これは、勇者に育てられた少年の英雄譚。
そして、勇者と呼ばれた女の、復讐と贖罪の物語。
十年ほど前のこと。近隣にダンジョンがあるため迷宮都市と呼ばれるリンゲックの町に、勇者の異名を持つ女冒険者がいた。彼女は桜のエンブレムから「桜花(おうか
)の剣士」とも、また孤児の少年を養子として育てていたことから「子連れ勇者」とも呼ばれていた。
そんな勇者は数々の活躍ののち、王国に仕えるでもなく、誰かに嫁ぐでもなく、息子と一緒に田舎で暮らすため去っていった。
数年後……
リンゲックに、桜のエンブレムの剣士が現れた。勇者が育てていた幼児が、たくましき若武者となって帰ってきたのである。
母直伝の剣技、圧倒的な強さ。周囲が放っておくわけがない。少年の周りには、冒険者から王族までがそれぞれの思いを抱いて集い、彼もまた、それに応えるかのように無双してゆく。
やがて運命の歯車は動きだす。王位をめぐる内乱、そして魔王の影。自分の出生の秘密、そして勇者である母の過去を知ったとき、少年はいかなる決断を下すのか……
【追記】
物語の舞台は迷宮都市と呼ばれていますが、バトルが中心でダンジョンの描写は少ないものになると思います。動画配信やステータスオープン、ゲーム的な意味でのスキルはありません。なお、別作品の短編集「元ギルドマスターの手記」と同一世界、同一時間軸のお話です。両方に登場する人物が複数います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 21:21:45
50875文字
会話率:30%
現世と過去生が交わる第一部。
遠い過去を呼び起こす第二部。
帰還か転落か、来世が繰り広げる第三部。
そして、その先に──信じること、裏切ること、許しあうことで迎える真の結末。
これは、堕ちた女神と、禁忌を犯した神の末路を描く長編小説。
時は、現世より始まる。
世界に君臨する城の姫と、その姫を護衛する一流剣士。
婚約者の帰城を待つ姫。
研究所の君主と、ひょんなことから宿屋の居候になった男。
おとぎの国かのような城の嫡男と、美形と名高い双子の弟──それぞれは己の正体を知らず、各々の困難と懸命に立ち向かう。昔々に背負った因果を抱えながら。
あれは、『愛と美の神』と悪魔の子が出会って起こった悲劇。
大神は神々と精霊体に命を下す。──発動されたのは、『女神』”回収プログラム”。
自ら堕ちた神は、悪魔の子により地獄の果てへ着々と向かう。
大神の命を受けた神々と精霊体は、人となり。輪廻転生の輪に組み込まれ、苦しい魂の修業が始まる。使命を遂行し、三回転生後に天界へ帰還せよ。
人となった神々と精霊体は、一度その生を終える。それらの経緯は『伝説』と『絵本童話』となり、二度目の生を送る時代に残った。
大神の命を受けた神々と精霊体、自ら堕ちた神、そして悪魔の子は人々に紛れ同じ時代に生きている。
点と点が繋がり、線となり。渦となって動き出す。
運命に逆らうのか、受け入れるのか。自ら堕ちた神は、地獄へと落ちてしまうのか。
女神が誰かと知ったとき、幸せは一度崩れ。そして、女神の『最後』の決断を知ったとき、『幸せ』とはなにかとさまようことだろう。
最後に女神は微笑む。
『永い永い願いを叶えることができた』と。
なにが幸せで、なにを祈り、なにを望むのか。真の『幸せ』を探し求めて、『その先に』。
大切な人を、大切なものを守りたい──。
あなたの、大切な『もの』は何ですか。
★=イラスト有。他小説サイトでも連載中。
友情、愛情、愛憎、家族などを通して神々の行く末を描く中世ファンタジーの皮を被ったヒューマンドラマです。
未成年の性、近親相姦を含むストーリーですが、推奨はしておりません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-04 07:00:06
972814文字
会話率:29%
《犯罪者予備軍・ブルーマーク》による無差別殺人事件で父を殺され、復讐のために刑事となった三輪蕗二は、念願だった警視庁捜査一課に配属される。
しかし、そこで待ち受けていたのは憎き仇である《犯罪者予備軍・ブルーマーク》だった……
2042年、
犯罪者を事前予測しマークを付けることで世界一安全な国となった日本。
それでも殺人は無くならなかった。
人はなぜ、人を殺すのか。
殺人に至る狂気は、一体どこからやってくるのか。
誰も口にしない人間の真の恐ろしさ……その答えを知ったとき、あなたは目を背けずにいられるか。
連続殺人事件を史上最速のハイスピードで解決に挑む、刑事小説×近未来SF。
ここで描く事件、悲劇、未来…………すべて【あり得る】!
