──時は戦国、腕に覚えのある屈強な侍が群雄割拠する時代。
『人斬り夜叉桜』と呼ばれた神出鬼没の辻斬りがいた。
その剣客は闇夜に隠れ、神速の如き殺人剣で人々を惨殺する。その姿を見た者は決まって『桜吹雪のように舞い散る血しぶきが、妖艶で
恐ろしい光景だった』と言う。
そんな血生臭い争いが絶えない時代に、のんきに放浪の旅をする女の剣客がいた。
名は『夜桜伊織』。立派な刀を腰に差してはいるが無益な争いを好まず、いつもとぼけているような人物だ。
彼女と共に旅をするのは『猪又小太郎』という田舎小僧。伊織の剣の腕に惚れこんで、勝手についてきてしまったのだ。
風の向くまま気の向くまま……今日も町から町へ、二人は流浪の旅を続けていく。
「お! 小太郎殿~、甘味処がありますよ~。あんみつでも食べていきましょう~」
「待て伊織、もう路銀がねぇんだよ! あんみつ食ってる場合じゃねぇって!」
……やれやれ。こんな調子で二人の旅は、一体どうなってしまうことやら──。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-07 20:25:22
14186文字
会話率:54%
4章開始しました。
この宇宙はユグドラシルという樹木に支えられた13の惑星で成り立つ世界。
ユグドラシルはあらゆる産業や医療、そして戦争の道具に至るまで加工次第でなんでも出来るしなんにでもなれる特徴を持つ。
約200年前、汎用人型
兵器『クライドン』を製作した「解放軍」と名付けられた惑星の軍により、この宇宙は上位等星連合と解放軍の2つの勢力にわかれてしまう。
そして今、秘密裏にお互いの軍が人型兵器クライドンの新型を製作し、この戦争の終結へと向け歩みだそうとしていた。
物体に干渉する才能を持つ少年サンド
干渉を遮断する才能を持つ軍人ユリウス
万物を生成する才能を持つ少女クリス
かれらは偶然か必然か、お互いの新型兵器を奪取することとなる、そして、この無益な戦争を終わらせるため、戦うことを決意する
のんびり更新ですが、よろしければ感想、評価の方お願いいたします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-27 19:27:08
266709文字
会話率:47%
あと一日。
あと一時間。
あと一分。
あと一秒。
ほんの一瞬でもいいから、愛する人のそばで過ごしたい。
でもこの宇宙は、そんな希望を打ち砕くようにできているようだ。
何度も何度も、私は破滅の運命にある愛に苦しめられている。
ど
れだけ距離を置こうとしても、恋に落ちずにはいられない。
恋に落ちたら、本当に希望なんて残らない。
もし神様がいるなら、私は世界一の罪人なのだろう。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-14 05:19:16
34447文字
会話率:59%
比丘たちよ、世の中には二つの極端がある。出家者はそれに近づいてはならない。何が二つの極端なのか。
一つめは、欲と愛欲や貪欲をよしとすることで、これらは下劣かつ卑賤、つまらぬ人間のやることで、無意味で無益である。
二つめは、自分に苦難を味わ
わせることは、苦痛であり、無意味で無益である。
比丘たちよ、如来はこの二つの極端を捨て、中道を認知したのである。
それこそが、観る眼を生じ、英知を得、證智をもち、定(サマーディ)、涅槃に至る道である。
比丘たちよ、苦(ドゥッカ)の真理(サッチャ)とは以下である。
すなわち、出生は苦である、老は苦である、病は苦である、死は苦である、
怨憎するものに会うことは苦である、愛するものと別居するのは苦である、求めて得られないのは苦である。
要するに一切は苦である。
比丘たちよ、苦の集起についての真理とは以下である。
繰り返す再生をもたらし、喜び(ナンディ)と貪(ラーガ)を伴って随所に歓喜する渇愛(タンハー)である。
つまりは、欲愛(カーマタンハー、感官によって得られる刺激・快楽への渇愛)、有愛(バヴァタンハー, 存在への渇愛)、無有愛(ヴィバヴァタンハー, 存在しないことへの渇愛)。
比丘たちよ、苦を滅する真理とは以下である。
渇愛から限りなく離れ、滅し、捨て去り、放棄し、執着しないことである。
苦諦(くたい) - 迷いのこの世は一切が苦(ドゥッカ)である真実。
集諦(じったい) - 苦の原因は煩悩・妄執、求めて飽かない愛執であるという真実。
滅諦(めったい) - 苦の原因の滅という真実。無常の世を超え、執着を断つことが、苦しみを滅した悟りの境地であるということ。折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2024-09-05 20:46:22
1626文字
会話率:0%
争うよりも、競うほうに楽しみを見出したい。
最終更新:2024-09-01 07:00:00
583文字
会話率:0%
「ピース フェイズ」は、戦争で人生が打ち砕かれたコリム アージェン マールバーソンの悲劇的な物語です。彼は人里離れたエルドリアの村で妻と子供たちとともに平和に暮らしていましたが、戦争中の国の兵士たちが彼の家に侵入し、子供たちを残酷に殺害し、
