異世界レベェナという世界にクラス転移してから早一か月、主人公【仲居律】は自身に与えられた役職について苦悩していた。
その役職は【魔法陣術士】。魔法陣を専門に扱う役職であった。
しかし、問題がある。
それは―――魔法陣は誰にでも扱えるとい
うものであった。
個人の役職や性質に直結する「魔法」とは違い、「魔法陣」は老若男女問わず誰しもが魔力を使って魔法を起こせるようにしたものが魔法陣であったからだ。
故に、リツは自分自身が役に立てないことを不甲斐なく思いながら、せめて誰かの手伝いをして役に立とうと奮闘する日々を過ごしていた。
そんなある夜、いつもの通り手伝いを終えるととある空き部屋で三人の男の声を立ち聞きしてしまう。
その人物達は自分と同じグラスメイトであり、なにやらこの国からの脱出を企てている模様であった。
曲がりなりにも「勇者」という肩書を背負ってこの世界に召喚された主人公はその理由を聞こうと直接三人に声をかけてみるものの、逆に説得されて仕舞には脱出の勧誘まで受けてしまう。
その脱出が自分にとっても魅力的な提案であることは間違いなく、されど責任を放り投げていいものかと苦悩していると召喚した国の聖女【エウリア】に鉢合わせた。
エウリアの独特な雰囲気につい悩み事を相談するとなぜか肯定的な意見を受け―――折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-17 22:36:40
672275文字
会話率:32%
人間と同じように働きお金を稼ぐAIロボットが普通に存在する世の中、ロボットの検診は義務と定められていた。検診の結果、ロボットに欠陥があり、人間に危害を加える恐れがあるとされた場合、更生センターに強制送還の上、メモリの修正がなされることになる
。
大学を卒業した主人公の榊は、ロボット専門のスクール保健医として人間とロボットの共学高校に赴任する。保健医としての具体的な仕事は、ロボットのボディチェックとAIが備わったメモリのチェック。そう考えていた榊だったが、同じ高校に勤める定年間近の保健医の東村は、ロボットの体と心のケアこそが保健医としての仕事だと考えていた。
体育(野球)の授業でのこと。女子高生ロボットのミシマとマキは、人間の同級生からわざとにボールをぶつけられる。腹を立てるミシマとマキ。その治療の最中にミシマは、東村から次の定期検診を受けるように促される。実はミシマは、これまでに一度も検診を受けないでいたのだ。榊と東村は検診を勧めるためミシマの家を訪問する。ミシマの家は辰嶋組という極道一家だった。父代わりであり親分である辰嶋は、自らの考えから検診を拒否する立場をとる。その考えに検診のあり方を改めて自身に問う東村。榊は葛藤する東村の姿を目の当たりにし、少しずつロボット保健医としてのあり方を考え直すようになる。
定期検診当日。全ての検診が終わった後、ミシマが現れる。東村への感謝と義理から、「筋を通したい」と検診を受けることを決意したのだ。結果、ミシマは異常なしであった。今回の強制送還者は該当無しと思った榊だったが、実は1名、マキが該当していた。そのやりとりを保健室の外で立ち聞きしていたマキ。マキはセンターに送られることに納得せず、検診装置を破壊。東村や榊にも暴力を振るう。榊によって再起動されたミシマは、マキによって東村が傷つけられたことに気付き、マキを打ち倒す。東村はマキの治療を榊に頼み、榊もその気持ちに応え、マキの体を治療する。
マキは強制送還され、東村も定年退職。そして1ヶ月が経った。
グラウンドでは再び体育(野球)の授業。練習を重ねていたミシマだったが敢えなく三振。悔しがるミシマは「ドンマイ」と笑顔で声をかけられる。それは強制送還後、メモリーを修正されたマキであった。理由のわからない感情に襲われるミシマ。そんなミシマに榊は「ナイススイング!」とエールを送る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-30 23:45:46
9983文字
会話率:52%
商会の三男坊、テリー・ホランドは王太子が卒業パーティーで、公爵令嬢との婚約を破棄する計画を立ち聞きしてしまう。
強い権力も人脈もないテリーは、婚約破棄計画を阻止する為に、公爵家に仕える女友達のエレノア・ハートウッドに立ち聞きした内容をしたた
めた手紙を託す。
え? 公爵令嬢が自分に会いたがっている?
