ブライダル王国の王族として生まれたロリアーナ・リシャール・ブライダルは、次期国王となるため日々勉学に励んでいます。しかしながら、本人は国王になる気が全くなく、世界的な祭典――アテナ国際芸術祭に胸を打たれ、演劇で同じ舞台に立つことを日々夢見
ていました。彼女の従者であるアスーム・ジェンキンスは、王族の勉学に集中してほしいと呆れる反面、彼女が稽古で見せる卓越した演技に魅了され、アテナの舞台に立つ彼女の姿を思い浮かべてしまいます。
ある日、アスームはロリアーナの頼みにより、共に演劇の道へ進むためにブライダル王国から逃亡します。一緒について来てくれた上級使用人のバトラー、逃亡先の村で出会った青年パグを始めとする村人たちと共に、ローリエ劇団を結成します。
果たしてアスームはロリアーナの願いを叶えてあげられるのか。演劇での大成を目指していく者たちの物語です。
※文章校正を目的とした加筆修正を都度行わせていただきます。
※文学賞に応募予定のため、応募要項に従い、最終的に作品を非公開にする予定です。ご了承ください。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-12 18:00:00
27998文字
会話率:30%
王佐ゼノ~妖精国《ユーハルド》の魔導師~
世界は三つに分かれている。とある神話が根付く世界で、王の補佐官(王佐)を目指すゼノは、ある日ライアス王子のもとへと配属される。
毎日退屈な日々を過ごすゼノ。とある事件をきっかけに、正式な補佐官へ
と任命される。次期国王の座をめぐる戦い。世界の真相へと続く旅。さまざまな困難に立ち向かいながらも、ゼノは今日も奮闘する。友との約束を守るために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-09 18:48:23
200710文字
会話率:39%
地球に隕石が落下した。
その隕石が原因で世界の理は大きく変わり、たった三百年の内に人々の生活は大地から大空へ、新人類は巨大な飛空艇の上で生活するようになった。
いかなる病もたちまち完治させ、不可能だと思われていた現象を引き起こす奇怪な現象
、通称【怪象】。
隕石から発せられる暗黒波が、人類に未確認の細胞を作成させる。
暗黒細胞と呼ばれる謎の細胞が分裂することで発せられる怪というエネルギーを使い、目覚ましい発展した人類は労働から解放され、仕事に追われることなく娯楽だけを楽しみに生活するのが当たり前となった。
そんな近未来の王国で、とある催しが開かれようとしていた。
国王選挙、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスと血のつながった七人の兄妹が、次期国王の座をかけてそれぞれが国をより良くするための政策や活動をしている。
七人の兄妹にはそれぞれ領空が与えられており、それぞれが最適と思う制作や活動をしていく一方で、良からぬ事を暗躍する兄妹たちの動きも目立ち始める。
そんな一触即発の状況下で、現国王カリスト・ヘイラー・アルケイディスからまさかの宣言が下される。
「今日から一年後、それぞれの支持率を元に時期国王が決定する」
この宣言を受け、兄妹同士の権力闘争は激化していくのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 20:00:00
111990文字
会話率:44%
【マリアンヌシリーズ2】
天才少女と呼ばれていたマリアンヌは公爵夫人となり、夫アレクサンドルと三人の子供たちと楽しく暮らしている。
天才少女は大人になっても天才っぷりが衰えず、戦争においてもマリアンヌの発明品が活躍し、救国の天才と呼ば
れる。
マリアンヌを愛する夫アレクサンドルと三人の子供たちとの生活はほのぼのしつつもハラハラする日々。優雅な公爵夫人とは思えない生活だ。
日常の小さな事件や天才なりの悩み、子育ての悩みを抱えつつマリアンヌは天才道を突っ走る。
大器晩成型だった夫のアレクサンドルはますます愛妻家っぷりが増していて、公爵としても王弟としても活躍している。
三人の子供たちは
・長男ハロルド(真面目で正義感の強い少年、王家に子がいないので次期国王の予定、六歳)