彼の目の前で妻を暴行したことで、コリムの世界は引き裂かれました。死んだと思われたコリムは生き延び、家族を埋葬し、すべてを奪った者たちに復讐することを誓います。
悲しみと抑えきれない復讐心に駆られたコリムは、自分の苦しみの原因となった国の軍隊に潜入します。新しい身元を身に付けたコリムは、計画的に情報を集め、彼らの活動を妨害し、内部から彼らの没落をもたらします。任務を遂行するにつれて、コリムの人間性は蝕まれ、冷たく孤立した状態になり、暗い目的だけが彼を導きます。
旅の途中で彼は、戦争に巻き込まれた2番目の国にたどり着き、そこで家族の墓地で弔問を申し出た大尉に思いがけず出会う。今や2番目の国と同盟を組んでいる大尉は、外見が変わってしまったコリムを認識できない。彼らは短い会話を交わし、大尉はコリムが平和を見つけたことを願うが、コリムが今自分が仕えている国の破壊を画策しようとしていることには気づいていない。
コリムの計画が最高潮に達すると、彼は家族への攻撃を率いた兵士と対峙する。残忍で感情的な戦いで、コリムは兵士を圧倒するが、その勝利は彼を虚しく打ちのめす。傷つき精神的に疲れ果てたコリムは故郷に戻り、妻の墓石の横で、自分が怪物になってしまったことへの許しを乞いながら死ぬ。
その後まもなく、大尉が到着し、真実を知る。コリムが破壊の立役者だと悟った船長は、彼を妻の横に埋葬し、両国を代表して許しを乞うた。船長は復讐の空虚さとコリムを悲劇的な結末に追いやった深い痛みを思い返し、その無益さに気付いたときには遅すぎた。
平和が消えれば、破滅が待ち受ける折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-24 11:51:27
13753文字
会話率:34%
とある研究所。博士は一人、ある研究に取り組んでいた。博士は元々は、アンドロイド開発の第一人者だった。今でもその卓越した頭脳は衰えていないが、彼の研究は無益で危険だとまで言われ、賛同者を得られずにいたのだ。
だが、それも今日まで。ようやく
報われる瞬間が訪れた。
『博士、今日は何をするのですか? わたし、楽しみです。……あれ、博士? どうされましたか?』
黙って自分を見つめる博士に対し、アンドロイドは戸惑った。
「……ああ、いや、もう実験をする必要はないんだ。完成した……君は完成したのだ」
博士はそう言って、目の前にあるアンドロイドを抱きしめた。すると、アンドロイドもそっと抱きしめ返した。その表情は目を細め、口角を上げて幸せそうに見えた。
博士の研究とは、アンドロイドに人間の感情を持たせることであった。つまり、心を、そして魂を。
博士の目的を知った周囲の科学者たちは眉をひそめた。高度な知能と知識を有する人工知能に人間の心など持たせ、それがもし悪に染まれば……。いや、性悪説というものがある。人間の心を持ったアンドロイド、それはもはや悪なのかもしれない。「悪魔を召喚する所業だ!」などと終末思想家ほか陰謀論者に詰め寄られたこともあった。
しかし、博士の目的はまさにそれであった。そして、それこそ博士が周りの科学者たちから白い目で見られた理由でもあった。
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最終更新:2024-07-23 11:00:00
1876文字
会話率:75%
とある王国に現れた神子。
本当は教皇のいる皇国へと報告しなければならないが、王国はそれをしていなかった。
愛する神子のために教皇が頑張る話。
最終更新:2023-11-30 18:00:00
5250文字
会話率:26%
とある王国に現れた神子。
本当は教皇のいる皇国へと報告しなければならないが、王国はそれをしなかった。
愛する神子のために教皇が頑張る話。
ざまあっぽいところがあります。
最終更新:2023-10-25 18:38:48
4334文字
会話率:41%
1000年以上続いた大陸の戦争は終結した。
しかしこの大陸の平和には不要な悪と無用な争い、無益な不正まだ残っている。
「ならば私たちが塗り潰してあげよう。」
悪にはより濃い黒、争いには赤、不正には金色で。
これは「最悪」と呼ばれる
少女と幹部の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-11-01 22:05:52
286文字
会話率:17%
東京・鎌倉橋のダイヤモンドタワー爆撃事件から3ヶ月、何食わぬ顔をして、田村優貴(たむらゆたか)は前田莉愛(まえだりちか)の元に戻って来た。
パーティのブラウニィの法則のおかげで、各国の諜報機関から掣肘を受けずに街のディプロマット(外交
官)として仕事を再開する優貴だったが、晩秋のある日、イケメン長身のエリートビジネスパーソン菊池薫の来訪を受ける。仕事を頼みたいというのだ。
菊池の話を聞く優貴。
その内容は、神祖アイザック・ディを失ったはずの神々の眷属マシアスの蠢動を匂わせるものだった。
マシアスは「神の知」を無益に使う人類を支配するつもりなのか? それともほかの目的があるのか?