男子禁制のお茶会に紛れ込ませるから女装しろ?
困惑したまま、テリー(女装バージョン)は令嬢達が集う、公爵家のお茶会に参加するのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-06 00:00:00
40230文字
会話率:43%
「ご懐妊されてます」
食事中に気持ちが悪くなって医師を呼ばれた診察の結果、無情にも淡々と告げられた言葉。
未婚の貴族令嬢生命を絶つその宣告に、戸惑ったのは一瞬だけ。
だって、めちゃくちゃ心当たりがあるもの。
複雑な家庭環境でも
つれた糸が、妊娠をきっかけに解れていくお話です。
うじうじ主人公です。
肉親を事故で亡くす表現があります。地雷の方は回れ右をお願いいたします。
全三話です。
よろしくお願いいたします。
m(_ _)m
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-31 13:48:29
10463文字
会話率:21%
「というわけで、お兄様の子種をください」
男の名はザック。
女の名はエフィリナ。
二人はよくある従兄妹同士であり、家も近く、本当の兄妹のように育った仲である。
「私はあの方の妻に選ばれませんでした」
エフィリナにはずっと慕
っている男がいた。
だが、その男が婚約したことを立ち聞きしてしまったエフィリナは、明後日の方向に向かって暴走をはじめる。
巻き込まれ続ける『お兄様』ことザックに、幸せは訪れるのか……?
というエフィリナさんとザック君(時々ロンヴァート君)のお話です。
( ゜∀゜)
全五話、いつものようにワチャワチャしておりますが、楽しんでいただけたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-13 06:03:46
15405文字
会話率:31%
騎士団の娘、シェリー ガルバライズ侯爵令嬢。
婚約相手の公爵家嫡男に好きな相手がいるという話を立ち聞きしていると、婚約相手と剣で闘うことに。
最終更新:2023-05-26 21:00:00
6294文字
会話率:72%
侯爵家の四兄弟の末っ子、リンジー・ダールトンは幼い頃の事件をきっかけに、身内以外の男性に恐怖心を抱くようになってしまう。結婚を諦めた彼女は、家を出て宮殿で働く道を選んだ。
しかし侍女として働こうとした矢先、リンジーは宮殿で要人の暗殺計画を立
ち聞きしてしまう。国家機密を知ってしまった彼女は拘束され、国王から直々に、計画にも関わる若き公爵との結婚を命じられる。家族を人質にとられ、結婚を承諾したリンジーには幽閉生活が待ち受けていた――。
諸国の思惑に翻弄されながら、リンジーは蓋をしていた過去と向き合い、大切なものを守るために踏み出していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-05 23:20:48
153433文字
会話率:44%
憧れの王太子殿下との初対面のお茶会で殿下とお兄様たちの話を立ち聞きしてしまった侯爵令嬢シルヴィア・レーヌ
その嘲笑の話をきいて前世の記憶、そしてシルヴィアの立ち位置を思い出した
わたくし悪役令嬢です
でもでも、まだな~んにもしていないしする
つもりもない!
できたらすでに嫌われている推しとの関係を改善して脇役にジョブシフトしたい!
