ツキカゲの日。
それは、月に願ったことが叶うといわれる日である。
6年前のツキカゲの日に出会った二人。
大手商家の娘、百夜(ももよ)。
屋敷の使用人として働く、異国の血をひく少年、理奥(りおう)。
父母を亡くした日に出会い、ずっとそばにいて
くれた少年に、
百夜は淡い恋心を抱いていた。
百夜が11になった年の秋、転機は訪れる。
百夜は全寮制の女学院へ入るように言い渡され、
理奥は武術大会への出場が決まった。
これは少女と少年と彼らを取り巻く人々のお話。
少女が変化の中で、少しだけ成長する話。
のはず。
※全体の改変中です。前後つながっていない部分があります。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-19 19:04:44
58657文字
会話率:29%
『なんちゃって剣戟アクション 美少女パンチラ添え』ここに誕生。
22世紀中盤。VRやAR、MR(複合現実)の技術は一般に浸透し、生活の一部となった時代。
MR技術の派生を利用した、騎士道の名を冠した「シュヴァルリ(Chevalerie)」と
呼ばれる中世騎士物語を模倣する新たなスポーツが生み出された。
自身が物語の主人公となれるロマンから、騎士=「シュヴァリエ(Chevalier)」と呼ばれる競技者は爆発的に増加した。
これは【姫騎士】と呼ばれることに異常な熱意をかける一人の少女の物語。
仲間たちとホンノリ青春したり悩んだりしながら、世界の頂点をウロチョロする。
実験的に冗長で細かな処も書いてます。なので内容とか構成とか怪しいところは深謝。
あと、雑学多めに盛っていきます。
※この物語はフィクションです。登場する人物、団体、宗教、国家とは全くもって一切関係ありません。名称が類似もしくは酷似する場合もすべて気のせいです。全てウソっぱちのでっち上げです。
「カクヨム」にも居ます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-06 20:36:24
1356965文字
会話率:38%
「七つ国の国宝を揃えし者世界を手中に収めん」
数千年前の遥か昔、神話の時代から伝えられている伝承があった。
が、その伝承に頼らずに人が統べる【花蝶国】によって大陸は統一される。
だが、それも悲しいことに過去の話となってしまう。
7つ
の大国のうちの1つ、人が統べる【炎帝国】が密かに【鬼人国】と手を結び、【花蝶国】に反旗を翻したのだ。
結果主人公の父親である君主【椿姫陽一】は討ち死にし、【花蝶国】は滅びる。
お付きの忍びと、同盟国である【緑の龍のお面を着けた風月国の使者】によって何とか命拾いする陽葵姫。
2年後、【炎帝国】の捕虜となり城内に幽閉されてしまう、ヒロイン【椿姫陽葵】。
花蝶国の跡継ぎである【陽葵姫】が殺されていない理由。
それは国宝である【椿姫日輪の刀】のありかを聞き出すため。
その理由は、野心家である炎帝国の君主が【七宝伝承】を信じている為。
陽葵姫は正直に椿姫日輪の刀を差し出すが、実はこの刀、刃が付いておらず本物ではないと信じて貰えず突き返されてしまう。
監禁状態の為、陽葵姫は静かに機会を待つ。
そんなある日、炎帝国で武術大会が行われることになる。
優勝の褒美は「常識内の願いを何でも叶えてくれる」こと。
優勝すれば領主のお墨付きで国外に出れる! だがしかし、この参加にはある条件があり、陽葵姫はその内容に驚愕する!
なんとお付きの婆やに書かされた大会参加書きには、自身の婚姻許可のサインと印を押してしまっていたのだ!
「優勝しないと馬の骨とも分からない輩と結婚しなくてはならない」逆境をバネにし、俄然やる気が出て来た姫は優勝を目指す事を決意する!
実はこの姫は女性の身でありながら父親譲りの【椿姫日輪剣】を使う【剣豪】であり、炎帝国道場で密かに技を磨き牙を研いでいたのだった!