・次男ニコラス(愛称ニコ。見た目も中身も母譲り。天才の予感。三歳)
・長女フローラ(末っ子で生後半年。見た目は父親似。美女になる予定)
このお話はそんなマリアンヌ一家のほのぼのハラハラ生活のお話です。
この小説は「妹はたいてい憎まれ役 でも楽しく生きなきゃ人生もったいない!」
https://ncode.syosetu.com/n0807gn/
Nコード N0807GN の続編ですが、本作から読んでも楽しめます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-08 13:22:45
94883文字
会話率:43%
マリアンヌシリーズの三作目です。
ハロルドはアレクサンドル公爵と公爵夫人マリアンヌの長男。
温厚で優秀なハロルドは、伯父のグリード国王に付いて次期国王としての研鑽を積んでいる。
女性に奥手なハロルドは、令嬢が入り込みそうもない場所で困って
いる姉妹を見かけて声をかける。
大人しそうな姉に心惹かれるが、どうしても瞳の色が思い出せず、(瞳の色が知りたい)と思う。
十六才の王太子と控えめで大人しい二十才の令嬢のほんわかした恋の話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-01-07 18:29:00
10864文字
会話率:52%
元乙女ゲームプレイヤーの男主人公がゲーム世界の攻略対象、王太子(次期国王)に転生。ヒロイン補正に違和感を抱き婚約者を救うべく動く。
最終更新:2024-11-03 23:55:29
11104文字
会話率:52%
魔力ありきの国で王位第一継承者でありながら魔力を持たない主人公、クロ。ある日突然国王(父親)から絶縁を言い渡され家を追い出され無一文に。
ひとりぼっちになってしまったクロは、エルフの少女セラスと出会い共に冒険者として生きる事に。
最終更新:2023-02-08 22:54:29
12238文字
会話率:48%
ラグランドの第二王子であるジェームズは、父に愛されなかったことで王女としての矜持を傷つけられた母に愛されず、孤独な少年時代を過ごしていた。
第一王子が王位継承権第一位を得るラグランド王国では、メイドの子である第一王子のアーロンが次期国王と定
まっている。
だが、愚かな兄と違って優れた血筋を持ち優秀な彼を次期国王として推す貴族も多く、次第に彼の立場は危ういものとなっていく。
粛清か、静観か。己の人生をかけた選択すら、他人事のように感じるジェームズ。
だが、幼くして人生に諦観し、生きる気力のない彼はひとりの少女と出会い、変わっていく。
「わたくし悪役令嬢の器ではございませんので、俺様王子殿下の婚約者の座は、わがまま公爵令嬢様に喜んでお譲りいたしますわ」のジェームズの独白です。
短編ですがそれぞれの視点から描いた三部作になっているので、
「わたくし悪役令嬢の器ではございませんので、俺様王子殿下の婚約者の座は、わがまま公爵令嬢様に喜んでお譲りいたしますわ」と「悪役令嬢の裏事情」と合わせてお読みいただくことをおすすめします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-11-01 13:45:49
3052文字
会話率:17%
今日こそ婚約者に求婚しようと王宮の庭園の片隅で婚約指輪を片手に練習していたテオドールは、突然現れた美少女に、大切な婚約指輪を奪われてしまう。
だが、指輪を取り返すべく少女を追いかけた先で見たのは、婚約しようとした相手の生々しい浮気現場で。
言葉もなく立ち尽くすテオドールだったが、婚約者と浮気相手の前で、少女は自分こそがテオドールの恋人だと宣言する。
違う!俺には幼女趣味はない!保護者はどこだ!
焦るテオドールをよそに、ゴミ虫を見るような目で立ち去る婚約者と間男。
このままでは幼女趣味の変態騎士として俺の人生は終わったと落胆するが、
「あなたって本当に見る目がないのね」
実は美少女の正体は、社交界にデビュー前の第五王女で。
第五王女の婚約者として次期国王として指名を受けることに。
テオドールの運命は!?
二人の恋の行方は!?