他の攻略対象はどーでもいいです。できるだけ関わらずに生きましょう
そして、愛しの推しとは仲良くしていけたらいいですわ・・・って思ってたのに
ゲームの強制力、コワイ
※短編に出ていた名前だけの悪役令嬢の話を書きたくなりました
書いてみました
稚拙な文章ですが、読みづらいところもあるかとは思いますがよろしくお願いします
誤字脱字は不治の病のようです。皆様の手厚い介護(誤字脱字報告)が特効薬のようです。
作者単純な生き物で評価いただくとやる気をだします。また豆腐メンタルの為優しい感想がほしいです
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 18:00:00
314905文字
会話率:19%
――太田さん、亡くなったんだって
斉藤さやかは出勤するなりその話を聞いた。声の聞こえたほうに顔を向けると、奥のほうで看護婦が三人かたまって着替えている。そのなかに、内科に行ったときによく見る看護婦がいた。
彼女がこちらに気付いて、軽く
頭を下げた。さやかもつられて頭を下げたが、なんとなく立ち聞きしたような気まずさがあって、慌てて上着と荷物をロッカーに入れると、白衣を羽織りながら更衣室をあとにした。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-28 18:37:15
11771文字
会話率:33%
幼い頃から憧れていた完璧な騎士に、討伐の御褒美で望まれたシュガール姫は、彼の申し出をけんもほろろに断る。
何故なら彼女は、謁見の前に彼と兄の話を立ち聞きしていた……けれど気が変わったの。
そうね、不敬な新聞社を呼び出して私達の仲をアピールし
がてら、思い知らせてやるわ!!と企むシュガール姫の部屋の前を通りかかった、とある兄目線の話です。
褒美だって下賜先は選びたい https://ncode.syosetu.com/n8639gf/にご評価とご感想を有難う御座います。
その続き(騎士目線) https://ncode.syosetu.com/n5398gg/の続きに当たります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-14 17:23:23
7228文字
会話率:47%
幼い頃から憧れていた完璧な騎士に、討伐の御褒美で望まれたシュガール姫は、彼の申し出をけんもほろろに断る。
何故なら彼女は、謁見の前に彼と兄の話を立ち聞きしていたから……。
特に残酷な展開はありません。シュガール姫の脳内テンションは高めです
。
騎士目線の続きです。
ご褒美は頼もしくて可愛い
https://ncode.syosetu.com/n5398gg/折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-05-15 17:42:32
9691文字
会話率:40%
黒の国〈ノクタリア〉国王に嫁いだエルザは、長年続いていた戦争に終止符を打つため、戦争の引き金となった司祭ヘイデンを隣国、白の国〈ブリシア〉へ引き渡しに向かう。しかし彼女の本当の目的は、ヘイデンが犯したとされる二十年前の司教殺害事件の真犯人
を探しだし、彼の無実の罪を証明することだった。
唯一の手掛かりを辿り、ブリシアの貴族・ライノスの屋敷に潜入したエルザは、そこで開かれた舞踏会でブリシアの国王フレデリクと出会う。
聞き及んでいた人物像とはかけ離れたフレデリクの姿に動揺するエルザだったが、ライノスとフレデリクの「ヘイデンを処刑後、ノクタリアへの進軍を再開する」という会話を立ち聞きしてしまう。
残された時間はあと僅か。亡き夫との約束を守るため、そして愛する国を救うため、エルザは真犯人の正体をみつけることが出来るのか。
〈黒の王妃〉と〈白の王〉が織り成す、盤上ラブロマンス。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-15 06:00:00
3680文字
会話率:40%
社交シーズンを迎えたライナルシア王国。
万年人手不足の伯爵家にメイドとして勤め始めたシュリアは、王家転覆の企みを立ち聞きしてしまったことで命を狙われ囮にされ、果ては伯爵家のとんでもない秘密に巻き込まれて…。
この国で、魔力を持つのは王族のみ
。
ところが、伯爵家にも魔力の証が現れる?
王国の基盤を揺るがす一大事に、伯爵家の血を継ぐ無自覚系年下強引騎士に守られながら立ち向かう。
親しくなるにつれて、身分を気にしない彼を意識し始めるのだが、過熱する彼の職務熱とはどうにも噛み合わず。
やがて、魔力を宿す青い瞳が現れたのは…という、伯爵家の始祖から続く恋のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-15 16:00:00
103296文字
会話率:26%
他サイトあります・多重投稿
異変の時外伝・・歴史中期の終わり頃・・火焔の女王達より数世代後・・
長き戦乱の時代に終止符を打とうと・・
白の国の宗主ウイリアムは敵国・黒の国へ単身乗り込み・・
ついに史上・・二回目の平和条約を結ぶが・・それ
は僅か6年で終わりを告げる・・