【ヒロイン陽葵姫が人々と出会い戦い傷つきそして仲間達と成長していく、剣劇と陰陽術が繰りなす和風ファンタジー戦記!】
今、ここに開幕、開幕……。
※この作品はフィクションです。架空の異世界の物語であり、実在の人物や団体などとは関係ありません。
この作品はアルファポリス様等にも投稿しております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-17 22:00:00
50370文字
会話率:34%
幼馴染の事が大好きなユーリは、自分を好きになってもらうために何かで一番になりたいと思っていた。
そんなある日、王都で開かれる武術大会のチラシが届き「これだ!」と思い立って列車に乗り込み王都へ向かう――のだが。なぜかその列車に、幼馴染のノック
スが慌てて乗り込んできて……。
両想いなのに微妙に勘違いしている二人のお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-05-24 00:17:04
3667文字
会話率:48%
魔術の高みを目指す少年アインは、魔法学校の名門であるディオラス大魔術学院に入学する。
魔術学院では、友人との出会い、武術大会、ダンジョン攻略と充実した日々を送るアイン。
しかし、少年が本当に求めていたものはそこにあらず。
彼には成し遂げ
なければならない目的があった。
これは、充実した学院生活を送る裏で暗躍する一人の少年の物語である。
※この作品は他サイトにも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-01-20 21:10:20
15063文字
会話率:41%
村を”赤い竜”に焼かれた少女は復讐の為に生きる事を決意する。
数年後、強くなった少女は武術大会に出場した。
そして、自身を追放した傭兵団の団長を打ち負かしこう言うのだ。
「もう遅い」
その姿を見ていた伝説の傭兵が少女に興味を持つ事にな
り、更なる飛躍の時を迎えるのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-08-29 10:30:03
51451文字
会話率:43%
重複ではない「 75作品目( 83投稿作品 ) 」です。
◎ 「 セロに聞いてみよう! 」の番外編になります。
◎ 仕事中に「 マオとセロフィートが武術大会に出たらどうなるんだろう? 」と思ったので書いてみる事にしました。
普通の武術
大会には合わないので「 幽々白書 」の暗黒武術大会を参考にして異能っぽいのを書いてみたいと思います。
ファンタジーですが、異能っぽくならないかも知れませんけど。
◎ 期待しないで軽い気持ちで読んでいただきたい作品です。
暇潰しに読んでいただけると嬉しいです。
◎ 書き方を少し変更しました。
ルビは健在なので読み易くなったとは思いません。
文字の上下の空白を減らしてみました。
◎ 「 ♥ 」は一応、編集済みです。( 2022.□/□ )
誤字,脱字を見付けた時には、訂正しています。
誤字,脱字に気付きましたら【 誤字報告 】していただけると有り難いです。
〔 あらすじ的な 〕
世界の終焉から救う為に〈 鍵使い 〉を探して世界中を旅している吟遊大詩人( 自称 )のセロフィート・シンミンと守護衛士のマオは、何故か何処かにある試合会場に居た~~。
その試合会場には亜人類とは異なる人型をして人語を話す異形の生物も大勢居た~~。
マオとセロフィートはスペシャルゲストとして【 サムシング・グレート 】というチーム名で大会に出場する事になった~~。
たった2人だけのチームで大会を勝ち残り優勝する事が出来るのか~~。
今回もマオ視点の物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-07-08 15:51:33
126960文字
会話率:35%
騎士ユリウスは、武骨一辺倒の男である。
その彼が筆を執ったのは、国の威信をかけた武術大会の後の晩餐会で出会った隣国の麗しき令嬢、カタリーナ嬢に手紙を書くためであった。
最終更新:2022-06-29 12:23:14
164989文字
会話率:41%
ヒトミ・ホーズンスは尖兵(スカウト)としてアース界のロテントロプス機関の警護任務依頼を受け、地球アース界へ行き、英雄(ヘッドロイス)-光野の子でありながら、神源諭心流の継承者でもあり光野遼介の身近で監視警護する。かつて武恆武術大会で4回