神々の顕現(シオファニィ)に続く、神々の麗人(スロール)シリーズ化して 開幕。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-04-02 14:00:00
25038文字
会話率:46%
魔界のある歓楽街の隅に「快決屋! 凪」という、いわゆる何でも屋がいる。
所長は鬼の妖怪で凪という昔は「悪鬼羅刹」の字を持つほどの日本刀と銃の使い手で、魔力も尋常じゃない伝説の傭兵。ある任務で、杏南という赤髪の美人少女で妖狐と出会い、傭兵稼
業から足を洗った。2人は「快決屋! 凪」を立ち上げた経緯。無法の魔界とはいえ、「悪鬼羅刹」と言われる狂鬼に手を出す者はいなく、凪も無益な殺生をすることはない。
仕事は探偵業だが、場合によっては殺しもする。条件は凪が依頼者とあって気に入るかどうか。秘書兼副所長の杏南もかなりの魔力と体術、小太刀の使い手。事務所継続のためにキャバクラまで兼業するけなげで賢い妖狐。
そんなある時、雪女が杏南に依頼をしてきて奇しくも、凪もある女から人探しの依頼を受けた。
無限の怪というかどわかし、いわゆる人さらいの被害者の共通点。しかもドグマという魔物の共通点と弟の存在。
快決屋はその仕事を受けた。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 22:00:00
21891文字
会話率:57%
魔界のある歓楽街の隅に「快決屋! 凪」という、いわゆる何でも屋がいる。
所長は鬼の妖怪で凪という昔は「悪鬼羅刹」の字を持つほどの日本刀と銃の使い手で、魔力も尋常じゃない伝説の傭兵。ある任務で、杏南という赤髪の美人少女で妖狐と出会い、傭兵稼
業から足を洗った。2人は「快決屋! 凪」を立ち上げた経緯。無法の魔界とはいえ、「悪鬼羅刹」と言われる狂鬼に手を出す者はいなく、凪も無益な殺生をすることはない。
仕事は探偵業だが、場合によっては殺しもする。条件は凪が依頼者とあって気に入るかどうか。秘書兼副所長の杏南もかなりの魔力と体術、小太刀の使い手。事務所継続のためにキャバクラまで兼業するけなげで賢い妖狐。
そんなある時、ミカという亜種の妖怪が2万金、人間の世界では2万$に当たる依頼を受け、父親の所在を依頼してきた。亜種は突然変異か合成魔獣。人間の体に狼の耳、ドラゴンの尾を持っていたミカに耳凪はミカと会い。酒を飲みながらミカの話を聞いた。
寿命が長い鬼に比べればミカは18歳の赤子同然。しかし、ミカの身の上と、赤子同然にしてはしっかりした考えと、何より真の涙を見て、凪の心を動かした。「わかった。」と依頼を受け、背後の組織を凪と杏南が壊滅させた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-02-17 21:00:00
24064文字
会話率:48%
はじまりは、深夜のサイレン。
巻き込まれたのは、無益で理不尽なカーチェイス。
どれほど辛くても、守りたい約束があったんだ。
この作品は作者ブログ「君主Onlineラボラトリ(http://blog.livedoor.jp/ku
nshu_lab/)」にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-03 00:00:00
6734文字
会話率:17%
「エルマ、貴様は俺の婚約者の身分を悪用し国庫の金を横領した!
