今日こそ婚約者に求婚しようと王宮の庭園の片隅で婚約指輪を片手に練習していたテオドールは、突然現れた美少女に、大切な婚約指輪を奪われてしまう。
だが、指輪を取り返すべく少女を追いかけた先で見たのは、婚約しようとした相手の生々しい浮気現場で。
言葉もなく立ち尽くすテオドールだったが、婚約者と浮気相手の前で、少女は自分こそがテオドールの恋人だと宣言する。
違う!俺には幼女趣味はない!保護者はどこだ!
焦るテオドールをよそに、ゴミ虫を見るような目で立ち去る婚約者と間男。
このままでは幼女趣味の変態騎士として俺の人生は終わったと落胆するが、
「あなたって本当に見る目がないのね」
実は美少女の正体は、社交界にデビュー前の第五王女で。
第五王女の婚約者として次期国王として指名を受けることに。
テオドールの運命は!?
二人の恋の行方は!?
最強でありながら真面目で実直、不器用な竜騎士と、したたかに可愛い天使な王女のハッピーラブストーリーです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-07-01 21:05:54
11498文字
会話率:53%