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Consider1 開幕のフラワーシャワー:腐乱死体と見つからない凶器『完』
Consider2 憂愁のソーンクラウン:顔無し少女の遺体と29人の容疑者『完』
Consider3 繚乱のガーデンストック:連続する男の突然死と完全犯罪『完』
Consider4 憫笑するブラインドフラワー:大胆不敵の犯行と幽体離脱『完』
Consider5 花盗人とオザギリス:幼女転落死と男児誘拐『完』
Consider6 追葬に捧ぐシオン:犯行予告「たくさん人を殺します」『完』
Consider7 朝露に濡れるベゴニア:同級生殺人事件『完』
Consider8 合わせ鏡のマグノリア:透明な死体『完』
Consider9 復九のカスタネア≪更新中≫
カクヨムに完全版を掲載。展開が一部異なります。なろう優先更新。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-22 18:30:00
579755文字
会話率:39%
ガラム侯爵家の長男レディオ・ガラムは15歳になった日、神殿からスキルを授与される。
しかしレディオの授かったスキルは雷魔法(極小)。代々強力な雷魔法の使い手であるガラム侯爵家では、極小の魔法スキルは無能の烙印を押されてしまう。
魔
の森と呼ばれる魔物の巣窟に放り捨てられたレディオは死を待つばかりに思われたが、土壇場で前世の記憶を思い出す。
雷が電気であることを知ったとき、レディオは雷魔法極小の本当の使い方に覚醒する。
「すごい、マイクロウェーブでどんなモンスターも簡単に倒せる!」
実はチートだった雷魔法(極小)スキルを使い、レディオは侯爵家のしがらみから解かれた自分の人生を謳歌する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 17:17:09
5687文字
会話率:32%
「今、会いたい人はいますか?」
そう問われたアイドル、徳山愛弓は、高校時代の恩師、西原夕を思い出す。
彼は、愛弓の事務所の先輩である女優、宮手えりかの元彼だった。愛弓、夕、えりか。三人がそれぞれの関係を知ったとき、夕とえりか、二人の止まっ
ていた時間がふたたび動き出す……。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 08:00:00
83541文字
会話率:35%
親が死んだ。研究室を残して。その研究室には世界を渡る装置が入っており、世界を渡るうちに、親の不審死の真実が明らかになる。すべてを知ったとき、人は何を描くのか。無名の新人、銀河やきそばが贈る、本格派ファンタジーサスペンスミステリー。
最終更新:2024-10-01 17:23:33
2553文字
会話率:49%
私よりあの人に相応しい女性はいるだろう。そうは思っていたけれど…
成績優秀で誰にでも優しい婚約者に引け目を感じていた私。でも、心の何処かで、彼は私といてくれると思っていた。だから、不思議な男爵令嬢と会っていると知ったとき、婚約破棄を自分から
申し出ようと決めた。それなのに…男爵令嬢が婚約者に近づいたのには、予想外の理由が?!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-15 23:02:37
1616文字
会話率:72%
現実世界で何もかもを諦めていた一人暮らしの高校生、朝奈リョウ。
ある日リョウは心神喪失の状態でトラックに轢かれ、念願の異世界への転生を果たす。
何もかもわからない異世界で生きてゆくために与えられたスキルはただ一つ、〈転生〉だった。
スキルを
使えば、ランダムな誰かに〈転生〉できるらしい。
でも、それまで共に過ごした仲間はどうなる? 再び会うことはできるのか?
