「俺の代わりに人質になってくれ」
ある町に住む石工、セリヌンティウス、メロスに急に無茶な願いをたのまれた!仕方なく願いを聞き入れたセリヌンティウスは牢獄のなかでどんな生活を送るのか!?
みんな読んだことがある話のもう1人の主人公、セリヌン
ティウスが魅せる牢獄コメディー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-16 22:20:59
842文字
会話率:30%
私は激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならないと決意した。私には政治がわからない。私は、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮らしてきた。しかし邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。今朝未明、私は村を出発し、野を越え山越え、十里
離れたこのシラクスの市にやって来た。私には父も母もない。女房もいない。十六の、内気な妹と二人暮らしだ。この妹は、村のある律儀な牧人を、近々、花婿として迎えることになっていた。結婚式も間近かなのである。私は、それゆえ、花嫁の衣装や祝宴のご馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。まず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。
私には竹馬の友があった。セリヌンティウスである。今はこのシラクスの市で石工をしている。その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。久しく会っていなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。歩いているうちに私は、まちの様子を怪しく思った。ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりではなく、市全体が、やけに寂しい。のんきな私も、だんだん不安になってきた。路で出会った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年前にこの市に来たときは、夜でも皆が歌を歌って、まちは賑やかであったはずだが、と質問した。若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺に出会い、今度はもっと、語気を強くして質問した。老爺は答えなかった。私は両手で老爺のからだを揺すぶって質問を重ねた。老爺は、周りをはばかる低い声で、わずかに答えた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-19 11:11:18
674文字
会話率:0%
ラピス公国にある魔石工房フランマ。
エラ・メイソンはそこで働く見習い魔石工である。店長のルークに師事しながら、一人前の魔石工になるため人一倍頑張っている。
ある日、一人の青年が客としてやってくる。彼の変わった出自のせいで、エラは面倒事に巻き
込まれるーーー。
妖精は添えるだけ。魔法がある現代が舞台のお話です。科学も発展しているので、魔法が出てくるのにスマホも出てくる世界の話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-10 10:00:00
470459文字
会話率:42%
日々の思考をまとめて記録したもの
何かに使うかもしれない
キーワード:
最終更新:2022-08-17 23:03:01
506文字
会話率:36%
大地の下に女神の眠る国、その西の果ての屋敷に少女がひとり。
少女タマナは聖女にしてもらう約束のもと地下室暮らしを耐え忍んでいた。
そこに忍びこんできたスラム暮らしの盗賊の少年アディグは、身体が赤く光る“魔物”で、タマナは彼に自分を盗み
出してくれと頼んでしまう。
赤き光は“掟の力”と呼ばれる、女神より授かりし“理を歪める能力”であり、それを宿す者たちはおのおのの“掟”に縛られて生きねばならない。
それを利用し、欲するものを求めて睨み合う教団、騎士団、貴族、そして石工と異教徒たち。
ふたりは陰謀に巻き込まれてしまい、大きなさだめが動き出す。
……とかなんとか言いながら、聖女候補はぶれぶれだし、少年は悪い奴をぶん殴るし、タマにトンカチが振りおろされたり、ダイヤの指輪をパクろうとしたり、魔女と次期聖女がいやーんだったりしてもう滅茶苦茶。
掟破りの欲張りヒロインタマナちゃんが全部の野望を叶えちゃう、はちゃめちゃダークファンタジーの始まり始まり!
(更新は初日は3回、以降は早朝に毎日1回です。ガールズラブのチェックがありますが一部人物とシーンのみです)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-03 05:31:15
562542文字
会話率:38%
街の中心からやや外れたところにある、「ル・リーデル宝石工房」
この工房には、新進気鋭の若い師匠とその弟子の二人が暮らしていた。
南の国で修行してきたという師匠の腕は決して悪くないのだが、街の人からの評価は、「地味。センスがない」。
仕事の依頼もなく、注文を受けることもない工房は常に貧乏で、薄い塩味豆だけスープしか食べられない。
「決めた!! この石を使って、一世一代の宝石を作り上げる!!」
貧乏に耐えかねた師匠が取り出したのは、先代が遺したエメラルドの原石。
「これ、使うのか?」
期待と不安の混じった目で石と師匠を見る弟子のグリュウ。
この石には無限の可能性が秘められてる。
興奮気味に話す師匠に戸惑うグリュウ。
石は本当に素晴らしいのか? クズ石じゃないのか? 大丈夫なのか?
