23世紀初頭の近未来。火星に移住を本格的に開始した人類だったが、ある事件をきっかけに火星の地上には有害なウィルスが蔓延り、移住者は火星本土からの撤退を余儀なくされた。さりとて、地球への帰還もままならない人々が窮余の策として、作り上げたのが小
惑星改造型人工宇宙都市。以来、150年の月日をかけて火星の衛星軌道を中心にその周辺空域には、百期以上のスペースコロニーが点在していた。人々は自らが作り上げた新天地をスペースコロニーとは言わずに、親愛を込めて”わが邦城”、またはオービット・フォートレス”軌道要塞”と呼んだ。
各軌道要塞はその住民の民族性、宗旨、生活習慣が共通する者同士が連合、同盟を組み連邦国家を形成するに到った。この時代の火星空域には大きく五つの連合国家が誕生しており群雄割拠し、離合集散を繰り返していた。
主人公の女性士官、ルナン・クレール中尉は連邦国家の一つ、神聖ローマ連盟の自由フランス共和国海軍に属し、フリゲート艦に乗り組んで次期決戦兵器の試験運用航海に出ていたが、艦隊を組んでいる僚艦が謎の敵によって次々と撃破されていく。その最中に艦長と次席が次々と戦死。若干20代の若手女性士官が指揮を執ることに!艦は被害を受けて漂流状態。部下の間にも不穏な空気が立ち込める…。更には指揮権引継ぎ時に無理難題も…。ルナンはどうやってこの難局を乗り切るか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-17 20:05:04
159706文字
会話率:19%
封印惑星(ハーモナイザーシリーズ02)
はるか昔に最初の地球として滅没した。
ある意味で封印されていた。
その改修し再生された惑星である●大球●から変化し、再生された
新しい地球の世界樹 となったアー・ヘブンの聴覚に働きかけるものがあった
。
、新しい地球の中心である世界樹ハーモナイザーが働きかけ、アー・ヘブンは始めて、自分の名前の意味合いを悟った。
アー・ヘブン=アウフ・ヘーベン(止揚)だったのか。
アー・ヘブンである、
世界樹の、表皮、小さな部分に、
古代の地球文字が刻まれている。突然、それは現れた。
『私の夢は、、、』
今は存在しない古代人の「北の詩人」イメージ脳はただよう。
●山田企画事務所・飛鳥京香 サイト などより転載。http://plaza.rakuten.co.jp/yamadas0115/
飛鳥京香/SF小説工房(山田企画事務所)
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-16 21:43:27
22962文字
会話率:15%