・・・裏で戦乱の時代を作り出した呪われた神が糸を引き・・
白の宗主ウイリアムは暗殺され・・
その死を敵国の水の女王エルテアの仕業と思込み・・
息子のシューツオンは黒の国からの人質である16歳のシルフィニア王女を
手籠めにした上・・その首を刎ね 城の門に晒し首にする・・
・・数日後・・今度は黒の女王である水の女王エルテアが毒殺される・・
そしてその死は白の国側の物という偽の証拠を信じた息子・
のちの赤い火炎の王・火竜王アジェンダが犯人に仕立てられた女官長を
魔法で焼き殺してしまう・・
・・手紙で先に白の宗主ウイリアムとシルフィニア王女の死を知った
彼の従弟で・・白の国側の人質・・まだ15歳のリーヴニア姫・・
彼の最愛の婚約者を救い・・逃亡しようとするが・・
・・二人の話を立ち聞きした火焔の王子アジェンダの怒りを買い・・
二人は追いつめられる・・
関連作品あります・・
異変の時
外伝ステラ教授の歴史授業 外伝赤き火焔の女王ヴァルジニテと白の宗主アルソス
ハーレム・ナイト
・・などなど・・
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-09-13 20:45:01
11738文字
会話率:80%
ある二人の人物がある場所である目的のために会話するというお話。 (個人のウェブサイトにも投稿しています)
最終更新:2016-05-22 13:18:50
3241文字
会話率:88%
昼休みにいつも聴こえる、誰かの奏でるクラシック。
最終更新:2016-04-12 22:26:57
1418文字
会話率:11%
SAVANT――天女の宴
――世界で一番、美しい人は、ただただ孤独だった――
天女の血を引く武士の家系である寿は、村を焼き討ちされ、
兄に「御劔家に行け」と託される。
だがどうにも御劔家というのは一癖あるようで……。
牛の化け物の加護を
得ている、高貴な御方と世の中ではされていて。
どうにも簡単には辿り着けそうになかったが、探偵に依頼すると
邪法の医者を紹介してくれた。
医者の名はライアーと言い、御劔と縁があるとのことで寿はライアーに頼み込む。
ライアーの毒を三回受けることで、条件を飲みライアーは御劔に会わせる。
だが御劔は拒否し、御劔を護衛する怜に「仇討ちを協力してくれる他の方を見つけてはどうでしょう」と言われ絶望してしまう。
そんな折、寿は一人の美しい人を見つけ咄嗟に「御劔」と呼んでしまう。
――今までは試練だったようで、御劔を見極められたら協力するという前提での邂逅だった。
部屋に戻り、村を焼き討ちした大蛇は本来は寿の家に加護をもたらす存在だと御劔は語る。
寿の家系で、大蛇の元に花嫁に行った生け贄はいない故の、悲劇であったと判明する。
大蛇が立ち聞きしており、一同は大蛇に奇襲を受け、仲間を攫われる。
ライアーの挑発により、寿は十日後に仇討ちを一対一でできるチャンスを貰えたが……。
BL予定の近未来ファンタジー。
刀とか振り回して、守護霊出したいなぁって思ってるよ!!
*ピクシブから移動折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-12-24 08:00:00
60498文字
会話率:37%
ある地方の領主の娘、リィナ・リッテンハイムは首をひねっていた。
「そういえば、去年のクリスマスってどんな感じだったかしら?」
屋敷はクリスマス・イブを前に金の星や銀の十字架といったクリスマス・モールでごてごてと飾られていたのだ。特に窓は
ごてごてで、せっかく降り出した外の雪もよく見えないほどに。
これじゃサンタも来ないんじゃないかしら、と思うくらいだ。
しかし、これは領主の父親が娘を思ってのこと。
親の話を立ち聞きすると、自分の記憶は消されているらしい。そして去年、誰かに会っている。今年も来るらしい。
とにかく、クリスマス・パーティーが開かれつつがなく進行する。
リィナもダンスに付き合い、酒を飲み、領主の娘として宴に花を添えた。その分、疲れた。息苦しさも感じた。
自室に引きこもり、シルバークロスのチョーカーを外しソファに沈み込む。リースを外して窓も開けた。
そこで、一陣の風と共に今年も奴が来たのだ。
リィナ、全てを思い出す。
自ブログに発表した旧作品です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-06 09:17:22
2447文字
会話率:29%
女子高生のセレナは、教師である叔父と、両親が亡くなってからずっと二人暮らしを続けている。セレナは密かに、叔父のジュスタンに報われない恋心を抱いていた。そんなある日彼女は、叔父の決別をうかがわせる独白を立ち聞きしてしまう。失意のセレナだったが
、更なる運命のいたずらが彼女を待ち構えていた。
*紅葉様主催の『許されざる恋企画』参加作品です。
*お題配布サイト『d.side』様(http://cabin.jp/farewell/)よりサブタイトルをお借りしました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-12-05 22:00:00
25276文字
会話率:38%