――でも、完成するのがすっげえ楽しみ。
石に没頭すれば、周囲が全く見えなくなる職人バカな師匠と、それをフォローする弟子の小さな物語。
※ この作品は、PIXIVさまにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-04 19:13:04
18154文字
会話率:22%
魔石技士であり、魔石売りでもある少女エル。
物心ついた時から、父親しかいなかった。
家を開けがちな父親に代わり、隠居していた賢者から生きる術を習う。
エルは村人からは忌み嫌われる、作った魔石も「クズ魔石」と罵られて誰も買ってくれない。
そん
な状況の中、少女の身に降りかかった厄災をきっかけに、ある行動を起こす。
一年前に「王都に出かける」と言って出かけた父を、捜しに行くために森から抜け出した。
王都でも、エルの魔石は買い取ってもらえない。そんな中で、お人好しなダークエルフの美女に出会う。
「──なんだ、この強力な魔石は!?」
いろいろあって共同生活を送ることになった、魔石売りの乙女とダークエルフの美女、それから猫妖精の工房暮らしほのぼの(?)ファンタジー。
書籍化決定!2020年発売予定。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-07 12:00:00
360616文字
会話率:52%
令嬢、オゼウ・ロックチャイルドと関係する物語。ダヴィデ・ドナテッロ・ムステインは地元でだれにも頼られない石工となって店を開く、そこに想い人のオゼウ・ロックチャイルドが現れる。
最終更新:2021-02-26 10:00:00
148274文字
会話率:52%
竜の谷に住むネストールは、魔法の笛の名手である。ある嵐の夜、道に迷ってたどり着いた街で、心惹かれる魔力と出会う。
笛吹青年と石工乙女の恋物語
◼️ジャンル変更:ハイファンタジー→異世界恋愛◼️
最終更新:2020-11-20 22:00:00
10788文字
会話率:26%
多くのドワーフが暮らす地下王国に住む、ドワーフの石工兼彫刻家ガルド。彼は困っている者を見ると放っておくことができない"苦労性"としてあたりでも有名な男だ。
そんな彼が街に帰る途中、どう見ても訳ありそうな只人(ヒューム)を
保護したところから奇妙な同居生活が始まった。 身元不明、言葉すら分からない様子の男と見捨てることができずに苦労するドワーフの日常。
「b;q^@o;jrt?」
「大人しくしとらんか、小童!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-04-14 21:08:13
55222文字
会話率:14%
ディオニス王の暴挙によって、すっかり活気をなくしてしまったシラクス市。この市に住む若い石工であるセリヌンティウスは、2歳下の妻と、つい先日6歳になったばかりの娘と共に、静かに、けれども楽しく暮らしていた。しかしそこに、セリヌンティウスの幼馴
染である正義漢、メロスが現れ・・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-01-13 00:38:29
4310文字
会話率:47%
創作民話第二弾です。
ベースはグリムの「金のガチョウ」バジーレの「コガネムシとネズミとコオロギ」あたりですが、
相変わらずいろいろ混じっているので、こだわらずに楽しんでいただけたらと。
最終更新:2019-09-24 04:27:09
9070文字
会話率:55%
吉岡イクト、享年34歳は美少女ゲーム会社に勤めるごく普通のサラリーマンだった。
彼は小学校の同窓会の席で女子に告白し振られ、そのショックで死に異世界アルビーダへ転生する。
異世界でのイクトの地位は辺境農家の嫡男という、いわば可動式の歯車の
ような凡夫だった。
ある日のこと、イクトの許に賢者の孫娘であるマリーという赤毛の少女が訪れて。
イクトは何用でやって来たのか尋ねると、彼女はイクトと結婚するためにやって来たのだと言う。
こうして吉岡イクト享年34歳は異世界アルビーダでマリーと言う賢妻を持ち。
『魔石生成』能力という、異世界アルビーダにおいてチート級の能力に目覚め、
ひょんなことから、魔石工房の主となって賢者の孫娘とイチャイチャするのだった。
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※次回の更新は7月22日の22時くらいを予定しております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-07-28 22:00:00
245835文字
会話率:48%
都の王が紅い宝石に心を奪われた。それは紅い美女になり、王に囁く。ヒトは信じたらいけませぬ。友の身代わりになった、石工のセリヌンティウス、城に向かう時に、彼は嘆きの壺を老婆より手渡される。不安になったら蓋をあける様に、貴方を助けると言われてい
た。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-03 23:44:39
5925文字
会話率:7%
仮想ヨーロッパっぽい謎の地域で、やたら平和な小国を舞台に繰り広げたいドタバタ日常コメディ(予定)
のんびりやっていく予定です。
よろしければゆるーくお付き合い下さいな
最終更新:2018-11-29 12:28:19
1342文字
会話率:33%
ある年、回復術師を目指す女の子だらけの学園に入学してきたのは38歳の元石工のおっさんだった!