優勝を勝ち取り、武術帝王の栄冠に輝く存在になった遼介は自分の生きる理由を探すため深い山々の奥地にある実家からはるばる新東京にやってきた。一般人からのウィルターに対する差別や、偏見に心を痛めつけられる毎日、僅か16才の彼はそれを耐え、特命派遣(レットオーダー)の役人として、自らの優れた力で異端犯罪者(ヘラドロクシー)の退治を勤めでいる。この仕事を問題なくこなす彼は、そんな波乱万乗な日々はヒトミと巡り合って、さらに激変した。やがて新東京を始め、ヒノズル州の治安がどんどん悪くなっていき、不審な事件やヘラドロクシのテロ行動が次々と勃発する。そして二人の関係もこれからの事件によって目まぐるし変わっていく……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-03-28 18:21:34
290426文字
会話率:57%
約50年前日本の千葉県沖に突然異世界から大陸が現れた。大陸にはユーナ帝国という国があり日本の首相とユーナ帝国の皇帝の話し合いでユーナ帝国は日本の一部になることに。
ユーナ帝国は「第二日本帝国」と名前を改めて引き続き皇帝が治める自治権を日本国
から与えられた。
先進国の日本は当時鉱物資源に恵まれていなかったが第二日本帝国は鉱物資源の宝庫だった。恵まれた鉱物資源を元に日本は世界一の経済大国になる。
それから約50年後。17歳のリナは帝国人の父と日本人の母の間に生まれた娘。
皇帝直属の武人集団「十六夜」のメンバーになることを夢見て武術大会で優勝し皇帝に「十六夜になりたい」と直談判。
皇帝の許しを得て「十六夜」として武人の男たちの中で働き始める。十六夜のメンバーは美形な男ばかり。十六夜に女性が入隊するのは初めてで彼らはリナのことを「俺たちのマドンナ」と崇める。
皇帝を巡る陰謀や日本国と外国の駆け引きによる事件を解決したり、リナは仕事をこなしながら十六夜メンバーと仲を深める。
リナと十六夜の男たちの日常を描いた現代近未来中世ファンタジー(そんな世界あるのか?)です。逆ハーレム要素あり!?
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-07 09:00:00
204350文字
会話率:49%
この国には伝説の剣が存在する。真の勇者のみ扱える剣を求め国民は武芸を極め、魔王や他国との戦いに備える。
そんな中、武術大会で勝ち残った者は剣の手がかりを教えるという触れが国王から出された。
勝ち残った青年は、勇者となれるのだろうか。
この
作品はエブリスタにも載せています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-30 21:00:00
3599文字
会話率:38%
異世界に転移させられた彼らが、6人がそろって迎えるはじめての冬。
ダッタザートの12月、本編には書かれなかった日常のちょっとしたエピソードの短編集です。
狩り=食料調達な彼らは、食べたい料理のために獲物を競ったり、市場で買い物したり、お菓
子を作ったり、貸本屋にかよったり。
武術大会後のアレコレや、異世界に存在しないクリスマスパーティーを計画したりと、異世界生活を楽しんでいます。
500~1000字程度の小さなエピソードを、12/1~12/24まで毎日お届けする、アドベントカレンダー的な短編連載です。
元ネタ→新しい人生のはじめ方~無特典で異世界転移させられました~の第6部をベースにしていますが、閑話的な短編集ですので、時系列は前後します。
はじめましての方はこちらを先にお読み頂けると楽しめるかと思います。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-12-24 06:00:00
25364文字
会話率:56%
真城 純は過去の男であった。若い内から武術に秀でており、いつしか武術における大会では彼の右に出るものがいなくなった。そして、彼は武術大会において相手を殺してしまう。そして、その相手の子に言われた言葉が呪縛のように彼の人生を蝕んだ。彼は後悔し
ていた。文字通り一生後悔し、最期に生まれ変わりたいと願った。神か悪魔か、彼のその願いは無慈悲にも叶えられるのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-02 13:28:30
35694文字
会話率:23%
『ユアスト』と略してます。
主人公、月見里 月斗(やまなし つきと)は、最近話題になっているVRMMORPG、『Your story ―君の紡ぐ物語―』を始める。......が、一番最初にする事は『友達作り』だった。
これは、月見里月
斗が作り上げる物語。
月見里月斗の『人生』と言う本の、1章をお楽しみください。
作者は小説を書くのはこのお話が初めてです。少しずつ成長していきますので、見守ってくださると嬉しいです。
前タイトル:Your story ―凝りすぎたゲームを極めた男―
第0章〜物語の始まり〜
第1章〜語り人ルナ〜
第2章〜アップデートと仲間〜
第3章〜弟子と王都〜
第4章〜第1回イベント:武術大会〜
第5章〜限界突破と冒険者〜
第6章〜姫を守る騎士〜
第7章〜神界と夏休み〜
第8章〜夏の思い出〜←限界進行中!