〈転生〉は、操作が不可能な特異スキルだと知ったとき、リョウはこの異世界で運命に抗うと決めた。
〈転生〉を食い止め、仲間たちと、愛する少女と生きてゆくために。
――本当に、〈転生〉したら何もかも救われるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-02 07:33:02
7715文字
会話率:17%
十歳の夏。兄が物言わぬ抜け殻になって帰ってきた。
兄になにが起こったのか。真相を突き止めるために晃生は兄が入学した御酒草学園の特待生になる。
そこで晃生を待ち受けていたのは立場ごとに色分けされた制服。
特待生を値踏みし見下す生徒たち。
学校
を運営する羽澤家はなにかがおかしい。
全ての真実を知ったとき、晃生は決断を迫られる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-02 20:00:00
288188文字
会話率:45%
旅の目的は人それぞれ。
記憶がない狼の動物種族の青年ルゥと、知っていても何も言えない水の精霊種族の少女ネロ。
『記憶を取り戻す旅』というネロを信じて行動を共にするルゥだが、様々な場所を巡り、様々な人との出会いを通じて少しずつ思い出
される彼の記憶は、本当に思い出して良いものなのか……。
そして、旅を進めるうちにルゥの記憶が世界の成り立ちに関係していることが判明する。
真実を知ったとき、ルゥはどうするのか……。
ネロはどうするのか……。
子供っぽい青年ルゥと、大人びた少女ネロの、不思議な旅の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-26 16:35:45
387699文字
会話率:53%
二つ名付きの冒険者であるヴァンは、己の目的のため、ギルドの依頼をこなしながら各地を旅していた。
並の冒険者は彼を敬遠し、実力で悪名を轟かせられない輩は彼の名を悪用する。それが彼にとって当たり前の日常だった。
そんなヴァンがある日依頼を終えて
ギルドに戻ると、いつもと違う奇妙な空気が流れていることに気付く。
その原因は、酒場の一角で優雅に食事をする、何処かの令嬢と執事と思しき二人であった。
稀少な神代種族であり魔法種族でもあるフローラリアの少女と、妖精族の青年。
場違い過ぎて荒くれ共でさえも遠巻きにしている二人に興味を持ち、成り行きで彼らに同行することにした。
二人が旅に出た本当の理由を知ったとき、ヴァンの運命も大きく動き出すのだった。
* * *
エルフ、獣人、妖精などお馴染みの種族の他、フローラリアなど独自種族で混成パーティを結成!
お賑やかな冒険ファンタジーをお楽しみください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-17 00:00:00
322230文字
会話率:46%
――――借りた本を返しに来たら、本棚の陰で婚約者である王太子と男爵令嬢が、密会しているところを目撃してしまった。
氷の薔薇姫と呼ばれる美貌の公爵令嬢アリーシャには、王位継承権第一位の婚約者がいた。
しかしその婚約者は、人目を忍ぶようにして
密かに下級貴族の娘、エイミーと会っていた。
彼らの密会の理由を知ったとき、アリーシャは過去嘗てなく混乱することになるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-24 00:00:00
3756文字
会話率:42%
全宇宙を統べる『世界さん』の力を宿す少女『きらり』。
彼女の願いは、大好きなけーくんの望みを叶えること。けれどもそれは彼女の身を危険に晒すことでもあった。
相反する二つの心を胸に秘めたまま、きらりは世界を思いのままに動かし、神への階段
を駆け上っていく。
光の部屋でけーくんが打ち明けた真実を知ったとき、最後にきらりの下した決断とは。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-03-06 15:00:00
568175文字
会話率:26%
王子ジュリオは、運動神経も悪ければ頭も悪く、何をさせてもダメなバカ王子である。
使える唯一の魔法は、最弱回復魔法のヒールのみという体たらく。
母親は救国の大聖女であるにも関わらず、息子はクソの役にも立たないバカ王子と蔑まれ、王位継承権も望
めないという腐った日々を送っていた。
しかし、ひょんな事をきっかけに、ジュリオは国を追放されてしまう。
しかも、追放された隣国で運良く転がり込めた冒険者パーティは、凶悪な魔物により壊滅してしまった。
目の前で仲間が魔物に食われる絶望的な状況下で、ジュリオはついに死を覚悟する、が。
突然現れた弓を担いだ美少女――アンナに窮地を救われ、ジュリオは難を逃れたのだった。
アンナとの出会いをきっかけに、ジュリオは自尊心を取り戻しながら、自立を目指して毎日を懸命に生きるようになる。
やがて、ジュリオは自分に眠っていたヒーラーとしての常識外れな才能に気がつく。
その才能の「秘密」を知ったとき、ジュリオを追放した国は、呪いの病で崩壊寸前であった。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-30 21:05:52
1354129文字
会話率:38%
人は明日死んでしまうと知ったとき、どんな今日を過ごすのだろう。
これは、大学生の僕(昔川潤)が、明日死ぬと知って、今日をどのように過ごそうか、と考えることから始まる。果たして、主人公はどうして明日、永く眠るのか。彼の人生はどう美しくピリオド
を刻むのか。家族の思いも垣間見れるかもしれない、そんなお話です。
カクヨム「https://kakuyomu.jp/works/16817330665437587110」にも掲載しておりまっす。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-28 13:08:07
17132文字
会話率:11%
大学に入学したばかりの「僕」は人との関わりを避けながら大学生活を送っていた。
そんなある日、同じ講義に出席する女子生徒の明類明李から突然、心霊スポットに誘われる。
最初は断っていた「僕」だが、彼女の猛烈なアタックに折れ、しぶしぶ行くこ
ととなってしまった。
遊びやおふざけの一環だと思っていたが、どうやら違うらしい。
ではなぜ、彼女は心霊スポットに行きたがったのか?