最強でありながら真面目で実直、不器用な竜騎士と、したたかに可愛い天使な王女のハッピーラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 21:05:54
11498文字
会話率:53%
ヴァシリーサの国の王女・アレクサンドラは、武闘派の国の次期国王として剣や魔法の訓練を受ける日々である。
国一番の実力者にして母である国王・アナスタシアと、兄である隣国の王子に比べて実力が伴わないことから、一部の者からは”出涸らし王女”と囁か
れていた。
18歳となったアレクサンドラの、成人の儀の最中に、王城が得体の知れない”黒いもの”の襲撃を受けてしまう。母王アナスタシアは応戦の末落命し、城は黒いものに取り憑かれ、王都は滅んでしまった。
脱出に成功したアレクサンドラは、共に助かった、教育係にして国の総司令官であるイーゴリと、黒いものの正体を解明し城を取り戻すべく、旅に出ることを決意する。
** この作品は、拙ブログにても掲載しています。 **
** 神話等参考にした部分もありますが、設定等に関しまして広いお心でお読みいただけると助かります^^;**折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-21 13:22:52
705598文字
会話率:28%
ワタライ奇流(きる)。魔法を禁じられた大陸にある国、ヘブンズヒルに住む少年。
祖父である「ドクター」の手術ミスにより、国王が命を落とした影響で、生まれながらにして一生城下町での幽閉が決まっていた。
そんな奇流も十五歳になり、外の世界へ憧れ
を持つ。
そして彼は自然に、禁じられし魔法の存在に惹かれていく。
長きに渡り国王が不在の異常事態の中、遂に現れた次期国王候補。失墜した元名家のワタライ家の破滅。様々な人間の感情が入り乱れ、それは次第に、国の存在を脅かす事態へと発展していくのだった。
どんなに打ちのめされようとも、少年は決して歩みを止めない。
自分の家族を、取り戻すために。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-18 18:24:12
122490文字
会話率:45%
シャイエ侯爵令嬢であるリディアーヌの婚約が調ったのは彼女がもう間もなく十九になろうかという頃。相手はこの国の王太子、クロヴィス・メルシアン、年は二十三。次期国王であれば婚姻を済ませていてもいい年齢にもかかわらず、いまだ婚約にとどまっているそ
の理由は、王太子が婚約者を寝取られるという一大スキャンダルの結果であった。
ゆる設定、ざまぁなし、エロ度強めな箇所があります。じゃないと思われる方はブラウザバックをお願いします。
全16話、朝8時と19時の更新予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-15 19:00:00
68519文字
会話率:37%
魔族と人間族が相対するこの世界では、1000年以上前からお互いの侵略と協定を繰り返していた。しかし、ここ100年では魔族が世界の4/5を支配し、人間側は魔王どころか10人いる魔王軍幹部の1人すら落とせない状況が続いていた。150年前に魔王を
あと一歩まで追い詰めた勇者を輩出し、現在でも各国から対抗国家として一目置かれている国[サルタントス]では、国王の子として生まれてきた王子を勇者として、国王が亡くなったとき、もっとも戦火を挙げた勇者、もとい王子が次期国王となることが決まっている。現在までに成人し勇者となった王子は全部で10人となっている。現国王である[トートス国王]が病に倒れてから、勇者たちの魔王討伐は一層激化し、同時に勇者たちの訃報も次々に挙がっている。そんな中、[サルタントスの勇者が魔王軍の幹部を落とした]との朗報が各国に流れる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-07 13:45:47
13194文字
会話率:55%
今年で婚約してから10年。お互いに15歳になりました。
私はエレナ・クラメット公爵令嬢。彼はリーズ・ヴェルロード王子です。
幼いころから共に育ち、共に遊び、共に学んできました。
彼は性格は苛烈ですが女性には優しく、見目の良い、支えるべき次
期国王様です。
しかしそんな誕生日を祝う夜会で、突然彼から婚約破棄を言い渡されました。理由は荒唐無稽なもので到底受け入れられるものではありません。