カクヨムにも一部、投稿させていただいてます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-20 11:00:00
1935330文字
会話率:60%
ブラートウルスト王国の第一王女エレミアは、学園の武術大会で六年連続優勝を果たして表彰会に臨んだが、婚約者であるサフィニアから父である王に婚約の白紙撤回を願われる。王と王妃の愛娘、妹のリアンナとサフィニアは真実の愛を育んでいると聞かされショッ
クを受けるが、更に冤罪で王女の地位も剥奪されて国を飛び出した。隣国ゲンヴァルデで辺境軍に所属したリアンナ。その手で幸せをもぎ取れるか?恋する乙女エレミアのお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 20:38:06
16003文字
会話率:62%
大陸の端にある海の国。この国は武術の盛んな国だ。年に一度・盛大な武術大会が開かれる。そこで活躍すれば、この国の英雄となる輝かしい未来が約束される。
タケイルと言う少年も日々、仲間達と武術の稽古に明け暮れている。そのタケイルに、何度も執拗に
刺客が襲い来る。どうやら彼の出生の秘密が関わっているらしい、その秘密が明らかになる時、国々が激しく動く・・。アマゾンに同名で出版している改訂版です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-11-30 07:00:00
94988文字
会話率:29%
「これから冒険に旅立つから、あなたをパーティーに加えてあげるわ! 感謝しなさいよね!」
冒険者養成学校の卒業式で『勇者の才能がある』と天から告げられた幼馴染の少女は言った。
が。
「あ、ごめん。俺、魔王軍に入るから」
「……え
?」
今まで彼女の命令に特に逆らったこともなかったが、今回だけは別れを告げて、俺は新天地へと旅立つことにしていた。
魔王のスカウトを受けていたからだ。
なぜかそれに納得しない彼女は決闘を挑んでくるが、今まで手加減してやっていたのであっさり返り討ちにした。
そして魔王の元へ赴き、魔族に混じって魔剣争奪試験を受ける。
その際、勝ち残った俺の適性が〝修羅〟と呼ばれる最上級の剣士職であることが発覚する。
「キミは頭がキレて、かつ才能がある。〝闇の勇者〟に相応しい」
そう魔王に言われて魔剣を授けられた俺は、とある武術大会に参加する資格を得るために冒険に旅立つことになった。
「なんか妙な流れになったな」
俺の目的は、魔王軍の中で成り上がり……幼馴染みの少女のために、魔王を殺すことだったのだが。
だってアイツ、負けず嫌いだから魔王に負けたら絶対泣くし。
まぁ、今のままでは俺も多分魔王には勝てないので、強くなる時間があるのは好都合。
魔剣争奪会場で知り合った三人の魔族とパーティーを組んだ俺は『勇者の少女がトラブルを起こした』という連絡を受けて、一度元の国に戻った。
そこで、魔剣争奪に負けたことを根に持った別の参加者が追いかけてきて、俺への嫌がらせのために幼馴染みの少女を襲撃する。
彼女を傷つけた連中に、俺はブチギレて瞬殺した。
「コイツを泣かせていいのは俺だけで、俺に勝っていいのもコイツだけなんだよ……!」
※※※
これはヤンデレ風味で実は幼馴染みが大好きな最強の少年と、ツンデレで彼にだけ素直になれない幼馴染みが、成り上がるための物語。
鉱山の街で不正な搾取を働く領主一族がいれば、これに取り入ってコネを作り。
賭博の街で欲しい装備があれば、正々堂々賭けに勝ちまくって経営者から奪い取り。
強大な魔獣がいれば、魔王からもらったアイテムで即座に始末し。
幼馴染みに聖剣を与えるために、手放したくない聖教会の大司教を言い負かす。
やりたい放題好き勝手な、闇の勇者の英雄伝、開幕!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-25 12:51:50
186874文字
会話率:42%
『魔剣士高等学園入学選考武術大会』の出場をあきらめきれずに独りで修行を続ける僕の名はタト。
ど田舎のヤクル村中学三年。剣術も魔法も学年最下位のやられっぱなしの落ちこぼれ。
そんな無能な僕が、聖女ティア様から生涯を共にするナイトに選ば
れた。
僕には、強くなったら強くなった分の力を相殺してしまう究極の苦行魔法、リミッター魔法がかけられているらしい。
リミッター魔法を解除した僕は、聖女様の名誉をかけてヤクル中学校でおこなわれる予選会に出場する。
対戦相手は村長の孫で権力をかさに着るリテル、いじめっ子のビフ、奇跡の貴公子と呼ばれる生徒会長カシス、そして幼なじみの元気女子フローラ。
事件と陰謀が渦巻く予選会を通して成長するタト君のサクセスストーリーから始まるお話です。元気が出るお話にしたいと思いますので応援していただけると嬉しいです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-08-17 00:00:00
51468文字
会話率:45%
機械の巨人の如き機動大仙と化す仙人の武器、仙闘機(せんとうき)を操る、超絶武術が機功(きこう)!