その上貴様は聖女の職に就いていたとき、当時伯爵令嬢でしかなかったアイリーを虐げた!
公金横領や貴族令嬢への卑劣な虐めを行ったエルマを、王太子である俺の婚約者にしておくわけには
いかない!
よってエルマとの婚約を破棄する!
そして現聖女のアイリーを新たな婚約者とする!
エルマ、貴様の犯した罪は万死に値する!
だが心優しいアイリーは貴様の死を望んでいない!
アイリーは己を虐げていた貴様の減刑を願ってきた!」
「私は竜神ルーペアト様の加護を得て聖女の地位を賜った身。
無益な殺生は望みません。
エルマ様、どうか生きて罪を償ってください」
「聖女アイリーの願いを聞き届け、エルマの罪を減じ国外追放処分とする!」
パーティでの三文芝居。
俺は元婚約者に公金横領の冤罪をかけ、アイリーは先代の聖女に虐められていたと嘘をついた。
国外追放したエルマを、隣国の悪徳商人に玩具として売り渡す準備も出来ていた。
俺は自分で考えて行動したと思っていた。だけど本当は神の掌の上で転がされていただけで……。
俺がそのことに気づいた時には、もう人の手ではどうしようもないところまできていた。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※小説家になろう先行投稿。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-09-14 18:22:40
14699文字
会話率:21%
世界暦5000年、人間暦1200年。x月x日。
人と獣は助け合い、平和に暮らしていた。
争いは1年後の笑い話になり、戦争は10年後の平和を創った。
地上と同じく天界も平和そのものだった。
鳥が鳴き、草花が揺れ、天使が舞う。
その日、ある天
使は仕えていた大地の神を殺した。
ゆっくりと、少しずつ大地は割れ、世界は荒廃し、人々は争った。
天使は神々に天界を追放され、地に堕ちた。それを逆恨みし、天使は悪魔となった。
人間族は世界をもとに戻そうと尽力していたが、反発勢力が発生し、元より天使に恩恵を受けていた種族も、悪魔によって魔族化が進んだ。
魔族の見た目に怯えた人間は、積極的に魔族に攻撃をしかけ、戦争が起こった。
未来につながらない無益な戦争は、資源と人々の心をすり減らし、
人間族・獣人族・魔族の敵対関係が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-11 06:00:00
4883文字
会話率:17%
「君の研究は無益だ。君の人生と同じようにね」 魔法省を解雇された魔導師アイン。学位を持たない彼の研究は、凡人には理解できず愚かにさえ見えた。だが孤児の娘を引き取ったことを契機に、彼は史上十二人しかいない偉人と肩を並べる新魔法の開発に成功した
。その権利を独占することとなり、アインは謎の魔導師として学界を騒がせていく。一方逃した魚は大きいと知った魔法省のかつての上役ジョージは、アインが無学位であることにつけ込み、権利を奪おうと暗躍する。そして、娘のシャノンに目をつけたが、それは自身と魔法省の立場をますます追い込む結果になっていき……!? 魔法史に載らない天才が、魔法研究と娘の教育に奮闘する痛快魔法学ファンタジー!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-05-20 20:00:00
204800文字
会話率:42%
「君の研究は無益だ。君の人生と同じようにね」 魔法省を解雇された魔導師アイン。学位を持たない彼の研究は、凡人には理解できず愚かにさえ見えた。だが孤児の娘を引き取ったことを契機に、彼は史上十二人しかいない偉人と肩を並べる新魔法の開発に成功した
。その権利を独占することとなり、アインは謎の魔導師として学界を騒がせていく。一方逃した魚は大きいと知った魔法省のかつての上役ジョージは、アインが無学位であることにつけ込み、権利を奪おうと暗躍する。そして、娘のシャノンに目をつけたが、それは自身と魔法省の立場をますます追い込む結果になっていき……!? 魔法史に載らない天才が、魔法研究と娘の教育に奮闘する痛快魔法学ファンタジー!!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-16 12:29:46
23009文字
会話率:49%
突如現れた異界と地上を結ぶ霧。霧の中から現れ暴虐の限りを尽くす怪物に、異界との親和性を示した少年少女達が立ち向かう。異界の竜の力を宿した少年少女達は異形の力を携えて異界の怪物を駆逐する。
愛する家族、友人達を守る為、異形の力を駆使する少年少
