレ美少女やオタク、狼娘、男の娘、ロリ双子……などなどを仲間につけ、現代日本でひっそり無双する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-07-23 18:06:58
38315文字
会話率:39%
ある日、日本にダンジョンができた。
が、その事実は、人間の中では、祈夜 灯璃(いりや とうり)以外誰も知らない。他の人間は、ただ、何らかの未確認物体が宇宙から飛んできただけと、思っているのである。
灯璃は、一度魔王に出会ったことが
ある。そこで、未確認物体はダンジョンなのだという事実を知らされた。仲間を蹂躙され、殺され、半ば逃げるようにして生き残った灯璃に、魔王は告げたのだ。
「ここはダンジョンだ。ここから出るためには、最下層に住む、儂を倒さなければならない。そのために、お前の属する組織の人間と共に、強くなってこい。あと、魔力はあげる。お前はもう、人類最強だ。あ、ただ、他人には言うなよ。言ったら殺す」と。
かくして人類最強となった灯璃は、この事実を誰にも言えぬまま、影者討伐隊、という、彼の属していた組織の人間には内緒で、こっそり無双することになった。
影者討伐隊、というのは、謎の未確認物体──つまりダンジョン──ができてから、発足した組織である。影者を討伐する。影者は、ダンジョンの中に発生したこれまた謎の未確認生物で、簡単に言えば、初期の雑魚モンスターである。ゴブリンみたいなものだ。銃で戦う。
これは、自分だけがこの世界にダンジョンができてしまったのだと知っている少年が、ツンデレ美少女やオタク、狼娘を仲間につけ、現代日本でひっそり無双する物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-04 17:24:16
47187文字
会話率:31%