当初は周りの生徒からも距離を置かれていたものの、ある日リーダー格の女子生徒の命を石工としての経験と知識を駆使して救ったことがきっかけでクラス中から
慕われるようになる。
魔術の使用が特権階級によって制限され、自然科学の軽視される世界で学園生活を謳歌するおっさんと女子生徒たち。
やがて反体制派の事件や自身の出生にまつわる謎、そして国家間の争いに直面するも、持ち前の明るさで仲間たちとともに困難を乗り越え、立派な回復術師を目指していく。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-07-27 17:40:45
337552文字
会話率:45%
何より大事なのは、案外こういうことなのかも。
最終更新:2018-06-08 22:25:00
1174文字
会話率:53%
「全奴隷を解放する!」
奴隷解放軍の若き将軍オーロリオンのかけ声とともに、奴隷たちが立ち上がる。神話の端境の時代、アルカディア王国は各地を制圧し、奴隷を使役し神聖都市国家を樹立していた。そこに人柱奴隷として連れてこられたアーレフは奴隷として
の運命から立ち上がり、双子の姉を連れ都市から逃げ出す。その後生き別れた姉を捜すため山岳神殿都市で大弓引きの石工奴隷ソレスと出会い、バビロン王国から村を守るために胸から不思議な剣を出したアーレフ。かつての奴隷仲間リーリウムや、ガレー船奴隷のシリウスと知り合い、奴隷解放軍を作り出していく一方、アーレフはアルカディア王国庶子レェード皇子別名黒い悪魔と出会い、その身に宿る剣のために激しい拷問を受けるが、仲間に助けられる。しかしその直後心の支えでもあったソレスが瀕死となり、自らの剣で絶命させ憎しみの炎を燃やすこととなる。姉レティーシアが父が、大切な者の全てがレェード皇子に殺されていたからだ。
レェード皇子を殺すために山岳神殿都市アナトリアに向かったアーレフは、自分の住んでいた場所で自身の出自を知ることとなる。アーレフ自身もまたアルカディア王国の皇子であり、母の故郷北はガリアの破滅の剣を身に宿して月食の時に生まれた破滅の神の魂を肉体に持つという忌み子だったのだ。
レェード皇子を殺し、アルカディア王国を崩壊させ、全奴隷を解放する。
ギリシャ第一次奴隷戦争以前の世界を想定して描いたローファンタジーです。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-13 18:25:48
87205文字
会話率:40%
若き石工職人の元に1人の女神が現れる。そして女神は告げたーーーー「あの乳牛女神の女神像の乳房を削って下さい」
青年は命を懸けて乳房を削る。
女神達の仁義なき戦いに巻き込まれた若き職人のお話。
最終更新:2017-07-09 17:20:38
6300文字
会話率:47%
走れメロス本編(太宰治作)から1年。急速に人気を伸ばすセリヌンティウスの石材店にメロスがやってくる。何と、彼が結婚することになったという。しかし以外と見えっ張りなメロスは虚勢を張ってしまい、多額の金が必要になってしまう。
最終更新:2015-12-22 12:34:38
3011文字
会話率:43%