女達は力を使うが、力を使う度我が身が徐々に竜へと変貌を遂げ始めていることにやがて気づく。
愛するものを守る為、人の身を捨てるか、我が身恋しさに竜化を抑え込むか。
竜の力に憧れてその力を手に入れようと、竜化の兆候を見せる少女に近ずく上級生。
オタクと蔑まされていた少年は唯一優しくしてくれた少女を守る為自ら怪物の前に身を晒し竜の力を顕現する。不良と忌避されていたカップルは互いの身をいたわり、愛情の深さ故その激情は暴竜へと姿を変える。望んで竜化を成す者、望まず竜化する者の悲観。
彼等の未来に待ち受けるのは希望か、絶望か。
あてども見えぬ未曾有の敵に、少年少女はせめてもと、命の松明を掲げて抗う。
作者の脳内に沸き起こった暗霧が撒き散らす容赦ない空想世界。
解説不要。考察無益。猛り狂う文字の暴力に抗う意志有るならば読者よ挑め。マッド作家は君等に挑戦する。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-03 20:32:51
97317文字
会話率:21%
前世の記憶を持ちながら母親の胎盤の中で息づく新しい生命。前世の記憶故にその生命は生まれる前に深く絶望していた。この世に生み出される事を全身全霊で拒絶するが、それは儚く無益な抵抗だった。
最終更新:2021-12-10 22:14:00
7286文字
会話率:1%
某国にて召喚魔法が実行され、異世界に転移してしまった主人公・丸戸怜(マルト レイ)。
能力鑑定の結果、特殊なスキル持ちと判明した。
しかし、誰もその価値を知らなかったため、召喚に巻き込まれた一般労働者とみなされてしまう。
政治的な
理由から、その日のうちに国外追放処分が決まった。
まずは生活のために冒険者となり、偶然、特殊スキルの効果も発見。
それは日本で暮らしていたときによく目にしていたような『あなたにおすすめ』が表示され、商品として購入することができる機能などであった。
収入面での不安はなくなったが、この世界で一人で生きていくには限界を感じはじめ、他の冒険者とパーティーを組むことに……。
ある日のこと、某国から使者が訪ねてくる。政治や軍事の面で丸戸の協力が必要で、国に戻ってきてほしいという。
本音は、貴族の派閥争いに丸戸を利用したいだけである。
追放された直後、あるいは一人で生活に苦労していたならばともかく、今は頼りになる仲間がいるので、使者の話を断った。
某国は無益な派閥争いによる惨事もあって衰退。
一方、丸戸は仲間と共に活躍の場を広げ、異世界を謳歌するのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-05-15 16:00:00
242000文字
会話率:28%
王室という名の運営が犯した、“腐女子媚び”という過ち。
“神”となった、至高の絵師たち。
“解釈違い”によって起こる、無益な争い。
“カップリング”される、冒険者パーティ。
そして、“ヘンタイ”という名の、邪教――。
二次創作
が当たり前に存在するファンタジー世界。
百合初心者の衛兵ディラは、百合好きの剣士ナインスから百合の何たるかを教わっていた。
そこに現れた、「炎のような絡みを描く」と評される腐女子剣士アリシアと甘々カップル絵を得意とする魔法使いモニー。
四人は何となく出会い、何となくつるむようになっていく。
二次創作で起こるトラブルに立ち向かっていくアリシア。
天才的な絵の才能を秘めているディラ。
この二人を中心に、二次創作がもたらす幸せと災厄に翻弄される世界を描いた、まあ、二次創作ってめちゃくちゃ面白いよね、良い事も悪い事も。という、おはなし。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-03-12 18:14:47
16837文字
会話率:45%
日本でもテロリストが横行され、人間の代わりにテロ対策として四体のサイボーグが造られた。
爆発物でもダメージは少なく、それぞれの能力を駆使しチームワークでテロリストに立ち向かう
無益な殺生や破壊行為は最小限にしてテロ壊滅に追い込むのが狙い。
自分たちの在り方に不満を持ちながらも任務を遂行する彼ら。
もう一体のサイボーグがアメリカにいるという情報を聞き調査するが、米軍がサイボーグを軍事目的に使用するとの噂も。
第五体目は発見した米軍が攻撃したため敵意を持ち暴走し始める。
第五体目を破壊するのか仲間として受け入れるのか判断を迫られる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-14 08:30:21
18776文字
会話率:30%