曰く、私たちは前世でも夫婦だったと。それも喧嘩が耐えないものだったそうです。それを思い出してしまった王子として、「今更もう一度私を愛し合うことはできない」とのこと。
意味が分かりません。私にはそんな記憶はありません。ずっと支えるつもりだったのに。
さらに彼は既に"真実の愛"を見つけたと言われます。私との婚約を解消して、その娘……あろうことか男爵家の娘と結婚すると。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-10-04 12:53:05
5090文字
会話率:40%
「それではお聞きください、〝ゴリラ賛歌〟!」
***
音痴と筋肉ゴリラを連呼したかっただけの緩い短編です。
緩ーーーくお付き合いいただけましたら幸いです(/・ω・)/
カクヨム(https://kakuyomu.jp/works/16
818093084925290365)でも公開中。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-15 16:01:28
12394文字
会話率:56%
桜子と大地はイチャイチャ大好き、誰もが羨む仲良しカップルだ。
しかしある日桜子が目を覚ますとそこは豪華なお城の寝室だった。状況把握のため庭を歩いていると、
「──あなたがどれだけ邪魔をしても私は真実の愛を貫いてみせる!」
いきなりドレ
スを着た金髪美少女のお姫様がそう言い捨てられた。
後で、桜子と大地は二人で一緒に読んでいた、いわゆる悪役令嬢モノの物語の中のキャラに転生してしまっていることが分かる。
桜子はいわゆる悪役令嬢として知られる公爵令嬢のリリアーナに、そして相手の大地は王国の次期国王となる青年王子、アルバートに転生していた。
しかも、物語ではリリアーナとアルバートは決して結ばれないようなそんな運命にあった。
彼らはこの世界で結ばれ、元の世界で築き上げた愛を貫くことができるのか?折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-08 00:02:29
6897文字
会話率:31%
王宮使用人と皇太子殿下、身分の違う二人が愛を誓う一途な恋物語。
【登場人物】
クロエ……十七歳。王宮の使用人の一人。明るい性格で良くも悪くも喜怒哀楽が表に出やすい。仕事は真面目にこなし、誰よりも器用で物覚えがいい。ヴィルジールの前ではと
ある理由でクールな人格を装っている。
ヴィルジール……二十歳。次期国王とも言われている。絵に描いたような王子様で、クロエと過ごす時間がなによりも楽しみ。
マーガレット……三十◯歳。使用人長。姉御肌ではきはきしているので、クロエをはじめ使用人からの人望が厚い。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-09-07 01:47:39
29394文字
会話率:42%
島国バルドラの第二王子ジェラルドは、〈妖精王〉の予言によって生まれながらに次期国王と定められていた。だが、本来の王位継承順を無視した彼の立場はかねて城内での分裂の種となっており、彼自身をも悩ませていた。
バルドラはかつて妖精たちが隠れ
住む国だったが、古代襲来したとある〈災厄〉によって乱れ、現在は〈人間界〉と〈妖精界〉が分断されている状態にある。これを〈妖精王〉が統合し、いずれ復活する災厄を滅ぼす――これがジェラルドの受けた予言だった。だが現代のバルドラ人にとって、妖精や魔法はおとぎ話の中のものに過ぎない。予言を根拠として自分が王位を継ぐことに、ジェラルドは疑問を抱いていた。
悩みつつも即位間近となったある日、ジェラルドは謎の覆面集団に襲撃され……。
ジェラルド・・・・・バルドラ王国の王子。第二王子であるにもかかわらず生まれた時から次期国王になることが予言されており、成長するにつれて彼自身もそのことで頭を悩ませるようになる。
リヒャルト・・・・・ジェラルドの側近。小さい頃からの「ご学友」。貴族の生まれらしく丁寧な物腰の青年だが、実は結構な毒舌。
ユージーン・・・・・ジェラルドの側近。元は仕立て屋の息子で、騎士としての実力が認められて王子に仕えるようになった。他のふたりに比べて「世間」をよく知っており、顔が広い。
ヴェルフリート・・・バルドラ王国の第一王子。ジェラルドの兄。長子であることに加えて実務の面でも優秀なため、彼を次期国王にと推す声は根強い。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-26 11:05:22