王族の殲滅を狙う西素華(さいそか)と、素華を抹殺しようとする東迅雷(とうじんらい)、機功の使い手にして、姉弟同然に育った二人の天才武術家が
、最強の武術家を決める武術大会を舞台に、復讐を果すべく暗躍する!
武術をもって己の信じる正義を為す者達を描く、冒険とアクションに満ち溢れた、中華圏の大衆娯楽が武侠。
そんな武侠的異世界で、巨大ロボットバトルが繰り広げられる、異世界ファンタジー復讐譚です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-10-21 22:14:41
217578文字
会話率:26%
帝都__そこは見栄と権力の街。
舞台は、第四次世界大戦で文明社会が滅んだ後の世界。
再び人類の発展を目指して皇帝が統治する世で、圧政に苦しむ民たちが静かに怒りを募らせていた。各地では革命家たちによる反乱が頻発している。
現代に残るのは、世
界大戦時に開発された最強の兵器『失われた叡智(オーパーツ)』。それを使えるのは、古来よりその血筋を守る『あり得ない遺物(オーパーツ)』の人間だけである。最強の兵器は彼ら込みで、オーパーツと呼ばれる前時代の遺産だった。
だけどごく稀に、その血筋でなくとも使える人間が現れる。その名を『突然変異(ミュータント)』。
始まりは、次々に人を食らうジェヴォーダンの獣が帝都付近で目撃されるところからだった。
その事件でミュータントとしてオーパーツの適正反応が出た十七歳の大志は、片田舎の交番に立つお巡りさんから、突然世界最高の部隊であるグリーン・バッジに入隊することとなった。
就任初日に上司から言い渡された「重要な任務」__それは、近々開催される帝国軍武術大会で優勝してくること。
気勢を削がれた大志であったが、その矢先にとんでもない事態が発覚する。
失われた叡智(オーパーツ)が起動できないのだ。彼と無理やりチームを組まされた柴尾銀臣は、役立たずの入隊に苛立ちを隠そうともしない。彼は、なにかに怯えるように大志に冷たい態度を取る。
そうしているうちに、帝都には反乱軍によって生物兵器が拡散された。華の都は一瞬にして地獄へと様変わりする。
偶然か必然か、運命の中で集まるのは、街を彩るように鮮烈な人間ばかりだ。
なにかを恐れる冷たい態度の同僚。不審な行動をする上司。それを怪しむ彼の同期。嫌味な財閥の御曹司。紳士的なヤクザ。愛を信じられないヒモ男。体と心の性が一致しない幼馴染。家族さえ守れればそれでいい元警察官。
そして__まるで天使のように微笑む革命の指導者。
繰り返される争いの歴史の中で、彼らは自分の悪を貫き通す。
『家族』とは、なんだろう。
思い出のある者か。一緒にいる者か。それとも__血の繋がった者か。
誰も正解は、わからずにいる。
この作品はカクヨム様にも掲載しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-20 20:33:00
143033文字
会話率:44%