その理由を知ったとき、人間とは何なのか、生きる意味とは何なのかを考えさせられる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-09-17 00:44:15
18330文字
会話率:41%
言いたいことが日本語になかったので新しい日本語を作った結果、その語句が本に載ったお話です。
最終更新:2023-08-02 08:23:57
5877文字
会話率:0%
「その日、僕は眠れなかった」。――心の騒ぎに苛まれて一夜を明かした主人公・ハリドは、学校をサボって、セルジオ老人の経営するバールを手伝いに向かう。しかし、バールでハリドを出迎えたのは、見知らぬ東洋人の女性だった。女性の目的は何か? ボクサ
ーの男性が姿を見せない理由は? それらの全てを知ったとき、ハリドはもはや、“子供”のままではいられなくなる。
これは、思春期特有の憂いを体験した少年が、大人になることを意味に直面する物語。全六話、9,000文字程度。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-17 03:00:00
8753文字
会話率:38%
死は、生きるより良いである。
この世界で一人ぼっち生きているのはとても寂しかった。この痛みを感じたり長く生きていたりするのはもう無駄だと思う。今も、私が両親やだれかが私の味方になってくれる人がいないだけで、あの三人がずっとおもちゃのように
私をいじめる。
両親は、私が十歳のとき、事故で死んだ。葬式で、大人たちからのささやきが聞こえてきて、後で誰が面倒を見てくれるのか戸惑った。あの人たちは同情的な目で私を見て、はげましてくれた。でも、誰も私の保護者になってくれることをいとわなかった。そして、父の兄、おじさんが、私を面倒を見てくれると言っていました。
血縁に縛られた家族の彼らのほっとした顔が見えた。でも、ここで、葬式で、彼らは大人としての責任を放棄し、誰も私を受け入れなかった。
彼らがきらいじゃないよ。彼らの彼らが経験した困難を理解している。この環境で、自分の困難のため、彼らは私を受け入れなかった。経済は厳しく、コストは大きいのせいで。まあ、彼らは両親が残した家やお金などを手に入れなくてよかった。
私の現在の里親であるおじさんは、市の外に住んでいる。おばさんは私が好きじゃない。私のおじさんがそのような決断をしたことを知ったとき、彼女は激怒した。おじさんが私の面倒を見てくれるように仕事を辞めて引っ越すことにしたので、二人が大喧嘩をしているのを見たことがある。おばさんはすぐに激怒し、私たちが通り過ぎるたびにいつも私を鋭く見ている。
これが全部私のせいだ。私のせいで、おじさんとおばさんの関係が悪くなる。ですから、おじさんに一人暮らしは大丈夫だと言った。 私は彼にすべての持ち物と有価証券を保護するために渡し、毎日彼に連絡する約束をした。 おじさんは重い心で私の決定に同意した。
めったに会えなくなるため、おじさんが毎月私にお金を送ると言ってた。私の頭をなでて、おじさんがそのお金を賢く使って、そして友達たくさんできなさいと言っていた。
おじさんの大きい手を感じて、私は目を閉じた。おじさんの手は大きくてお父さんのようです。とっても寂しかった。私は自分に課せられた期待に応えようとしている。それが私を動かし続けているものだ。心の奥底にあるが、これを終わりたいと思う。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-10 20:00:00
355147文字
会話率:30%
27歳の教師、樹。
樹には、どうしても会いたい人がいた。
会いたい人は高校生の時、事故で亡くなってしまった〝彼女〟だった。
〝彼女〟に言いたいことを言えず、ずっと後悔しながら10年ほど過ごしていた。
その時、とある神社が行きたい過去にタイ
ムリープさせてくれるという噂を聞いた。
樹は、その噂の神社に行く。
そして、目が覚めると、10年前にタイムリープしていた。
しかも、目の前には亡くなったはずの〝彼女〟がいた。
樹は、〝彼女〟に伝えたかった言葉を伝えようとするが、〝彼女〟もあることで悩んでいたー。
〝彼女〟の悩みや思いを知ったとき、樹がとる行動とはー!?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-06-06 01:07:45
10477文字
会話率:29%
竹脇夏樹は中学三年生。そして受験生。地元の超難関校に憧れ、塾に通いライバルと成績を争う日々。そんなある日、コンビニの前で女の子にパンをあげたことから、一人の少女と出会う。子供支援施設のボランティアをしているその少女に夏樹はひと目で恋をして
しまった。
(あの子ともう一度会いたい)
そう思ったときから、夏樹の中で何かが変わり始める。始めはたんなる下心で近づくためのボランティアだった。だけど少女のことを知ったとき、夏樹の思いは全く違うものへとなっていく。夏樹の受験と恋の行方ははたして
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-23 19:00:00
11396文字
会話率:32%