133604文字
会話率:52%
私アリア・グルーシスは次期国王のダリス・シュツェーリア様に婚約を申し込まれました⁉特に何もなく家族で幸せに暮らしていたのですがこの一言で日常がガラッと変わってしまいまいました。ダリス様と私にはブローチという過去に接点がありました。これからど
うなるんですか~!?(泣)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-21 21:34:56
1394文字
会話率:66%
転生したら王子にプロポースされた公爵令嬢だった。容姿も心も美しいく才能に富んだ令嬢だが気が弱いという弱点がある。次期国王となる王子も気が弱く回りの言うがままだが結婚相手だけは自分で決めた。それがマリエールである。マリエールは貧民のくれた食
べ物を食べ転生してしまう。転生者が悪徳令嬢ではないが国のため国民のため言うべきことは言い、やるべきことはやると決意し悪徳令嬢になる。まずは金儲けだ。常識外れの方法で金を稼ぐ。そして反王子派の弾圧だ。不正を正し貧困と戦う。変わってしまったマリエールを嘆く王子を叱咤激励する。結婚して皇太子妃となって益々積極的になるマリエール。反皇太子派は第2王子を推し東の国の支援を受け打開しようとする。この事実を国王、皇太子に話す。国内の一派は一掃され第2王子は軟禁されたが東の国はどう動くか。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 14:00:59
3688文字
会話率:30%
「静まれ、静まれ、このフライハイト王家の証である紋章が目に入らぬか!!ここにおわすお方をどなたと心得る。 恐れ多くも今のフライハイトの次期国王リオン・フライハイト様にあらせられるぞ!!」俺は今日も目の前で繰り広げられる正義の味方ごっこをいつ
ものように淡々と見ていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-07 07:02:13
30676文字
会話率:78%
結婚式を三日前に控えた歓迎会。
豪華なドレスで着飾り新婦アレクシス・バトレは浮かれに浮かれまさに人生の絶頂。
しかし突如として最愛の人であり次期国王であるカルロスから婚約破棄を言い渡されてしまう。
突如の婚約破棄、見たこともない侮蔑した怒り
の顔を前にした彼女は──
「怒った顔も素敵ですわ……」
──どうしようもなく面食いだった。
しかし彼女も怒る時は怒る。
ただし怒りの矛先はカルロスではなく隣にいた女へと向く。
「誰ですかああああその女はあああああ!?」
「誰って僕の幼馴染なんだが!?」
その後アレクシスは一瞬の隙を突かれ鉄檻に閉じ込められると風魔法で遥か南の辺境に吹き飛ばされてしまう。
なんとか地上に降りたつもそこは魔物が多く潜むフラッグモーリ森。
おまけに左腕には魔法封じの腕輪がはめられ、絶体絶命のピンチ。
「だからってあきらめません! 愛しのカルロス様の寵愛はわたくしのモノ! 復縁! 復縁! 復縁! 復縁! 復縁!」
復縁を標語に、愛(顔)を取り戻すために走る。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-07-30 00:10:00
172376文字
会話率:56%
ルミナ・セラフィーは公爵家令嬢にして、次期国王であるエドワード第一王子の婚約者である。
アルケウス魔法学園に入学したルミナは将来の王妃として、魔法使いとして勉学に励んでいたが学園生活はうまくいっていなかった。
名門貴族に生まれながらルミナは
魔力の制御が出来ない落ちこぼれで、《公爵家の失敗作》とまで呼ばれる。
さらには婚約者のエドワードが特待生として入学してきた平民の少女と仲良くしているのを目撃したルミナはショックを受けてしまう。
大好きだった祖父を亡くしてすっかり内気になっていたルミナは涙を流しながら使い魔を召喚する授業に挑むが、彼女が呼び出したのはまさかの姿をした使い魔でだった。
少女の運命は一匹の使い魔との出会いによって劇的に変化する。
王道ラブロマンス×バトルファンタジー×○○
全く新しい物語の幕開けである!!
※2話まで進むと使い魔の正体がわかります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-06-16 07:03:18
96804文字
会話率:41%